■光差す道となれ！ はじめてのシンクロデッキ“色々シンクロン”

　スターター２００８＆デュエルターミナル「シンクロ覚醒！！」から登場し、アニメでも大活躍中の新しいモンスター。
　それが白い枠の新分類モンスターカード、『シンクロモンスター』だ！

　なんせこの白いカード、融合モンスターに代わる、新アニメの主役級モンスターたちだ。否が応でも期待されるモンスターといえるね。
　これを知っていないと今後の遊戯王に乗り遅れるかも！？

　・・・なのに、意外と「シンクロ」をあまり知らない人も多いようだ。それはもったいない！
　遊戯王最新弾『THE DUELIST GENESIS』でも多数のシンクロモンスターが登場予定だし、短い記事だけど、ここで『シンクロモンスターとは何ぞや？』という解説をしていくぞ！

　何はなくとも、動いているデッキを見るのが一番早い。
　なのでプレイ動画＆レシピをご紹介！

　今回公開しているのは「このシンクロモンスターで勝負を決める！」というデッキではなく、戦局にあわせて色々なシンクロモンスターの特殊召喚を楽しめる「シンクロ練習用デッキ」だ。
　これに慣れたあと、気に入った組み合わせに集中したシンクロデッキにチャレンジするといいだろう。
　このデッキの詳しい動きが知りたいのなら、下の解説と一緒に掲載されている動画も見るとわかりやすいぞ。

シンクロデッキ“色々シンクロン”（動画で使用したレシピです） 上級モンスター（２枚） 　２ｘ サイバー・ドラゴン（ＥＥ４：準制限） 下級モンスター（２２枚） 　１ｘ クリッター（ＢＥ２：制限） 　３ｘ 素早いモモンガ（ＢＥ１） 　３ｘ Ｘ−セイバー　エアベルン（ＤＴ「シンクロ覚醒！！」：チューナー） 　２ｘ 霞の谷の戦士（ＤＴ「シンクロ覚醒！！」：チューナー） 　２ｘ ジャンク・シンクロン（スターター２００８：チューナー） 　２ｘ レスキュー・キャット（ＥＥ３） 　２ｘ 切り込み隊長（ＢＥ２） 　２ｘ 召喚僧サモンプリースト（ＬＥ８） 　１ｘ コアラッコ（ＰＴＤＮ） 　１ｘ 宝玉獣アメジスト･キャット（ＦＯＴＢ） 　１ｘ Ｎ・ブラック・パンサー（ＰＯＴＤ） 　１ｘ ならず者傭兵部隊（ＢＥ２） 　１ｘ マジック・ストライカー（ワールドチャンピオンシップ２００７特典） 魔法（１１枚） 　１ｘ 死者蘇生（ＢＥ１：制限） 　１ｘ 大嵐（ＢＥ２：制限） 　１ｘ 洗脳−ブレインコントロール（ＥＥ３：制限） 　２ｘ 増援（ＢＥ２：準制限） 　３ｘ 貪欲な壷（ＥＥ４） 　２ｘ 精神操作（インターナショナル２特典） 　１ｘ ライトニング・ボルテックス（ＥＥ３） 装備魔法（１枚） 　１ｘ 早すぎた埋葬（ＢＥ１：制限） 速攻魔法（４枚） 　１ｘ サイクロン（ＢＥ１：制限） 　１ｘ スケープ・ゴート（スターター２００７：制限） 　２ｘ 月の書（ＢＥ２：準制限） 　エクストラデッキ シンクロモンスター 　２ｘ ジャンク・ウォリアー（スターター２００８） 　１ｘ ギガンテック・ファイター（スターター２００８） 　１ｘ 大地の騎士ガイアナイト（スターター２００８） 　２ｘ 氷結界の龍ブリューナク（ＤＴ「シンクロ覚醒！！」） 　２ｘ Ａ・Ｏ・Ｊ　カタストル（ＤＴ「シンクロ覚醒！！」） 　２ｘ Ｘ−セイバー　ウルベルム（ＤＴ「シンクロ覚醒！！」） 　１ｘ フレムベル・ウルキサス（ＤＴ「シンクロ覚醒！！」） 　１ｘ ミスト・ウォーム（ＤＴ「シンクロ覚醒！！」） 　１ｘ スターダスト・ドラゴン（ＴＤＧＳ） 融合モンスター 　２ｘ キメラテック・フォートレス・ドラゴン（雑誌特典）

