□ベストチャレンジャーとアフター・ジェネレーションの意義、そして“牙サファィア”
池っち店長「ベストチャレンジャーパック(18弾)がなぁ・・・」
ハリー 「ストップです。店長。言いたい事は察しますが、それは言っても何も生み出さない言葉です」
池っち店長「むう。確かに、勝手に期待して、勝手にがっかりしてるわけだが」
ハリー 「僕は評価していますよ。実際、期待以上には売れていますし。それにこれは○×△□というテーマの商品でなく、△□○×なのかもしれませんし」
池っち店長「なるほど!」
ハリー 「誰も彼もが言ってる事を書いても、そんな記事にそこまで価値はありません。販売店としての、違う視点から見てこそ、価値がある」
池っち店長「ありがとうハリー! 僕、目が覚めたよ!」
ハリー 「よかったですね」
このホームページの記事を書いているのは、本当に俺なんじゃろうか?
さて、今回の記事は、かなり大人向きです。・・・子供たちは逃げて! 大人の話よ!
いまさら感大爆発ですが、デュエルマスターズのレギュレーション、
“AG”(アフタージェネレーション)ってご存知ですか?
これは、スプリングギャラクシーリーグ(メーカー主催の大きな大会)で行われた、
14弾以降のカードと、コロコロドリームパック、ベストチャレンジャーパックのカードのみを使ってデッキを作るという、要するに「昔のカードを使わないでデッキを作る」というルール。
DMと同じメーカーが作っている「マジック:ザ・ギャザリング」では、常に変化のあるゲーム環境を守るため、いわゆる“スタンダード落ち”というルールがあり、スタンダードルールでは昔のカードが大会で使えなくなっていきます。
DMも、昔から遊んでいてたくさんカードを持っている人と、少し前から初めて、昔のカードを持っていない人の差が大きくなってきたため、そこを何とかして欲しい、というプレイヤーの想いは、どんどん大きくなってきているところでした。
「DMをはじめた→大会に出てみた→見たことも無い昔のカードでコテンパンにされた」
例えこうなっても、昔はそこで昔のカードを持っている人とトレードしてカードを手に入れたり、そうして仲良くなった人から色々と教えてもらったりして、どんどんDMの仲間が広がっていくという、初心者から上級者への道筋が、完璧につながっていました。
これにより、DMでつながるコミュニティーが各地で作られ、「DMを色々教えてくれるお兄さん」「子供と一緒にDMを楽しむお父さん」といった方たちも、たくさん生まれてきていたように思います。
例・
おやぢデュエリスト同盟
(僕も同盟に入りたいが、子供がいない・・・)
が、今やほとんどの弾が発売中止になってしまい、ちゃんとしたカードショップのないところでは昔のカードは貴重品となってしまいました。
気安くカードをトレードしてくれていた上級者も、今や昔のカードをそう簡単にトレードに出す事はできません。
例えばサバイバーデッキなんて、今から作ろうとすれば大変です。5・6弾が売ってないのですから。(カードキングダム蒲田や練馬では、ほぼ全ての弾が今でも揃っていますが、それもいつかはなくなるでしょう)
そんな環境にそろそろ皆が気付き出し、
「何とかしないと」
「やはりDMもスタンダード落ちが必要なのか」
と考えているところに発売されたのが“ベストチャレンジャーセット”。
小売店、ヘビーユーザーにすれば、こう考えます。
「1弾から9弾までのカードがまとめられたセットで、“ベスト”と名付けられている。
しかも商品案内書には、『1弾から9弾までの、デッキ構築に必要なカードが採録されたセット』と書かれている。
なるほど、すなわちこれには実戦レベルの強いカードばかりが入っていて、上級者にとっては『ハズレの無いカードセット』であり、初心者にとっては『昔からゲームしている人に追いつく事ができる、カードプールの上げ底になるセット』という事か。
これなら初心者はDMを始めやすくなるし、上級者やお店にとっても薦めやすい。
昔のカードを使ったデッキで対戦しても、『このカードならベストチャレンジャーを買えば入ってるよ』と言えばそれで済む。これは素晴らしい」
