□16弾火編 &“真ヘブンズ・ゲート”デッキ紹介
登場人物(会社上、偉くない人順)
店員・おざワ
いまや徳島店の顔。カードキングダムおざワ店。
徳島店店長・ハリー
母星が爆発。地球へと流れ着いた。
いけっち店長
もう、どこの店の店長でもない、寄る辺のない身柄。社長だけど。
よって、新たな店を建造中。そう。次は、君の町へいくかもしれない。ふふふふ・・・
いけっち店長「今回紹介するデッキのテーマは、漫画でW(白凰)が使い、人気カードとしてデビューした【ヘブンズ・ゲート】を使ってみようってこった」
ヘブンズ・ゲート
6コスト 呪文
◆Sトリガー
■進化クリーチャーではない光の「ブロッカー」を持つクリーチャーを2体まで、自分の手札からバトルゾーンに出す。
おざワ「キター! 突然【天海の精霊シリウス(5弾)】が売れて、在庫切れ寸前事件になった原因ですな。漫画の影響が、市場を作り出す! これが真実なのか!」
天海の精霊シリウス(5弾)
11コスト エンジェル・コマンド 12000
■ブロッカー
■T・ブレイカー
ハリー「こんなデッキを紹介したら、また【シリウス】が足りなくなるじゃないですか! 5弾のスーレアカードはもう、手に入らないんですよ!」
いけっち店長「なんでいちいち怒るねん。落ち着けハリー。どう考えても、【ヘブンズ・ゲート】とのコンボでしか場に出ない【シリウス】なんか入らないだろ。さすがに11マナは厳しいよ。
真面目に考えれば、おすすめの大型ブロッカーは、
○相手の小型アタッカーが全滅する【バルホルス】
○でかくて、Wブレイカーで攻撃できて、しかも起き上がってブロックする【ラ・ベイル】
○マナゾーンの呪文を回収できて、色々便利な【サイフォス】
の3つだと思う」
おざワ「白凰、全否定っすか」
ハリー「まあ・・漫画としては演出上、一番インパクトのあるパワーの高い【シリウス】を選んだのかも知れませんが、普通にやるなら【ラ・ベイル】で充分ですからね」
悪魔聖霊バルホルス(13弾)
8コスト エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 6000
■ブロッカー
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
相手のクリーチャーはすべて、可能であれば毎ターン攻撃する。
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■ブこのクリーチャーがブロックした時、バトルの後でこのクリーチャーをアンタップする。
閃光の求道者ラ・ベイル(6弾)
8コスト エンジェル・コマンド 8500
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■ターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップしてもよい。
光翼の精霊サイフォス(5弾)
7コスト エンジェル・コマンド 7000
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分のマナゾーンから呪文を1枚選び、自分の手札に戻してもよい。
■真ヘブンズ・ゲートデッキ |
|
クリーチャー | 1x エメラル(殿堂) | 3弾 |
3x 電脳聖者タージマル | 10弾 |
1x アクアン(殿堂) | 4弾 |
2x 光翼の精霊サイフォス | 5弾 |
4x 悪魔聖霊バルホルス | 13弾 |
3x 閃光の求道者ラ・ベイル |
6弾 |
進化クリーチャー | 2x 聖霊王アルファディオス | 15弾 |
呪文 |
4x エナジー・ライト | 6弾
|
2x 魂と記憶の盾 | 11弾 |
1x ロスト・チャージャー(殿堂) | 9弾 |
4x ブレイン・チャージャー | 8弾 |
1x サイバー・ブレイン(殿堂・Sトリガー) | 1弾 |
1x スケルトン・バイス(殿堂) | 8弾 |
1x デス・チェイサー(Sトリガー) | 15弾 |
4x ヘブンズ・ゲート(Sトリガー) |
16弾 |
1x ホーリー・スパーク(Sトリガー) |
1弾 |
4x デーモン・ハンド(Sトリガー) | 1弾 |
