□「ゴッドファーザー」輸送コンボデッキ「パパなのだ 巴投げデッキ」紹介
「D0をより楽しく、より深く楽しんでいただくための記事を載せるのが、当研究所の使命。
今回は、エキスパンションTのユニークなレアカード、「投擲戦鬼竜巻王」と「大巨人ゴッドファーザー」を生かした、とんでもない一撃必殺の動きをする、びっくりコンボデッキをご紹介しましょう。
■「ゴッドファーザー」輸送コンボデッキ「パパなのだ 巴投げデッキ」 |
|
ユニット 29枚 |
3x 兎娘キューティ・バニー | I-1 |
エネルギー加速ユニットその1 |
3x 蜘蛛の巣をまとうフェアリー | I-2 |
エネルギー加速ユニットその2 |
3x 象砲手バルカン | I-1 |
エネルギー加速ユニットその3+露払い |
3x 草笛を吹くフェアリー | I-2 |
エネルギー加速ユニットその4+2スマアタッカー |
3x 戦虎タイガーアイ | I-2 |
巨大ユニットその1 |
1x 大巨人ムーン・イーター | I-1 |
巨大ユニットその2 |
3x 大巨人ゴッドファーザー | I-2 |
このデッキの要。普通に出しても強い |
3x ライトニング・スナイパー | I-1 |
低コストの迎撃ユニット |
3x 輸送戦鬼貪欲丸 | I-2 |
コンボの要。“輸送”ユニットその1 |
3x 投擲戦鬼竜巻王 | I-2 |
コンボの要。“輸送”ユニットその2 |
1x ツインバイト・ドラゴン | I-2 |
巨大ユニットその3 3スマッシュ! |
ストラテジー 11枚 |
3x 誕生の宴 | I-1 |
エネルギー加速カード |
3x 暴走する大地 | I-2 |
万能確定除去。こっそりエネルギー加速にも |
3x 生命の門 | I-1 |
「ファーザー」を確実にスクエアに置くために |
2x フレイム・ソウル | I-2 |
「ファーザー」をリリースして再利用! |
■強力! 輸送効果
「貪欲丸」と「竜巻王」は、たった2コストで、「ユニットを別のスクエアに置く」効果(輸送効果)と、「ユニットをリリースする」効果の2つを一度に行える、とても強力な能力を持ったユニットです。
今回は、この能力ともっとも相性のよいユニット「ゴッドファーザー」を組み合わせてみました。
輸送戦鬼貪欲丸
ユニット 赤2無2 サラマンダー
移動コスト 赤1
クイック 4500 スマッシュ1
■[赤1無1]《ノーマル》あなたはこのカードと隣接するバトルスペースのスクエアにある対象の自分のユニットを1枚選び、このカードと隣接する自分のユニットのないバトルスペースの対象のスクエアにリリース状態で置く。ターン終了時に、あなたはそのユニットを持ち主の墓地に置く。
投擲戦鬼竜巻王
ユニット 赤1無5 サラマンダー
移動コスト 赤2
クイック 7000 スマッシュ1
■[赤1無1]《ノーマル》あなたはこのカードと隣接するバトルスペースのスクエアにある対象の自分のユニットを1枚選び、このカードと隣接する自分のユニットのないバトルスペースの対象のスクエアにリリース状態で置く。ターン終了時に、あなたはそのユニットを持ち主の墓地に置く。
大巨人ゴッドファーザー
ユニット 緑3無5 ジャイアント
移動コスト 緑2
クイック 6000 スマッシュ2
■[このカードをフリーズする]《ノーマル》あなたは自分のエネルギーゾーンにある対象のユニットを1枚選び、このカードと隣接する自分のユニットのないバトルスペースのの対象のスクエアにフリーズ状態で置く。
「ゴッドファーザー」の能力は、自身をフリーズするだけで起動しますから、
- 「ゴッドファーザー」の能力でエネルギーゾーンの「竜巻王」を隣接したスクエアに置く。
- 「竜巻王」の能力で「ゴッドファーザー」をリリース状態で別なスクエアへ。
- 「ゴッドファーザー」の能力で「タイガーアイ」などをスクエアに置く。
- さらに「竜巻王」の能力で「ゴッドファーザー」をリリース状態で別なスクエアへ。
- 以下、エネルギーがある限り繰り返し。
なんてことができるのです!
