FB徳島デュエルマスターズ研究所第49回(2004.04.28)

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□ペトローバ論 初級編

光器ペトローバ
 5コスト メガ・デル・ソル 3500
■このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、メカ・デル・ソル以外の種族を1つ選ぶ。バトルゾーンにある、その種族のクリーチャーのパワーは+4000される。
■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、相手がクリーチャーを選ぶとき、光器ペトローバを選ぶことはできない。


 9弾の目玉スーパーレアです。
 コイツが強いのは、少しでもDMが分かっている人なら、誰でも気付いたことでしょう。
 そしてそこには、唯一殿堂入りを免れたスーパードローカード、【アクアン(4弾)】が考えに影を落としていた事も間違いありません。
 なんせ相性の良い"光"、オマケに4コストから5コストへ、スムーズに繋がるのですから。
(ちなみに、NACさんは4弾が出た時に【アクアン】を見て、「これはヤバイ」と思ったそうな。さすがです)

 少し脱線しました。本題に移ります。




(今後、【ペトローバ】で強化することを「ペトローバする」または「ぺトる」と書きますので、ご了承ください)

 多くのデュエマスプレイヤーが"ガーディアン"や"イニシエート"、または"エンジェル・コマンド"をペトローバした事と思います。

 ですが。

 はたして、それが本当に【ペトローバ】の正しい、最も効率のいい使い方、なのでしょうか。

 光以外の種族でもいいのではないか? こう考えた人も少なくないでしょう。

 我々は、9弾発売時から、様々な種族を試してきました。考えるだけではなく、実際に。結果、色々と面白い事が分かってきたのです。
 やはり実際に新しいデッキを作ってみるのは楽しい作業。みなさんもデッキアイデアが思いついたら、カードが無くてもダミーを使ったりして、どんどんデッキを試してみましょう。


 さて、【ペトローバ】はどう強く、そして各種族には【ペトローバ】されることにより、どういう変化があったのか?!
 実験スタートです! お楽しみください。



ペトローバることの意義

 ペトローバすることで強化されるのは当たり前ですが、それに意味を求め、戦術に組み込めば、以下の3つが考えられます。

1.守りが堅い種族(ブロッカーが多いもの)をペトることで場を固めつつ、超大型進化でトドメをさす。

2.特殊能力が強力だが、サイズの小さい種族(デスパペットなど)のサイズをアップし、デッキの対抗力を強化する。

3.攻撃力が高い速攻向きの種族を、ブロッカーや火力呪文に負けないよう強化する。



 『もともと大きい種族、"デーモン・コマンド"や"エンジェル・コマンド"をペトローバる』、というテーマは論外でしょう。
 大きな物をさらに大きくするのは、ヤケクソ的なおもしろさはありますが、あまり意味はありません。

 マナコストが重く、数を並べることの難しい種族をペトるよりは、ワラワラと並んだ数多いクリーチャーをまとめてペトっほうが、場の制圧力は高いはずです。

 ものすごく簡単な話ですが、【飛翔の精霊アリエス(4弾)】1体の状態でペトローバしても、得した数値は4000だけ。
 もし場に3匹"ガーディアン"がいる状態でペトローバれば、4000 x 3で12000得です。

 もちろん場に【超竜バジュラ】がいて、殴り返し用の超大物が必要な場合は【アリエス】をペトってもいいわけで、つまり状況に応じて正解は違いますが…、まぁ基本的には小型クリーチャー多数を大型化したほうが、制圧力は高いです。




■ガーディアンをペトったデッキ

■ペトディアン
クリーチャー
 4x 蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ
1弾
 3x 日輪の守護者ソル・ガーラ
8弾
 3x 晴天の守護者レゾ・パコス
2弾
 3x 時空の守護者ジル・ワーカ
9弾
 4x アクアン
4弾
 4x 光器ペトローバ
9弾
 2x 飛雲の求道者ダバ・トーレ
6弾
進化
 3x 守護聖天ラルバ・ギア
2弾
 3x 守護聖天アーク・バイン
6弾
 2x 守護聖天ラディア・バーレ
2弾
呪文
 2x レイン・アロー
6弾
 2x スパイラル・ゲート(S・トリガー)
6弾
 4x エナジー・ライト
6弾
 1x サイバー・ブレイン(S・トリガー)
1弾


 2〜3積みのカードが多いのは、アクアンでのドローで手札が安定しているため、相手のデッキに合わせたプレイができるためです。
 4枚入れるのと比べると一長一短ですが、プレイに自信がある人や、いろんなカードを試したい!という人は、こういう組み方も試してみましょう。

