FB徳島遊戯王研究所第26回(2005.10.18)

通信販売
デュエルマスターズ
遊戯王
マジック:ザ・ギャザリング
ガンダムウォー
その他
通信販売のやり方

デッキ集
強くなりたいなら↓
遊戯王
デュエルマスターズ
ガンダムウォー
マジック

FB徳島HPトップ
FB徳島・裏日記


『門前払い&ハーピィ・レディ』デッキ


 現在の遊戯王では【サイバー・ドラゴン】が大活躍!

サイバー・ドラゴン
光 ☆5 機械族・効果
ATK/2100 DEF/1600
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、このカードは手札から特殊召喚することができる。


 特殊召喚しやすく、逆転のカードとしても押しのカードとしてもよく使われ、どんなデッキにも入りうる非常に強力なカードとされています。

「ならば、その【サイバー・ドラゴン】を出させなければ、相手は主力を出せずに非常に困るのでは?」
というコンセプトで作り上げたのが今回のデッキです。


 「門前払い&ハーピィ・レディ」デッキ
効果モンスター
 3x ハーピィ・レディ1(ROD)
 2x 魂を削る死霊(EE1)
 1x 首領・ザルーグ(BE2)
 1x 黒蠍−罠はずしのクリフ(EE1)
 1x ゴブリン突撃部隊(BE1)
 2x 切り込み隊長(BE2)
 3x キラー・トマト(BE1)
 1x 賢者ケイローン(FET)
 1x ならず者傭兵部隊(BE2・制限)
 1x 魔導戦士ブレイカー(EE1・制限)
 1x 異次元の女戦士(EE1・制限)
通常魔法
 1x テラ・フォーミング(EE1) 
 1x 地砕き(EE2)
 2x 増援(BE2・準制限)
 2x 抹殺の使徒(BE1・準制限)
 1x 強欲な壷(BE1・制限)
 1x 押収(BE1・制限)
 1x ブラック・ホール(BE1・制限)
装備魔法
 1x 強奪(BE1・制限)
 1x 早すぎた埋葬(BE1・制限)
フィールド魔法
 2x ハーピィの狩場(RDS)
通常罠
 3x 炸裂装甲(EE1)
 1x 激流葬(BE1・制限)
 1x 万能地雷グレイモヤ(STマリク)
永続罠
 1x リビングデッドの呼び声(制限・BE1)
 3x 門前払い(EE2)
 1x 追い剥ぎゴブリン(BE2)



 【サイバー・ドラゴン】の特殊召喚条件は、こちらのフィールドにモンスターがいること。
 それを封じるには、こちらのフィールドにモンスターがいなければいいわけですね。
 そうすれば【サイバー・ドラゴン】は単なる5つ星で攻撃力2100のしょぼいモンスターと化します。

 また、場にモンスターが残らなければ相手のモンスター除去カードは(速攻魔法や罠カード以外は)ほとんど無駄札にしてやることが可能です。

 そんな動きを可能にするのが、【門前払い】です。

門前払い(エキスパートエディション2)
永続罠
フィールド上のモンスターがプレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、そのモンスターを持ち主の手札に戻す。


 【門前払い】の効果で、お互いのモンスターは
「相手本体にダイレクトアタック、または相手の攻撃表示モンスターの攻撃力をこちらのモンスターの攻撃力が超えたりで、とにかくモンスターが戦闘でダメージを与えれば、手札に戻ってくる」
ということを繰り返すようになるでしょう。

 この効果によってフィールドをお互いに常にガラ空きにし、こちらは場に出ることで効果発動するモンスターを出して、殴っては手札に戻し、という行動を繰り返すことで、効果を何度も使いまわします。

 また、場がよくガラ空きになるということは、戦闘ダメージを非常に与えやすいということ。
 そこで戦闘ダメージを与えることで効果発動するモンスターが大活躍。

 こういったことを繰り返し、勝利を目指すデッキです。




 ■【門前払い】とのコンボの紹介



・【ハーピィ・レディ1】+【ハーピィの狩場】

 【狩場】のおかげで、【ハーピィ】は場に出たときに【サイクロン】のような効果を発揮するモンスターになります。

 そして相手にダメージを与えて【門前払い】で手札に戻し、次のターンにまた【ハーピィ】を召喚して魔法・罠カードを1枚破壊、そして再び攻撃を繰り返す様は実に圧巻です。

 ただし【狩場】は強制効果なので、相手に魔法・罠カードがないと自分のを破壊することになります。
 注意しましょう。

 また手に入りにくいですが、実は特典カードの【ハーピィ・レディ・SB(サイバーボンテージ)】の方が、攻撃力が高いので強力です。【狩場】と合わせると、攻撃力2000!