と。
なにしろ、面白いデッキを紹介して、「このデッキを作ってみたい!」と子供たちに気に入ってもらっても、
「いやあ、このカードはもはや手に入らなくて、どうしようもないから君には作れないよ」
と言わざるを得ないのは、とても悲しい事ですし、上級者と初心者のコミュニケーションを途絶えさせてしまうのです。
それを解決するであろう“ベストチャレンジャーパック”に期待が集まったのは、当然と言えば当然でした。
が、しかし、実際に発売された“ベストチャレンジャー”は、そうした思惑を持っていた人からすれば、少し期待はずれの内容でした。
単純に強い、人気のあるカードを選んだ、というセットでは、どう見ても違う内容です。
例えば、各色ごとにスーパーレアは2枚。1弾から9弾までだと、各色のスーパーレアは11枚ありすので、その中から2枚を選んでいるわけですよね。
この2枚の選び方一つで見ても、「強い」「人気がある」という基準で選んだのでは無い、というのがわかります。
例として、子供達に最も人気のある、火文明のカードを見てみましょう。
1弾から9弾までの火のスーパーレアは・・・
1弾 【メテオ・ドラゴン】
【クリムゾンワイバーン】
2弾 【機神装甲ヴァルディオス】
3弾 【ガルカーゴ・ドラゴン】
4弾 【ガルクライフ・ドラゴン】
5弾 【グラディアン・レッド・ドラゴン】
6弾 【ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン】
【甲冑神龍エグゼキューター】
7弾 【激震闘士スカイ・クラッシャー】
8弾 【超竜バジュラ】
9弾 【紅神龍オグリストヴァル】
となっています。
そしてこの中から、たった2枚選ばれて、“ベストチャレンジャー”に入ったのが、【メテオ・ドラゴン】と【機神装甲ヴァルディオス】。
・・【ヴァルディオス】はアニメで主人公が使う人気カードなのでともかく、【メテオ・ドラゴン】では、「強い」「人気」で選ばれた訳ではない、というのは誰の目にも明らかではないでしょうか。
火文明11種類のスーレアのうち、実に過半数である6枚が“ドラゴン”なのですから、ベストチャレンジャーの2枚のスーパーのうち、1枚が“ドラゴン”であるのは、順当です。
が、強さで選ぶのであれば【超龍バジュラ】、人気であれば人によって色々と好みがあるでしょうが、「でっかいのが好き!」な子供であれば【グラディアン・レッド】でありましょうし、能力が面白い【ガルクライフ】【ガルカーゴ】も人気のドラゴンといえます。
少なくとも、【メテオ・ドラゴン】が人気、強さでわざわざ選ばれる事は無いと言えるでしょう。
なぜ、こうなったのでしょうか?
これについては、「こうすれば良かったのに」「こっちの方が良いのに」という“強さ”“人気”とは、全然違うところで考える必要があると思います。
時期が時期でしたので、多くの人は、初心者がDMを始めやすくなるカードセットを期待して、「ベストチャレンジャーとはこういうもの」と想像していました。
が、実際の商品はそういったコンセプトとは、全く違っていた。これはなぜか。
おそらく、これは、開発陣の考え方が、「このセット単体でバランスの取れた、スタンドアローンのゲームとして楽しめる物を開発する事」であったためではないか?と思います。
または(こっちの方が納得できる人が多いと思いますが)、言うなればマジック:ザ・ギャザリングの基本セットのようなものとして、開発されたのではないか、という事。
マジックの基本セットも、「強いカードを理解してもらうための引き立て役として、あえて弱くて人気のないカードも入る」という作られ方をしています。
カードゲームの開発を10年以上続けているウェザーズ・オブ・コーストです。ここでこうした、“基本セット”となる物を作っておく事は、大きな意味がある、と、長年のノウハウから判断したのかもしれません。
しかし・・・・
で、あるならば、考え方に整合性があるものと仮定して進めると、いわゆる「スタンダード落ち」は、必然としてありえるかもしれません。。
「昔の強いカードが手に入らない」
