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使えるけどあまり使われていないカード達 サイド編
お待たせしました。遊戯王研究所第10回で予告された、あまり使われてないけど、使えるカード特集をしたいと思います!
さて、実は使えるカードといっても、一口にいろいろあると思いますが、今回は『サイドデッキ』用のカードをご紹介したいと思います。
サイドデッキとは、大会などで2本先取3本勝負などの形式のときに、2戦目から使用できる予備のカードのこと。(詳しくは公式の大会規定をご覧ください)
遊戯王では、最低40枚構成のデッキに対して、なんとサイドデッキが15枚も用意することが許されています。
これにより、1戦目はスタンダードな殴りデッキ、2戦目からは【おジャマトリオ】などを使ったロックデッキに化けさせることも可能です。
ですが、今回は一般的なカードゲームでのサイドデッキの使い方である、特定のデッキへの対策としてご紹介しましょう。
【王宮のお触れ(DL4)】
永続罠
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカード以外の罠カードの効果を無効にする。
最も一般的なサイドデッキ用カードでしょう。
ロックデッキや1KILLデッキならば、ほぼ確実にコンボパーツに罠カードがあるはずです。
(【おジャマトリオ】や【グラビティ・バインド−超重力の網−】など)
これを出すことができれば、相手はこのカードを破壊しない限りは動きが封じられてしまうことでしょう。
大会に出るならば、サイドデッキに必ず3枚入れておきたいカードです。
もちろん、メインデッキに【人造人間−サイコ・ショッカー】が入っていないなら、サイドには【人造人間-サイコ・ショッカー】を入れるべきでしょう。
同じ効果でありながら、2400の攻撃力で殴りにいけるのは、あたりまえですが、強力です。
また、注意しておきたいのは、【神の宣告】や【マジック・ジャマー】などのカウンター罠に対しては、その発動に対応して使うことはできないということです。
カウンター罠のスペルスピードは3であるのに対し、通常、永続罠のスペルスピードが2であるためです。
そのため、相手の場に伏せカードがある場合は、さきにこのカードを発動させておいて自分の行動を押し通す、といったプレイングも必要になることも多いでしょう。
【処刑人マキュラ(プロモ・DL2)】
1600/1200 ☆4 闇属性 戦士族
このカードが墓地へ送られたターン、このカードの持ち主は手札から罠カードを発動する事ができる。
このカードは、普通は【天使の施し】などで手札から捨て、そのターン手札から罠カードを使えるようにし、そのターンの間に勝負を決める、いわゆる『1ターンKILL』デッキによく採用されています。
【現世と冥界の逆転】1KILLデッキや【仕込みマシンガン】1KILLデッキなどが有名ですね
しかしこのカードも、サイドデッキに忍ばせておくと、本当は非常に優秀な1ターンKILLやロックデッキに対する対策カードなのです!
相手が1ターンKILLやロックデッキの場合、ほとんどの場合【メタモルポット】や【手札抹殺】などの、デッキ回転用の「お互いの手札をすべて捨てさせる」カードが入っているはずです。
そして、まず間違いなく罠カードがコンボパーツになっていると思っても良いでしょう。
【手札抹殺】等の効果によって手札がすべて墓地に送られた場合、そのターンは手札から罠カードを使うことが可能になります。
つまり、手札から【王宮のお触れ】を使えるようになるのです!
1ターン目から相手のデッキが動きだしても、突然【王宮のお触れ】が降ってくれば、
コンボも確実に止まることでしょう。
さらに、【王宮のお触れ】等の対策カードである【神の宣告】に対しても、手札からの発動には油断してしまうことでしょう。
【ネコマネキング(ユニオンの降臨)】
0/0 ☆1 地属性 獣族
相手ターン中にこのカードが相手の魔法・罠・モンスターの効果によって墓地に送られた時、相手ターンを終了する。
このカードも手札から捨てさせられることにより、発動するカードですね。
【処刑人マキュラ】と同じように、相手の【手札抹殺】で捨てさせられたときに発動できれば、
そこで相手ターンは終了となり、相手の1KILLコンボ等を遅れさせることができます。
【墓守の監視者(新たなる支配者)】
1000/1000 ☆4 闇属性 魔法使い族
相手プレイヤーが自らの手札を捨てる効果を含むカードを発動した時、
このカードを手札から墓地に送ることで、その発動と効果を無効にしてそのカードを破壊する。
なにやらややこしい効果ですが、対戦相手が、自分自身の手札を捨てることを含む効果を使ったとき、
このカードを捨てればその効果を無効にすることができる、ということです。
ただし、【死者への手向け】や【ブラック・コア】のようにコストとして手札を捨てる効果は止められないので注意しましょう。
【悪夢の蜃気楼】もダメだそうです。
さて、自分の手札を捨てる効果を含むカードとは、どのようなカードがあるでしょうか?
【メタモルポット】【手札抹殺】【天使の施し】などがそれにあたります。
【天使の施し】はどんなデッキにも入るのはもちろんですが、【手札抹殺】や【メタモルポット】はロックデッキや1KILLデッキに入る、重要なカードです。
これらの効果の発動を、手札から止めることができるのは非常に優秀です。サイドデッキのスロットに余裕があるなら、挿しておいても良いでしょう。
また、純粋に【死のデッキ破壊ウィルス】の生贄にすることも可能です。
【魔法効果の矢(プロモ)】
速攻魔法
相手がコントロールするフィールド上の表側表示魔法カードを全て破壊する。
破壊した魔法カード1枚につき、相手に500ポイントダメージ与える。
相手の【悪夢の蜃気楼】や【レベル制限B地区】、【波動キャノン】や【光の護封剣】等の
強力な永続魔法を破壊することができる速攻魔法です。
永続魔法限定の、4枚目〜6枚目の【サイクロン】と思えば良いでしょう。
特に、昔はロックデッキには必ずといっていいほど【グラビティ・バインド−超重力の網−】が入っていましたが、今では【レベル制限B地区】があり、【王宮のお触れ】だけでは対応しきれない場合が増えてきました。
ですが、このカードをサイドインすることにより、厄介な【レベル制限B地区】を破壊することができるのです!
しかも、隣に【波動キャノン】等があったりすれば、1枚で2枚以上破壊することもできるし、
相手のライフにダメージを与えることもできるので、ダメージソースとして期待することもできますね。
【クリボー(DL4)】
300/200 ☆1 闇属性 悪魔族
手札からこのカードを捨てる。自分が受ける戦闘ダメージを1度だけ0にする。
この効果は相手のバトルフェイズ中のみ使用する事ができる。
このカードをメインから採用する人もいるようですが、基本的にはこのカードはサイドデッキ用のカードと思ったほうが良いでしょう。
積極的に殴りにいくデッキになら、このような防御用、待ちのカードが入る理由はないですし、
ロックデッキにも、こんな防御カードをいれるくらいなら、コンボパーツを速くそろえることに特化したほうが強いのは当然でしょう。
このカードの本当の使い方、それは一撃必殺の大ダメージ回避、
つまり一撃ダメージによる1KILLデッキへの対策カードです。
具体的には、【デビルフランケン】(と効果で呼んだ【青眼の究極竜】)+【巨大化】のコンボが有名ですね。
いかがだったでしょうか?
使えないと思っているカードでも、意外な使い方が隠されているものです。
みなさんも、『このカードは使えない!』と決め付けず、
まずは自分で使い、強いかどうか、効果を確かめてからカードの強さを決めると良いでしょう。
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