ハーピィの狩場(RISE OF DESTINY)
フィールド魔法
「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」がフィールド上に召喚・特殊召喚された時、フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。フィールド上に表側表示で存在する鳥獣族モンスターは攻撃力と守備力が200ポイントアップする。




・【魔導戦士 ブレイカー】

 上のコンボを、実はこれ1枚でやってしまいます。
(召喚、カウンターが乗る→カウンターを取り除き、魔法・罠カード破壊→本体へダイレクト→ダメージを与えたので手札に戻る→次のターン召喚、カウンターが乗る→以下略)

 しかし、【ブレイカー】は確実に相手も使ってくるであろうカードなので、相手にも同じコンボを決められる危険性も高いといえます。
 これはまったく油断なりません。
 相手の【ブレイカー】はすぐに手札破壊カードなどで墓地に捨ててしまいましょう。



・【キラー・トマト】

 相手のフィールドに攻撃表示モンスターが残っている場合、なんとこのカードは除去カードへと早変わりします。

 【トマト】よりもパワーが高い相手にわざと特攻し、自爆すれば、そのモンスターは自分にダメージを与えたことになるので、【門前払い】の効果で手札へ帰らせることができます。

 これだけでもバウンスカードとして充分強力ですが、これで終わりではありません。
 自分の【トマト】が戦闘で破壊されたため、効果で闇属性の攻撃力1500以下モンスターを特殊召喚することができるのです。

 そう、【首領・ザルーグ】・【黒蠍−罠はずしのクリフ】・【魂を削る死霊】・2枚目の【キラー・トマト】などのモンスターを特殊召喚し、相手に追い討ちをかけてやることができるのです!

 ここで【首領ザルーグ】や【魂を削る死霊】が持つ手札破壊の効果を発動させ、さっき手札に戻してやったモンスターを墓地に送ることができれば儲けもの。
 これができた場合、まさに【キラー・トマト】で除去をやってのけたといえますね。



・【ゴブリン突撃部隊】

 攻撃した後に守備表示になってしまいますが、ダメージを与えることに成功すれば【門前払い】の効果で手札に戻るため、殴り返しを気にする必要がなくなり、さらに毎ターン攻撃することが可能になります。

 攻撃力が2300が毎ターン殴れて、おまけに【切り込み隊長】と合わせれば3500ものダメージが入ることとなります。





 ■【門前払い】と相性のいいカードたち

 コンボとまではいきませんが、【門前払い】と相性のいいカードたちをご紹介しましょう。



追い剥ぎゴブリン(ビギナーズエディション2)
永続罠
自分フィールド上のモンスターが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に、相手はランダムに手札を1枚捨てる。


 フィールドがガラ空きになることが多いため、この効果がかなり決めやすくなっています。

 また、相手が強力モンスターを出しても、一度攻撃させてしまえば【門前払い】で手札に戻っていきます。
 つまり、相手の手札には強力なカードがたまりやすくなっているといえます。

 そこでこのカードを発動させ、おまけに【首領ザルーグ】や【魂を削る死霊】でパンチ、大量に手札を奪ってやりましょう。




切り込み隊長(ビギナーズ・エディション2)
地 ☆4 戦士族・効果
ATK/1200 DEF/400
このカードが表側表示でフィールド上に存在する限り、相手は他の表側表示の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下のモンスターを1体特殊召喚する事ができる。


 単純に1200点のダメージアップとして使えます。
 この効果で【ハーピィ】を出しても【ハーピィの狩場】効果は発動しますので、積極的に狙っていきましょう。

 また【追い剥ぎゴブリン】とあわせれば、このカードと、効果で特殊召喚したモンスターの合計2体で攻撃することができるので、さらに多くの手札をもぎ取ってやることができます。

 今回のレシピでは、このカードの効果で特殊召喚できないモンスターは入っていません。
 【切り込み隊長】自身も優先的に手札に戻してやりましょう。




黒蠍−罠はずしのクリフ(エキスパート・エディション1)
地 ☆3 戦士族・効果
ATK/1200 DEF/1000
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時、次の効果から1つを選択して発動することができる。
●フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。
●相手のデッキの上から2枚を墓地に送る。


 攻撃が通れば、魔法・罠カードを破壊することができます。

 【クリフ】の効果で魔法・罠カードを破壊してやったあと、あらためて【ザルーグ】や【死霊】で安全に手札破壊を狙ったり、【ハーピィ】+【狩場】コンボで攻め込んでやりましょう。