この問題点を解決しないのであるならば、すなわち、いつかは必ず「昔のカードを使えない」大会ルールを中心にしなければなりません。
当たり前ですが、新規プレイヤー層が入って来れないルールを中心にしていても、プレイヤーの増加は見込めないからです。
その上で、まるでマジックの基本セットのようなベストチャレンジャーを作った。
と、いう事は、やはりマジックのスタンダードルールのように、「基本セット+販売中のエキスパンション」の大会ルールに移行する、あるいは、いつでもそうできる器を用意した、という事ではないでしょうか。
そう考えると、ベストチャレンジャーセットの内容が、納得のいくものになってきます。
(または単純に、今後「ベストチャレンジャー2」を作ったり、「ハーフデッキ」などで昔のカードを再録するだけなのかもしれませんが)
さて、ここでようやく、最初に述べたAGルールについて話す事が出来ます。
もうお分かりでしょう。
14弾以降のカードと、コロコロドリームパック、ベストチャレンジャーパックのカードのみを使ってデッキを作るというAGルールは、
「受け入れられるならば、こちらに移行する事も検討してみたい」
というメーカー側のテストでもあったのかもしれません。
実際には、以前から“カティノカップ”などの限定環境ルールのイベントが行われていたのですが、それほど盛り上がってはいませんでした。
が、今年はオープンクラス(全年齢大会)で採用されたことで、AGルールが大変に盛り上がりました。
この盛り上がりは、もちろん「メーカー主催の大会のルールがAGルールだったから」というのが大きいですが、
「DMで、昔のカードを使わずに対戦してみたい」
という欲求と、
「このまま昔のカードが使えるままでは、初心者と上級者の間の溝が広がるばかりだ」
という危機感が、プレイヤーに広まってきたという事かもしれません。
(あるいは、現環境が煮詰まってきたから、別のルールで遊んでみよう、という事かもしれませんが)
○AGを制したのは、“牙サファィア”
で、結果として、AGルールでのゲームは、「面白い」「健全」と言える環境だったのでしょうか・・・・
結果として、AG環境を制したのは、“牙サファイア”(【大勇者「ふたつ牙」】&【ボルメテウス・サファイア・ドラゴン】)と呼ばれるデッキタイプでした。
火単色速攻も良いところまでいくのですが、総合的な強さ&安定性で、“牙サファイア”に劣ると言えます。
この“牙サファイア”、ほとんどのAG大会で上位を独占。いや、AGならずとも、普通のルールの大会でも上位を占めます。
基本的には、
序盤 【青銅の鎧】+【幻緑の双月】でマナ加速。
中盤 【ストリーミング・チューター】で手札補充。
終盤 【大勇者二つ牙】でエネルギーを大幅加速。即座に【ボルメテウス・サファイア・ドラゴン】を出し、攻撃。
または、【バジュラズ・ソウル】を出したターンにクロスして攻撃、相手マナを破壊。
ようするに“水ボルバルザークデッキ”のフィニッシャーが【バジュラズ・ソウル】【ボルメテウス・サファィア・ドラゴン】に変わっただけで、基本的には昔からあるデッキ、という事なのです。
AGルールではない通常ルールでは、これに【母なる大地】が入り、さらに安定性と【ボルメテウス・サファイア・ドラゴン】を出す速度アップがなされています。
強すぎ。
AG環境であろうが無かろうがほとんど内容が変わらず、しかもAG環境になれば、通常ルールより“敵となるデッキ”が減るという、二重に恵まれたスーパーデッキ。
上位を独占した結果も、当然と言えば当然です。
少し前、
「いけっち店長さんは、AGを研究した記事は書かないのですか?」
と聞かれた事があったのですが、
「牙サファィアで鉄板なので・・・」
と情けない答えを返した事があります。それぐらい、当然の結果でした。
やはり、コロコロにて公開された最初にも書きましたが、【ボルメテウス・サファィア・ドラゴン】は何かちょっと、おかしいという事でしょうか。
さて、しかしこのルールの大会を試してみた事には、大きな意義があったと思います。
