□鉄壁! これが新システム“城”の真の力だ! 超シナジーデッキ“風雲シノビ城”!!
やあ。動画が上がってから、ちょっと記事が遅れたね。ごめんごめん。
てな訳で、これがデッキレシピだ。
■超シナジー城デッキ“風雲シノビ城” |
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クリーチャー 26枚 |
4x 青銅の鎧 |
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2x 光牙忍ライデン |
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2x 威牙忍ヤミノザンジ(ニンジャ4) |
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4x 雷鳴の守護者ミスト・リエス |
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3x 腐敗無頼トリプルマウス |
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1x 無頼聖者スカイソード |
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1x 土隠風の化身(ニンジャ3) |
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1x 呪紋の化身(殿堂) |
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1x 凶星王ダーク・ヒドラ(殿堂) |
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3x 不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー |
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3x 威牙の幻ハンゾウ |
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1x 悪魔聖霊バルホルス |
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呪文7枚 |
4x フェアリー・ライフ(Sトリガー) |
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1x 母なる大地(Sトリガー・殿堂) |
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2x デーモン・ハンド(Sトリガー) |
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城7枚 |
3x セイント・キャッスル |
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2x ハッスル・キャッスル |
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2x 無敵城 シルヴァー・グローリー |
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(このデッキは2009年2月時点のカードとルールで作られています)
さて、動画を見れない人のために、簡単に動きを説明しておこう。
要するに、だ。
自分の全クリーチャーがブロッカーになる《セイント・キャッスル》。
セイント・キャッスル
2コスト 城
■城−自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。 その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)
■バトルゾーンにある自分のクリーチャーすべてのパワーは+1000され、「ブロッカー」を得る。
これがあって、相手が攻撃したきたタイミングで“ニンジャ・ストライク”を使うと、便利だと思わないか?
例えば、相手のアタッカーが2体いて、1体目が攻撃してきたとき、《ハンゾウ》を出す。
まだアタックしていない相手にマイナス修正を与えて破壊。アタックしてきた相手をブロック。
1枚で2枚を止めれる。
《ヘヴィ&メタル》のような大型がアタックしてきた場合でも、まずマイナス修正を与え、続いてブロックする事で、なんとパワー12000(《セイント・キャッスル》でパワーが+1000されている)まで相撃ちできる!
さらなるシナジー(コンボというより、「相性の良いカードや戦術」のこと)として、同じく“城”の、《ハッスル・キャッスル》。
ハッスル・キャッスル
5コスト 城
■城−自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。 その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)
■自分のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引いてもよい。
■この城を付けて要塞化したシールドが他の城によって要塞化されていなければ、そのシールドが相手のクリーチャーにブレイクされる時、かわりに自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。
自分のクリーチャーが出るたび1枚ドロー。相手ターンに“ニンジャ・ストライク”を行ったとしても、当然のように1枚ドロー。
ニンジャストライクにはマナコストを払わなくて良いので、さっきの《ハンゾウ》は、手札枚数も減らさず、コストも使わず、ようするに「完全にタダで使えた」て事になるのだ!(デッキも減らないしね)
ここまで説明すれば、《シルヴァー・グローリー》もどんだけ強いか分かるよね。
無敵城 シルヴァー・グローリー
6コスト 城
■城−自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。 その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)
■自分のクリーチャーはすべてのバトルに勝つ。
■この城を付けて要塞化したシールドが他の城によって要塞化されていなければ、そのシールドが相手クリーチャーにブレイクされる時、かわりに自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。
《セイント・キャッスル》と組み合わせれば、ようするに自分のクリーチヤーは全部、「絶対にバトルに勝つ、無敵のブロッカー&アタッカー」になるって事だ。
最終的には、相手に《パーフェクト・ギャラクシー》があろうが何だろうが、全部踏み倒しながらアタックして終わりだ!!
