□聖拳編・カード紹介その4 (炎編)
10弾研究、今回は火文明。
5弾あたりから明らかにテコ入れされ続けている火文明ですが、今回はごく一部にぶっちぎりカードがあるぐらい。いまいちパッとしない印象です。火文明の入るマルチカラーはかなり強いんですけどね。
コアクラッシュ・リザード
7コスト メルト・ウォリアー 6000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のシールドを1枚選び、持ち主の墓地に置く。(その「S・トリガー」は使えない。)
【インビンシブル・フォートレス(6弾)】を使っていたころ思ってました。
「ああ、シールド1個破壊の効果でいいから、もう少しマナの掛からないカードが出ないかなぁ」
出ました。
さて、出たのは良いんですが、実際どうでしょう?
シールドの仕込み合い全盛時(水自然デッキで【エメラル(3弾)】【新緑の魔方陣(3弾)】で【デーモン・ハンド(1弾)】とかを埋めまくってたころ)なら、埋められたシールドをピンポイントで破壊したりして、いい動きだったかもしれません。
今なら、7マナ域まで順々にクリーチャーの続く、普通の攻撃的なデッキに入れて、スピードアタッカー的に使うという素直な使い方で良いでしょう。充分活躍してくれます。
また、出して効果を発動させ、【母なる大地(10弾)】でマナゾーンへ送り、もう一度場に出すというコンボも面白いでしょう。むしろコイツをぐるぐると何度も場に出して、アタックせずにシールドを破壊してゆくコンボデッキを作ると楽しいかもしれません。
アルティメットドラゴン
6コスト アーマード・ドラゴン 5000+
■このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある自分の他のドラゴン1体につき+5000される。
■クルー・ブレイカー(ドラゴン)
パッと見たところやりすぎ感漂う能力ですが、実は悪くない性能です。
6マナ枠なので、【コッコルピア(6弾)】を出した次のターンに出ます。
ようするに【ボルザード・ドラゴン(2弾)】や【ボルシャック・ドラゴン(1弾)】などなどと、どれを使うか?という話。
次のターンには【バルキリー・ドラゴン(PR)】などでもう一匹ドラゴンが出る事を考えると、パワー10000は普通に期待出来ます。
【メルガルス(8弾)】【ギランド(8弾)】何でも良いのでもう1匹いればパワー15000。しかもトリプルブレイカー。まあ、ドラゴンらしいオーバーキルっぷりです。
安定した勝率を目指すためには入りにくいカードだとは思いますが、【紅神龍バルガゲイザー(PR)】デッキなどの、夢あるドラゴンデッキ(よく真面目なデッキが踏み殺される)に、強力なカードが1枚増えたってことで、やられた時は素直にびびりましょう。
砕神兵ガッツンダー
2コスト アーマロイド 1000
■このクリーチャーはタップされていないクリーチャーを攻撃できる。
■このクリーチャーがパワー6000以上のクリーチャーを攻撃する時、ターンの終わりまで、このクリーチャーのパワーは+9000される。
言うまでもなく今回トップレアの一つ。
何も考えずデッキに入れても十分活躍。相手が【ペトローパ(9弾)】なんか使ってたら思う壺。【無限掌(9弾)】で開いてクリーチャーは壊滅!
そこまで派手でなくとも、「アンタップ状態のクリーチャーに攻撃できる最軽量クリーチャー」というだけで存在価値がある。
【盗賊の盾(6弾)】で強化すると、地味ながらものすごく嫌がられること間違いなし。
スクランブル・ブースター
1コスト 呪文
■バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は、このターンの終わりまで「スピードアタッカー」を得る。
正直、このカードが使えるとはまったく思えなかったのだが、実際に使ってみると・・・・・・おや?
当店常連の池田少年や風船君が炎単色の速攻デッキを実験中だが、もしかするとかなり強いかも。
マイキーのペンチ
4コスト ゼノパーツ 2000
■バトルゾーンにある自分の闇と自然のクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
月間チャンピオンレースで子供と対戦していると、コイツのあと【ギガクローズ(8弾)】が出てきていきなりターボラッシュ発動!! 手札が全部ふっとんで、えらい目にあった。
闇と自然の、「スピードアタッカーになったらやばそうなクリーチャー」を探してみよう。ターボラッシュやサイレントスキル、アタックトリガーとかが狙い目だ。こいつの強さが光るぞ。
クラッグザウルス
3コスト ロック・ビースト 3000
【ブレイズザウルスα(5弾)】以外の、軽量ロックビーストがやっと出た。これで【ドボルカイザー(4弾)】や【ヴォルクラウザー(7弾)】が実戦レベルに
・・・ん? 【クレーターザウルス(7弾)】?
そういえばコイツが出たときも同じことを考えたような気が・・・
コロッサス・ブースター
1コスト 呪文
■自分のクリーチャー1体のパワーは、このターンの終わりまで+4000される。
上記【ガッツンダー】とコンボになる上、戦いの帰趨を決する“でかさ合戦”で計算を狂わせる事が出来る。上級者ほど酷い目にあうだろう。
実際には特に強いという訳ではないが、喰らったらびっくりする要注意カードだ。
注意してどうなる、というモノでもないが(笑)。
それでは今回もサンプルデッキをひとつ。
ただし、強さはそれなりに戦えるファンデッキレベルなので注意。
デッキの名前は
『ガッツンダーで勝つんだー』
命名・風船君(・・・・・。)
■『ガッツンダーで勝つんだー』 |
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クリーチャー | 4x 蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ | 1弾 |
4x 砕神兵ガッツンダー | 10弾 |
4x シャーマンブロッコリー | 10弾
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4x 曙の守護者パラ・オーレシス | 10弾
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4x 盗賊の盾 | 6弾
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4x 誕生の祈 | 9弾
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4x ストームジャベリンワイバーン | 5弾
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3x 雷鳴の守護者ミスト・リエス | 4弾
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2x 無頼勇騎ウインドアックス | 10弾
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呪文 | 4x クエイクゲート | 2弾
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3x ホーリー・スパーク(S・トリガー) |
1弾
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10弾のカード満載の、クリーチャー戦に特化したデッキです。
デッキのタイトル通り、起きているクリーチャーを殴れる【ガッツンダー】がデッキの主軸。
【盗賊の盾】で強化して、パワー6000にしてガッツンガッツン潰していきます。相手がでかければ15000。ドラゴンだろうが【アルカディアス】だろうが、一撃でぺっちゃんこ。
働き終わってタップしている【ガッツンダー】は、【パラ・オーレシス】や【ラ・ウラ・ギガ】で守ります。
また、【ガッツンダー】を引かなくても大丈夫。小型を展開し、【クエイクゲート】を使えばほぼ一方的に相手を壊滅させることができます。
【サウザンド・スビア】でほぼ全て壊滅してしまうので、そういうデッキに対しては速攻として戦いましょう。
光のかわりに闇を入れ、ブロッカーと、墓地のクリーチャーを戻せるカードを投入しても良いでしょう。