（このデッキは４月１７日時点での、ルール、発売されたカード、雑誌で発表された《スターダスト・ドラゴン》のテキストを基に作られています）


スターダスト・ドラゴン
　風　☆８　ドラゴン族・シンクロ・効果
　ＡＴＫ／２５００　ＤＥＦ／２０００
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
「フィールド上のカードを破壊する効果」を持つ魔法・罠・効果モンスターの効果が発動したとき、このカードをリリースする事でその効果を無効にし破壊する。
この効果を適用したターンのエンドフェイズ時、この効果を発動するためにリリースされ墓地に存在するこのカードを、自分フィールド上に特殊召喚することができる。


　カードキングダムデッキ解説動画シリーズ「シンクロモンスターの奨め」前編



　デッキ解説動画シリーズ「シンクロモンスターの奨め」後編



■シンクロ召喚とは？

　当たり前だけど、いきなり「シンクロ召喚」といわれても、やり方を知らなければ意味はないよね。
　まずは基本ルールである、「シンクロ召喚のやり方」を念のため解説しておこう。

　まず、このたびルールが「マスタールール」に変更され、「融合デッキ」というものが「融合モンスター＆シンクロモンスターデッキ」とでもいうべき、「エクストラデッキ」というものに変更された。
　「融合デッキ」は上限枚数の制限がなかったけど、「エクストラデッキ」は「融合モンスターとシンクロモンスターを合わせて、合計１５枚まで」だ。忘れないようにしよう。

　では肝心なやり方は以下のとおり。

　１．自分のターンのメインフェイズに、フィールド上のチューナーとその他のモンスター１体以上のレベル合計が、召喚したいシンクロモンスターのレベルと等しくなった時にシンクロ召喚することを宣言します。
　その他のモンスターは何体でもかまいません。

　２．召喚するシンクロモンスターのレベルとレベルの合計が等しくなるように、チューナー１体とその他のモンスターを墓地に送ります。
　基本的に、チューナーは必ず１体でなくてはいけません。

　３．フィールド上のモンスターを墓地に送った後、エクストラデッキからシンクロモンスターをフィールド上へ表側攻撃表示か表側守備表示で出します。


　ようするに、

　『チューナーモンスター１体のレベル』＋『１体以上のチューナーじゃないモンスターのレベル（の合計）』＝『出したいシンクロモンスターのレベル』

　といった具合になるよう素材モンスターを用意し、これらを墓地に送ることで出せる、ということだ。

　勘違いしやすいけど、素材やシンクロ後の種族、属性とかは別に何も関係はない。
　アニメだと《ジャンク・シンクロン》＋《スピード・ウォリアー》でシンクロばっかりだけど、「チューナー＋その他」の組み合わせであり、レベルの合計が適正なら、出すシンクロモンスターは別に何でもＯＫだそ。
　チューナー戦士族＋その他戦士族＝シンクロ岩石族とかね。
（《ジャンク・ウォリアー》はチューナーが《ジャンク・シンクロン》固定だけど、どっちかいうとこれが例外に近い）


　この特殊召喚は《サイバー･ドラゴン》などの特殊召喚と同じように、チェーンブロックは作らない。
　《神の宣告》や《ライオウ》などで無効化が可能だ。
（その場合、素材となったモンスターは墓地に送られたまま）

　また、この「墓地に送る」のはコストではなく、ルールとして墓地に送られるため《マクロコスモス》などの「墓地に送る代わりに除外」というカードが置かれていてもシンクロ召喚は可能。
　「墓地に送ろうとした結果、本当に墓地に行ったかどうか」は問題じゃないということだろう。
　なので「羊トークン」などのトークンもシンクロ素材にすることができる。

　そして「墓地に送る」なので、リリース（旧名「生け贄」）じゃない。
　だから《精神操作》や《サモンプリースト》など「リリースできないカード」でもＯＫ。

　ただし、《死のデッキ破壊ウィルス》などとは違って裏側表示モンスターをシンクロ素材にすることはできないので、ココは充分に注意しよう。

　あと、これは書かれてないことだけど、「相手の場のモンスターをシンクロ素材にする」というのはダメ。
　《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》が変すぎるだけだから、勘違いしちゃいけないぞ。

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