もし、エネルギーゾーンに十分な数のユニットが置かれていれば、中央エリアや敵軍エリアに、「タイガーアイ」や「ムーンイーター」などの強力なユニットを3体までばら撒くことも可能です。
たとえば、相手ターンに「ゴッドファーザー」をプレイし、自分のターンを迎えたとしましょう。
まず、「ゴッドファーザー」の能力で、自軍エリア中央に「竜巻王」を。
「竜巻王」の能力で「ゴッドファーザー」を自軍エリア左へ。
そして「ゴッドファーザー」の能力で1体目の「タイガーアイ」を。
さらに、「竜巻王」で「ゴッドファーザー」を元のスクエアに戻し、2体目の「タイガーアイ」を。
さらに「竜巻王」の能力で、「ゴッドファーザー」を中央エリアへ送り、敵軍エリア中央に3体目の「タイガーアイ」を!
このままでは、すべてのユニットはフリーズしているので、「ゴッドファーザー」をさらに2回輸送して中央エリアに戻すと、2点スマッシュも可能! (中央エリアで「ファーザー」が迎撃されない前提であれば、輸送する順序を変更することで、合計4回の輸送で2点スマッシュ可能です。)
まったく何もないところから、一瞬でよくわからない超獣たちに占拠されるバトルスペース。
これは相手にとってはとんでもない恐怖です。
もちろん、ここまでひどい状況にはそう簡単にはなりませんが、エネルギーゾーンに1枚ずつあればいいだけなので、「ゴッドファーザー」→「竜巻王」→「ファーザー」輸送→「タイガーアイ」ぐらいであれば、簡単に決まります。
これだけでも対戦相手はいきなりピンチに陥ることでしょう。
放っておいたらあっという間に7点スマッシュでゲームエンドです。
というスーパード派手コンボを中心に、一気にバトルスペースを制圧するデッキが、このデッキなのです。
■それでは、実際の戦い方をおおまかに紹介していきましょう。
このデッキは「ゴッドファーザー」を降臨させるところからすべてが始まります。
つまり、
『「ゴッドファーザー」を降臨させること』と
『「ゴッドファーザー」の能力でスクエアに置くユニットを、エネルギーゾーンにためること』の2つが、至上命題になります。
レシピを見ての通り、エネルギー加速カードが、「タイガーアイ」を含めて18枚と、デッキの半分を占めます。
これは、「ゴッドファーザー」を確実にプレイできるエネルギーをためる目的がひとつと、「ゴッドファーザー」の能力を使えば使うほど、エネルギーゾーンのカードが少なくなってしまい、自由に動けなくなってしまうので、その状態を少しでも緩和するためです。
ですので、まずは、エネルギー加速を最優先に考えてプレイしましょう。
特に、4エネルギーで加速カードをプレイすると、次のターンは6エネルギーに到達しますので、「草笛を吹くフェアリー」をプレイすることができます。
このデッキに5エネルギーのカードは存在しないため、この状態でプランを作成してもおいしくありません。「草笛フェアリー」はできるだけ手札に持っておいたほうがよいでしょう。
「バニー」(2→3)→「宴」(4→5)→「草笛」(6→7)とつながるのが理想ですね。
この間、「ツインバイト」「ムーンイーター」などの巨大ユニットはもちろんのこと、「貪欲丸」「竜巻王」「タイガーアイ」なども、エネルギーゾーンに置いてしまって問題ありません。
ただし、「ゴッドファーザー」に関しては相手次第。
相手が黒を使っていなければ、手札破壊されることはないので、1枚は持っておきたいところですが、黒相手にはさっさとエネルギーゾーンに埋めてしまった方がよいでしょう。
こうやってエネルギーを加速し、8〜10エネルギーたまったら行動開始です。
手札もしくは「生命の門」を利用して「ゴッドファーザー」を降臨させましょう。
状況に応じて、「タイガーアイ」などの巨大ユニットを展開したり、「竜巻王」「貪欲丸」からの輸送コンボを発動してもOK!
余裕があるなら2体目の「ゴッドファーザー」を展開し、次のターンにもっとひどい状況を目指すのアリです。
もし、「フレイムソウル」を握っていれば、輸送しなくとも「ファーザー」の能力を2回使用できるので、対戦相手が愕然とするような状況を演出することができるでしょう。
■個別カードの解説と、改造するポイント
・「暴走する大地」
敵軍エリアにいるユニットを排除するためのカードです。また、相手の「タイガーアイ」や「ゲンブ」に歩き回られると、自軍エリアの「ファーザー」や「竜巻王」が踏み潰されてしまいますので、それを防ぐためのカードでもあります。
終盤は、手札からプレイすることも可能ですが、なんといってもプランゾーン効果で、たった3コスト(プラン作成を含め4コスト)で使えるのが強力!
