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いけっち店長の業界レポート “ブロッコリー新作パレード”
9月13日(水)、六本木ヴェルファーレにて開催された、ブロッコリー新作パレードに行って来ました。
数々の新作アニメ、ゲームの発表、ブロッコリーの様々なコンテンツを一堂に集め、今後の展開を発表していくというイベント。こーゆーメーカー発表イベントはだいたい300人も来れば格好が付くもんなんですが、なんとこの日は、あいにくの雨なのに600人以上が来場。
「ギャラクシーエンジェルII」「新作デジキャラット」「名探偵エヴァンゲリオン」などなど、話題の作品が紹介されるって事で業界的に注目されたイベントだったんでしょうが・・もちろん、僕の目的はカードゲーム関連!
ここを読んでくださる皆さんもそうでしょうから、アニメやテレビゲームの話はすっ飛ばして、カードゲームの話だけご紹介しますよ。
まずは現在、売れちぎってるキャラクター・カードゲーム、“Lycee”の新作情報。
“バージョンTYPE-MOON”の発売から大幅にユーザー数を増やし、今やカードゲーショップの定番としてなくてはならない商材にまで成長したビッグタイトル。当店でも、徳島や蒲田では時おり「祭り」が発生し、売り上げをガツンと上げてくれます。
で、“バージョン・Navel(ネーブル)”(『SHUFFLE!』『俺たちに翼はない』『Soul Link』など)が発売されるって発表。これはまた新規参加ユーザーが増えそうな見通しです。
また、バージョン・ビジュアルアーツの第3弾も年末発売予定。またまた祭りの予感です。
→Lycee オフィシャル
続いて、今回の目玉、完全新作カードゲームの発表。その名も、謎のカードゲーム、「プロジェクト・R」!!
ゲーム内容については、「カードキングダムラジオ」でおなじみ僕の相棒、マッシュこと中本君が登壇してアナウンス。どんなモンかと言うと・・・
■対象年齢制限・無し(子供から大人まで広く対象を取ったカードゲームである)
■参入メーカー制限・無し(あらゆるメーカーの・・・・)
■参加キャラクター制限・無し(あらゆるキャラクターをカード化可能!!)
・・・というプロジェクト!!
参入決定メーカー・コンテンツ・代表作品例を書き並べて見ましょう。
(作品タイトルはあくまでコンテンツの代表例として並べたもので、この作品がカード化されるとは限りません。可能性の大きいもの、期待したいものではあります)
○角川書店
角川スニーカー文庫(→HP)「ブレイブストーリー」「涼宮ハルヒの憂鬱」「ロードス島戦記」等
少年エース(→HP) 「ケロロ軍曹」「大魔法峠」「強殖装甲ガイバー」等
ASUKA(→HP) 「トリニティ・ブラッド」「バッテリー」等
○富士見書房
月刊ドラゴンマガジン(→HP) 「スレイヤーズSP」「魔法戦士リウイ」「フルメタル・パニック」「ザ・サード」等
ドラゴンエイジ(→HP) 「かりん」「仮面のメイドガイ」「ゼロイン」等
○メディアワークス
電撃G'sマガジン(→HP) 「シスタープリンセス」「双恋」「ストロベリーパニック」等
電撃大王(→HP) 「よつばと」「苺ましまろ」「GUNSLINGER GIRL」等
電撃文庫(→HP) 「灼眼のシャナ」「新フォーチュン・クエスト」「キノの旅」「半分の月がのぼる空」「護君に女神の祝福を」等
そして当然、
○ブロッコリー
「デ・ジ・キャラット」「ギャラクシーエンジェル」「ギャラクシーエンジェルII」等
まず、最初っからこの4社が参入決定!!
今後の展開によっては、出版社だけでなく、テレビゲームメーカー、玩具メーカーのキャラクターまでカード化される事も考えられます。
そしてそれらが全て、ひとつのルールで混ぜて遊べるとの事。
「カードゲームへの間口を広げるのが目的」というマクロな視点出作られた新作カードゲーム。
プロッコリー・木谷会長曰く、
「ディメンション・ゼロで競技用カードゲームの『賞金という、行き着く先の目的』を用意しておき、“R”でキャラクターの力を借りて、多くの人にカードゲームへの興味を持ってもらう。カードゲームプレイヤーの総数を底上げするのが目的」
とのお話。
我々カードゲームユーザーにとっては何とも頼もしく、楽しみな企画ではありませんか。
新作カードゲーム、「プロジェクト“R”」。製作は遊宝洞、メインデザイナーは中村聡。年内の発売に向けて始動開始。
続報に期待しましょう。
→遊宝洞 オフィシャル
さて、そのあとは、エキシビジョン・マッチとして、木谷会長と2代目イメージキャラクター、長澤奈央さんのディメンションゼロ対戦。
会長、容赦なく勝利。
ひでぇ(笑)
実戦回数から言えば「会長が勝って当たり前なのでは?」と思うかもしれませんが、実は会長、今まで長澤さんに勝った事が無かったんです(笑)
負けた長澤さんは、ゲーマーズ本店での1日店長をする事に・・これはこれで楽しみ。
しかし長澤さんが「勝った時の希望」として提案していた、「自分自身のカード化」もありうるようで、こりゃどっちが勝っても関係なかったやん、って感じでした(笑)
しかし・・・長澤さんにルールを教えたのは僕なんですが・・・負けると責任を感じますね。
また機会があったら、長澤さんに必殺技でも伝授しておきたいですな。
そして最後にサプライズ。先日、PRIDE無差別級グランプリ2006で準優勝した格闘家、ジョシュ・バーネット選手が突如出現!
知ってる人は知っていますが、日本の漫画・アニメに激しく詳しく、好きなキャラクターはケンシロウ、日本に来るたび秋葉原へ向かうという、「世界最強のオタク」。
実は僕、控え室で同席していたのですが、会場から「名探偵エヴァンゲリオン」のプロモーション・ミュージックが流れてくるなり、「オゥ、エヴァンゲリオン♪」と即座に嬉しそうにするあたり、「本当に好きなんだなぁ」とか思いました。(日本人として光栄ですね)
で、そのジョシュ選手、シアトル出身で、やっぱりMTGのプレイヤー。(MTGのウィザーズ・オブ・コースト社はシアトルにあります)本人曰く、「リアル・マニアックね」との事。
オタクでカードゲームプレイヤー・・・なにか他人とは思えません(笑)
中村さん、会長、ジョシュ選手の会話はディメンション・ゼロについて盛り上がり、ジョシュ選手も
「ディメンション・ゼロの英語版が出たら必ずプレイする!」
と言って下さいました。
そんなジョシュ選手からとんでもない発表が。
PRIDE無差別級グランプリ優勝決定戦で、彼が使用したグローブ・・・血と汗が染み込んだ本物、を、なんとディメンション・ゼロ日本選手権優勝者に、副賞としてプレゼント!!
やばい。これは、価格とか値段とか、そういう下賎な物差しで見るもんじゃない。意味としてすごい。
総合格闘技の無差別級という、考えられる限り最もすさまじい戦いの世界で頂点を目指し、準優勝まで行き着いた男が、カードゲームの優勝者を同じ競技者としてリスペクトし、さらに贈り物をしたい、と言ってくれたんですよ。
カードゲーマーは誇って良いでしょう。素晴らしい贈り物です。
僕としては、これを受け取るに相応しい競技者が優勝してくれる事を、心から祈ります。
→TVアニメ「ギャラクシーエンジェる〜ん」製作発表会 withブロッコリー新作パレード
→ブロッコリー オフィシャル
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