□接待プレイを楽しもう! “ばかメテウス・デッキ”ついに公開!
ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン(コロコロドリームパック)
7マナ アーマード・ドラゴン 7000
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがシールドをブレイクしたとき、相手はそのシールドを持ち主の墓地に置く。(その「S・トリガー」は使えない)
今回ご紹介するデッキは、非常に“高い”デッキです。
なにしろ、高額スーパーレアカード、【ボルメテウス・ホワイトドラゴン】が4枚も必要なのですから! ごめん!!
ですがこのデッキ、僕が接客用に2年以上前から使い続け、以来ず〜っと、子供たち相手に最も「ウケが良い」デッキでして。(
研究所第40回でちょろっとかいているのが今回のデッキです)
折に触れて紹介しようと思いつつも、
「【ボルメテウス】とかの、高額レアカードを4枚も使うデッキなんか紹介したら、 一部のお客さんからは抗議のメールが来るので・・・」
というハリーの意見で、1年半以上、封印されていた記事なのです。(記事自体は1年半以上前に完成していました。レシピは現在使用しているものに合わせましたが)
しかし最近、コロコロドリームパックに【ボルメテウス】が再録された事もあり、また、「子供たちとDMを楽しんでいます。何か夢のある、良いデッキは無いでしょうか」というお父様方からのご要望が増えてきたため、ついに公開、と相成ったわけです。
(当ホームページには、批判的な意見に気を使って、このように“封印”されている記事がい〜っぱいあります。が・・・実際に会った方と話してみると、「ぜひ公開してくださいよ」と言ってくださる方が多いんですよね。難しいもんです)
さて、それでは、長い間封印されていた幻の接待デッキ、“ばかメテウス”、ついに公開です。
いまさらですが、カードゲームは、様々な喜びを与えてくれるゲームです。
勝負で勝った時、ほしいカードを引いた時、自分の考えたデッキの理論が正しかった時。
そんな中、カードゲームをコミニケーションツールとして、対戦相手を楽しませる為にプレイされている方もいらっしゃいます。
そういったプレイヤーさんにとって、一番楽しい、喜ばしい時とは、対戦する相手が、びっくりしたり、歓声を上げて喜んだりしてくれた時でしょう。
今回のデッキは、そんなエンターティメント・プレイヤーの方々のための、「相手を楽しませる、エンターティメント精神にあふれたデッキ」です。
【ボルメテウス】を4枚持っていて、その恵まれた資産を使い、ただ自分が楽しむだけでなく、多くの人々といっしょに楽しみたい、という方へ。
“ばかメテウス・デッキ”をご紹介します。
■4色ばかナデッキ『ばかメテウス』2006年バージョン |
|
クリーチャー |
4x ストーム・クロウラー |
6弾 |
4x ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン |
ドリーム |
|
呪文 |
4x 神秘の宝箱 |
6弾 |
2x 深緑の魔方陣(Sトリガー) |
3弾 |
4x ミスティック・クリエーション(Sトリガー) |
6弾 |
2x ブレイン・チャージャー |
8弾 |
1x サイバー・ブレイン(Sトリガー・殿堂) |
1弾 |
1x スケルトン・バイス(殿堂) |
8弾 |
3x アルティメット・フォース |
1弾 |
1x 炎槍と水剣の裁 |
13弾 |
2x デーモン・ハンド(Sトリガー) |
1弾 |
1x ナチュラル・トラップ(Sトリガー) |
1弾 |
1x サウザンド・スピア |
9弾 |
4x 地獄スクラッパー(Sトリガー) |
14弾 |
2x ロスト・ソウル |
2弾 |
4x クリスタル・フュージョン |
9弾 |
|
シールドを殴れるクリーチャーは【ボルメテウス】のみ。見るからに豪快なレシピとなっております(笑)
どうやって動かすデッキなのか、の解説は後回しにして、まず、なぜこれが、「対戦相手(主に子供達)に対する接待デッキになるのか」をご説明しましょう。
(真面目に闘うトーナメント志向の対戦相手とは、さすがにかみ合わないのでご注意下さい)
先にも述べましたが、実はこれ、僕が2年以上使い続けているデッキの中で、一番子供達のウケがいいのです。
コイツを初めて動かした場所では、常に黒山の人だかり。対戦相手がどんどん挑戦しに来てくれます。
なぜか?!
