トップデュエルマスターズ 研究所第157回(2008.12.29)

通信販売
遊戯王
デュエルマスターズ
ガンダムウォー
ディメンション・ゼロ
その他
通信販売のやり方

デッキ集
強くなりたいなら↓
遊戯王
デュエルマスターズ
ガンダムウォー
ディメンション・ゼロ
その他

CK徳島トップ
CK徳島・裏日記

□30弾でナイトデッキを強化しよう!“よくばらナイト・謙虚な騎士”

 最新弾フルコンプリートを作り、すべてのカードをチェックする俺。
 色んなカードが強まりまくりで、なんぼでもデッキのアイディアが出まくりング。
 ざっと見ただけで10個ぐらい作りたいデッキがみつかって、何から手をつけて良いかわからなくなる始末。タカラトミーは俺を殺す気か(笑)

 しかしやっぱり、一番ハデで面白いデッキは、カードキングダムで新弾を買ってくださったお客様へのサービス、“秘密デッキエックス”にすべきでしょう。というか、すでにそうしました。
(今回はなかなかすごいデッキが完成したぞ! 動画に撮れないのが残念なぐらいだ! はっきり言って、実際に見ると誰でもビビる! 謎の秘密デッキエックスの記事は、今からでもカードキングダム各店か当ホームページ通販で手に入るぞ! よろしく!)

 ということで、エックスデッキ開発に全力集中。で、完成させ、記事も書きあげたのですが・・・
 毎回、思うんですが、エックスデッキがあんまりにも面白すぎるので、そのあとに作ったデッキが面白いのかどうか、自分でもさっぱりわからなくなるんですわ。
 味の濃い料理を食べたあと、味覚がマヒするような、そんな感じ。
 なので今回ご紹介するデッキも、面白いのかどうか、今はさっぱりわからない始末。

 いや・・・多分、《黒騎士ザールフェルドII世》を使ってデッキを組むと、普通はこうなるよね・・・という、「普通のデッキ」だと思うんですけど・・・強さはまあ、やりおります。
 対応力はかなりのもの。やりたい放題に呪文を使ってコントロールしたい!という方には、お勧めです。






■30弾でナイトを強化しよう!“よくばらナイト・謙虚な騎士”
クリーチャー
18枚
 4x 魔光ドラム・トレボール(ナイト)
 4x 魔光騎聖ブラッディ・シャドウ(ナイト)
 3x 天雷の導士アヴァラルド公(ナイト)
 2x 氷牙フランツI世(ナイト)
 2x 魔光王機デ・バウラ伯(ナイト)
 1x アクア・サーファー(S・トリガー)
 2x 邪眼皇ロマノフI世(ナイト)
進化2枚
 2x 黒騎士ザールフェルドII世(ナイト)
呪文20枚
 2x 魔弾ソウル・キャッチャー(KM)
 1x 魂と記憶の盾(殿堂)
 4x 魔弾バレット・バイス(KM)
 2x 魔弾デュアル・ザンジバル(KM)
 4x 魔弾オープン・ブレイン(Sトリガー・KM)
 2x 魔弾ストリーム・サークル(KM)
 1x インフェルノ・サイン(S・トリガー)
 4x デーモン・ハンド(S・トリガー)
(このデッキは2008年12月時点のカードとルールで作られています)




○夢と無茶は切り分けよーぜ

 コロコロコミックの情報が知れ渡るにつれ、全国のコンボスキーの皆様方に、いの一番に注目されたカードがこれ。


黒騎士ザールフェルドII世
 5コスト デーモン・コマンド/パラサイトワーム/ナイト パワー7000
■進化−自分のナイト・クリーチャー1体の上に置く。
■自分のターンに呪文を唱えた時、その呪文よりコストが小さい呪文を自分の手札から1枚選び、コストを支払わずに唱えてもよい。
■W・ブレイカー


 能力の発動が「呪文を唱えた時」なので、まず1枚呪文を使い、そのあと、それよりコストの低いものをタダで唱えたあと、さらに能力が発動し、もうひとつコストの低いものを唱え・・・と、次々に連鎖していきます。

 なので、
「《ラッキーダーツ(CDP2)》などで何とかして《インビンシブル・テクノロジー(6弾)》を唱え、持ってきた呪文を次々に連鎖して10枚ぐらい呪文を唱えられないだろうかっっ?!」
・・・と野望を持つ人も多かったのですが、どうやらちょっと、無理があるようです。

 まず第1に、ナイトの進化クリーチャーであるので、デッキに数体はナイトが欲しいということ。

 第2に、ナイトである以上、どう考えてもナイト呪文を主体にした方が有利なこと。

 第3に、《ザールフェルドII世》が、長い間破壊もされずに場に残っている事など期待できない(もしそんな弱い相手なら、コンボを使わずに勝てるのでオーバーキル)ので、《ザールフェルドII世》を出したターンか、次のターンには呪文を使用しなければならず、コストの重い呪文は使いにくい事。

