トップデッキ集(デュエルマスターズ)第170回(2009.08.23)

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□「主人公カード」ゆえの人気か? はたして実力は?! ボルシャック・NEXデッキ公開!
 
 
 うっす。いけっち店長だ。毎日デュエルしとるかね?!
 
 突然だが、32弾でもっとも人気のあるスーパーレアは何だと思う?!
 うむ。そりゃもちろんぶっちぎりで、《ボルシャック・NEX(ネックス)》だな。
 
ボルシャック・NEX
 6コスト アーマード・ドラゴン 6000+
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から、名前に《ルピア》とあるカードを1枚、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
■このクリーチャーは、自分の墓地にあるファイアー・バード1体につき「パワーアタッカー+1000」を得る。
■W・ブレイカー

 
 だがしかし! このカードの人気は・・・ そう。カードゲーマーなら誰でも分かっている通り・・・・「強いカードだから」という理由での人気なのではない!!
 ぶっちゃけると、漫画・アニメの主人公、切札勝舞君が使っている、“主人公カード”だから人気がある、のだ!!
 
 さあ、過去を思い出そう。勝舞君の作っていた“主人公カード”達、それは本当に全部強かったのか・・・?(意地悪いけっち店長)
 
 一番最初の《ボルシャック・ドラゴン》・・・映画での切り札《龍炎鳳エターナル・フェニックス》・・・《ボルメテウス・武者ドラゴン》・・・・どれもこれも、ぶっちゃけ、「大多数が認めるトーナメント・レベルのカード」には、ならなかった!
 
 今回、鳴り物入りで登場してきた“切り札”、《ボルシャック・NEX》! その実力は果たして「ホンモノ」なのか?! 
 それともやはり、言い方は悪いが「子供だまし」なのか?!
 
 我々カードキングダムが、真面目にぶったぎってみようじゃないかっっ!!
 
 

 


■ボルシャック・NEXデッキ
クリーチャー
24枚
 4x コッコ・ルピア
DMC47など
 2x 青銅の鎧
 2x ダーク・ルピア
27弾など
 4x ルピア・ラピア
 4x 闘龍鬼ジャック・ライドウ
 2x 威牙忍ヤミノザンジ(ニンジャ)
 4x ボルシャック・NEX
 2x 口寄せの化身
進化5枚
 2x 超竜バシュミカズチ
 1x 超竜バジュラ(殿堂)
 2x 九龍騎神ドラン・ギレオス
呪文11枚
 4x フェアリー・ライフ(Sトリガー)
32弾など
 4x デーモン・ハンド(Sトリガー)
DMC48など
 2x 破壊と誕生の神殿
 1x 地獄スクラッパー(Sトリガー)
DMC47など
(このデッキは2009年8月時点のルールと、32弾までのカードで作られています)



○結論! 意外と強いうえに、これからより強くなる可能性が!
 
 結論から言おう。
 
 《ボルシャック・NEX》は、今現在の人気に相応しいほど、強いカードでは無い。
 同じ弾のスーパーレアとの強さでいえば、《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》や《エンペラー・キリコ》の方が、「今のところは」強いと言えるレベルだ。
 
 が! 「弱いカード」では決してない! 今回紹介したデッキでも、かなりの強さを実感する事が出来る!
 
 《コッコ・ルピア》や《ルピア・ラピア》、《ダーク・ルピア》がタダで出せて、ドラゴンのコストが軽くなったあとに《ジャック・ライドウ》を出したときの爆発力は・・・・一度経験すると思わず叫びたくなるほどだ。「《NEX》強えええぇ!!」と。
 
 一応、「主人公カード」としての面目を、保てる程度には強いようだ。(いや、今までの事を考えると、「主人公カードのわりに、意外と強い」と言うべきか・・・)
 
 
 かてて加えてこのカードには、「未来」がある。
 
 場に出た時、“ルピア”と名のついたカードを、デッキから場に出す事ができる能力・・・これはつまり、今後、“ルピア”と名のついた新しいカードが発売されるたび、注目される効果である、ということだ!
 
