トップカードゲーム戦記ディメンション・ゼロ


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『ディメンション・ゼロ』への反響&記事リンク集


 長いことカードゲーム屋さんやってますが、発売前にここまで盛り上がったゲームを見たのは初めてです。

 気の早い人なんか、構築デッキのカードを全部プロキシー(代理カード)で作り上げ、すでに実際にプレイしているそうな。

 (構築デッキのカードデータはオフィシャルページで見れます。なんと現在、毎日更新という恐るべき更新頻度です。こりゃ毎日見ないとね。
 ルールについては、制作会社の遊宝洞さんのホームページに載ってます)

 しかし、発売が待ちきれず、自力で作っちゃうとは・・・ホントにみなさん、“ディメンション・ゼロ”に期待して下さってますね。



 で、実際にやってみたらどうだって?
 今まで見てきたところ、カードゲームに詳しい人ほど、あっという間に・・・ズバリ言って、初めての試合から油汗を流しながら、プレイし始めますね(笑)
 カードゲームに慣れている人、理解力のある人ほど、ものすごく考えるようになるんですよ。行動の選択肢が多くて。

「ああしても、こうしても勝てる。しかし、ああしてもこうしてもこうされてもヤバい!」
というのが、見えてくるので、
プレイヤーA「ぐぬぬぬぬ!」
プレイヤーB「むぅぅぅぅ!」
 脇で見ている人も、
 「うぅぅ、両方の考えている事がわかる。今の攻め手の方に3通りの攻め方があるが、どれを選ぶんだ? 俺ならこうだが・・いや、あぁすべきか?」
と、大変な緊張感。

 いやぁ、ここにきて、ディメンションゼロ、唯一の欠点に気付きましたね。
 対戦している人が、楽しそうに見えない(笑)
 2人とも、ものすごく真剣な顔してるから(笑)
 やってる本人は、楽しくて仕方ないんですけどね。相手のターン、やる事が無くてヒマ〜なんて事が、まったくありませんし。


 こう書くと、「そんなに難しいのか?」と思われるかも知れませんが、ちょっと違います。
 プレイそのものは子供でも簡単にできるんですよ。何も考えず、スイスイっと。

 そうですよね。将棋やオセロだって、ルールは簡単じゃないですか。でも、解ってくるとものすごく奥深い。まさにあんな感じです。
 うん。真剣に見え過ぎる、と書きましたが、子供達は楽しそうに元気良く、
「スマッシュ!」
「ぐわぁ! やられたー!」

とやってくれるんじゃないでしょうか。

 最近僕は、“ゼロ”をよく料理に例えます。
 「調味料よりも、素材を優先した、まっとうな日本料理のようだ」
 食通であればその本当の味がわかり、素直な子供達にとっては純粋に体に良くて率直においしい。
 味付けが濃い料理が好きな人は最初敬遠するかもしれませんが、やってみるとこのゲーム、純粋に面白いですよ。



 さて、「“ディメンション・ゼロ”をGoogleで検索」ですが、発売を楽しみにし話題にされているカードゲームプレイヤーのページだけでなく、やはり、格闘家の五味選手がイメージキャラクターってのも、ものすごく大きいようですね。

 「格闘家なんて、カードゲームと関係ないじゃん」と思われるかもしれませんが、そんなことありません。
 それを言うなら、ドラゴンクエスト8のCMにSMAPが出るのも、テレビゲームと関係ないじゃん(笑)
 有名人を起用するってだけで、メディア露出がガンと跳ね上がるのは当たり前ですよね。

 「カードゲームユーザーに、どう売るか」
という、すでに出来上がっている市場の中で、どれだけお客をとるか、という、考え方だけではなく、
 「“ゼロ”という商品を“社会”に向けてどう売るか」
というマクロな視点・・・市場を開拓する考え方のプロモーション(販売活動)。
 すなわち、カードゲームプレイヤーそのものを増やそうという事を考えて作った商品だと、木谷会長も仰ってます。

 そう考えると、五味選手はベストなキャラクター。
 期待の集まっているスターですし、何しろスポーツ新聞社、全社来てましたからね。発表会の、あのカメラの数はヤバかった(笑)
 単なるカードゲームの製作発表会じゃあ、こうはいかないですよ。やはり有名人パワーはすごい。


 また、「けっきょくはカードゲームごとき」と思う人もちょっといるようですが、これももう古い考え方ではないでしょうか?