第4に、コンボを動かすためのサポート呪文が数多く必要となり、結果、そもそもコンボが発動した時のための「相手に勝つための呪文」が入らない。

 などなどの理由から、余計なコンボパーツをデッキに入れるスペースは見当たらず、もし可能であっても、「そうしたコンボはできるかもしれないが、デッキとしてはとうていマトモに強いとは言えない」というレベルにしか到達しないという結論に達しました。
 もちろん、まともに動くようになれば、エックスデッキとして採用しても良いぐらいの面白さなのですが・・・僕の結論としては、「いくらなんでも無理」というものでした。

 が、だからと言って《黒騎士ザールフェルドII世》が弱いという訳ではありません。

 ここは欲張らず、普通に使えば良いのです。ごく、ごく普通に。



○「普通」それがもっとも大切

 と、いうわけで、普通に《ザールフェルド》を使ってみましょう。

 まず最速で、5マナの時点で《ザールフェルド》を出したとします。
 次のターンは6マナ。ここで使いたいカードはやはり、《デーモン・ハンド》ですね。

 しかしさすがに、都合よく手札に呪文がたくさんあるとは限りません。そのあと、何発も呪文がタダで使えるなんて、幻想です。

 ・・・と言いたいところですが、ナイトデッキではそこが強い。
 《デーモン・ハンド》の次に《魔弾オープン・ブレイン》を一発撃てば、一気に手札が4枚増えて、おそらくは次の呪文をリロードする事が出来るでしょう。
 《デュアル・ザンジバル》や《バレット・バイス》、《ソウル・キャッチャー》を「ついでに」使えるだけで、ずいぶんと有利になるはずです。

 一見地味ですが、必要以上に「圧倒的に」勝利する必要はありません。要は、デュエルに勝つために最低限必要な動きができれば、良いのですから。

魔弾オープン・ブレイン
 5コスト 呪文:ナイト
■S・トリガー
■KM−カードを2枚まで引く。
■ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文のKM能力をもう一度使ってもよい)



魔弾デュアル・ザンジバル
 4コスト 呪文:ナイト
■KM−バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーは−2000される。
■ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文のKM能力をもう一度使ってもよい)



魔弾バレット・バイス
 4コスト 呪文:ナイト
■KM−相手は自分自身の手札を1枚選び捨てる。
■ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文のKM能力をもう一度使ってもよい)



魔弾ソウル・キャッチャー
 2コスト 呪文:ナイト
■KM−クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
■ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文のKM能力をもう一度使ってもよい)




 実は僕、最初はやはり、《英知と追撃の宝剣(11弾)》を3枚投入していました。

 《ザールフェルド》を出したあと、7マナの呪文である《宝剣》を使えば、《デーモン・ハンド》以下がタダになる、このぐらいのゼイタクは許されるだろう・・・と思ったのです。

 しかし何度か対戦してみた結果、相手が強いプレイヤーだとなかなかそんな「甘え」は許されません。隙を作ってくれませんし、そもそも《宝剣》を使われても困らない状況を作り上げてきます。

 「《ザールフェルド》を出してから《ソード》」というコンボにこだわっていると、本当なら今使うべき《宝剣》を後に回して失敗したり、「先に《宝剣》を使わざるを得なくなって、《ザールフェルド》が出た時には手札に《宝剣》が無い」という状況に追い込まれ、そもそもコンボの意味が無くなったりします。

 今回のように手札が増えまくるデッキでは、欲張って強力な高コストカードを多めにしてしまうと、手札を使い切れずに、あふれた手札を握ったまま敗北する、という、恥ずかしいデュエルになってしまいます。

 よって今回は、呪文の強さと使いやすさ、両方のバランスがとれたラインで調整するのが一番、という結論になりました。



○各カード解説

 ここまで、《ザールフェルド》について説明してきましたが、実は今回、「ナイトデッキをもう一度作ってみよう」と思ったきっかけは、このカードだったりします。

魔光ドラム・トレボール
 2コスト ガーゴイル/ナイト  パワー1000
■自分の「ナイト・マジック」を持つ呪文を唱えるコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。


 むちゃくちゃ強いですよこいつ。

 3ターン目に《魔弾バレットバイス》が打てて、4ターン目に《オープン・ブレイン》を使い、引いた《バレット・バイス》をもう一度使用、なんて流れになったら、相手はまだほとんど何もしないうちに手札ゼロ、です。

 実際、そうした流れは3・4試合に1回あって、後攻になっても《魔弾ディアルザンジバル》が《コッコ・ルピア》に間に合うなど、実戦を繰り返すごとに「1ターン早くなるだけで、一気に間に合うようになった」という事柄の多さに驚かされます。

 《氷牙フランツI世》と合わせてさらに呪文コストが軽くなることで、意味が分からないほどの呪文連打ゲームが楽しめます。

 今回のデッキでは《オープン・ブレイン》が必須だったため、水文明が入りましたが、これで“光・闇”の2色だけでも、ナイトデッキは十分な強さになったと言えるでしょう。(《アヴァラルド公》《デ・バウラ伯》《グローリー・ゲート》でドローも十分)



