デュエルマスターズ研究所(デッキ集) 2010.3.17 |
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□35弾を使ってみよう! 《黒月の古城オリジナル・ハート》型“連神”
一撃必殺コンボタイプの“連神”デッキに続いて、35弾の新カード、《黒月の古城オリジナル・ハート》を使ったタイプの“連神”デッキを紹介しよう!
このデッキ、最近の僕のお気に入りだ。
なんと言っても動きが面白い! 上手く回ったときなんか、ギャラリーと一緒に大笑いしてしまう!
デュエルマスターズは、「いかに作戦通りに動くデッキを作るか」というゲームだと思うけど、このデッキはある意味、その常識から逸脱している。なかなか言う事を聞いてくれない(笑)
そのかわり、たまに思っていた以上の「やりすぎ」な動きをしてくれて、対戦相手ばかりか、使っている自分までビビり上がる始末だ!
まず最初に、今回のキーカードを紹介しよう。
黒月の古城オリジナル・ハート
6コスト 城
■自分のクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードがゴッドでなければ、山札の一番下に置く。そのカードがゴッドであれば、バトルゾーンに出してもよい。
■この城を付けて要塞化したシールドが他の城によって要塞化されていなければ、そのシールドが相手のクリーチャーにブレイクされる時、かわりに自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。
自分のクリーチャーがアタックして、デッキトップが“ゴッド”ならタダで場に出る。
どういう事になるかと言うと・・・
よくある地獄絵図
「《青銅の鎧》でアタック!
おっ、《邪神M・ロマノフ》が出た。
続いて《解体人形ジェニー》でアタック!
おや?! 今度は《龍神メタル》が出た!
《M・ロマノフ》は進化獣だからスピードアタッカーね。
アタック時にマナゾーンの《大地と永遠の神門》使用!
墓地の《龍神ヘヴィ》を召喚!
《龍神メタル》とゴッドリンクしたからスピードアタッカー! アタック!
ぎゃああ、今度は《破壊神デス》が出たぁぁああ!
スピードアタッカーなんでまたまたアタック!
あひぃぃ! 今度は(以下略」
■《オリジナルハート》型連続ゴッド召喚デッキ“連神ハート” |
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クリーチャー 20枚 |
4x 青銅の鎧 |
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4x 解体人形ジェニー |
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4x 龍神ヘヴィ |
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3x 腐敗無頼トリプルマウス | |
4x 龍神メタル |
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1x 破壊神デス | |
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Mデッキ進化4枚 |
4x 邪神M・ロマノフ |
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墓地進化2枚 |
2x 邪神C・ロマノフ |
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呪文10枚 |
4x フェアリー・ライフ(Sトリガー) |
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3x デーモン・ハンド(Sトリガー) |
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3x 大地と永遠の神門 |
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城4枚 |
4x 黒月の古城オリジナル・ハート |
35弾 |
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(このデッキは2010年3月時点のルールと、34弾までのカードに、雑誌公開の35弾カードで作られています)
■テーマデッキの作り方。《オリジナル・ハート》を活かせ!
一見、前回のスーパーデッキサーガ改造“連神”とそっくりなデッキに見えるが、今回のテーマはあくまで、《黒月の古城オリジナル・ハート》を活かすこと。
そのために考えたのは、以下の4点。
1・《ハート》効果の成功確率を高めるため、ゴッドの枚数をできるだけ増やす。
2・《ハート》をセットしたターンに、すぐ効果を発揮できるよう、先にクリーチャーを出しておけるデッキ構成にする。
3・効果で場に出たゴッドが、すぐにアタックして効果を連鎖できるよう、可能な限りスピードアタッカーのゴッドを採用する。
4・デッキ構成上、守りが弱くなるので、防御として使えるゴッドを選ぶ。
これらを検討した結果、《M・ロマノフ》《C・ロマノフ》《ヘヴィ》《メタル》《デス》が選ばれたのでした。
「他にもゴッドが色々あるはずなのに、なんで?」というご意見もあるかと思うのでご説明。
○五神(《フレイムアゴン》《ダークインドラ》《エメラルドフアラオ》など)
ものすごく強いゴッドだけど、これらは「数が並ぶゴッド」ではなく、リンクしてひとつになって強いゴッド。
何回もアタックして、ゴッドを出すチャンスが数多く欲しい《オリジナル・ハート》とは、シナジーが合わないよね。
五神で作っても強いかも知れないけど、《オリジナル・ハート》を入れない普通の五神デッキの方が、安定度も対応力も高いだろう。
○《ゼン》《アク》
これまた強いゴッドだけど、光・水・闇・自然の4色になっちゃう。
《ハート》の効果を生かすために《M・ロマノフ》を入れたいけど、それだと5色になるのでさすがに回らない。
(スピードアタッカーなので《ハート》の効果を使いやすく、しかもさらなるゴッドを呼んでくれる《大地と永遠の神門》をタダで使える《M・ロマノフ》を使わないのはもったいなさ過ぎる)
普通のデッキなら5色でも回るデュエルマスターズだけど、《オリジナル・ハート》のためにゴッドの数を増やす必要のあるこのタイプのデッキでは、色マナバランスのためのカードを多くは積む事ができない。
○ではなぜ、《M・ロマノフ》や《へヴィ》《メタル》なのか?
《M・ロマノフ》や《C・ロマノフ》は、単体で成り立つデッキ進化、墓地進化。
すなわちスピードアタッカー。
《オリジナル・ハート》の効果で場に出たら、すぐさまアタックして、更なるゴッド召喚のチャンスを得ることができる!