(相手の《パーフェクトギャラクシー》も破壊されないかもしれないが、こっちも破壊されないんだから関係ない)
青銅の鎧&フェアリー・ライフ
実のところ「重いデッキ」なので、最初のマナ加速は重要だ。
5マナになってすぐに《ミスト・リエス》を出すよりは、出来れば先に《トリプルマウス》をプレイした方がいいだろう。
次のターンには、《パーフェクト・ギャラクシー》が出せる。
もっとも、カードをプレイする順番は、相手のデッキの動きに合わせるべきだ。
《ミスト・リエス》を破壊される心配が少ないなら、早めに出してもよいだろう。
雷鳴の守護者ミスト・リエス
今までも何度も書いたように、「光文明最強のドローカード」。
ズバリ、このカードが生き残れば、それだけでデュエルに勝てる。
重要なのは、これが「破壊されないように気を付けること」であり、「破壊されてもリスクが少ないようにすること」だ。ここが「運まかせのプレイング」と、「考えるプレイング」の違い。
前者でいえば、先に手札破壊を行って、相手の手札から《ミスト・リエス》を破壊出来るカードを抜いておくことや、先に場に《ブレイガー》等のセイバーを置いて《ミスト・リエス》を守ることだ。
これらの手を打たずに、運任せのプレイングを行い、《ミスト・リエス》を破壊されて、「《ミスト》が死んだからデッキが回らなかった。運が悪かった」と言うのは、愚の骨頂と言えるだろう。
このデッキで出来る「考えるプレイング」は、「破壊されてもリスクが少ないようにすること」だ。
マナ加速から1ターンでも早く場に出して、相手の《デーモン・ハンド》などで《ミスト》が破壊される前に、1回か2回、能力を使ってドローしたり、手札に《ミスト・リエス》が2枚あったとしても、出来るだけマナゾーンに置かないようにすることなど、だ。(《母なる大地》が手札にあれば、話は別)
たとえば、相手が“ナイトデッキ”であったなら、怖いのは4マナの除去、《ディアル・ザンジバル》だ。
こういう場合は、先に《セイント・キャッスル》を張っておけば、《ミスト》がパワー3000になるため、少なくとも「1枚で、2枚破壊される」(つまり、1枚損する)事は避けられるだろう。
しかし手札に温存した場合、相手が《バレット・バイス》で手札を攻めてくる事もありえるので、《セイント・キャッスル》を出す暇があったら1ターンでも早く場に出しておいた方が良い場合もある。
このへんが“ナイトデッキ”の強みだから仕方がない。ここは「読む」しかないだろう。
このデッキには、《ミスト・リエス》以外のドローサポートとして《ハッスル・キャッスル》があるが、これはあくまで「保険」なので、できるだけ《ミスト・リエス》を大切にしたい。
不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー
《トリプルマウス》や《スカイソード》からつないですぐ召喚できる。
強さはいまさら言うまでもないと思うけど、このデッキでは、「ただの強いカード」として入っているわけじゃない。いろいろなコンポが楽しめるようになってるぞ。
例えば《光牙忍ライデン》。相手をタップして、《パーフェクト・ギャラクシー》で攻撃だ。
そして《悪魔精霊バルホルス》。相手は《パーフェクト・ギャラクシー》に超・激突。
そして何より・・・・《ハッスル・キャッスル》や《シルヴァー・グローリー》等の「城」だ。
自分のシールドがブレイクで破壊されるとき、これらの城の付いているシールドをかわして、別のシ
ールドにする事ができる。
つまり、《パーフェクト・ギャラクシー》のシールドフォースするシールドを、これらの「城」のシ
ールドにしておけば、最後の最後までシールドフォースを守ることができるのだ!!