魔弾ストリーム・サークル
 5コスト 呪文:ナイト
■KM−バトルゾーンにあるクリーチャー1体またはクロスギア1枚を選び、持ち主の手札に戻す。
■ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文のKM能力をもう一度使ってもよい)


 コストが軽くなっていると、「なんて強いカードなんだ!!」と見直す事うけあいの、場にさわりまくれる強烈カードです。

 例えるなら、「《ザールフェルド》で、《デーモンハンド》からタダで使える《英知と追撃の宝剣》」。

 確かに《宝剣》はマナも戻せますが、試合後半でマナが十分にあるときだと手札が増えて、むしろ相手が得をする場合もけっこうあります。(《宝剣》を使うなら連打したり等、徹底的にマナもいじめないと効果は薄い)

 《ストリーム・サークル》は、相手の速度を遅らせてくれるし、実は自分のクリーチャーを戻すことだってできます。
 場合によっては、《デ・バウラ伯》や《アヴァラルド公》を戻せるのはものすごく便利。

 さらにさらに、ナイトマジックなので、《ドラム・トレボール》等で軽くして、「《ストリーム・サークル》で手札に戻して《バレット・バイス》!」なんてコンボも、5マナぐらいで簡単に可能です! これは《宝剣》では無理な相談。
 これで《キング・アルカディアス》なんて怖くない!!



天雷の導士アヴァラルド公
 呪文が多いデッキなら、ナイトデッキじゃなくても入る強烈カード。

 普通、場に出したあとは用が無くなりますが、今回のデッキでは、《黒騎士ザールフェルドU世》の進化元としても働いてくれます。
 実に無駄がない!



魔光王機デ・バウラ伯
 レアカードですが、そろそろ皆さん、4枚集める事ができたでしょうか?
 ナイトデッキを作るなら、どうしても4枚持っておきたいこのカード。今回は2枚で十分ですが、やはり必須です。
 速攻デッキ相手の場合、できるだけ《魔弾ソウル・キャッチャー》を回収しましょう。



邪眼王ロマノフI世
 呪文をガンガン使用するので、《魔光帝フェルナンドVII世》でも良いと思ったのですが、やはり《ロマノフ》の制圧力、対応力には一歩劣ります。
 特に難しい事を考えず、普通に7マナ払って場に出しましょう。



魔光騎聖ブラッディ・シャドウ
 呪文を使うとタダで出せるブロッカー。
 速攻相手には優先的に場に出すカードですが、そうでないなら早めに埋めてしまいましょう。
 《ソウル・キャッチャー》で回収して、そのターンにタダで出す、なんて動きが、速攻相手には大変喜ばれます。



アクア・サーファー
 水マナ枚数とトリガーの数の確保として、1枚ですが入っています。
 《クイーン・アルカディアス》や《スペル・デル・フィン》を戻し、《バレット・バイス》で叩き落とすのがベストな使い方。
 《バレット・バイス》のコストが軽くなっていれば、けっこう狙える動きです。



魔弾デュアル・ザンジバル
 パワーの小さいクリーチャーを除去するだけでなく、大きな顔でアタックしてタップになっている大型を、自分のターンで小型化し殴り返す使い方を忘れないようにしましょう。(意外と忘れます)
 こちらには、《ザールフェルド》という殴り返し要員もいる事を忘れないで。



インフェルノ・サイン
 《エマージェンシー・タイフーン》で捨てて《サイン》で…などなどのコンボは入っていませんが、色々と便利なので1枚差しです。




■改造するなら?

 例によって、僕としてはこれが使いやすいバランスだと思いますが、テーマデッキである以上、細かい変更はいくらでもあり得ると思います。

 「目的に特化した、ひとつの機構(システム)」とも言える“コンボデッキ”ならば「目的のコンボを回すための、正解と言える構成」は存在するかもしれませんが、今回のテーマは、「最新弾で強くなったナイトを使ったデッキを組もう」。
 なので、ぶっちゃけ水文明を抜いた構成や、「《ザールフェルド》を無視して《フランツT世》を4枚積みにした、呪文連打デッキ」にしても良いと思います。


 ただひとつ、今回のデッキを作りながら思ったのは、「軽くなるから、またはタダで使えるからと言って、高コスト呪文に頼ろうとすると、やはりデッキが重くなって事故が起こる」ということ。
 騎士とは常に、謙虚であらねばならない、のかもしれない!
 ……これだけやりたい放題やっておいて、謙虚もナニもナイト思いますが。



→デュエルマスターズ研究所・もくじ

→当店大会結果

→通信販売

→ホームページTOP
 


〒770-0813
徳島県徳島市中常三島1丁目3番地1号2F
カードキングダム 徳島
Tel(Fax):088-656-3823
e-mail:fb-toku@stannet.ne.jp