2x ロスト・ソウル | 2弾 |
|
ハリー「キーカード、【ヘブンズ・ゲート】ですが、コストを無視して、2枚のブロッカーを場に出せるのですから、それは確かに強力です。
しかし、上手く使うためには、できるだけ早く、
『6マナ揃っていて、しかも手札に2枚の大型ブロッカーがある』
という状態にしなければなりません。
これが“運良くそうなる”のではなく、“そうなって当たり前”にするのがデッキ構築というもの。
この“真ヘブンズ・ゲート”デッキは、そのためのデッキです」
いけっち店長「・・俺が作ったデッキなのに、なんでハリーが解説してるんや?」
おざワ「店長は関西弁が激しすぎ。解説には不向きかとオモ。」
いけっち店長「お前は“2ちゃん語”とやらだしな。」
おざワ「トゥーン」
(回避音。徳島では、都合の悪いとき、とぼける時に口にする。もとネタは、“スマッシュブラザース”でステージ外に落ちたとき、マリオがジャンプで帰ってくる時の『トゥーン』というジャンプ音から来ている。君も都合の悪いときは、右手を軽く上げ、『トゥーン』と言って、なかった事にしてしまおう)
ハリー「後ろでガチャガチャ言わないで下さい!」
いけっち店長・おざワ「はーい」
ハリー「ゴホン。さて、そんなわけで、都合よく大型ブロッカーが手札に来ていて、しかも6マナがすぐに揃う。そんな状況を目指してプレイしてみましょう。
1、2ターン目には、【魂と記憶の盾】や【タージマル】をマナにしたりして、できるだけ水・光が揃うようにしてきます。
3ターン目、相手が攻撃クリーチャーを出していないのに、あわてて【タージマル】を出したりしないで下さいね。理想は【エナジー・ライト】ですが、手札に無いのなら、何もしなくてオーケーです」
おざワ「先生。やっぱり初心者向けのお話ですね?」
ハリー「そうですね。初心者の人は、よく、
『出せるから、出す』
とか、
『アタックできるから、アタックする』
という行動をとりますが、
『今、出す必要があるのか?』
『今、攻撃した方が得なのか?』
を考えてプレイしてみて下さい」
おざワ「3ターン目に【エナジーライト】を使って・・あ、先生、【ブレイン・チャージャー】を引きました!」
ハリー「ベストですね。4ターン目に【ブレイン・チャージャー】を使えば、効果でマナと手札が増え、5ターン目にはちょうど6マナになります」
ブレイン・チャージャー(8弾)
4コスト 呪文
■カードを1枚引く。
■チャージャー
おざワ「6マナ! ちょうど【ヘブンズ・ゲート】ですね?!」
ハリー「そう。手札には十分、大型ブロッカーのカードがあるはずです。
【悪魔精霊バルホルス】なら相手のアタッカーはほとんど全滅。
【ラ・ベイル】ならアタックしまくり。
【サイフォス】なら、マナゾーンの【ロスト・チャージャー】などの呪文を使いまわせます」
おざワ「実はもしかして、【アルファディオス】でとどめ、というのも出来るのでは?」
ハリー「よく気付きましたね。【バルホルス】も【サイフォス】も実はエンジェルコマンド。【アルファディオス】の進化元です。
このデッキを改造し、闇を抜いて、【青嵐の精霊バルキア(12弾)】【アルカディオス(4弾)】【バリアント・スパーク(15弾)】を投入し、【ホーリー・スパーク】も増量。完全にエンジェルコマンドの進化デッキにしてしまうのも、強いデッキにもなると思います」
おざワ「今日はとっても勉強になりました。先生、ありがとうございます」
ハリー「よかったですね」
いけっち店長「・・・・お前ら、きもいぞ」
■【悪魔聖霊バルホルス】を使いこなせ!
このデッキの戦闘力は、このカードがうまく使いこなすことで格段にアップします!
例えば、こんな状況。
「1・対戦相手が除去デッキの時」
相手がクリーチャーが少ないので、【バルホルス】はマナに置く。ということをやってしまいがちですが、余裕があれば場に出しましょう。
なにせ、最近ではクリーチャーが少ない除去デッキといえども、【パクリオ(15弾)】や【解体人形ジェニー(16弾)】ぐらいは入っていますので、こいつらを強制アタックせせることができます。
そしてそいつらをブロック。と言いたいところですが、ここでブロックしてはいけません!
わざとシールド破壊させて、手札を補給するのです!