1・とんでもない量のマナが出る
「うわぁ! 一体何があったんだ?! 【クリスタル・フュージョン】? 何それ?!」
エライ騒ぎです。
2・【ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン】が3体以上場に並ぶという、地獄絵図状態になる
「ぎゃあー!【ボルメテウス】2匹に攻撃された!!」
あまりにも凄い、ありえないようなやられ方に、やられた相手もなぜか友達に自慢し始めます(笑)
3・最初は対戦相手に、気持ちよく攻撃させ、華麗に逆転する
普通の除去コンでは、だんだんと「ダレていく」だけですが、このデッキは除去し終わった後、【クリスタル・フュージョン】という豪快な呪文を使うため、自軍を一掃されてやる気を失った相手をもう一度ゲームに引き付ける事ができます。
最後まで「何をする気だ?」とドキドキさせ、その期待を裏切る事なく、「すごいブッ倒し方」でトドメを刺せます。
4・マナゾーンから何枚もカードを回収するという珍しいプレイングで、初心者びっくり
何度も使って練習していると、マジシャンのように華麗にマナゾーンカードをより分け(笑)、子供たちから「かっこいい!」と歓声が上がる事もしばしば。いやホント。
とにかく、【クリスタル・フュージョン】という視覚的にも効果の大きい呪文と、【ボルメテウス】という最高のスター性を持つクリーチャーを使うため、それだけでも十分、観客の注目を浴びます。
また、【フュージョン】を撃ってからのプレイングも、他のデッキと全く違うため、まるで全く新しいゲームをプレイしているかのよう。
「デュエルマスターズって、こんな事もできたんだ・・・」と、観客はうっとり(マジ)
また、“負けっぷり”(笑)も良く、元気良く攻撃を挑んでくる初心者には、押し切られて負ける事も、けっこうあります。
ですが大体は、相手を「手のひらの上で転がす」事ができるため、慣れてくれば初心者の子を、最後まであきらめさせずに、コントロールする事ができるでしょう。
クリスタル・フュージョン(9弾)
8コスト 呪文
■自分のマナゾーンにあるカードと同じ枚数のカードを、自分の山札の上から取り、自分のマナゾーンにタップして置く。
■プレイングについて (デッキの回し方)
○序盤、手札に引いてしまった【ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン】は、容赦なくマナゾーンに埋めましょう。
子供たちは、「すげえ! 【ボルメテウス】だ。でもそんな切り札埋めていいの?」とか言いますが、そこはクールに
「ふふふ。まぁ見ておれ。貴様は必ず、コイツで倒される事になる。DMの真の奥深さ、見せてやろう」
と憎々しいほどの余裕を見せてやりましょう。
○持っておくべきカードは、マナ加速カード。
それ以外はマナにして、積極的にマナを増やしていきます。
【神秘の宝箱】を使ったときは、忘れずにデッキの中身をチェック。シールドに埋まっているカードは何か、しっかり憶えておきましょう。
もしトリガーに【デーモン・ハンド】【地獄スクラッパー】が埋まっている事を確認できたら、「どこまで攻撃を受けて、逆転できるか」を作戦として組み立てられるので、デュエルの盛り上げをコントロールできます。
また【神秘の宝箱】は、基本的に足りない色をマナに埋めることを優先します。
ですが、余裕があるなら積極的に【ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン】か【ミスティック・クリエーション】を持ってきて、マナゾーンにできるだけ多くの【ボルメテウス】が揃うようにしましょう。
あとで【ミスティック・クリエーション】を使ったとき、
「【ミスティック・クリエーション】を使います。回収するのは【ミスティック・クリエーション】と、【ボルメテウス】と【ボルメテウス】です」
とかっこ良くキメるため、マナゾーンにいくらでも【ボルメテウス】があっていいのです。
○6・7マナの時点で、相手クリーチャーを破壊したり、手札破壊を使い、一息つきます。
8マナたまったら、さっそく【クリスタル・フュージョン】を使いたいのですが・・・。
もし可能であれば、【フュージョン】は9マナたまってからの方が有効です。(理由はあとで)
念のため言っておきますが、10マナためて【フュージョン】を撃つと、ほぼ間違いなくデッキ切れで負けます。やり過ぎないようにしましょう。
9マナの時点で【フュージョン】を撃つと、 次のターンは、マナをセットしなくても18マナ使えます。
ここで【ミスティック・クリエーション】を使うと、残り14マナ。
回収した【ボルメテウス】を、ちょうど2体、同時召喚!!
