トップカードゲーム戦記カードゲーム発売前紹介 Lycee(リセ)


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カードゲーム発売前紹介 Lycee(リセ)



萌え系TCG界の救世主となるか?!
Lycee(リセ)カードゲームってどんなゲーム?!




○登場人物紹介
いけっち店長
いつものアレ。
 ヤナー 
元、徳島でのアルバイトであったが、東京の大学に行って音信不通に。
カードキングダム練馬春日にふらふらと現れた所を発見、捕獲、飼育。
現在またもや強制労働アルバイトに。社内ヒエラルキーは日本海溝並みに低いが、なぜか社長いけっちを罵倒する権利を持つ。
あ、それは社員全員か。


 1月28日に発売される最新カードゲーム“Lycee”(リセ)を心待ちにするオレ。
 発売に先駆けて、1月8日に池袋で行われた体験会に参加した、当店アルバイト“ヤナー”をふんづかまえ、ルール説明を受ける。

オレ 「で、どうよ! 面白そうなのか?!」

ヤナー「全部のカードを見たわけじゃないので、責任持って言えませんが、システムはヤヴァイですよ。スゲー、色々考えそう。良い意味で」

オレ 「リーフファイト的って事?」

ヤナー「正にそうなんですよ! いや、ルールは全然ちがうんですが」

オレ 「考える事が多いゲームって事か?」

ヤナー「いや、慣れてくるとそうなりそうですが、始めるのは簡単でしょう」

オレ 「普通は逆だよな。って事は、始めやすくて奥が深い、という、良くテーマにされているが実現の難しいゲーム性が、コイツに期待できるって事なのか?!」

ヤナー「まあ、それは実際に発売されない事には・・・」

オレ 「まあいいや。とにかく、体験会の事を話してくれ」


(リセ体験会)
ヤナー「体験会っていうと、実際にデッキを使って対戦できると思ってたんですが、そこまで用意されていなくて。“ルール講習会”になっていたのは残念でした。」

オレ 「むぅ・・・やはり間に合わなかったのか。印刷所の都合かなぁ。」

ヤナー「かなり盛況で、イスが足りないぐらいでした。期待の高さが伺えましたな」

オレ 「やっぱりな。なんせ今、萌え系カードゲームは絶滅の危機に瀕してるからな。“リーフ”“アクエリ”でこの世界に入ったユーザーさんは、次なる主力となるカードゲームを求めていると思うんだよ。
 ・・・萌え系カードゲームのプレイヤーさんって、本質的にガチガチの“トーナメントプレイヤー”が少なくて、コミュニケーションツールとしてカードゲームを利用して、『いっしょに楽しもうよ』というスタンスの人が多いと思うんだ。
 FB徳島もそういう人が多くて、だからみんな和気藹々としてるんだと思う」

ヤナー「ああ、オレ、その雰囲気が好きですよ。でも、結構マジメに対戦して、すごくよく考えるんですよね」

オレ 「そうそう。一緒に楽しむ、っていうのを、良く考えて、一緒にゲームを楽しもう、に昇華してるっつーか。それにLycee(リセ)は、人気ソフトハウス3社のキャラが一同に会するという、『版権問題どうやってクリアしとんねん?!』という奇跡のゲームだからな。そりゃみんな期待するわい。で、講習会の内容は?」

