FB徳島デュエルマスターズ研究所第13回(2003.07.10)

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□6弾注目カード紹介・呪文編


 前回の『クリーチャー編』に続き、今度は『呪文編』です。
 クリーチャーほど枚数はありませんが、強さは充分なカードが揃っていますよ。



エレメンタル・シールド
4コスト
■相手のシールドが自分より多い場合、自分の山札の上から1枚目を、自分のシールドに加える。

 相手よりシールドが多かったらどうなるんでしょうかねェ? 何も起きないのか、そもそも撃てないのか? このテキストではよく解りませんな。
 ま、なにはともかく、5枚目6枚目の【ホーリー・メール(3弾)】です。そんだけ。
 期待度 C



エナジー・ライト
3コスト
■カードを2枚引く。

 3コストで2枚ドロー! さてコイツの性能はどんなモンでしょうか? 今までのカードと比較してみましょう。

1・【ディープ・オペレーション(2弾)】
 これはどう見ても【エナジー・ライト】の勝ちです。劣っているのはシールド・トリガーだけで、コスト&安定度、両方の面で勝っています。

2・【サイバー・ブレイン(1弾)】
 さて、これは難しい。この場合は入れるデッキのマナ帯で比べる必要があるでしょう。
 つまり、3マナより4マナが多いようなデッキでは確実に【エナジー・ライト】の方が強いです。
 このゲームでは全体除去がない&進化が強いという2つの理由のため、相手より早く場を展開することが重要です。そのためには、毎ターンマナを使い切るようにバランス良くデッキを作るのが必要になってきます。
 確かに、【サイバー・ブレイン】は強いです。ですが、たとえば【アクアン(4弾)】や【魔獣虫カオス・ワーム(2弾)】やら【ホーリーメール(3弾)】等々が満載されたデッキに【サイバー・ブレイン】を入れても、手札は増えるが使い切る前にゲームに負けてしまうでしょう。
 そういうデッキには【サイバー・ブレイン】よりも【エナジー・ライト】ということです。
 逆に青緑【大勇者「大地の咆哮」(2弾)】デッキなどはめっちゃ軽く作られているため、ちょうど手札を使い切ったタイミングで撃てる【サイバー・ブレイン】の方が使いやすいでしょう。

3・【アクア・ハルカス(1弾)】
 どちらも3コストで1枚が2枚に化けるカードです。
 これは、場にクリーチャーを並べるのを優先するデッキなのか、それともキーカードを確実に引ける方が良いのか、デッキの傾向を見極める必要があるでしょう。

 今のところ、クリーチャーが少ない呪文メインのデッキなどでは良い働きをしています。
(しかし、テキストは死ぬほど短いのに解説は死ぬほど長いな)
 期待度 A



ヘル・スラッシュ
8コスト
■相手の山札を見る。その中から3枚選び、持ち主の墓地においてもよい。その後、相手は自分自身の山札をシャッフルする。

 とうとう登場したライブラリー破壊呪文です。殴って相手にドローを与えたくないという除去デッキマニアは大喜びでしょう。
 ですが、このカードは正直あまり嬉しくないですね。このデザインの場合、このカードを勝ち手段にするデッキ同士が当たると、先に【ロスト・ソウル(2弾)】を撃って相手手札の【ヘル・スラッシュ】を落とし、さらに【ヘル・スラッシュ】で相手ライブラリーから【ヘル・スラッシュ】も抜き取ったほうが勝つ、つまり先攻勝利ゲーになってしまいます。
 素直に、相手ライブラリーを上から3枚削る、とかで良かったでしょうに。
 期待度 A



死の宣告
4コスト
■Sトリガー
■相手はバトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地に置く。

 黒くてシールドトリガーが付いた【銃神兵ディオライオス(1弾)】。
 よってこれも【ディオライオス】と同じく、普通に使っては一番弱いのが死ぬだけで、4コストの働きはしてくれません。よって、除去が12枚以上入っているデッキで使いましょう。
 期待度 B



クライシス・ボーラー
4コスト
■Sトリガー
■相手はバトルゾーンかマナ・ゾーンから自分自身のカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。

 これまた普通に使えば一番弱いクリーチャーかいらなくなったマナが壊れるだけというカスカードです。
 が、クリーチャーとマナ、どちらが壊れても嬉しいデッキが組めれば?
 そう、このカードはマナ破壊デッキ用カードなのです。デッキ破壊に入れたところで回らなかったときには全く役に立たないカードであることに代わりはありませんが、そこに関してはマナ破壊がもともとそういうデッキなので、あまり気にするもんでもないでしょう。
 期待度 C



火炎流星弾
1コスト
■Sトリガー
■バトルゾーンにある、相手の「ブロッカー」を持つパワー6000以下の相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地に置く。

 6弾最強の呪文がコレでしょう。
 これにより、1ターン目【マリン・フラワー(4弾)】→2ターン目【アストラル・リーフ(4弾)】を後攻からでも止めれるようになりました。
 つまり今後は気軽に2ターン目【リーフ】が出来なくなり、相手に【火炎流星弾】があるかどうかを予測する必要が出てきました。手札に種サイバー・ウイルスが少なく【火炎流星弾】を食らったら立ち直れないようなときには、あえて3ターン目に【リーフ】を遅らせるなどのプレイも必要になってくるでしょう。
 【リーフ】対策以外で見ても、大抵のデッキにブロッカーは入っているので、コストが軽い除去として普通に使えます。
 ちょっとかわいそうなことに、コイツが強すぎるのでデッキに【ピーカプのドライバー(6弾)】を入れるスペースが無くなってしまいました。
 期待度 AA



神秘の宝箱
3コスト
■自分の山札を見る。その中から自然以外のカードを1枚選び、自分のマナゾーンに置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。

 マナ加速&コンボカードです。
 他のマナ加速カードと違い、自分の選んだカードを持って来れるので、【深緑の魔方陣(3弾)】や【天空の超人(3弾)】、さらには【シュトラ(3弾)】のような、マナゾーンを使うカードと色々なコンボが考えられます。
 普通にマナ加速と見ても悪くないレベルです。
 期待度 C



フェアリー・ライフ
2コスト
■Sトリガー
■自分の山札の上から1枚目を、自分のマナゾーンに置く。

 歴代最強のマナ加速カードです。2ターン目に加速できてオマケに手札も減らない。驚きの強さです。
 呪文や重いクリーチャー多めのデッキでは必ず使いましょう。
 期待度 A


 どうだったでしょうか、今回の呪文編。デッキの主役ほどではないにしろ、サポート用として見れば 優秀なのが揃っていますので、ぜひ使ってみてください。
 では、今回はこのあたりで。
 次回『6弾注目カード紹介・ガッカリなカード編』でお会いしましょう。


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