 例えばの話、「追加ターンを得ることができる能力を持つ、ドラゴン/ファイアー・バード、《ボルバルザーク・ルピア・ドラゴン》!!などというカードが発売したら、そりゃ必然的に《ボルシャック・NEX》の強さも跳ね上がるって事だろ?!(笑)
 
 まあ、そんなカードが出るわけゃないが、「強いルピア」が出ると相対的に《ボルシャック・NEX》が強くなる、という仕組みは、分かってもらえると思う。
 
 歴史的事実でいえば・・・・14弾発売直後の《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》はそれほど強くなかったが・・・《バジュラズ・ソウル》が登場したおかげで、一気にトーナメント・カードへと進化した、あの時と同じ事が起こりうる。
 
 ま、あくまでも、新しくて強い“ルピア”が出ればの話だけど、ね。



○デッキの動き
 
 さて本題。デッキの動きを解説しよう。
 
 普通のドラゴンデッキの動きでは、《コッコ・ルピア》を場に出して、続いてコストが軽くなったドラゴンを召喚していく。
 乱暴ない言い方をすると、ドラゴンを場に出してしまえば、《コッコ・ルピア》の仕事は、ほとんど終わりと言っていい。
 
 が、《ボルシャック・NEX》のデッキでは、そこが逆転している。
 先に《コッコ・ルピア》が出ていても別に良いが、「《ボルシャック・NEX》が出たあと、さらに“ルピア”が場に出る」(ドラゴンのコストがさらに軽くなる)のだから、そこを何とか、デッキの戦術として「意味のある順番」にしなければならない。
 

 本当なら、「ドラゴンが出た“あとから”役に立つルピア」がいると最高だ。
 
 例えば、ドラゴンが場に出た時に1枚ドローできる効果を持つ、《リップ・ウォッピー(22弾)》を出す事ができれば、このあと、ドラゴンを出しつつ手札補充を繰り返すことができるようになる。
 が、残念ながら《リップ・ウォッピー》は“ルピア”ではない。
 
 “ルピア”と名の付くカードは意外と多いが、「後から役に立つルピア」は今のところ存在しない。(《ダーク・ルピア》でさえ、先に出しておきたいクリーチャー。《ムシャ・ルピア(23弾)》? はて・・・)


 そこで、逆転の発想!
 
 《コッコ・ルピア》や《ルピア・ラピア》でコストを軽くした後、下がったコストを利用して、一気にドラゴンを展開できるように作戦を組むのはどうだ?!
 
 そう! 《ジャック・ライドウ》だ!
 (《バルキリー・ドラゴン》でも爆発展開できるが、今回は《ライドウ》で)
 
闘龍鬼ジャック・ライドウ
 5コスト アーマード・ドラゴン/ティラノ・ドレイク/サムライ パワー5000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から、このクリーチャーと同じ種族をひとつでも持つ進化クリーチャーを1体選び、相手に見せてから手札に加える。その後、山札をシャッフルする。

 
 例えば、《コッコ・ルピア》 → 《ボルシャック・NEX》 → 《コッコ・ルピア》とつなぐことで、ドラゴンの召喚コストは4下がる。
 次のターン、マナは5マナ以上あるはず。2マナで《ジャック・ライドウ》を場に出せば、残り3マナで、《超竜バジュラ》に一気進化できるのだ!!
 5ターン目に、《超竜バジュラ》が、「進化元ごと」出てくる(つまり相手は、前のターンに進化元を破壊するという対応ができない)。
 こ れ は ひ ど い。



 かてて加えて、《ボルシャック・NEX》の「場に出す」と言う能力は、そりゃよく考えると「アタックできるクリーチャーの数を増やしている」事に他ならない。
 
 《ジャック・ライドウ》の一気進化後に全員で攻撃すると・・・
 5ターン目にして、WブレイカーとTブレイカーと、《ルピア》2体でアタック!
 ・・・という、よく考えたら相手死んでるじゃん!という状況になっているのだ。


 もちろん、ここでトリガーを踏んだりして、止めを刺し損ねても問題ない。
 ドラゴンの召喚コストは軽くなっているばかりか、続くドラゴンはやはり《ボルシャック・NEX》か《ジャック・ライドウ》。さらにクリーチャーの数を増やしてくれるか、進化速攻で攻め立てるクリーチャーだ。
 この地獄のような連続突撃に、耐えきれるデッキはほとんどいないっ!
 


○各カード解説

超竜バシュミカズチ
 5コスト アーマード・ドラゴン/オリジン パワー8000
■進化−自分のアーマード・ドラゴン1体の上に置く。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、相手は自分自身のパワー7000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。
■W・ブレイカー

 
 相手が速攻デッキだった? よし! 迷わずこれを持ってこよう。面白いほど相手が苦しんでくれるっ!
 


