|
緊急告知!!
シングルカード販売コーナー出張店、
千葉県船橋区ララポート内ゲーマーズに出店!!
(8月21日(土)〜8月29日(日)期間限定)
『ららぽーと』について、詳しくはこちらをご覧ください。
『ゲーマーズららぽーと』について、詳しくはこちらをご覧ください。
こんにちわ!いけっち店長です。
今回、(株)ブロッコリーさんのご協力を得て、ゲーマーズららぽーと船橋店にて、カードゲームのシングルカードコーナーを設営する事になりました!
期間限定、たったの一週間あまりですが、店番は私、いけっち店長がほぼ一人で行い、様々なデータ収集、実験を行おうと思います。頑張りますんでどぞよろしく。
■どんな店なのか?
家族連れのお子様をメインターゲットとした、親しみやすいカードコーナーです。
お子様には、「見て楽しむ」事と、「よりゲームが楽しくなる」事をテーマに。
ある程度ゲームがわかっている人には、「欲しいカードが全て手に入る」「デッキなどの情報が手に入る」事をサービスのテーマにしています。
今回取り扱う商品は、『デュエル・マスターズ』『遊戯王』『ガッシュ』『ポケモンADV』『ガンダムウォー』。
作業時間が足りず、『ガンダムウォー』と『遊戯王』はフルコンプリートとはいきませんでしたが、デッキ作りに必要なパーツはほとんど揃っています。
■なぜこんな店を作るのか?
実はこれは重要な事なのです。
我々は長い間、より良いカードゲーム業界のあり方について、我々なりに考え、行動してきました。
また、独りよがりにならないよう、“カードゲーム戦記”内読者参加コーナー“カードの穴”でも広く皆様から意見を募り、勉強させて頂きました。
そんな中で、我々が考えていた以上に、「カードゲームショップが近くに無くて困っている」という方々が多くいたのです。
ある調査では、小、中学生の95%がカードゲームをプレイした事があり、80%以上が継続してカードで遊んでいる、というのに、です(このレベルまできたら「子供はみんなカードで遊んでる」と言えるでしょう)。
しかし、だからといって、「1つの町に1件のカードショップ」というのは不可能です。そんな経済力はありませんし、そもそも店として維持できる売り上げが取れません。もしそれが可能ならば、既にそういう状況になっているはずですし。
とは言え、いつまでたっても都市部(カードショップのある所)と地方の情報格差は縮まりません。地方でどんなに友達同士で頑張っても、組みたいデッキのパーツを揃えるのは大変でしょう。
当店通信販売は、そういった方のためにもコモン、アンコモンの通販まで行っているのですが、誰しもがインターネットが扱える訳でもありません。
では、どうすれば良いのでしょう。地方の子供達も、好きなカードを手に入れたり、最新デッキの使い方を知るには…?
その答えの一つとして、僕が考えたのが、これです。
○郊外型大型デパートの中に、小規模なカードゲームコーナーを作る
地方の方も、都市部の方も共通して、ですが、少なくとも月に1度ぐらいは、家族でデパートにお買い物に出かけるのではないでしょうか?
僕も昔は「おとなしくしてれば、一つぐらいおもちゃを買ってあげる」とか言われて、付いていったものです。
そういった所に、3坪から5坪ぐらいの、小さな、しかし品揃えの良いカードコーナーを作るのです。
玩具店の一角でも良いでしょう。ベンチなどが近くにあれば、なお良いかもしれません。
ご年配の方にはわかって頂けるでしょうが、昔どこの百貨店にもあった“高級切手・古銭”のコーナーのようなものを、カードゲームで作るのです。これには、様々な効果があると考えます。
○デパートは商圏が広い(遠くからもお客が来る)ので、広い範囲のカードプレイヤーをフォロー出来る。
○家族連れで来るので、子供達も場合によっては、お父さん、お母さんに買ってもらえる。
○昔、切手ブームが起こった要因の一つは、陳列が美しく、興味のない人でも関心を持つように(あたかも画廊のように)作られていたからだと思われる。
同じようにカードを展示する事で、より多くの人に興味を持ってもらい、「価値のあるもの」と認識してもらう。
(そうすれば、「またカードばっかり買って!あんな物、ただの紙じゃないの!」とお母さんに怒られる事も、減るかもね)
他にも色々、商業的な事とか、より良い商品を選んでいただけるようお客様に教える(教販)意義とか、色々ありますが長く、専門的な話になりますので割愛。
とにかく、少なくとも、カードゲームショップに行かない(行けない)、大部分の一般的なプレイヤー(なんとカードプレイヤーの9割以上がカード専門店に行かない、というデータがあります)にとって、便利なものになると思います。
もちろん、僕の考えは間違っているかも知れません。こんな方法を、誰も望んでいないかも知れません。
だから、その為の実験なのです。より良いカードゲーム業界のためにと、僕が勝手に考えて、スタッフに迷惑をかけながらやっているわがままなのです。
ですが、これが上手くいけば、「こういう売り方でお客様に喜んでいただき、売り上げも取れますよ」という事を、小売店やメーカーに伝え、全国にカードコーナー(僕は“カードスポット”と呼んでいます)を作ってもらえるようになるかも知れません。
そうすれば、「近所にカード屋がなくて困ってる」という子供達にも、少しは助けになるのではないでしょうか。
どこででもシングルカードが手に入るようになれば、誰も当店の通販を利用してくれなくなるかも知れませんが(笑)
■なぜゲーマーズLaLaport店(ブロッコリー)内で行うのか?