威牙忍ヤミノザンジ&威牙の幻ハンゾウ
防御用ニンジャ・ストライク軍団。
先にマナ加速カードをプレイするため、最初はマナに置くべきだが、とちゅうからは、できるだけ手
札にため込んでおきたい。
なにもニンジャ・ストライクで使うだけじゃなく、普通に場に出しても効果は使えるので、相手の速攻
などに追い詰められていない限り、普通に場に出していくべきだろう。
そうじゃないと、攻撃するクリーチャーが足りないしね。
凶星王ダーク・ヒドラ
“シノビ”と書かれたカードがガンガン墓地から戻ってくる。これは、ひどい。
デーモン・ハンド
「強いから、入ってて当たり前のカード」と思われるだろうが、実は理由がある。
このデッキには、最初は《デーモン・ハンド》は入っていなかったのだ。なぜかというと、無くてもほとんどのデッキに勝てていたから。
シールドトリガーが無くても、ニンジャ・ストライクと《セイント・キャッスル》のブロック能力のおかげで守りは完ぺきだったし、相手を破壊しなくても、《シルヴァーグローリー》のおかげで、大型ブロッカーなども気にせずに、全員で突撃する事が出来た。
どうしても破壊しておきたい、相手のシステム・クリーチャー(《コッコ・ルピア》や《ミスト・リエス》などのサポートカード)は、《ヤミノザンジ》や《ハンゾウ》で破壊出来る。
そもそも呪文である《デーモン・ハンド》は、《ミスト・リエス》や《ハッスル・キャッスル》などのドローにつながらない。このデッキは最初、なにもかも「城」とクリーチャーで完成されていたのだ。
しかし、どうしても無視できない敵がいた。《キング・アルカディアス》だ。
さすがにこれが出てしまうとつらい。そして最近は、“アルカデイアス・ナイツ”を買っている子供たちが多いので、みんなが《キング・アルカディアス》を召喚してくる。
そんなわけで、対策として《デーモン・ハンド》が入ってしまった。
逆に言うと、《キング・アルカディアス》以外には必要ないので、相手が《キング》を使わないデッ
キであれば、思い切ってマナにしてしまった方がいい。
《デーモン・ハンド》は便利なカードだが、便利すぎるカードにたよっていると、いつまでたってもゲームが上手にならない。
「デーモンハンドを使わなくても勝てるデッキ」を使うときぐらい、使わずに練習してみよう。
初心者は「毎ターン1体でアタック」とかやってしまうが、中級者は逆に「完全に安全になってからアタックする」というプレイにこだわり過ぎている。
(極端な例で言うと「相手がクリーチャー0、手札0でも、《呪紋の化身》を出すまではシールドを攻撃しない」みたいなプレイだ)
このデッキは、そんな考え方では使いこなせない。「完全制圧」にこだわっていると、いつまでたってもアタックできないのだ。
多少の危険があったとしても、「リスクが少ない」と計算できた時から、アタックを繰り返していくべきだ。そうしてさっさと決着をつけてしまおう。
わかりやすいところで言うと、《ミスト・リエス》か《ハッスル・キャッスル》といったドローサポートがあって、《シルヴァー・グローリー》が貼れている状況なら、様子を見ながらアタックしていくべきだろう。
こちらのクリーチヤーがタップしていても、《シルヴァー・グローリー》がある限り、「殴り返し」で破壊される事はないのだから、アタッカーが減ることはない。次のターンも、攻撃を続けることができるはずだ。
ならば相手に、「あと数ターンで負ける」という時間的プレッシャーをかけて、プレイできる選択肢をせばめてやった方がいい。(こーいうの行動を「クロックをかける」と呼ばれる)
例えば、特に攻撃もされていない相手は、安心して《サイバープレイン》などの手札補充を使ったり、こちらに向けて手札破壊を使ったりできる。
しかし、あと1ターンで死ぬような時は、そんな事をしている暇はない。
どんなに手札があって、切り札やコンボを使いたかったとしても、一刻も早くこちらのアタッカーを破壊するか、ブロッカーを並べるか、どちらかしか選べなくなる。
そうして、「受け身」になった相手のプレイは、こちらからすれば「予想できるプレイ」だ。
手札破壊などを行われないのだから、こっちは能動的に、次のカードのプレイ、その次のプレイを計画的に打つ事ができる。「詰み」に持っていけるわけだ。
これが、「手札や破壊されたカードの枚数など、枚数のアドバンテージだけ」を気にしているだけでは気付きにくい、「相手の選択肢を奪う、ダメージプレッシャープレイ」だ。
(“アドバンテージ”には、枚数だけじゃなく、ターンアドバンテージや選択肢のアドバンテージがある)
このデッキでは、こういった練習が行いやすい。ぜひ作って、挑戦してみよう。
(09.02.14 コストを一部修正)
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