序盤にプランに出てきてしまった場合、自分の「バニー」にプレイすることで、エネルギー加速カードとしても使える優秀なカードです。
・「ライトニングスナイパー」
今回は、低コストの優秀な迎撃ユニットとして「スナイパー」を採用しました。
しかし、このスペースは、周りでよく使われているデッキにあわせて変更してもよいでしょう。
ただし、赤のカードを減らしてしまうと、せっかく「竜巻王」をスクエアに置いても、能力が起動できなくて困ることになるので注意。
変更案としては、プランからプレイすると超強力な「メガトン・パンチ」、対処しにくいペガサスなどの小型ユニットへの回答「ドラゴンブレス」、対策カードより大型ユニットを! ということで「魔を払う者ホリプパ」、「タイガーアイ」をも踏み潰す「秋の風スムレラ」などが考えられます。
いろいろ試してみて、もっともしっくりくるカードを選ぶとよいでしょう。
・「フレイムソウル」
ぶっちゃけ、「ファーザー」をリリースさせること以外の使い道はありません。
プランゾーン効果も、「あなたのユニットがプレイされてスクエアに置かれる時、〜」となっているため、「ファーザー」効果でスクエアに置かれたユニットがリリースするわけではありません。
それでも、「ファーザー」をリリースする効果は強力なことと、あまり、有効な赤いカードが存在しないため、2枚デッキに入っています。
場合によっては、上記で紹介したようなカードに差し替えてしまうのもアリかもしれません。
・「ツインバイト」「ムーンイーター」
これらも、必須ユニットではありません。
「ファーザー」から呼び出される事だけを考えるならこれらのカードのままでOKですが、普通にプレイすることも考えるなら、もう少し違う選択肢(「ゲンブ」など)もあることでしょう。
その場合は、色のバランスにだけ気をつけて、いろいろ改造してみましょう。
■詰め将棋のような面白さ
たとえば、「竜巻王」が2体並ぶと、その能力を何度も利用することで、お互いをリリース状態で、どこまでも運んでいくことができます。フリーズ状態で2体の「竜巻王」が自軍エリアに並んでいる状態なら、3回能力を起動することで、敵軍エリアにリリース状態の「竜巻王」が2体並ぶことになります。
この輸送能力と、「ゴッドファーザー」が組み合わさると、本当に頭を使う状況が発生します。
以下は、実際に起きた状況です。
『自分』
・エネルギーゾーン 緑3 赤5 「貪欲丸」「竜巻王」「草笛フェアリー」など
・スマッシュゾーン3枚
・手札0
『相手』
・エネルギー 黒1(残りはすべてフリーズ状態)
・スマッシュゾーン 2枚(フリーズ状態)
・手札には「殺意の魔煙キラー」確認済み。
この状況で、自分ターンのメインフェイズです。
ここから、相手に5点スマッシュを決めてください。
プランゾーンのカードは使いません。
ちょっとしたパズルのつもりで考えてみましょう。
解答はこの下です。(スクロールしてください)
いかがですか?
解答は、
- 1)「ファーザー(右)」の能力で「竜巻王」を《1−B》に置く(残りEN 緑3赤4無2)
- 2)「竜巻王」の能力で「ファーザー(右)」を《1−A》に置く(残りEN 緑3赤3無2)
- 3)「ファーザー(左)」の能力で「貪欲丸」を《2−B》に置く(残りEN 緑3赤3無2)
- 4)「貪欲丸」の効果で「竜巻王」を《3−B》に置く(残りEN 緑3赤2無1)
- 5)「貪欲丸」の効果で「ファーザー(左)」を《1−B》に置く(残りEN 緑3赤1無0)
これで、5点スマッシュ確定です。(「竜巻王」は「キラー」で打ち落とされるため)
もし、4)の行動にスタックで「キラー」をプレイされ、「貪欲丸」を破壊された場合は、相手エネルギーがなくなりますので、「竜巻王」を《3−A》に移動させれば終了です。
・パズルが大好きな方
・一風変わったデッキを使いたい方
・びっくりコンボを使いたい方
・種族「サラマンダー」を愛している方
などにオススメのこのデッキ、試してみてはいかがですか?
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デッキを組むときに足りないカードなどがございましたら、ぜひご利用くださいね。
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