これは単純に、この企画に最初に乗ってくださったのがブロッコリーさん、木谷社長だったからです。
もちろん、お声を掛けていただければ、どことでもお話させて頂きます。
ただし、“トレーディングカードゲーム”の最低限、守らなければならない義務として、『キャラクターを使い捨てにするゲームを作らない』というルールが、僕の中にあります。この点で同意できるメーカー様としか、お仕事は出来ません。
これは、「せっかく集めたアニメのカードが、番組終了と同時にサポートが打ち切られ、文字通り紙切れになった」というご意見が、今まで非常に多く、皆様から送られてきたためです。
長く遊べるからこそ、安心して集める事が出来る。
メーカーが、売り逃げて終わるようなカードゲームに、大切なお金を使えるでしょうか?
大切なお小遣いを貯めてやっとレアカードを買ったのに、ブームが終わったり、最悪メーカーの都合で打ち切られたりしてカードが紙切れになってしまったら…。
子供達は、“価値”という物に、歪んだ認識を持ってしまいかねません。
(キャラクターの使い捨て商法がいかに子供達に悪影響を与えるか、ということは最近では“日経キャラクターズ”で『機動戦士ガンダム』の富野監督が語っておられました。手に入りやすい雑誌ですので、興味のある人は読んでみてください!!)
例を言うと、ジ○ンプのマンガ、デス○ートのカードゲームが出るとするとどうでしょう?
僕はこのマンガがむちゃくちゃ好きで、10年に一度の名作と考えています。
が、だからといってトレーディングカードゲームになったとしても、いつまでカードセットが出続けるのか心配で仕方ないでしょう。
こういう作品は、最初から作りきりの、2000円ほどの一箱ですべて揃う、そう、UNOや人生ゲームカード版のような、スタンドアローン型カードゲームにならぴったりです。
(や、やりてぇ! Lとライトになってお互い相手を追い詰めていく…!!)
これがジョジ○なら、キャラクターが多いので、いくつもエキスパンションが出るような気がしませんか?
(これまたマジ欲しいですね。「今度のエキスパンションは第三部から!」とかガンダムウォーみたいに)
つまり、同じマンガ原作といっても、トレーディングカードゲームに向くものと、そうでないものがあるのです。
木谷社長とお話させてもらった限り、ブロッコリーさんは、こういう点をわかっていらっしゃいます。
最初から何年、何十年と続くものを目指してキャラクターを作ろうとしている。
カードゲームが安心して遊んで頂けるようになるに、メーカーさんには、この点に気をつけて頂きたいと思っています。
とまあ、夢は膨らむのですが、なにぶん無理やり夏休み期間に間に合わせたため、準備がたりず、今回は中途半端なものになってしまうかも知れません。(す、すいません、木谷社長)
また、これは特に、当ホームページをご覧の方に明言しておきますが、
「決して、安くシングルカードを売るわけではありません」
なぜか、と言うと、今回の目的は、
「安く、大量に売る」
ではなく、
「パックを開封してシングルにして販売しても、その手間隙を差し引いても商売が成り立つ」
のかどうかのテストと意味合いもあるからです。
難しい話になりますが、つまり、“カードスポット”というシステムが、キチンと利益を出せるものでなければ、デパートに出店している小売店がこのシステムを使ってくれる事はないでしょう。
だから、ちゃんと利益の出る価格帯に設定して、充分効果があるかどうかを、テストする必要があるのです。
そりゃもちろん、大安売りしたほうが、売り上げは上がるでしょうが、正しいデータは取れませんので。
またスペースも広くありませんし、当然デュエルスペースもありません。
「できるだけ小スペースで」というのもテーマの一つですので。
■最後に
業界の方の中には、僕とは違ったご意見の方もおられるでしょう。
もちろん、当たり前の事だと思います。
その方はその方で、自分が良い、正しいと思う事を行えば良いと思います。
また、我々を応援して下さる方々も、我々の行動、意見の全てが正しいとは思っておられないと思います(日記が下品すぎるとか(笑))
ですが我々が、こうした行動、記事を書き続けるのは、ショップの視点から見て、さまざまな問題点が気になっているからです。
これほどたくさんのカードゲームファンがいて、これほどたくさんのメーカーがカードゲームを作っていながら、なぜこの業界はこんなにユーザーの不満が多いのでしょうか?
また、あるデータによると、9割のユーザーが、カード専門店を利用していません。これで専門店と言えるのでしょうか?
僕はこの事実を見逃せません。
不満が多いのはカードゲームが期待され、愛されているから。
にもかかわらずメーカー、ショップがそれに答える術を持っていないからでしょう。
だから我々は、少しでもユーザーの方々のためになる、と考えた事はとにかく試してみる事にします。
例え間違っていても、何かをやってみないと答えはでません。
どうかこれからもご指導下さいませ。
【戻る】
|