FB徳島デュエルマスターズ研究所第47回(2004.04.10)

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□『バトルアリーナ スプリングバトル2004』各地の結果

 前回、東京大会レギュラーの結果を発表させてもらった所、その後他の大会の結果も頂けました。
 さっそく公開しましょう。



3月21日 広島大会オープンクラス優勝デッキ(32人)

 ■プレイヤー:「ぐっちゆーぞー」さん
 ■デッキ名:赤黒青
クリーチャー
 3x エクゼズ・ワイバーン
6弾
 2x ストームジャベリン・ワイバーン
5弾
 2x ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン
6弾
 2x バザガジール・ドラゴン
6弾
呪文
 4x クリムゾン・ハンマー
1弾
 4x ロスト・チャージャー
9弾
 3x エナジー・ライト
6弾
 4x スケルトン・バイス
8弾
 2x ブレイン・チャージャー
8弾
 1x サイバー・ブレイン(S・トリガー)
1弾
 3x デーモン・ハンド(S・トリガー)
1弾
 2x サウザンド・スピア
9弾
 2x 地獄万力
7弾
注・ご本人の希望で、残り6枚は教えていただけませんでした
  ご了承ください



↓こちらが優勝者のコメントです。

「青でなく緑にしようと思いましたが、やはり除去のバイスなどによる手札切れはつら いと思い青にしました。
 しかしこのタイプのデッキはスペースが非常になく、大変悩んだ末、ドローまだまだ入れたかったのですが、限界まで絞りました。
 同時に、緑の部分はチャージャーでまあ何とかしようと。

 赤ですが、幻竜砲を積みたかったのですが、スペースの都合上断念。黒ですが、主役カード、ロスト・チャージャー+バイスは確実に4本積みしたかったので、ブラッディ・イヤリングを断念。

 先ほど上げた断念したカードは、速攻用に積みたかったのですが、チャージャーなどで早くから主用カードを使えれば、万力やサウザンド→バザガへと持っていけるので外した訳です が。

 案の定速攻には大変苦しみました。ベスト8?ぐらいの時、速攻と当たり、負け たと思いました・・。

 今回、ボルメテ+バザガで殴って勝つデッキか、ヘルスラなど の除去に専念で相手シールドを殴らないデッキのどちらにしようか大会当日まで悩み ました。
 家に一緒に大会に行く友達を泊め、何度もいろんなデッキを組み相性を チェックしたりもしました。
 結果、やはり、どんなデッキにも苦手なタイプはあるも ので、デッキのバランスとしてはこのカードゲームはまぁ、きちんとしてるんではな いかと思います。
 しかもよく考えたら時間制限があるので、ヘルスラ系は危ないと思 い結果↑のデッキで出場。見事優勝することが出来ました。
 時間10分。コレは甘く 見ては駄目です! あっというまに過ぎますよコレ・・・。皆さんも十分注意して下さ いね。」


 ぐっちゆーぞーさん、ありがとうございます。

 
 デッキは除去を満載した重呪文デッキですね。
 9弾の【サウザンド・スピア】や【ロスト・チャージャー】により強化されたデッキです。

 レシピ自体は、やはり9弾発売日の次の日&6枚不明ということで、微妙にコメントしづらいものとなっていますね。3月の大会ですから、今の流行にはあっていないカードもチラホラありますし。

 まぁ結論としては「新弾の発売日の次の日に大きな大会をするな!or発売日の次の日の大きな大会では新弾は使用禁止にしろ!」といったあたりではないでしょうか?
 さすがに発売日の次の日の大会では、腕よりもカード量のほうが重要になってしまいますからねぇ。



 重呪文デッキは初速が遅いので、速攻デッキや手札破壊デッキには弱いですが、それ以外のデッキにはわりとオールマイティに闘えます。大会で使うには安定したデッキといえるでしょう。

 デッキの使い方は、まずはとにかくマナを貯めることです。なにせDMでは重いカードほど効果が強い! その強いカードを使うには、とにかくマナを貯める事です!!