相手に手札があるのなら、安全策を取って【ロスト・ソウル】と【ボルメテウス】というのもアリです。
ミスティック・クリエーション(6弾)
4コスト 呪文
■S・トリガー
■自分のマナゾーンからカードを3枚まで選び、自分の手札に戻す。
しかし、実際には7ターン目や8ターン目ともなると、相手に追い詰められている事が多いでしょう。
なので、8マナの時点で【フュージョン】を撃ち、【クリエーション】や【ストーム・クロウラー】でクリーチャー除去カード(例えば、自分の【ストーム・クロウラー】がちょうど巻き込まれないサイズである【サウザンド・スピア】)を持ってきて相手クリーチャーの除去をし、時間を稼ぐ、ということも重要です。
いずれにせよ、このデッキの面白い点は、【フュージョン】を撃ったあとは必要なカードがほぼ何でもマナゾーンにあって、【ミスティック・クリエーション】を使えば、実質【クリスタル・メモリー(1弾)】3回分になるという「やりたい放題さ」にあります。
しかもマナがいくらでもあるので、手札に入れてすぐ使う、というスピード感あふれるプレイも可能。他のデッキにないプレイ感覚です。
最後は、完全に焼け野原と化したバトルゾーンに、黙示録のドラゴン、必殺・最強無敵龍【ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン】召喚!!
3体でも4体でも好きなだけ並べて、
「くらえっ! これがっ! スーパレアカードの力、だっ!!」
とか叫んで、悪役っぷりを楽しんで下さいね(笑)
(一般的にデュエルマスターズは、「基本的にスーパーレアが“弱い”」ので、この言葉が大ウソになりますが、そこが面白いところです)
ストーム・クロウラー(6弾)
4コスト アースイーター 5000
■ブロッカー(相手クリーチャーが攻撃するとき、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してよい。そのあと、その相手クリーチャーとバトルする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分のマナゾーンからカードを1枚選び、自分の手札に戻す。
■このクリーチャーは攻撃することができない。
○ぜひキメたいプレイングその1
【クリスタル・フュージョン】を撃ち、そして次のターンに【ミスティック・クリエーション】を撃ち、【ボルメテウス】を回収後、
「14マナタップ、【ボルメテウス】と【ボルメテウス】! ターンエンド!!」
華麗に2枚、一気に並べましょう。大体ここで、歓声が上がります。見せ場ですね。
○ぜひキメたいプレイングその2
2体並べた次のターン。
「ブロッカーなど無駄無駄無駄! 【サウザンド・スピア】! そしてトドメの【ボルメテウス】3体目を召喚! 攻撃! 『滅びのバーストストリーム』! もう一回『バーストストリーム』!! ぐわははは! 坊主、勝負あったようだな! 貴様も頑張ったがここまでだ!!」
さすがに相手も絶望しているはずなので、素早く終らせてあげましょう(笑)
○ぜひキメたいプレイングその3
結局おしきられ、願いむなしくトリガーも発動せずに負けたとき。
「バカな! トリガーがないだと?! おのれ、人間どもめぇぇぇ!!」
繰り返しますが、トーナメント志向の“除去デッキ”や“超速攻”などにはなかなか勝てません(笑)
しかしながら、普通の友達同士のデュエルでは、斬新な楽しさが味わえる事と思います。ぜひお試し下さい。
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