トップデッキ集(デュエルマスターズ)第168回(2009.07.17)

通信販売
遊戯王
デュエルマスターズ
ガンダムウォー
ディメンション・ゼロ
その他
通信販売のやり方

デッキ集
強くなりたいなら↓
遊戯王
デュエルマスターズ
ガンダムウォー
ディメンション・ゼロ
その他

CKトップ
CK・裏日記

□《聖霊王イカズチ》ワンショットキルドラゴンコンボデッキ“カチュアイカズチ”
 
 
 今回の主役カードはこれ。32弾のベリーレア、《聖霊王イカズチ》。
 
聖霊王イカズチ
 7コスト エンジェルコマンド/オリジン 8000
■進化−自分のエンジェル・コマンドまたはオリジン1体の上に置く。
■クリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを好きな数アンタップしてもよい。こうしてアンタップしたクリーチャーはそのターン、「ブロッカー」を得る。
■W・ブレイカー

 
 「ブロッカーを得る」とかはこの際、あんまり関係ないのでいったん忘れて・・・・
 とりあえず、「クリーチャーが場に出たら、自分のクリーチャーがアンタップする」という効果を覚えておいていただきたい。
 
 
 さてお立会い。
 第8弾で登場したベリーレアに、《幻想妖精カチュア》というクリーチャーがおります。
 タップすると、デッキから“ドラゴン”を持ってきて、場に出すことのできる、という、夢のある能力を持っています。

幻想妖精カチュア
 7コスト スノーフェアリー 3000
■このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のT能力を使ってもよい。
T−自分の山札を見る。その中から種族にドラゴンとあるクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。そのクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。このターンの終わりに、そのクリーチャーを破壊する。


 これによって呼び出したドラゴンは、ターンの終わりに破壊されてしまいますが、“スピードアタッカー”になるため、《カチュア》がいるかぎり、毎ターン、ドラゴンをポイポイと投げつけていくことが可能となります。
 
 いわゆる、「カチュア・シュート」と呼ばれる戦術ですが、そう何ターンも《カチュア》が生き残っているはずもなく・・・・ぶっちゃけ、それほど強くありませんでした。(本当に強いなら、もっと流行ってる)
 
 まあ、《龍神メタル》や《緑神龍ザールベルグ》を出してマナ破壊したり、《バザガジール・ドラゴン》(《バザガベルグ》でも可)を出して、 「《カチュア》の効果で破壊される前に、《バザガジール》自身の効果で手札に戻す」とか・・・
 
 変ったところでは《マイキーのペンチ》を出しておいて、《カチュア》で《黒神龍バベルギヌス》を出し、《カチュア》を破壊して再び場に戻してもう一度タップ能力を使って・・・とループさせたり・・・とか。
 
 他にも色々ありますが、「面白いけど、それで勝てるほどではない」というのが、「カチュア・シュート戦術」の常でした。
 
 
 しかし、今回の「カチュア・シュート」は・・・! 
 そう。もう、お気づきでしょう。《聖霊王イカズチ》と合わせるとどうなるか?!
 
 《カチュア》タップ、デッキから《ガトリング・フォース・ドラゴン》を召喚。
 《イカズチ》の効果で《カチュア》がアンタップ!
 再びデッキから《ガトリング・フォース・ドラゴン》を! 
 さらにループ! あとはデッキから、あるだけすべての《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》を場に出しまくり!!
 
 全・員、スピードアタッカー!!
 
 《ボルメテウス》、攻撃! 《ガトリングフォース・ドラゴン》の効果で、ブロッカーを破壊!(《ガトリング》が2体いるなら、まとめて2体破壊!)
 
 《ボルメテウス》、全員突撃! 万が一数が足りないなら、《イカズチ》も《カチュア》も突撃!! ゲーム・エンドっ!!
 
 
 さあ、これこそが、「カチュア・シュート戦術」が約5年間待った、真のワンショット・キル・カチュア・シュートコンボ、“カチュア・イカズチ”だっっっ!!!
 
 

 

 
■《カチュア》シュートドラゴンコンボ“カチュアイカズチ”
クリーチャー
27枚
 4x 黙示賢者ソルハバキ
 3x 光牙忍ハヤブサマル(ニンジャ)
 4x 黙示聖者ファル・レーゼ
 4x 魅了妖精チャミリア
6弾など
 2x 口寄の化身
CDP3など
 4x 幻想妖精カチュア
CDP1など
 4x ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン
CDP3など
 2x ガトリング・フォース・ドラゴン
進化3枚
 3x 聖霊王イカズチ
呪文10枚
 4x フェアリー・ライフ(Sトリガー)
32弾など
 4x 鼓動する石版
 2x 地獄スクラッパー(Sトリガー)
DMC47など
(このデッキは2009年7月時点のルールと、32弾までのカードで作られています)

 


○コンボを発見できても・・・形にするのが一苦労!
 
 「イカズチとカチュアを組み合わせると・・・ヤバい!!」
 
 このコンボ自体は、比較的早めに(先行発売日当日)発見されたのですが・・・・実際のデッキにしようとすると、2体を安定して場に揃えるのが、想像以上に難しい!
 