除去デッキとの対戦では手札が大切ですので、こういった手段で補給しましょう。
「2・対戦相手が光ブロッカーデッキの時」
光のブロッカーには、たいてい『このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない』と書かれていますね。
なので、普通に【バルホルス】を出しても、「僕たち攻撃できないから【バルホルス】に突撃しないよー」となってしまい、せっかくの【バルホルス】がもったいないことになります。
そこで、他のクリーチャーとコンボさせるのです! 例えば、サイズの大きい【ラ・ベイル】がやりやすいでしょう。
まず、【ラ・ベイル】で攻撃。そして能力を使ってアンタップ、せずに、わざとタップしたままにするのです。
(【ラ・ベイル】は『アンタップしてもよい』なので、しなくても良いのです)
これで、場には【バルホルス】とタップしている【ラ・ベイル】という状態になりますね。
こうなると、『相手プレイヤーを攻撃できない』光ブロッカーたちも、タップしているクリーチャーには攻撃できますので、【ラ・ベイル】に向かって強制攻撃ということになるのです。
相手の光ブロッカー軍団を、8500の【ラ・ベイル】で一気に返り討ちにしてやりましょう。
■16弾火編紹介
超竜ヴァルキリアス
9コスト アーマード・ドラゴン 13000
■進化−自分のアーマード・ドラゴン1体の上に置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、進化クリーチャーではない、種族にドラゴンとある自分のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■T・ブレイカー
いけっち店長「マナゾーンから出すドラゴンは、コストは関係無いんだよな? どんなデッカいのでも、タダで出るんだよな?!」
ハリー「だからって、10マナの最大のドラゴン、【グラディアン・レッド・ドラゴン】をうれしそうに出すのはおすすめできませんよ。
【ヴァルキリアス】とのコンボしか、使い道が無いじゃないですか」
いけっち店長「カッコいいけどなぁ」
ハリー「お勧めは、出した【ヴァルキリアス】と一緒に攻撃できる、スピードアタッカーですね。
【紅神竜ジャガルザー(8弾)】や【ボルベルグ・クロス・ドラゴン(14弾)】、【バザガジール・ドラゴン(6弾)】ですね。
変わったところでトリプルブレイカーの【ボルガッシュ・ドラゴン(5弾)】なんか面白いかも知れません。
トリプルブレイカー2体でアタックというと、無駄みたいですが、【パクリオ】やらでシールドが6枚になっている事も、最近は多いですからね」
おざワ「スピードアタッカーで、でかい、そして強いドラゴンが良いんですよね?」
いけっち店長「うん」
おざワ「例の悪魔のカード・・・【ボルメテウス・サファイヤ・ドラゴン】や【無双竜機ボルバルザーク(10弾)】でいいんじゃ・・・」
いけっち店長「あ゛」
バルケリオス・ドラゴン
7コスト アーマード・ドラゴン 6000
■G・ゼロ−バトルゾーンにアーマード・ドラゴンが2体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに
召喚してもよい。
■W・ブレイカー
おざワ 「すげー面白いカードですよね!」
いけっち店長「グラヴィティ・ゼロで一番派手で、しかも使いやすくて強いカードなんじゃないかな」
ハリー「しかし、残念ながら、『謎のデッキ・エックスV』のキーカードですからねぇ。ここでは詳しく攻略できないのでは?」
いけっち店長「エックスVとか言いながら、まるっきり内容の違う、IIパターンのデッキをお送りしたしなぁ。あえて言うなら、エックスV・ヴァージョンIとヴァージョンIIか。どっちもいきなり1ターンで、ドラゴンが場に何体も並ぶという、爆殺シーンが見れるわけだが」
おざワ「そのどっちのデッキにも、【バルケリオス】が入りましたからね。使い方をご紹介してしまうのは、通販ご利用のお客様に悪いっスよ」
ハリー「本来、こうしたアイディアは自分で考えるべきのもの。たまにはヒントだけにして、皆さんに、考えて、楽しんで頂きましょうか。・・・・ええと、【神秘の宝箱(6弾)】は、やっぱり、強いカードですよ」
エクス・リボルバー・ドラゴン
9コスト アーマード・ドラゴン 9000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンからカードを3枚選び、それ以外を自分の墓地に置く。その後、相手は自分自身のマナゾーンからカードを3枚選び、それ以外を持ち主の墓地に置く。