 中盤では、相手に殺されないようにクリーチャーをドンドン除去しましょう。自分が殺されては元も子もないので、手札を惜しまず殺していくのが肝心ですが、ある程度まではシールドを壊させてドローするのもコツの一つです。
 また、後続を立つための手札破壊も重要です。
 クリーチャー破壊と手札破壊、どちらを優先するかは経験で覚えてください。

 8マナ溜まったら【バザガジール・ドラゴン】が大暴れ。ドンドン相手クリーチャーを倒してくれるでしょう(あの、【光器ペトローパ(9弾)】ですら)。

 相手クリーチャーを倒したら、あとは煮るなり焼くなり。
 【ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン】や【インビンシブル・フォートレス(6弾)】で安全にシールドを破壊してもよし。
 【ロスト・チャージャー】や【ヘル・スラッシュ(6弾)】で相手のデッキを切らしてもよし。(DMでは、最後の1枚を引いたりデッキのカードを落とされたりで、デッキが無くなった時点で負けです)



 さて、重呪文デッキを組むときの楽しみは、流行廃りに合わせた除去呪文の選択です。
 ちょっと例をあげてみましょう。

クリムゾン・ハンマー(1弾)
 2マナ 呪文
■バトルゾーンにある、パワー2000以下の相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地におく。


 コストの軽さが嬉しいカードです。自然のマナ加速が入っていないなら、デッキに入れて損はないでしょう。


幻竜砲(6弾)
 3マナ 呪文
■S・トリガー
■バトルゾーンにある、パワー2000以下の相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地に置く。


 相手を選ばず、どんなデッキ相手にもそこそこ働きます。
 どんなデッキがいるか予想できない、という時にはこれが安定でしょう。


バースト・ショット(2弾)
 6マナ 呪文
■S・トリガー
■各プレイヤーは、バトルゾーンにあるパワー2000以下のクリーチャーすべてを、それぞれの墓地に置く。


 今の環境では【機怪人形ガチャック(9弾)】や炎速攻などの、『小さいクリーチャーを横に並べる』デッキが多いので、Sトリガーが付いてて一気に除去できるのはかなりの戦力です。


トルネード・フレーム(1弾)
 5マナ 呪文
■S・トリガー
■バトルゾーンにある、パワー4000以下の相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地に置く。


「もっともっとガチャックスや炎速攻に対策したいぜ!」という人はこれでしょう。
 これなら普通では焼き難い【呪いの影シャドー・ムーン(4弾)】や【襲撃者エグゼドライブ(6弾)】にも対応可能です。


サウザント・スピア(9弾)
 6マナ 呪文
■バトルゾーンにあるパワー4000以下のクリーチャーをすべて持ち主の墓地に置く。


 これは本当に強力! クリーチャー少な目デッキには必ず入れましょう!!

 まず、普通には殺せない【光器ペトローパ(9弾)】を倒せます。たしかにまわりの取り巻きは倒せませんが、そもそも【ペトローパ】をどうにかできない限りまわりのも焼けません。まず【ペトローパ】を倒せるのが肝心です。
 また、6マナなので自然のマナ加速と合わせれば【ペトローパ】登場前に場を一掃できるでしょう。まわりのがいなければ、いかに【ペトローパ】といえども恐くありません。

 闇の【シャドー・ムーン】も楽々で倒せます。
 【シャドー・ムーン】のデッキは、ほとんどのクリーチャーがパワー2000以下なので、 強化されても4000以下。一発で相手を全滅させれます。