邪神M・ロマノフ
5コスト ゴッド/ダークロード/ナイト 3000+
■Mデッキ進化−自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。表向きにした残りのカードを自分の墓地に置く。表向きにしたカードの中にクリーチャーが1枚もない場合、このクリーチャーを手札に戻し、表向きにしたカードをすべて墓地に置く。
■メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、火か闇のコスト6以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分のマナゾーンから唱える。
■G・リンク《邪神R・ロマノフ》または《邪神C・ロマノフ》の左横。
邪神C・ロマノフ
7コスト ゴッド/ダークロード/ナイト 5000+
■墓地進化−闇のクリーチャーを1体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
■メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーと同じ文明を少なくともひとつ持つコスト6以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の墓地から唱え、その後その呪文を自分の山札の一番下に置く。
■G・リンク《邪神M・ロマノフ》または《邪神R・ロマノフ》の右横。
■このクリーチャーは、リンクしている時、シールドをさらに1枚ブレイクする。
とにかくこの、「スピードアタッカーである」という事は、想像以上に重要。
もし君が、《オリジナル・ハート》のデッキを相手にした場合、相手が《ハート》を出した次のターンからは、出てきたクリーチャーを召喚酔いのうちに、全力で除去しようと考えるだろう。
(《バジュラズ・ソウル》が出ている時には、すべてのクリーチャーを破壊し続けなければならなくなるのと同じだね)
そして事実、スピードアタッカーのいない《ハート》デッキは、そうやって対処されてしまいがち。
だから《ハート》とは、スピードアタッカーゴッドが相性がいい。
また、《ヘヴィ》《メタル》は、実は防御要員として優秀。
龍神ヘヴィ
5コスト ゴッド/ドラゴン・ゾンビ 5000+
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャー1体を破壊してもよい。そうした時、カードを1枚引き相手は自分自身のクリーチャー1体を破壊する。
■G・リンク《破壊神デス》または《龍神メタル》の左横
■このクリーチャーがリンクしている時、相手クリーチャーは可能であればこのクリーチャーを攻撃する。
龍神メタル
7コスト ゴッド/アーマード・ドラゴン 7000+
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクロスギア1枚か、相手のマナゾーンにあるカードを1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。
■G・リンク《龍神ヘヴィ》または《破壊神デス》の右横
■このクリーチャーは、リンクしている時「T・ブレイカー」を得る。
■このクリーチャー、《龍神ヘヴィ》、《破壊神デス》の3体がリンクしていて《破壊神デス》がバトルゾーンを離れた時、このクリーチャーを《龍神ヘヴィ》とリンクしてもよい。
上記の4番のところで、「デッキ構成上、守りが弱くなるので、防御として使えるゴッドを選ぶ」と書いたけど・・・
しかしここで、ブロッカーを持つゴッドを使ってしまっては本末転倒。ブロッカーという事は、アタックしないではあーりませんか!
攻めるなら攻める、守るなら守る。デュエルの鉄則だ。
そしてこれは、攻めるデッキ。《ヘヴィ》《メタル》はリンクして攻撃すれば、返しのターン、相手クリーチャーが全て激突死してくれるチャンスがある!
以上、様々な要因から、今のところ《オリジナル・ハート》にマッチしているのは、これらのゴッドであると判断し、デッキを作成した次第。
これから先、また別のゴッドを採用した《オリジナル・ハート》のデッキが作られるかも知れないけど、よくある落とし穴として、「強いことは強いが、実は、《オリジナル・ハート》を使わない方が強いのでは・・・?」みたいな事態を避けるようにしたい。
■このデッキの弱点
○安定しない。
めくってもめくっても、ゴッドが出ない日もある。
「そういうデッキ」とあきめてしまっては上達できないけど、物事には「限度」ってもんがある。
このデッキに限っては「そういうデッキ」と考えるべきだろう。それでも充分に面白いんだから!
ちなみに、《魂の呼び声》を使い、デッキトップにゴッドを積み込み、連鎖させる方法もあるが・・・
僕も最初は入れてた。で、結果的には抜いた。
この理由は、皆にもぜひ考えてもらりいたい。すごく微妙なラインだから。
結果的に、「僕は入れるべきだと思うな」となっても、間違いではないと思う。
メリットとデメリット、自分の中に二人の人格を作って、本気で議論させてみるといいぞ。
○《C・ロマノフ》が出にくい!
墓地に闇クリーチャーがいないと出せない墓地進化。
このデッキは、前もって墓地に闇クリーチャーを落としておく仕組みがない。なので、ちょいと使いにくいけど・・・
《M・ロマノフ》で闇クリーチャーを落としておくとか、《へヴイ》を先に使っておくとか、あるいは《ジェニー》等を自爆突撃させておくなど、先を読んで準備しておけば、いざデッキトップから《C・ロマノフ》が出てきても、困ることは少ないだろう。
■自爆覚悟で突撃じゃあああ!
《オリジナル・ハート》を貼った! 場には《青銅の鎧》1体のみ!
相手にはブロッカー。もし、デッキトップがゴッドじゃなかったら・・・《青銅》はブロックされて、単なる無駄死に。
ならば、アタックをやめようか・・・
と考える人!
そういう人には、このデッキは使えない!
「いや! ゴッドが出て、連鎖すれば一気に有利になれる! 《青銅》が死んでも、それで負ける訳じゃ無し、ここは殴るのが当然! 賭けにでなければ、勝利もありえん!!」
・・・こう考えられる人にこそ、このデッキを使って頂きたい! よろしく!
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