■W・ブレイカー
いけっち店長「カードキングダムのシングルコーナーに、様々なカードのコメントが書いてあるんだが・・・」
ハリー「ああ、最近はシマムーが書いてるやつですね」
いけっち店長「【エクスリボルバー】のコメントはこうだ。
『反撃用のマナは残さない! 出したら決める! それがリボルバー!!』」
おざワ「か、かっこいい!」
ハリー「シマムー・・・いつからそんな熱いフレーズが書ける男に」
いけっち店長「入社して一年半。奴も良い感じにアホになってきたな」
ハリー「いや、そこは素直に誉めておいて下さい」
メタルコックのタイマー
3コスト ゼノパーツ 1000
■このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のT能力を使ってもよい。
T:バトルゾーンにある、自分の他のクリーチャーを1体アンタップする。
いけっち店長「ダブルブレイカーを起こして、2回殴ったり、タップトリガーを2回使ったりを考えるが、【悪戯人形ハロ】や【誕生の祈】を起こして2回攻撃、と言うのも軽くて実戦的。
難しいことを考えるのもいいが、このぐらいの使い方が、なんだかんだで一番現実的だぞっと」
ハリー「そうですね」
おざワ「火文明ですよね・・・」
いけっち店長「ん?」
おざワ「【ボルメテウス・サファイヤ・ドラゴン】が出てきて、スピードアタッカーでトリプル・シールド墓地送り・プレイク! 【メタルコックのタイマー】で起こして、もう1回アタック!
【ボルバルザーク】がスピードアタッカーでダブルブレイク、【タイマー】で起こしてもう1回。【ボルバルザーク】の効果でもう1ターン同じことを!」
いけっち店長「ひ、ひでぇ!!」
おざワ「まさにデュエル・マスターズ残酷物語!!」
ブラザー・リザード
4コスト メルト・ウォリアー 3000
■G・ゼロ−バトルゾーンに<<ブラザー・リザード>>が1体でもあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
ハリー「『よう、兄弟!』という“そのまんま”なフレーバー・テキストも楽しい、思わず4人兄弟を出してみたくなるクリーチャーですが、4マナ・パワー3000というのは、何かの陰謀でしょうか」
いけっち店長「まさに【火槍と水剣の裁(13弾)】のボーダーラインだよなぁ」
おざワ「これはもしかして、自分で【裁】を使ってドローしろ、という事なのでは?!」
いけっち店長「マジでそうかもしれん。色も合ってるし。・・・マジでいけるかも知れんぞ?!」
ハリー「しかし、“メルト・ウォリアー”の進化先、【巨大神ハウルスク(14弾)】の能力とは、シナジーが噛み合っていませんね」
巨大神ハウルスク(14弾)
6コスト メルト・ウォリアー 5000
■進化−自分のメルト・ウォリアー1体の上に置く。
■このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次の能力を使ってもよい。相手のパワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。
いけっち店長「むじゅかちいなぁ。・・・待てよ?! 6弾の、【ショック・ハリケーン】はどうだ?!」
ショック・ハリケーン(6弾)
5コスト 呪文
■バトルゾーンにある自分のクリーチャーを好きな数選び、自分の手札に戻す。その後、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを同じ数選び、持ち主の手札に戻してもよい。
ハリー「ほう」
おざワ「キタコレ」
いけっち店長「ようし、早速デッキを作って実験だ! ファイルを開け! 仮想敵デッキを4つほど用意しろ!」
おざワ「よし来た」
ハリー「お任せ下さい」
こうしてカードキングダムの夜は更けていきます。
デッキ作りを相談できる、遠慮なく議論できる仲間がいるから、物事を積み重ねて作り出していけるんですね。
皆さんも、喧嘩してでも、ちゃんと“議論”の出来る仲間がいるなら、その人達を大切にして下さい。
ゲームに限らず、どんな事でも“議論”のできる関係は、大人になってもずっと、大切な財産になるはずです。
珍しく、良い話で終わりました。
なんか気持ち悪いな。
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