なんだかんだ言って盛り上がりましたし、参加したプレイヤー達は、いつもと違う環境を研究して、色々と楽しめたのは間違いありません。
メーカー様は、良いイベントを成功させた、と思います。
イベントの成功は別として、デッキの結果はとりあえず、出ました。
どうやっても【ボルメテウス・サファイア・ドラゴン】は強いし、“牙サファィア”が安定している、という結果が。
もしAG環境の大会が今後も定期的に開催されるなら、この結果を生かし、よりDMが楽しめる環境を提示して頂きたい、と思います。
例えば、【ストリーミング・チューター】【ボルメテウス・サファイア・ドラゴン】【ふたつ牙】の入ったコロコロドリームパックをルールから外す等。
(チューターが抜ければ【トリプルブレイン】で全て解決されますが、【サファイア】が抜けると相当変化するでしょう)
上級者と初心者の溝を埋めつつ、色々なデッキが活躍できる、そんなDMの新しい環境を期待します。
おまけ。
■AG環境・“同系メタ牙サファィア” |
|
クリーチャー |
4x 幻緑の双月 |
14弾 |
4x 青銅の鎧 |
18弾 |
2x 停滞の影タイムトリッパー |
14弾 |
1x 式神ガーデナー |
17弾 |
1x ディオーネ |
14弾 |
2x ストーム・クロウラー |
18弾 |
1x 鳴動するギガ・ホーン |
18弾 |
2x アクア・サーファー(Sトリガー) |
18弾 |
4x ボルメテウス・サファイア・ドラゴン |
ドリーム |
|
進化獣 |
3x 大勇者「ふたつ牙」 |
ドリーム |
|
呪文 |
4x エナジー・ライト |
ドリーム |
3x トリプル・ブレイン |
14弾 |
2x デーモン・ハンド(Sトリガー) |
18弾 |
3x 地獄スクラッパー(Sトリガー) |
14弾 |
2x ロスト・ソウル |
18弾 |
|
クロスギア |
2x バジュラズ・ソウル |
15弾 |
|
このデッキはあくまでも、「大会に、同じような“牙サファィア”が多い」事を仮定して、それに勝てるように特別にチューンした内容です。
“牙サファィア”同士の戦いを、何度も経験した人ならばお分かり頂けるでしょうが、この場合勝敗を決めるのは、結局のところ、「どちらが早く【サファイア】を出せるか!」という、基本的に先攻が勝つゲーム。
なにしろ、マナ加速、ドロー共に安定しまくっているので、ほぼ間違いなく先攻が先に10マナに達し、そして当たり前のように手札から【サファイア】が出てきて攻撃を開始します。
トリガーが発動しないため、次のターン、手札からの【ナチュラル・トラップ(18弾)】などで破壊するか、こちらも【サファィア】を出し、パワーアタッカーで攻撃、一方的に破壊、という流れで除去する事はできますが、続けてもう一度出されてゲームエンドとなったり、そもそもトリプルブレイクのあとのザコの一斉攻撃や【ふたつ牙】で殴り倒されて負ける事も多く、どう考えても先攻圧倒的に有利です。
そこを踏まえたうえで、今回ご紹介するデッキは、「では先攻、後攻をひっくり返せるカードを入れよう」という事で作られています。
キーカードは、【タイム・トリッパー】。
停滞の影タイム・トリッパー(14弾)
3コスト ゴースト 1000
■相手のカードは、タップされた状態でマナゾーンに置かれる。
【ボルザード・ドラゴン】よりも早く、そして1ターンは確実に、相手の動きを遅くしてくれます。
そして、その1ターンで十分なのです。
他の“牙サファィア”と少し違う、全てのマイナーチェンジは、この【タイム・トリッパー】が入ったゆえに変えられていった物と、ご理解下さい。
【トリプル・ブレイン】
闇が入ったため、【ストリーミング・チューター】ではなくこちらになります。
単純にドローの枚数で言えば、確率論的には【チューター】の方がまだじゃっかん上かも知れませんが、たったの6枚しかない闇カードが墓地に落ちてしまえば、そもそもマナゾーンに置く闇カードが引けません。
【青銅】【ふたつ牙】で運良く闇マナを落とすか、【ブレイン】で引いて埋めるしか、ないのです。
【エナジー・ライト】
なぜこっちが4枚で、【トリプルブレイン】が3枚なのか? 不思議に思われる方も多いかも知れません。