■採用が見送られたカードたち

 今回、候補に挙がりながらデッキに入らなかったカードたちも紹介しておきましょう。
 入っていないカードたちにも、それぞれ理由があるのです。


・【クリッター】

 いろいろなカードをサーチできますが、そもそも攻撃してしまうと手札に戻ってしまうため、効果を発動させにくいので見送り。
 それに、場に残ってしまえば【サイバー・ドラゴン】を出させない!という制作コンセプトにも反してしまいますしね。



・【E・HERO ワイルドマン】

 罠の効果を受けないため、【門前払い】環境下でも手札に戻ることはありません。
 場に残り続ければ場の戦力を落とすことなく、他のモンスターを展開することができるため、デッキとしての相性はバツグンといえます。

 ですが、これまたデッキのコンセプトの「【サイバー・ドラゴン】を出させない事」や、「相手の除去魔法を無駄にさせる事」に反するため、今回は不採用。
 しかし、【サイバー・ドラゴン】さえ気にしなければとんでもない強さですので、一度試してみるのも良いでしょう。



・【同族感染ウイルス】

 手札はわりとたまりやすいので、このデッキだと効果が使いやすく、強力なカードといえます。

 しかし【増援】及び【キラー・トマト】からのサーチが不可能だという事で、このカードより【ならず者傭兵部隊】や【ゴブリン突撃部隊】の方が優先されています。

 また、基本的に相手の場にモンスターが表側表示で残ってるケースは少なく、相手が場に立たせてエンドしてきた場合は【キラー・トマト】の出番なので、今回は不採用としました。



・【サイクロン】&【大嵐】

 『ハーピィコンボ』を使いまわすことで、これらの代用としています。
 代用とはいうものの、【大嵐】はデッキ的に相性が悪いため、投入は難しいのですけどね。

 しかし、デッキの動きのおもしろさよりも、安定性を重視するのなら【サイクロン】は投入したほうがいいですね。



・【強制転移】

 【トマト】との相性はいいのですが、やはりこれも相手のフィールドにモンスターが残りにくいので見送り。



・【タイムカプセル】

 このデッキの根幹である【門前払い】や、相手より先に【ブレイカー】を引きたいので、このカードで手札に入れるという戦術ができるようになります。

 が、余計に【大嵐】を受けたときのダメージが大きくなるので見送り。



・【落とし穴】&【奈落の落とし穴】

 このデッキの根幹を壊してくる、相手の【ブレイカー】や【氷帝メビウス】など、魔法・罠ゾーンのカードを破壊するモンスター。
 【奈落の落とし穴】は、これらに対策の取れる強力なカードです。

 ですが、今回はそれよりも相手の【ザルーグ】や【死霊】などの手札破壊モンスターに対策をとるため、【炸裂装甲】&【グレイモヤ】を優先して投入されています。
(【奈落】では【ザルーグ】も【死霊】も除去することができず、【落とし穴】でも【死霊】が除去することができないため)




 ■デッキの弱点と、注意すべきカードたち

 このデッキは永続罠を中心にしているので、やはり【人造人間−サイコ・ショッカー】が天敵。

 場にモンスターが残りにくいので、生け贄召喚はしにくくはなっていますが、こちらが手札破壊をしているので【早すぎた埋葬】や【リビングデッドの呼び声】などで特殊召喚されてしまう場合があります。
 【ならず者】や【地砕き】は【サイコ・ショッカー】を倒すためになるべくとっておきたいところです。


 先ほどの説明どおり、こちらもフィールドはガラ空になりやすいので、相手の【ザルーグ】や【死霊】などの効果モンスターはこちらの弱点にもなります。

 それらに対抗するために【炸裂装甲】3枚に加え、【グレイモヤ】まで入っていますので、この除去罠たちはこれらのモンスターに優先して使うようにしましょう。


 また相手が暗黒界デッキの場合、手札破壊は本当に危険です。

 ・【死霊】では攻撃しない
 ・【追い剥ぎゴブリン】は貼らない
 ・【ザルーグ】はデッキ破壊能力を選択する

 などなど、【押収】が安全に撃てると判断したとき以外は、絶対に手札破壊を行わないよう心がけましょう。




 ■最後に

 サイドデッキの構築やプレイング次第で、地雷デッキとしてなかなかの活躍ができるデッキだと思います。
 そのときは、ロックデッキや、『ガジェット』対策をしておくと良いでしょう。

 同じ【門前払い】をキーカードにしたコンセプトデッキは、他にもまだまだ、様々なパターンが考えられます。
 みなさんもいろいろと試してみてください。




一つ前に戻る

ホームページTOPに戻る



〒770-0813
徳島県徳島市中常三島1丁目3番地1号2F
Future Bee 徳島
Tel(Fax):088-656-3823
e-mail:fb-toku@stannet.ne.jp