Future Bee徳島

□６弾注目カード紹介・クリーチャー編

　とうとう発売された第６弾！
　今回から新ルール、タップする事で発動する能力が追加されました。
　このルール、雑誌等では『攻撃の代わりに行なう』と書かれていますので、おそらく使用できるタイミングも攻撃と同じと考えられます。
　とすると、
・呪文やクリーチャーを場に出し終えてから使える。
・３体クリーチャーがいる場合、攻撃→タップ能力→攻撃、タップ能力→攻撃→攻撃、攻撃→攻撃→タップ能力と、様々な順番で行なえる。
・『スピードアタッカー』や『進化』でない限り、場に出したターンには使えない。
・相手のターンには使えない。
といった能力なのでしょう。多分。

　だとすると、攻撃と同じように能力を使うと相手に殴り殺される危険性を考えに入れて使わなければならない、なかなか難しそうな能力と言えます。
　どこまで強いかを見極めるのには、もう少しの時間が必要なようです。

　では、実際の第６弾のカードを見てみましょう。

聖天使クラウゼ・バルキューラ

イニシエート　７コスト　７５００

■進化
■このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを２体まで選び、タップしてもよい。
■Ｗ・ブレイカー

　今回の黄色の収穫はこいつでしょう。【クリスタル・パラディン（２弾）】と【クリスタル・ランサー（２弾）】を合わせたような制圧力です。
　今まで【鎮圧の使徒サリエス（４弾）】【弾丸の使徒イーレ（１弾）】【雷光の使徒ミール（１弾）】【磁力の使徒マグリス（４弾）】と進化の種は充実していたイニシエートに最後の主役が追加され、一線級の種族に踊り出たといえるでしょう。
　６弾で２コスト２０００のイニシエート【電磁の使徒バルアス】が追加されたのも追い風です。
　期待度　ＡＡ

銀界の守護者ル・ギラ・レシール

ガーディアン　５コスト　４０００

■ブロッカー
■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、進化クリーチャーはタップされた状態でバトルゾーンに出る。
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。

　ものすごい防御力です。
　【魔獣虫カオス・ワーム（２弾）】や【クリスタル・パラディン】で殺されたり戻されたりはしますが、どうせ彼らもタップで出てくるので効かないわけではありません。
　進化以外のクリーチャーにも４０００でブロッカーは鉄壁の厚さ。
　シールド最後の１枚の攻防を制してくれそうです。
　期待度　Ｂ

守護聖天アーク・バイン

ガーディアン　５コスト　５０００

■進化
■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、バトルゾーンにある自分の光のクリーチャーをタップし、攻撃する代わりに次のＴ能力を使ってもよい。
Ｔ：バトルゾーンにある相手のクリーチャーを１体選び、タップする。

　正直微妙なラインのカードです。
　つまり２体使って１体を倒せるだけですので、そんなに強くはなさそうです。
　しかし、ブロッカーをどかせる柔軟性と進化獣であることを考えると、一応試すべきか？といったところですか。
　期待度　Ｃ

ナイト・クロウラー

アースイーター　８コスト　６０００

■このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、相手のマナゾーンからカードを１枚選び、持ち主の手札に戻す。
■Ｗ・ブレイカー

　マナ破壊デッキで、今まで【アクア・デフォーマー（３弾）】が担当していた部分に入りそうなクリーチャーです。
　サイズのデカイＷ・ブレイカーですので、今までのマナ破壊に足らなかった打撃力の部分を補ってくれそうです。
　期待度　Ｂ

　その他、青には２コスト２０００のサイバー・ウイルス【エレガント・ランプ】や、３コスト２０００のサバイバー【プロメフィウスα】が追加されました。
　純粋に今までのデッキを強化してくれそうです。

超幻獣グラザルド

キマイラ　５コスト　５０００

■進化。
■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、バトルゾーンにある自分の闇のクリーチャーをタップし、攻撃する代わりに次のＴ能力を使っても良い。
Ｔ：相手の手札からカードを１枚見ないで選び、持ち主の墓地に置く。

　タップするだけで手札を破壊する、驚きの能力です。つまり、０枚で１枚を破壊する事になるので、青が入ってないデッキはあっという間に壊滅する事でしょう。
　ただ、キマイラは３コスト・４コストなので、デッキの重さが気になります。闇のクリーチャーでしか能力を使えないことと合わせて、デッキ構築力が問われるでしょう。
　期待度　Ａ

