FB徳島カードゲーム戦記3回


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2003年10月13日(月)東京やさぐれ紀行 まとめ
 
オ レ 「いやぁ、や〜っと終わった」

ハリー

「よくもまぁ、5ヶ月も引っ張りましたな」

オ レ

「だ、だって忙しかったんだもん! お読み頂いている皆さん、本当にすみませんでした。…何かもう、業界にもお読みの方が多いそうで。メールでご感想を送って下さる方、ありがとうございます。」

ハリー

「さて、たった3日間でしたが、色々と収穫の多い旅行でしたな」

オ レ

「うむ。やさぐれる発見も多かったが、良い情報も多かった」

ハリー

「突然連れて行かれたワリに頑張ったと自分でも思いますよ」

オ レ

悪かったよ! …さて、まとめるか。まず最初に、我々カードショップはこれからどうあるべきか」

ハリー

「いやぁ、がっかりしましたねぇ〜! 特に大阪!! 買いにくいわ、カードは揃ってないわ、とにかくお客に優しくない。」

オ レ

「新しい売り方も何も無かったな。東京では、大手は色々新しいホビーを演出して売ってるが、我々地方の小型店がマネ出来るものは無かったし、FB本部は大人向けの売り方を色々模索しているようで、余所と違ってチャレンジ精神はたのもしく思ったが…」

ハリー

「我々の店は子供が多いし、純粋なカードゲームのみの店ですしなぁ」

オ レ

「イマコーポレーションさんへ行ったのはどうかね」

ハリー

「思ったよりも相手にしてもらえましたね」

オ レ

「バンダイさんにも言ったけど、とにかく構築済みデッキを作って欲しいよね。初心者にお勧めしやすいし。リーフ4.00がもうすぐ出るけど…弱いセットは出しても買う必要無いしなぁ…」

ハリー

「イマさんにも言ってる事なんですが、どうやら強い∞弱い≠フ意味も御理解されてないようで」

オ レ

「まぁ、とにかく我々の言うように新エキスパンションを出してもらったんだし、何も出んよりいいか。よく考えたら、前の3.00も最初はオレ達の店で署名運動して、次にFBグループ全体で署名運動して、出して貰ったんじゃなかったっけ?」

ハリー

「イエス」

オ レ

「もしかして、リーフ3.00と4.00が出たのって、オレ達が言い出したから!?」

ハリー

「正確には、店長が言い出したから。全国的には諦められてましたし。実際に運動を起こしたのは店長とFBグループですからね」

オ レ

「ひゃっほうー! オレ、リーフやってないのに何でこんなに頑張ってんの!?」

ハリー

「…そんで出された3.00があんなのでしたからねぇ…」

オ レ

「だから、いいかげんメーカーさんも、カードゲームにちゃんと投資すべきなんだ! まともな作者を雇え!! テストプレイを大々的にやってデバッグしろ!!」

ハリー

「で、バンダイですが、私が言いたいのは、売り方がマズイ点が多い!!と。特に子供用ゲーム」

オ レ

「ガンダムウォーは、結構考えてたよな」

ハリー

「あれはある程度お金を持ってる層がターゲットだから。プロモカードが強くて、付いてる本が高くても大人は買えるから。商業的にはおいしい良い売り方なのかもしれません。我々はたまったもんじゃありませんが。
 ガッシュやドラゴンドライブにまで、金出したモン勝ちシステムを応用しないでいただきたい!!結局勝てない子供達が多数になって、遊びとして廃れてしまうんです」

オ レ

「おお、ドラゴンドライブなんか、4種のプロモの内、どれか1枚が雑誌に付くというひどさ! 一時的に本は売れるだろうが、商品寿命は縮めてるよなぁ。
 ……もしかして、ワザとか?」

ハリー

「作ってるのは下請けでしょうが、バンダイもあんなモンに、GOサインを出さないでいただきたい!!
 ダメな理由はカンタン、金色のガッシュもドラゴンドライブも、ちゃんと遊べてる子供がいないじゃないですか!!」

オ レ

「うん、そうだね。全然。……何で子供用に遊べるゲームにしないんだ!?」

ハリー

「デュエルマスターズの凄い所は、ほとんどの子供がルールを把握している事。マンガのバックアップも、ストーリー重視のデュエルマスターズ<eキストマンガとして高い完成度のデュエルジャッカーショウ≠ニでしっかりしてます。
 なのに、ドラゴンドライブのややこしさときたら!! まともに遊べてる子供はほとんどいませんし、ルールの解る理解力のある子供は、すぐにこのゲームがおもしろくない℃魔燉揄してやめていってますよね」

オ レ

「うん。理屈じゃなく、敢然とした事実だよな。ドラドラやガッシュは、やってた子がすぐやめていく。デュエマスや遊戯王はそんな事少ない」

ハリー

「バンダイさんは、その辺をそろそろ頑張ってもらいたいですね」

オ レ

「…とまぁ、偉そうに言ってる我々だが、メーカーとお客を繋ぐ立場で、カードゲームでメシ食ってる者の責任として、言うべき事は言っとかんとダメだと思う。
 で、良い商品を作ってもらって次に、そのおもしろさをちゃんと伝えてゆくのは我々の仕事だ」

ハリー

「お客様にはお金を出してもらってるんですからね。良い物を、楽しんでもらえるように、責任を持ってお教えしていかないと」

オ レ

「『教販』ってやつだな。信用いただけるだけの勉強は、我々も続けないとね」

ハリー

「まぁ…正直…今回の旅行で一番ショックだったのは、何度も言うように、あんまり勉強になるようなカードショップが無かった事なんですが…」

オ レ

「流行で出来た店が潰れていって、良い店が残っていく過渡期なんだろう。良い店があれば、誰かに教えてもらいたいね。是非見に行きたい。
 逆に、多少なりともお役に立てるかもしれないから、当店のノウハウを、これからHPで紹介してみようかとも思ってる。同業者の方々も見てくれてるみたいだし」

ハリー

「我々の得になりませんが?」

オ レ

「カードゲーム業界が盛り上がれば、巡り巡って我々の為でもあるしね。同業者の方々、どうかご利用下さい」

ハリー

「うーん、ますますアホな文章を書いてられなくなりますなぁ」

オ レ

「ん? オレがいつ、アホな文章を書いた?」

ハリー

「………」

長い間、当シリーズをご愛読ありがとうございました。m(_ _)m
いえ、別に日記が最終回じゃないですよ?


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