超竜バジュラ
 7コスト アーマード・ドラゴン パワー13000
■進化−自分のドラゴン1体の上に置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選んでもよい。相手はそれを持ち主の墓地に置く。
■T・ブレイカー

 
 5ターン目にコイツに殴られると、「ひょっとしてDMって、クソゲーなんじゃないだろうか?」と心から疑いを持ち始める事になる。



地獄スクラッパー
 7コスト 呪文
■S・トリガー
■相手のクリーチャーを、パワーの合計が5000以下になるように好きな数選び、破壊する。

 
 1枚積みでも、「入れててよかった!」と思えるシールトリガー。
 特に今は水単速攻がかなり強いので、サスガにコイツがないとやってられない。
 普通にマナ加速も入っているデッキなので、手札からも使える。
 引いてしまっても、相手が速攻だったら、マナにしないで手札に持っておこう。
 

 
ダーク・ルピア
 3コスト ファイアー・バード 1000
■自分のドラゴンが破壊された時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。
 
 
 “ルピア”と名につくカードなので、《ボルシャック・NEX》で持ってこれる!
 主役カード《ボルシャック・NEX》を破壊してくる空気読んでない相手には、《ダーク・ルピア》でかたき討ちだ。
 

 
威牙忍ヤミノザンジ
 5コスト ダーク・モンスター/シノビ 2000
■ニンジャ・ストライク4
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーは−2000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)


 速攻対策として超優秀なニンジャ・ストライク。さすがに《威牙の幻ハンゾウ(29弾)》だと遅すぎるので、こちらで。
 普通にマナを払って召喚しても、良い仕事をしてくれる。
 

 
九龍騎神ドラン・ギレオス
 7コスト ドラゴン・ゾンビ/ティラノ・ドレイク 7000
■進化−自分のドラゴン・ゾンビまたはティラノ・ドレイク1体の上に置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ティラノ・ドレイクの上に置いた場合、相手の手札を見てその中から1枚選び、捨てさせる。
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードをすべて見せてもよい。その中にドラゴンがあれば、相手のアンタップされているクリーチャーを1体破壊する。
■W・ブレイカー


 《ジャック・ライドウ》からの進化カード。相手手札を見て、1枚捨てさせ、アンタップ状態のクリーチャーを1枚破壊する。すごい制圧力。
 


ルピア・ラピア
 4コスト(火&自然) ファイアー・バード 3000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■自分のドラゴンを召喚するコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置いてもよい。そうした場合、ドラゴンを1体、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

 
 強い。何といっても、死んでも、より強くなって帰ってくる(実際のところ、「死ぬとドラゴンになります」って書いてるのと同じことだ!)のがウソくさい。
 


破壊と誕生の神殿
 6コスト(火&自然) 呪文
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■パワー5000以下の相手のクリーチャーを1体破壊する。相手がそのクリーチャーを墓地に置いた時、自分の山札を見る。その中から、墓地に置かれた相手のクリーチャーとコストが同じクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。


 持っててうれしい、強力なスーパーレア呪文。
 
 どんな火&自然デッキにでも入るカードではないところがいぶし銀。
 入るデッキでは、信じられないほど強力なボード・アドバンテージカードと化す。
 
 このデッキでは、クリーチャーコストが3・4・5・6・・とバラけているうえ、3や5でクリーチャーを選べるので、特に効率的に使用する事ができる。
 
 
 ズバリ、このデッキは、このような、 
「カードの効果でデッキから1枚場に出す、ドローする、手札に加える、ついでに相手を破壊する、死んでもマナからカードを回収する・・・」
といった、枚数的に、何らかの得をするカードがめちゃくちゃ多いため、水文明が無くても手札が持つし、ボード・アドバンテージ(手札ではなく“場”のカードの枚数)に至っては圧倒的!なところが、強力な持ち味だ。
 


○今回、なぜNEXデッキを作ったか?
 
 正直言うと今回のデッキ、僕たちが「作ってみたい!」と思って作ったデッキではない。
 
 「主人公カード」のデッキとは、本来、漫画やアニメが作り出し、子供たちに広めてくれれば良いものだ。
 
 しかし、漫画やアニメのままに作ると・・・・どうにも「強いデッキ」としては仕上がらない。(“NEXデッキ”には入らないようなカードも「コマーシャルのために使わなければならない」のだから仕方がない)
 
 昔は、それでも良かった。
 漫画やアニメを見て「ごっこ遊び」としてDMを楽しんでいる子供達は、みんな同じように「弱いデッキ」で遊んでいたのだから、それなりに動きさえすれば、勝舞君の使っているカードをまとめただけのデッキでも、「勝ったり負けたりして遊ぶ」事はできたのだ。
 
 が、今は違う。始めたばかりの子でも、最初から強力な構築済みデッキ・・・・スーパーデッキクロスやエントリーデッキゼロを持っているのだ!!
 