 相手が速攻なら【ジル・ワーカ】、ブロッカーがいるなら【ラルバ・ギア】、炎闇除去コントロールデッキには【レゾ・パゴス】と出すべきカードを変えていきます。
 とくに【レゾ・パゴス】は、除去コンに多い【バースト・ショット(2弾)】で死なないため、再注目のカードといえます。
 【ペトローバ】は【サウザンド・スピア】で死にますが、続いてもう一度【サウザンド・スピア】か【デーモン・ハンド】などの闇の除去カードを使わなければ、【レゾ・パゴス】を中盤に倒すのは難しく、流行の除去コンデッキに対する光のアタッカーとしては数少ない"使える"カードです。


 対クリーチャー戦では、普通の光デッキとしてブロッカーを展開し、【ラルバ・ギア】で相手のブロッカーを倒してアドバンテージを得つつ、ペトローバして場を固め、【アーク・バイン】でトドメ。


 最近【守護聖天グレナ・ビューレ(9弾)】を使う人が多いようですが、1マナ増えるだけでさらに巨大な【ラディア・バーレ】を出せるので、今はこちらがオススメです。
 何しろガーディアンは人気種族なので、ペトると相手も強化されることもあるため、そうなっては大きさ合戦になってしまいますので。
 また、【ラディア・バーレ】はブロッカーでもありますので、【バザガジール・ドラゴン(6弾)】にも対抗できます。

 しかし、ブロッカーであるということは、【クリティカル・ブレード(2弾)】で死ぬということです。
 相手が【クリティカル・ブレード】を入れていそうか、そうでないか、見極めて場に出す出さないを決めましょう。


晴天の守護者レゾ・パコス
 3コスト ガーディアン 3000
(能力なし)



守護聖天ラディア・バーレ
 6コスト ガーディアン 9500
■ブロッカー
■進化
■Wブレイカー





■イニシエートをペトったデッキ

■ペトシエート
クリーチャー
 4x 電磁の使徒バルアス
6弾
 4x 鎮圧の使徒サリエス
4弾
 4x 雷光の使徒ミール
1弾
 3x 時空の守護者ジル・ワーカ
9弾
 3x アクア・ハルカス
1弾
 4x アクアン
4弾
 3x 光器ペトローバ
9弾
 3x 飛翔の精霊アリエス
4弾
進化
 4x 聖天使カイザル・バジキューラ
7弾
 2x 聖霊王アルカディアス
4弾
呪文
 3x レイン・アロー
6弾
 2x エナジー・ライト
6弾
 1x サイバー・ブレイン(S・トリガー)
1弾


 水のカードが先ほどと少し違い、【エナジー・ライト】のスロットを少し【アクア・ハルカス】と入れ替わえています。
 これは、【ハルカス】は序盤に出せるアタッカーであるため、『【ミール】でタップして撃破』にも使えます。

 また、【ミール】が入っている点で、"ガーディアン"タイプより序盤でのアドバンテージを取りやすくなっており、結果クリーチャーデッキに対してもゆっくりと戦えるため、【アルカディアス】を狙いやすくなります。

 さて、なぜ【アルカディアス】かと言うと、種である【アリエス】がイニシエートの小ささを補って戦闘で有利にしてくれたり、流行りの闇デッキに強かったりするからです。

 もちろん、【レイン・アロー】→【アリエス】→【アルカディアス】という、呪文系デッキに対する決定的な勝ち筋でもあります。
 逆に、呪文デッキが流行っていないなら、【聖天使クラウゼ・バルキューラ(6弾)】にしましょう。

 デッキの使い方は簡単。
 【ジル・ワーカ】の自爆や【ミール】などで相手をタップし、【アリエス】や【アルカディアス】、【カイザル・バジキューラ】などで主力を撃破していきましょう。
 ただ、イニシエートには【アーク・バイン】のような強力な半ロックカードが無いので、攻め時を逃がさないように、チャンスのときにはキッチリ相手を倒しておきましょう。


雷光の使徒ミール
 3コスト イニシエート 1000
■このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてよい。





■ライトブリンガーをペトったデッキ

 最後に、今現在いけっち店長が使っている、"ライトブリンガー"をペトる、ちょっと変わったデッキを紹介しましょう。

■ストーム・ブリンガー
クリーチャー
 4x 予言者ジェス
6弾
 4x 予言者リュゾル
1弾
 2x 予言者レクイル
5弾
 4x 予言者べクス
7弾
 3x 時空の守護者ジル・ワーカ
9弾
 4x アクア・ハルカス
1弾
 4x 予言者コロン(S・トリガー)
4弾
 2x 予言者キリアス
1弾
 4x アクアン
4弾
 4x 光器ペトローバ
9弾
進化
 1x エンペラー・マロル
9弾
呪文
 1x エナジー・ライト
6弾
 1x サイバー・ブレイン(S・トリガー)
1弾
 2x ホーリー・スパーク(S・トリガー)
1弾