憤怒の猛将ダイダロス

デーモン・コマンド　４コスト　１１０００

■バトルゾーンにある、自分の他のクリーチャー１体を自分の墓地に置かなければ、このクリーチャーは攻撃する事ができない。
■Ｗ・ブレイカー

　デメリットがキツイですが、サイズは魅力的。専用のコンボデッキを組んでやれば活躍してくれそうです。
コンボ１・【絶望の魔黒ジャック・バイパー（３弾）】
コンボ２・【闇をあばく者スケルトン・シーフ（４弾）】
コンボ３・【死縛虫グレイブ・ワームγ（６弾）】
　ついでにコイツの能力で【魔刻の騎士オルゲイト】を活用したり、単純に【悪魔神バロム】デッキに入れたりと、黒っぽい悪夢のような動きをしてくれそうなクリーチャーです。
　期待度　Ｂ

恐慌の魔黒デス・スペクター

ゴースト　３コスト　５０００

■進化
■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、バトルゾーンにある自分のゴーストはそれぞれ『スレイヤー』を得る。

　黒待望の３コスト５０００。能力も自身にも『スレイヤー』が付くのでコスト的に文句なしです。
　しかも、今回軽いゴースト【孤独の影ロンリー・ウォーカー】が登場しましたので、今までの進化の種が重いという問題もある程度解決、イニシェードに続いてゴーストも期待できそうです。
　期待度　Ａ

死縛虫グレイブ・ワームγ

パラサイトワーム［サバイバー］　５コスト　３０００

（サバイバー）このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の墓地からサバイバーを１体選び、自分の手札に戻してもよい。

　面白いカードです。
　普通に使うと【暴食虫グレゴリア・ワーム（４弾）】の劣化版。
　サバイバーデッキで使うとまあまあ。
　しかし、コイツの最大の特徴は、コイツが２枚あれば除去されても除去されてもグルグル回収して出せることです。
　クリーチャー除去ばっかりのデッキ対策に【闇をあばく者スケルトン・シーフ】を入れたい、しかしそれでは普通のデッキに弱くなってしまうというジレンマを、【魔獣虫カオス・ワーム】に進化できるコイツはある程度解消してくれます。
　あなたのまわりにクリーチャー除去満載＆相手のライブラリーアウト待ちのデッキが多いならば使ってみましょう。
　期待度　Ａ

虚空の翼ダークモルダー

デーモン・コマンド　４コスト　７０００

■このクリーチャーは、クリーチャーを攻撃できない。
■Ｗ・ブレイカー
■このクリーチャーはバトルに勝っても、バトルの後、持ち主の墓地に置かれる。

　４コストのスーパーパンチャー！
　４ターン目にコレ、５ターン目に【屑男（４弾）】と並べれば実に凶悪です。相手から見れば、ほっといたらＷ・ブレイカー、殴って殺しても２ドロー、手がつけれません。
　また、歴史上もっとも軽いデーモン・コマンドなのも見逃せません。
　期待度　Ｂ

孤独の影ロンリー・ウォーカー

ゴースト　１コスト　２０００

■自分のターンが終わるとき、バトルゾーンにある自分のクリーチャーがこのクリーチャーだけであれば、自分の墓地に置く。

　チェックされるのが「自分のターンが終わるとき」なので、上手く使えば死ぬようなことはそうそうありません。
　ゴーストの進化の種として活用しましょう。
　期待度　Ａ

ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン

アーマード・ドラゴン　７コスト　７０００

■Ｗ・ブレイカー
■このクリーチャーがシールドをブレイクしたとき、相手はそのシールドを持ち主の墓地に置く。（その「Ｓ・トリガー」は使えない）

　能力が超強力！
　コイツと今回の【コッコ・ルピア】、【ポッポ・チャッピー（５弾）】でやっとドラゴンデッキが組めそうになってきました。
　ただサイズがちょっと小さく、【アクア・ランサー】や【大勇者「ふたつ牙」】に落とされるのが残念。さすがに毎ターン殴られては【ポッポ・チャッピー】でも防ぎきれません。
　期待値　Ｃ

機神装甲ヴァルカイザー

ヒューマノイド　５コスト　５０００

■進化
■このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある、パワー４０００以下の相手のクリーチャーを１体選び、相手の墓地においてもよい。

　今回の赤の目玉！
　普通に使っても０：１の除去なので超強力ですが、コイツは今までニガテだった黒い除去デッキへの対策ともなりえます。
　つまり、赤の闘い方は【ヴァルボーグ】を中心に組んで、いかに回りをサポートするかがキーでした。
　たとえば、黄色や緑に対しては【機神装甲ヴァルディオス（２弾）】。【守護聖天ラルバ・ギア（２弾）】や【大勇者「大地の猛攻」（２弾）】に負けないパワーの持ち主でした。
　で、コイツは特に対黒として使えるでしょう。５マナの強力進化カード【魔獣虫カオス・ワーム】に対抗する、進化の種潰しです。ますます先攻の重要度が高まりそうです。
　期待値　ＡＡ