地獄万力(7弾)
 7マナ 呪文
■バトルゾーンにある相手のクリーチャーを、パワーの合計が8000以下になるように好きな数選ぶ。相手はそれを持ち主の墓地に置く。


 かつては重呪文デッキの花形カードでしたが、今はそれほどでもないですね。

 対光戦では【ペトローパ】は焼けませんし、取り巻きを1体焼くのがぜいぜい。
 対闇戦では【シャドー・ムーン】に大苦戦です。なんとか頑張って【シャドー・ムーン】+【アクアン(4弾)】+【飛行男(7弾)】(3000+2000+1000+2000)の3体を焼けるぐらい。7マナも払ってやることではありませんね。

 つまり、クリーチャー少な目のデッキでは1マナ軽くて効果も強い【サウザント・スピア】を使いましょう。
 【地獄万力】は、ドラゴンデッキ(【コッコ・ルピア(6弾)】)や、サバイバーデッキ、【竜脈噴火(5弾)】デッキなどの、クリーチャーを並べるデッキで使いましょう。


クリムゾン・チャージャー(8弾)
 4マナ 呪文
■バトルゾーンにあるパワー2000以下の相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地に置く。
■チャージャー


 自然のマナ加速(【ラブ・エルフィン(2弾)】&【フェアリー・ライフ(6弾)】)と組み合わせれば、かなりの便利さです。
 使い方のコツとしては、相手にクリーチャーがいなくても、とりあえずマナ加速のために撃っておく事。重呪文デッキはマナが無ければまったくデッキが動きませんからね。


 とりあえずは、こんなところでしょうか。
 とにかく考えなければならないのは、効果とコストを、今の大会に多そうなデッキにあわせる事
 たとえば、最近は速攻やTラッシュの「殴る」デッキが流行っているようですから、除去はSトリガーが付いているほうが便利です。
 つまり、【死の宣告(6弾)】のようなカードも考慮範囲内でしょう。

 また、【精霊王アルカディアス(4弾)】が流行っているかどうかも重要なポイント。
 【アルカディアス】が流行っているのなら、闇の除去は【デス・スモーク(6弾)】や【チェイン・スラッシュ(7弾)】が良いでしょう。
 なぜなら【アルカディアス】は6マナ進化。となると5マナ以下の除去カードでないと進化種を殺すのが間に合わなくなってしまいます。

 これは水のカードも同じです。
「【アルカディアス】が多そうだから、【コーライル(2弾)】で戻してやるぜ! いや、速攻も多いからS・トリガー付きの【アクア・サーファー(5弾)】か?」といった具合に、色々な選択肢があります。



 除去をドンドコと満載したら、あとは他のパーツです。これもなかなか難しい。

 例えば、自然のマナ加速カードをいっぱい入れたら初速は早くなります。
 水のドローカードをいっぱい入れたら手札破壊への耐性が増します。
 闇の手札破壊をいっぱい入れたら同系戦で有利になります。

 しかし、こういうカードを満載してしまえば、後半のイザというときにそういうカードしか引けず、目の前の状況に間に合わない危険性が増します。
 つまり、トップデッキ率が下がることになり、これは「ドローカードしか引かなかった〜」とか「除去が欲しかったのに手札破壊しか引かなかった〜」と事故率のアップにも繋がります。

 となると、炎闇の2色で除去と勝ちカードだけで作ったほうが強い、ということでしょうか? 確かにほとんど色事故もしないでしょうしね。
 ですが、確かに2色は安定はしますが、「ただ安定してるだけ」というデッキになってしまう可能性もあります。
 つまり、「安定デッキ」と「全勝デッキ」は違うということ。
 色を増やしてできることを増やしたほうが、回ったときの破壊力は確かに増すのです。しかし、その分安定性は下がっていく。
 この「強さ」と「安定性」を、どこらへんでバランスさせるのか?
 重呪文デッキの難しいポイントはそこにあるのです。



 さて、このようにデッキ構築が難しくて面白い重呪文デッキですが、最大の欠点は使っていても使われても対戦が面白くない事です。

 なぜなら、自分が勝つときは後半のプレイングがただの作業です。
 相手がクリーチャーを出せば【バザガジール】で殴るだけ、相手のシールドは【ボルメテウス】が壊すからSトリガーも恐くないし、手札も増えない。