ヤナー「それについては別にレポートにまとめておきましたんで、見ておいて下さい。
 どっちかっつうと、まずルールを知っといた方が良いんじゃないスか?」

オレ 「そーだな。コミケで買った、カードもあるし。ではよろしく」



(属性は5つ)
「この左上のマークが、属性。いわゆる“色”です」

「雪、太陽、雷・・・何これ? 卵かまぼこ?」

「いえ、花」

「どう見てもサクラカマボコじゃねーか。以後これはカマボコ色って事で」


(コストの払い方は?)
「えー、カマボコの下の数字が、捨てると出るコストです」

「捨てると出る? 手札を捨てるとコストになるのか、このゲーム。じゃあナンだ、手札がすぐなくなるんじゃねぇの」

「だから、1ターン2ドローなんですわ」

「おおなるほど。たくさん引けるゲームは気持ちいいから好きだぞ」


(主役・キャラクターカード)
「キャラの名前の下が、場にキャラを出すのに必要なコストです」

「この【マルチ】の場合、カマボコと・・星?」

「ああ、星はいわゆる“無色”です。何でもオーケー。つまり【マルチ】は、【マルチ】自身を手札から捨てれば召喚できると」

「同名キャラは自分の場に1体制限だな。じゃあ、2体目以降はコストにすりゃいい訳か。なるほど」


(前列3マス後列3マスのウィザードリィ方式)
「その下の四角内が、出せる場所です」

「場所?」

「このゲーム、フィールドがあってですね。この絵のように、縦2、横3の計6箇所に召喚できるんですわ。で、この【マルチ】の場合、真ん中と右の列に召喚できる、と」

「むう。・・・これは、新しいっぽい」


(能力値は3種)
「左下の数字が、とんかちAP(攻撃力)、ヘルメットDP(防御力)、メガホンSP(支援)でして」

「まあなんか、見りゃわかるのは良いよな」




(テキスト)
「テキスト欄ですが、緑文字は、基本能力。黒文字が固有能力ですわ」

「ふむふむ。基本能力ってのは、『飛行』とか『ダブルブレイカー』とかの、よくある共通能力だな。どんなのがあるの」

「一応、リストにしておきました。ルールがわかった後、見ておいて下さい」

ダッシュ
このキャラが参加しているバトルの結果は、このキャラの攻撃を優先して判定します。
このバトルで対戦キャラがダウンする場合、このキャラはダウンしません。
アグレッシブ
このキャラは登場したターンから、攻撃・特殊能力の使用ができます。
ステップ
このキャラを前後左右に1マス移動します。
自分のターン中、このキャラが未行動状態の間だけ、1ターンに1回だけ使用できます。
バトル中には使用できません。
既にキャラが登場しているフィールド・相手のフィールドには移動できません。
サイドステップ
[ステップ]と同じです。
ただし、左右にしか移動できません。
オーダーステップ
[ステップ]と同じです。
ただし、前後にしか移動できません。
ジャンプ
好きな自分のフィールドに移動できます。
使い方は[ステップ]と同じです。
エスケープ
このキャラを破棄します。
自分のターン中、このキャラが未行動状態の間だけ1ターンに1回だけ使用できます。
サイドアタック
このキャラが攻撃したとき、攻撃する列をこのキャラの同列・このキャラの左列・このキャラの右列から選ぶことができます。
タックス・トラッシュ
指定されたコストを自分のターンのターン開始時に支払わなければなりません。支払わない場合、このキャラは破棄されます。
タックスウェイクアップ
指定されたコストを自分のターンのターン開始時に支払わなければなりません。支払わない場合、このキャラはこのターンのウェイクアップができません。

(カードは3種)
「カードには、キャラクターカード、アイテムカード、イベントカードがあります」

「つまり、ガンダムウォーで言うところのユニット、キャラクター、コマンドだな。種類を絞り込んだ結果だろう」

「戦闘中、割り込みのタイミングで使えるイベントカードもあります」


(後攻有利?)
「初期手札は7枚。先攻は1ドロー、後攻以降は2ドローです」

「先攻のペナルティーはそんだけ?」

「実は、先攻がキャラを配置して、それに対応して後攻がキャラ配置するので、なにげに後攻有利説があるんですよ」

「ほほう。ベルセルクTCGもそんな感じだったな。単純に先攻有利なゲームが多い中、いい要素かもな」


(いよいよゲーム開始)
「で、メインフェイズにできる事ですが、“キャラクターの召喚”“イベントカード使用”“アイテムカード使用”“能力使用”“攻撃宣言”と、大きく分けて4つ。
 順番は自由。つまり、攻撃後召喚もオーケーです」

「マジックと一緒か。これは読み合いが熱くなる要素だなぁ」


(攻撃宣言)
「で、戦闘ですが、前列(アタックフィールド)にいるキャラクターのみが、タップする事で攻撃宣言を行えます。
 防御側は、攻撃された列の、後ろの方(ディフェンスフィールド)にキャラがいる場合のみ、そのキャラをタップしてブロック宣言を行えます。
 防御キャラがいなかったり、いても素通しした場合、本体にダメージ。攻撃キャラの攻撃数値(AP)分、デッキが削れます」
「ガンダムウォーと同じ、デッキ=ライフ制か。ライフカウンターがいらないシステムだな」


(バトル!)(05.01.14 訂正)
「ブロックした場合、バトルに突入します。攻撃側のAPと、防御側のDPを比べ、攻撃側のAPが上回っていた場合、防御側がダウンします。
 同時に、防御側のAPと攻撃側のDPを比べ、防御側のAPが上回っていた場合、攻撃側がダウンします。
 双方上回っていたら相打ちで、両方ダウンですね」

「上回っていた場合? 同数じゃ破棄されないの?」

「普通のセンスだと、引き算してゼロ以下になるダメージで破棄されるように思うんですが、ここのデザイナーさんのこだわりなんですかねー。Rumbling Angelもそうでしたし」

「まあ、遊戯王の守備モンスターも、攻撃値が上回らないと破壊されないが・・・一般的なセンスとは、ちょっと違うな。慣れるしかないか」

「ちなみに、攻撃側、防御側ともDPが相手のAPを上回っていたからといって、キャラがダウンすることはありません」

「なるほど」


(支援効果)(05.01.14 訂正)
「で、このゲームで一番頭を使いそうな所がこれ。“支援(SP)”の数字。
 実は、戦闘に入ったキャラクターの隣接するフィールドにキャラがいて未行動状態でいる場合、そのキャラをタップする事により、タップしたキャラのSPの値の分だけ攻撃中のキャラはAPに防御中のキャラはDPに加算されます」