 破壊されやすい《カチュア》の弱点はもとより、《イカズチ》の進化元と《イカズチ》自身を、手札的にどう揃えるか・・・

 
 ドローを安定させるために水文明を入れると、どうしても動きが遅くなり、また、「ドロー加速の結果、デッキから《ボルメテウス》や《ガトリング・フォースドラゴン》を“引ききって”しまう」という問題点があったり・・・・
 
 闇を入れて手札破壊すると、除去カードを落とせるため《カチュア》が破壊されにくくはなりますが、デッキの動きそのものが極端に遅くなり・・・・
 
 《インフェルノ・サイン》タイプにすると、最終的にはぶっちゃけ、“ロマノフサインデッキ”になってしまいます。



 そんなわけでこのコンボ、簡単に見えて、デッキにするには、想像以上の難敵でした。
 
 最初このデッキを、エックスデッキ(通信販売、予約ご利用のお客様への特典デッキ記事)にしようと思っていたので、一晩かかって煮詰めたのですが・・・なかなか満足いく完成度になりません。
 (エックスデッキ自体は、もっと変なコンボデッキが完成したので、そちらになりました!)
 
 最終的に、他の複数のスタッフたちとも相談して、「これは動く!」と満足いく出来になったのが今回のタイプ。
 
 突破口は二つ。《魅了妖精チャミリア》と、《黙示賢者ソルハバキ》にありました!
 


○基本的な動かし方
 
 初手に《イカズチ》があった場合、コンボパーツではありますが、マナに置いてしまいましょう。
 
 2ターン目のマナ加速(《フェアリー・ライフ》か《石版》)からスタート。


 3ターン目に《魅了妖精チャミリア》を召喚します。

魅了妖精チャミリア
 4コスト スノーフェアリー 3000
■このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のT能力を使ってもよい。
T−自分の山札を見る。その中からクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。


 
 4ターン目、《黙示聖者ファル・レーゼ》や、更なるマナ加速。
 そして《チャミリア》をタップして、コンボパーツを手札に持ってきます。(おそらくは《カチュア》)


 5ターン目、《カチュア》を出す。


 6ターン目、《黙示賢者ソルハバキ》を召喚しましょう。

黙示賢者ソルハバキ
 2コスト ライトブリンガー/グラディエーター/オリジン 1000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。そうした場合、自分の手札を1枚、自分のマナゾーンに置く。


 この時点で8マナあるはず。《黙示賢者ソルハバキ》の召喚で2マナタップする際に、マナゾーンの《イカズチ》を使います。
 《ソルハバキ》の効果を使い、タップしている《イカズチ》を手札に。効果で1枚マナを置くと・・・残り7マナ。
 手札に加えた《イカズチ》を、さっき出した《ソルハバキ》に乗せる事により、一気進化が可能になります!
 
 《カチュア》&《イカズチ》が揃った時点で、コンボスタートです!
 
 
 つまり、《チャミリア》の導入により、ムダなドローでドラゴンを引ききってしまう事無く、コンボパーツだけを狙って手札に加えられるようになり・・・・
 
 《黙示賢者ソルハバキ》から《イカズチ》への一気進化により、
「《イカズチ》の進化元を出しておいて守らなければならない」
「コンボスタートまで、《イカズチ》を手札に持っておかなければならない」 
という、ふたつの問題点がクリアーされたのでした。
 


○臨機応変な戦い方
 
 「コンボが決まれば、勝てる!」というデッキですが、いつもいつもそう上手くはいきません。
 
 が、このデッキは、例えば《カチュア》が破壊されたときなど、途中でコンボをあきらめても、まだまだ戦えるねばり強さを持っています。
 
 ぶっちゃけ、マナ加速から普通に、手札の《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》や《ガトリング・フォース・ドラゴン》を出して殴っても良いのです。ふつーに、強いし。
 
 また、《ソルハバキ》や《ファル・レーゼ》を出しておいて、《口寄の超人》を出すと、それだけで3枚ドロー!
 もう、そのまんまビート・ダウン戦術に移行できるアタッカー数になるでしょう。
 


○他にも色々考えられますが・・・・
 
 《イカズチ》を使ったデッキは、他にも色々と考えられます。
 
 タップトリガーで“ゴッド”を出せる《鎧亜の神将ゼフィス》は、《カチュア》と同じように好きなだけ“ゴッド”を出し、ゴッドリンクの嵐を楽しめますが、《ゼフィス》自身5色クリーチャーのため、普通の手段では出せません。
 (《インフェルノ・サイン》という手がありますが、それならどう考えても“サイン・ロマネスクデッキ”の方が強くて安定します)
 
 《緑神龍バグナホーン》や《メタル・ザンギラス》を使うデッキは、一応形にはなると思います。
 気になる方はチャレンジしてみるのも面白いかも知れませんね。



→デュエルマスターズ研究所・もくじ

→当店大会結果

→通信販売

→ホームページTOP
 


〒770-0813
徳島県徳島市中常三島1丁目3番地1号2F
カードキングダム 徳島
Tel(Fax):088-656-3823
e-mail:fb-toku@stannet.ne.jp