 そして重呪文が負けるときは「相手の速度に追い付かない」という時がほとんどなので、何も呪文を使わずに殴り殺されるのみです。
 相手にしてみれば、デク人形を殴っているのとあまり変わりません。

 つまり、重要な大会や、大会への練習以外では、使ってはいけないデッキです。わざわざ面白くない対戦に付き合わされる対戦相手は大変ですから。
 こればっかり使っているとクリーチャー戦のコツを忘れちゃいますしね。



 さて、ついでに一風変わった重呪文デッキを紹介しましょう。
 「普通の除去デッキはイヤだ!」または「普通のドラゴンデッキはイヤだ!」という人は試してみて下さい。

 ■おざワ製『除去ドラゴン』
クリーチャー
 3x エクゼズ・ワイバーン
6弾
 2x ディメンジョン・チョーカー
8弾
 2x ストームジャベリン・ワイバーン
5弾
 3x バルキリー・ドラゴン
PR
 2x ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン
6弾
 1x ガルカーゴ・ドラゴン
3弾
 2x バザガジール・ドラゴン
6弾
呪文
 4x ゴースト・タッチ(S・トリガー)
1弾
 4x ロスト・チャージャー
9弾
 4x スケルトン・バイス
8弾
 4x バースト・ショット(S・トリガー)
2弾
 4x サウザンド・スピア
9弾
 4x デーモン・ハンド(S・トリガー)
1弾
 1x ロスト・ソウル
2弾


 デッキの肝は、【バルキリー・ドラゴン】と【ディメンジョン・チョーカー】による手札増強エンジン。
 【バルキリー】はデッキから【バルキリー】を持ってこれるので、延々除去をかわし続けられます。
 【チョーカー】は、最近は手札破壊が強いので、逆に意外なほど回収できます。また、こっそり【ロスト・チャージャー】とコンボなので、イザどうしてもドラゴンを引かないというときのために覚えておきましょう。

 【ストームジャベリン・ワイバーン】は普通に使うとちょっと遅いのですが、流行の【ペトローパ】デッキに対しては非常に効くカードです。


バルキリー・ドラゴン(勝舞火炎強化パック)
 7マナ アーマード・ドラゴン 7000
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札を見る。その中からアーマード・ドラゴンを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。


ディメンジョン・チョーカー(8弾)
 3マナ ブレインジャッカー 1000
■このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の墓地にあるドラゴンをすべて、自分の手札に加えてもよい。


ストームジャベリン・ワイバーン(5弾)
 4マナ アーマード・ワイバーン 7000
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーは、タップされていない光と水のクリーチャーを攻撃できる。




3月28日 東京大会オープンクラス優勝デッキ(64人)

 ■プレイヤー:S田さん
クリーチャー
 4x ブラッディ・イヤリング
1弾
 3x 飛行男
7弾
 4x 卵胞虫ゼリー・ワーム
2弾
 4x 機怪人形ガチャック
8弾
 4x アクアン
4弾
 3x 呪いの影シャドー・ムーン
4弾
進化
 2x 魔獣虫カオス・ワーム
2弾
呪文
 4x ゴースト・タッチ(S・トリガー)
1弾
 4x エナジー・ライト
6弾
 4x スケルトン・バイス
8弾
 1x サイバー・ブレイン(S・トリガー)
1弾
 3x デーモン・ハンド(S・トリガー)
1弾


 東京のオープン大会の結果も頂けました。
 公開を許可してくれましたS田さん、情報を送ってくれましたライブラリーカルティットさん、ありがとうございます。

 つまり、東京ではレギュラー、オープン、ともにガチャックスが優勝したということですね。東京では大流行なのでしょうか?
 デッキについての詳しい解説は『研究所46回』をご覧ください。



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