「ほほう。すると、例えば真ん中の列にいるキャラクターは、上下どちらかと左右、最大3人の支援を受けられるのか。真ん中が激戦区な訳だな。なるほどぉ」

「ここで、アタック宣言は1体ずつ行うため、どこか一箇所で負けておいて、実は本狙いのフィールドで勝つ、などの戦術が狙えたり、イベントカードの多くは戦闘中にインスタントタイミングで打てるため、本来なら負けるバトルをイベント強化できると見せかけて、ブラフで押し通したり、駆け引きが楽しめそうなんですよ!」

「つまり、マジックザギャザリングのインスタント巨大化合戦が、毎ターン常に駆け引きとして楽しめる、という事か! これは熱いんでないかい?!」


(イベントカードとアイテムカード)
「イベントカードとかアイテムカードには、どんなのがあるんだ?」

「まだ一部のカードしかわかりませんが、キャラクターの能力のいくつかは、タップする事で起動しますんで、例えば起きてこなくなるアイテムとか」

「つまり、【整備不良】(ガンダムウォー)とか」

「いえむしろ、このゲームでは【手錠】とか」

「エローい。んふんふ」

「いや、あるかどうかわかんない物で興奮しないで下さい。・・えー、普通にキャラクター除去カードなんかもあるでしょうが、面白い除去手段を聞きました」


(移動システム)
「このゲーム、キャラクターの能力でフィールド上を移動する事があるんですが、『移動させる』カードもありまして、相手が移動しようとした所に、対応して他のキャラクターを無理やり移動させると、本来移動しようとしていたキャラクターがその配置場所に移動できなくなります」

「ふむふむ」

「その場合なんと、移動できなかったキャラクターカードが、破棄されるそうです!!」

「ほう! なるほど。相手の行動まかせで、しかもキャラクターが複数いないと使えない限定条件だが、面白い除去手段だな」

「ぴょんぴょん移動させるのが楽しそうなんですが、危険なのかもしれません」

「まあ、そのカードの使用率によるだろう。よい感じで戦術にメリット・デメリットが多重面に絡んでそうだな」

「本当に、配置に頭を使うゲームになりそうです」

(05.01.28)
 このページではこのように書いていましたが、オフィシャルのホームページで以下のような公式裁定が出ております。

Q.[ステップ][サイドステップ]によって、キャラの登場している領域に移動することはできますか?
A.できません。万が一、キャラの登場している領域に移動することになった場合もキャラは移動しません。
(2005/01/13)

 このホームページ上の記事は講習会当時の受け答えを元にしておりますので、オフィシャルの更新と食い違う点が他にも存在してくると予想されます。
 食い違う点につきましてはオフィシャルのホームページの方を参考にしていただけますようお願いいたします。






「聞いた所、ゲームのルールそのものは簡単に聞こえるが・・・事実、もうルールは覚えたが、こりゃ配置や攻撃順序、サポートを使うかどうか、考える事が多そうなゲームだ。2手、3手も先を読んでいかなくちゃな・・・。
 こういうゲーム、オレは好きだが。かつての名作、“神の記述”みたいな」

「そうなんですよ。しかし、万人に受け入れられるゲームなんでしょうか?」

「純粋に、上級者がどんどん強くなるゲームかもしれんが、スタートはみんな一緒だし、途中から始めた人も、鍛えればすぐ追いつけるレベルだと思うぞ。考えるのが楽しい、良いゲームになるといいなぁ」

「ぶっ壊れカードが出ない限り、面白そうですよね」

「よし、とりあえず当店は、現時点では“Lycee(リセ)”を研究し、記事を書いていく事に決定。
 ただし、あくまで“現時点では”だ! カードをコンプリートして遊び倒し、『研究する価値がある』と判断したら、“Lycee(リセ)研究所”スタート!
 シングルカード販売も、すぐに始めよう。
 が、もしゲームとして面白くなかったら、残念ながら当店としてはそこでアウトだ」

「なんかものすごくエラそうじゃないですか?」

「いや? だってダメになったとしても、『当店では扱わない』ってなるだけだよ? 当店だけ。
 僕達は僕達が尊敬できて、「これは良い物だ」と思えるものでなければ、自信を持って皆さんにお勧めできない訳だから、当然だろう。良いと思えないものを皆さんに勧めるのは、裏切りじゃないか」

「なるほど。だから○○○の記事を書かなくなったんです・・・ぐぶぁ」(何かがおこった)

「・・・しかしそれは、今回は杞憂じゃないかな。“Lycee(リセ)”。これは、久しぶりに楽しみな、良いゲームのような気がする。
 なんといっても、メーカーが売る気になってる。
 すでに全国大会の予定まで告知してるもんな。これは、すごい事だよ。普通は『売れたら、サポートしよう』というのがメーカーだよ。売る前から、『皆さん、楽しんでください! こちらも全力でサポートさせて頂きます!!』ってのが見えてるんだぜ。
 『よ〜し、だったら、やってやるか!』ってのが、カードゲーマーの矜持ってモンかね」

 “Lycee(リセ)”バージョンリーフとバージョンヴィジュアルアーツは1月28日発売。バージョンアリスソフトは2月18日発売です(・・・一応、当店でも予約中です。てへ)。


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