 その昔、野球ですら、プロ制度がなかったころは「男子一生の仕事にあらず(価値のない物)」として笑われていました。
 今は、野球を趣味にしている人を笑う人、いませんよね。

 このように、価値、地位、そして市場という物は、勝手に湧き上がる物じゃなくて、作り出されるもの。

 カードゲームを、
「もっとやりがいのある(頂点に行く価値がある)、たくさんの人と楽しめる(バカにされない)、長く楽しめる趣味にしたい!」
 こう思っているファンがいて、
「よし、多くの人が求めて下さっている。それに答えよう!」
という組織(企業)があって、その2つが合わさった時!
 『誰もがずっと、安心して続ける事ができる“価値”のあるものができる』のでは、ないでしょうか?

 それが、“ディメンション・ゼロ”の夢です。



 ついこの前、東京で合ったお話。
 某カードゲームの全国大会優勝者のグループの方々とお話しました。
 彼らは、
「カードゲームをやってるって学校でバレたら破滅だよ(バカにされる)」
と苦笑いします。
 仲間が日本チャンピオンになるほど、一生懸命、熱心にプレイしているにも関わらず、です。

 全国大会で優勝した事は、カードゲームプレイヤーからすれば、尊敬に値する、すごい事です。
 でもそれを、学校(社会)で言う事もできない。
 すごく強いから、といって、誰かが何かで雇ってくれる事もない。賞金がもらえるわけでもない。人生が変わるわけでもない。
 思い出と、そのとき一瞬の達成感のみ。

 こんなバカな、もったいない事があるのでしょうか。

 これが、「バカな事」のままで終る・・・。
 つまり、カードゲームという、子供と大人のコミニケーションにも役立つ、素晴らしい知的遊戯が、社会に認められることなく終るかどうか。
 これは、この“ディメンション・ゼロ”に掛かっているのではないか、と、真面目に考えています。

 もし、“ゼロ”がダメだったら、メーカーは、
「なんだ、結局、テレビや漫画のキャラクターが付いてないと売れないのか。ユーザーは、“ゲーム”として買うよりも、キャラクターとしての要素を優先して買うんだな?」
と思ってしまうかもしれません。

 今、“ディメンション・ゼロ”が期待されているのも、カードゲームでも「中身で勝負!」という商品が望まれている、という事だと思います。
 嬉しい事に“カードゲーム屋さん”が、どんどんやりがいのある仕事になってきました。
 いや、僕は最初からずっとやりがいがありますが(笑)



 さて、8月24日の製作発表会以降、様々な方がディメンション・ゼロの記事を書いておられます。
 これから時々、そういった方々の記事をご紹介させていただきたいと思います。

 やっぱ何だ、今の情報って、色んなところから拾っていかないとね。

 注意・日記などの場合は、記事がどんどん下のほうに流れていきますので、ちょっと見て“ディメンション・ゼロ”の記事が見当たらなければ、05年8月後半あたりにさかのぼって、記事を探してみてくださいね。


 記者会見の模様 さすがプロ。現場の熱気が伝わってきます。僕もどっかに映ってたりして。



 カードゲーマーの雑文置き場
 発表会にはいらっしゃらなかったのですが、独自の洞察力が優れた方とお見受けしました。
 こちらの管理人さんとは、長々とメールのやり取りもさせていただきましたので、いずれカードゲーム戦記“ついうっかり長い返事を返してしまったシリーズ”で記事にしたいと思っています。


 cdcの日記
 マジックのプレイヤーさんの日記。ユーザーの声を繁栄する必要性について、前向きな提案をされている。
 しかし、例えが“コンパイルファンクラブ”って、コア過ぎ(笑)。わかるけどね。


 カードショップ店員から見たカードゲームとか
 タイトル通り、カードゲームショップの店員さんの日記。
 店員さんの目から、他のゲームとの比較が行われています。


 bbkから送るDimensionZero情報
 まだ発売もしていないゲームのホームページを立ち上げるという、無茶なお方(笑)
 発表会場でお会いしましたが、熱心な「デュエルマスターズ」プレイヤーさん。


 『Kai’s Department Store』
 ディメンションゼロレポートというより、「池っち店長レポート」って感じで、いや、照れます。
 全然関係ないけど、こちらに載ってる記事の『鋼の恋愛術師』が意味不明に面白い。


 黄色い憂鬱
 当カードキングダム練馬春日店の常連リセプレイヤーさん。もはやゼロプレイヤーと化しそう(笑)


 安眠を貫く
 さっそくプロキシーを作って遊んでますよこの人達(笑)
 やればわかる面白さが、レポートから伝わってきます。


 これからも、こちらにご連絡いただいたホームページから、いくつかを紹介させていただきたいと思います。

 皆さんもぜひ、“ディメンション・ゼロ”構築デッキ、買って試してみてくださいね。
 近所のお店で予約するのがベストですが、なければこちらの通販をご利用下さい。


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