バザガジール・ドラゴン

アーマード・ドラゴン　８コスト　８０００

■スピードアタッカー
■このクリーチャーは、タップされていないクリーチャーを攻撃できる。
■Ｗ・ブレイカー
■自分のターンが終わるとき、このクリーチャーがバトルゾーンにあれば、自分の手札に戻す。

エグゼズ・ワイバーン

アーマード・ワイバーン　３　５０００

■スピードアタッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■自分のターンが終わるとき、このクリーチャーがバトルゾーンにあれば、自分の手札に戻す。

襲撃者エグゼドライブ

ドラゴノイド　３コスト　３０００

■スピードアタッカー
■自分のターンが終わるとき、このクリーチャーがバトルゾーンにあれば、自分の手札に戻す。

　手札に戻るシリーズです。
　普通にシールドトリガー以外では除去されないのもポイント高いですが、これらは低コストの除去と見ることで、赤の新しい闘い方が見えてきます。
　つまり、普通の小さいのでまず殴り、殴り返してきたらコストに比べてパワーがでかいコイツらで殺し、相手が殴らずに数を並べてからの逆転を狙ってきたら【灼熱波（３弾）】や【バースト・ショット（２弾）】で一気に流す。他の色とは全く違う闘い方が可能になりそうです。
　期待度　ＡＡ

コッコ・ルピア

ファイアー・バード　３コスト　１０００

■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分のドラゴンを召喚するとき、支払うコストは２少なくなる。ただし、コストが１以下になることはない。

　『ドラゴン』？　まぁ多分『アーマード・ドラゴン』のことなんでしょう。
　前に書いたとうり、【ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン】と組み合わせましょう。
　期待度　Ｂ

炎獣兵マグナム・ブルース

ドラゴノイド　３コスト　２０００＋

■バトルゾーンに自分の火のクリーチャーが他に１体でもあれば、このクリーチャーは『パワーアタッカー＋３０００』を得る。

　赤待望の、【アストラル・リーフ（４弾）】や【大勇者「大地の猛攻」（２弾）】などの進化クリーチャーに対抗できる３コストクリーチャーです。
　４コストの【ストームジャベリン・ワイバーン（５弾）】では間に合わなかったこともありましたが、それを埋めてくれるナイスカードです。
　ちなみにコイツ、フレーバーテキストには「復讐の銃声は、友に捧げるレクイエム」と書かれており、実際カードイラストも倒れた友人を抱いている絵なのですが、そのくせ能力は友達いなくなったら弱くなるチキンっぷり。【マグナム・ブルース】というカード名と合わせると、よりそのチキンさが際立ちます。
　期待度　ＡＡ

無謀鉄人チョイヤ

ヒューマノイド　２コスト　１０００＋

■パワーアタッカー＋１０００
■このクリーチャーの攻撃がブロックされた場合、バトルは行なわれない。ただし、両クリーチャーはタップしたままである。

　カード名、イラスト、共にマヌケですが、残念なことに【機神装甲ヴァルボーグ（プロモ）】デッキに入る可能性があるカードです。
　期待度　Ａ

大昆虫ガイアマンティス

ジャイアント・インセクト　６コスト　９０００

■進化
■このクリーチャーは、パワー８０００以下のクリーチャーにブロックされない。
■Ｗ・ブレイカー

　緑色した【アクア・ランサー】。
　ほぼブロックされませんし、コストは同じなのに【ランサー】にも一方的に勝てるサイズが魅力です。
　ジャイアント・インセクトも今回でパワーアップした種族ですね。
　期待度　ＡＡ

無垢の宝剣（イノセント・ハンター）

ビーストフォーク　４コスト　１０００

■どんな種族の進化クリーチャーを、このクリーチャーの上に置いてもよい。

　２種類以上の進化が入っているデッキでは考慮したい、という気もするカード。
　もっとも軽いアーマード・ドラゴンなので【超龍ジャバハ（３弾）】デッキには最適だったり、もっとも軽いデーモン・コマンドだったりと、デッキの潤滑油的な働きはできそうです。
　期待度　Ｃ

ブルーレイザー・ビートル

ジャイアント・インセクト　３コスト　４０００＋

■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■パワーアタッカー＋４０００

　かなり軽めなので【大昆虫ガイアマンティス】や【大昆虫ギガマンティス（３弾）】の種としてバッチリですが、素でも【クリスタル・ランサー】とすら相打ちできる高性能！
　ジャイアント・インセクトデッキ以外でも使う可能性があるレベルのカードです。
　期待度　ＡＡ

　はい、クリーチャー編は以上です。
　今回の弾では多くの使える進化クリーチャーが多いので、大会で見かける種族の数も多くなりそうです。
　また、色でみると赤が大躍進！　今度こそ最弱色から抜け出せるでしょうか？
　では、次回は『６弾注目カード紹介・呪文編』です。お楽しみに。

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