実はこれも、【タイム・トリッパー】のためです。
たったの6枚しか闇カードのないデッキで、3ターン目に【タイム・トリッパー】を出すのは不可能です。
どうしても何らかの、ドローカードを使ってから、という事になるでしょう。
しかも“牙サファイア”同士のデュエルでなら、相手が【ふたつ牙】を出してから2ターン以内に【タイム・トリッパー】を出さないと、何の意味もなくなってしまいます。
出来るだけ早く、【タイム・トリッパー】を出さないと、このデッキのコンセプトの意味が無いのです。
よって、
「2ターン目の【双月】から3ターン目の【エナジーライト】、そして引いたカードで4ターン目【タイム・トリッパー】」
か、または、
「5マナで【トリプルブレイン】、6マナで【ふたつ牙】が出せない場合、【エナジーライト】と【タイムトリッパー】」
と言うふうに、【タイム・トリッパー】という、普通の“牙サファィア”よりも「先にプレイしておく、軽いカード」が増えている分、動きの自由度と、デッキの安定性のために、【エナジーライト】を優先している訳です。
【デーモン・ハンド】
どうしても先に【サファイア】を出される事はあります。そんな時、「出されたら終わりだ」というデッキと、「一応は、何とかなる」というデッキでは、やはり勝率が変わってきます。
闇文明の入っていない“牙サファィア”では、ここが【ナチュラル・トラップ】でした。
闇文明の入ったこのデッキでは、もちろんそこが、【デーモン・ハンド】になります。
【ロスト・ソウル】
多くの人が、「“牙サファィア”同系対策は、【ストリーミング・チューター】を使わせた後の【ロスト・ソウル】では無いか?」と考えるようです。
確かに間違いでは無いのですが、上手い人は【ロスト・ソウル】を使われる事も計算に入れてプレイしているもの。致命的なタイミングで使うのは、実は相当に高度な駆け引きが必要になります。
「使えればラッキー」ぐらいに考えておき、また、相手に「【ロストソウル】を使われたら・・・」と考えさせ、プレイの幅を狭める事だけでも相当な意味があるので、2枚で十分でしょう。
ちなみに、このデッキは、通常【ストリーミング・チューター】4枚体制の“牙サファィア”と違い、7枚ものドローカードを入れ、相手に【ロスト・ソウル】を撃たれた時の復活速度を上げる事で、構造的な耐性を持っています。
【鳴動するギガホーン】
その時に必要なクリーチャーを持ってこれる【ギガホーン】が1枚入っているだけで、デッキの安定性をぐんと上げる事が出来ます。
うっかり相手が早めにジェネレートした【バジュラズ・ソウル】を除外する【式神ガーデナー】を持ってくるも良し、【タイム・トリッパー】でターンを稼ぐも良し、無論トドメの【サファィア】を持ってくるも良し。
【ストーム・クロウラー】
上位入賞した“牙サファイア”デッキに、ほとんど2枚入っていた名脇役。最初に埋めた【サファイア】を持ってきたり、【ガーデナー】で埋められた【バジュラズ・ソウル】を取り戻したり。
相手の【サファィア】の一撃をとりあえずブロックしたりと、大活躍です。
いかがでしたでしょうか。
とりあえず、僕がAG環境で、ガチで戦う場合はこうしていましたが、これはあくまで「牙サファィア同士の戦いに特化したデッキ」であり、あまり一般的とは言えない構成です。
まだ“牙サファイア”を試していなかった方は、まず闇文明を抜いて、3色で動かしてみる事からが、お勧めです。
AGではなく、普通のルールで作ってみるのならば、【炎槍と水剣の裁(13弾・殿堂)】や【母なる大地(10弾)】をお忘れなく。
また、マナ加速を利用して【ヘル・スラッシュ(6弾・殿堂)】を使い、相手の勝ち筋を絶ったり、速攻対策で【憎悪と怒りの獄門(11弾)】を使うのも良いでしょう。
【タイム・トリッパー】使用のアイディアは、元カードキングダム店員で、“水ボルバル”の発明者、“Kブルー”君から教わりました。Kブルーくん、いつもありがとう。
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