 「適当に勝舞君のカードを集めただけの紙の束」では、逆立ちしても勝てない。勝負にならない。
 《ボルシャック・NEX》を手に入れた子供達が、誇らしげにデッキを作っても、まったく勝てない。
 (ドラゴンの構築デッキに投入しても、ほとんど役に立たない)
 せっかく手に入れても、その強さを実感する事が、ほとんどかなわないわけだ。
 
 
 そんな中、カードキングダムのデュエルスペースで遊んでいる子供たちから、「《NEX》のデッキを作って!」という要望が、僕たちに集まり始めた。
 
 なんとかして勝舞君のように《ボルシャック・NEX》で勝ちたい! 《NEX》のデッキが欲しい! しかしそれは、勝舞君のデッキではダメなんだ!(何という逆説的結論)
 
 ・・・そんな子供たちの要望に応えて作ったデッキが、今回のデッキだ。



○最後に。「主人公カード」の功罪について
 
 「主人公カード」というものは、たとえそれが本当は弱くても、漫画のストーリーによって「強く見える」ように演出されている。
(もちろん、全部が全部弱いわけではない。強くても、弱くても、同じように「強く見える」ように演出しているだけ)
 
 これは僕たちも、動画を作る時に大なり小なりそうしているから、「当たり前のこと」なんだけど、アニメやマンガを見ている小さな子供たちは、そんなことを知る由もない。
 (僕たちの動画では、たいして強くないカードの場合は「ファンデッキ」「テーマデッキ」などの断りを入れている。しかしアニメや漫画では、それは言えないからね)
 
 だから、主人公のカードが活躍する限り、それは「強いカード」だと信じてしまうし、「僕も主人公のカードを手に入れれば、勝てるんだ!」と思ってしまう。
 
 分かりやすい「手に入れる目的」として、“主人公カード”を作る事自体は、悪いことではないと思う。
 ビジネスとしても「分かりやすさ」は常に求められるものであるから、当然だろう。


 しかし、その“主人公カード”が、本当にどうしようもなく「弱いカード」だったら、どうなるだろう。
 手に入れた子供達は、がっかりするのではないだろうか。
 
 一生懸命カードを集め、やっと主人公カードを手に入れたと思ったら・・・それが、「デッキに入れても活躍しないカード」だった場合、「裏切られた」気分になるのではないだろうか。
 
 手に入れた者が、「無駄な投資をした負け組」という事になれば、その商品に対する信用度は、失われる。
 「買うのが馬鹿だ」と言う事になってしまう。
 
 そのカードが、「努力すれば、本当の力を発揮する」というカードであれば、知恵を振り絞る意味があるかも知れない。しかし、そうでなかったら・・・?
 
 《ボルシャック・ドラゴン》も《メテオ・ドラゴン》も、本当に弱いカードだった。
 
 映画で大活躍した(させた)《エターナル・フェニックス》は、「そんなもの出すぐらいなら、ドラゴンで殴った方が早い」というカードだったし、その後の《チッタ・ペロル》の出現で、存在価値がほとんど無くなってしまった。
 
 ここまで失敗が続けば、さすがに力を入れるだろう・・・と《武者ドラゴン》には期待したが、さんざん後追いで強化カードを作ったにも関わらず、最後までトーナメント・レベルにはなり得なかった。(弱いというほどでは無いが、より強いドラゴンがいくらでもいた)
 
 強すぎた《ボルバルザーク》に至っては、最初、子供たちは絶対に使おうとしなかった。
 「ゲームに敗北する」というテキストが、小さな子供たちには、過剰なマイナス能力に思えたらしいのだ。(いや、本当に! 「誰もが使う」ようになったのは、発売してから何ヶ月もたってから!)
 
 
 DMには実は、そうした、「漫画やアニメで活躍したカードを使いたい!」と思った子供たちを、裏切り続けてきた歴史があるのだ。(もちろん《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》などの本当に強いカードもあったが、比率で言うと弱いカードが多かった)
 
 漫画やアニメで活躍したカードが、最強レベルである必要はないと思う。
 しかし、もしそうであったなら、より多くの子供たちが、「強いカード」を実際に使い、「なぜ強いのか」を、自分の体験から理解する、そのきっかけになったのではないだろうか。 
(弱い漫画カードだけを使っているプレイヤーが、何年たっても弱いままで、ゲーム性を全く理解していないという現象を見た事はないだろうか?)
 
 正しい自転車に乗らないと、自転車の乗り方は覚えられない。正しいデッキを使わないと、正しいデッキを理解できない。 
 主人公カードとは、憧れられる対象であると同時に、ゲーム初心者にとって、「強いカードを理解する指針」であるべきだと思うのだ。
 
 これは、子供用TCGにとって、積み上げるべきノウハウであると僕は思う。なので、この業界に生きるものとして、苦言を呈させて頂いた。
 
 《ボルシャック・NEX》が今後、良き主人公カードとして成長する事に期待したい。
 


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