(ストーム・ブリンガーとは、エルリック・サーガという小説でエルフっぽい人達の王が使う魔剣の名前。ライトブリンガーと似てて、かっこいいので)


 "ライトブリンガー"はほとんど使われていない種族ですが、各自が面白い能力を持っています。
 これらをペトり、戦闘力を持たせたデッキです。

 結果、光でありながら「強化して守る」のではなく、「強化して、ねじ込む」ように動くデッキとなりました。
 【コロン】でタップして殴り返したり、【リュゾル】や【レクイル】がふつーにパンチしたりなど、他の光デッキより速攻気味に攻撃できます。

 またペトれば、相手が守りを整えたタイミングで「ねじ込む」ことができますので、攻撃が止まりません。


 もちろん、"最強"といえるようなデッキではないですが、"ライトブリンガー"などという日ごろ注目した事のないような種族が大活躍するデッキなので、ほとんどの対戦相手がビビります。「えぇ! 【コロン】ってライトブリンガーなの?!」とか。

 また、【エンペラー・マロウ】も、自分の【アクアン】を戻せてもう一度使えたり、逆に相手のブロッカーを戻せたりと楽しさ満載です。


予言者ジェス
 1コスト ライトブリンガー 2000
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。



予言者リュゾル
 2コスト ライトブリンガー 2000
(能力なし)



予言者レクイル
 2コスト ライトブリンガー 1500
■このクリーチャーが攻撃するとき、バトルゾーンにある闇または火のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。(まず、このクリーチャーが何を攻撃するかを選び、その後タップするクリーチャーを選ぶ)



予言者べクス
 3コスト ライトブリンガー 2500
■自分のシールドが1枚もなければ、このクリーチャーは「ブロッカー」を得る。



予言者コロン
 4コスト ライトブリンガー 1000
■S・トリガー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。



予言者キリアス
 4コスト ライトブリンガー 2500
■このクリーチャーがバトルゾーンから自分の墓地に置かれるとき、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。



エンペラー・マロル
 3コスト サイバーロード 5000
■進化
■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分の他のクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、このクリーチャーを自分の手札に戻す。
■このクリーチャーがブロックされたとき、バトルは行われない。ブロックしたクリーチャーを持ち主の手札に戻す。




 以前言っていたように、「闇を足して手札破壊」もやってみました。が、やはり色が増えるのは一長一短でした。
 そもそも使い方が難しくなりますし。

 ですが、強い事は強いので、「相手のジャマ命!」という人は練習してみて下さい。



 【ペトローバ】とは、ある意味"全ての種族の進化カード"なのです。
 これのおかげで、進化カードのなかった種族でも、おもしろいデッキが組めるようになった といえるでしょう。
 みなさんもいろいろなクリーチャーの種族を見直してみてはどうでしょうか?



4月18日 新潟大会オープンクラス優勝デッキ(32人)

 ■プレイヤー:サムスさん
クリーチャー
 4x ねじれる者ボーン・スライム
2弾
 3x 孤独の影ロンリー・ウォーカー
6弾
 4x 飛行男
7弾
 3x 卵胞虫ゼリー・ワーム
2弾
 4x 機怪人形ガチャック
8弾
 2x アクア・ハルカス
1弾
 4x アクアン
4弾
 3x 呪いの影シャドー・ムーン
4弾
 2x 汽車男(S・トリガー)
4弾
呪文
 3x スパイラル・ゲート(S・トリガー)
6弾
 2x クリティカル・ブレード(S・トリガー)
2弾
 3x スケルトン・バイス
8弾
 1x サイバー・ブレイン(S・トリガー)
1弾
 2x デーモン・ハンド(S・トリガー)
1弾


 スプリングチャレンジバトル新潟大会の結果も頂けました。
 サムスさん、情報ありがとうございます&優勝おめでとうございます。

 デッキはかなり低コストにシフトしたタイプのガチャックスですね。
 弟さんが炎単速攻(新潟レギュラー3位)らしいので、その弟さんと一緒に練習したのならば納得の調整です。
 そろそろ大会とかでは対策されて厳しいかな?と思っていたのですが、まだまだいけるようですね。

 デッキについての詳しい解説は『研究所46回』をご覧ください。



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