FB徳島デュエルマスターズ研究所第58回(2004.07.07)

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□聖拳編・カード紹介その5 (自然編)


 さて、「聖拳編色別攻略」の5回目は自然攻略。ここへきて、聖拳編の真の奥深さが見えてきました。
 今までのデュエマスは、まずは「手札を増やす」「相手の手札を減らす」「1枚のカードで多くのクリーチャーを破壊する」などして“枚数上のアドバンテージを得る”ことで勝利するパターンがほとんどでしたが、この聖拳編ではどうやら変わってきそうなのです。
 それが何なのか、あるいは結局変わらないのか? 今回の記事をご覧になって、自分なりに「ん?」と思ったところを、実際に試してみて下さい。きっと、全く新しいデッキができ上がります。



不落の超人(イモータル・ジャイアント)
 8コスト ジャイアント 12000
■W・ブレイカー
■相手のターン中、このクリーチャーがタップされていて、そのターンにまだ攻撃を受けていない場合、相手のクリーチャーは可能ならこのクリーチャーを攻撃する。


 さて、8マナとかなり重いが、【青銅の鎧】や、優秀なマルチカラーカード、【スカイソード】や【ウィンドアックス】を使っていれば、十分手の届く範囲だろう。
 12000のパワーはほとんど打ち負けることは無い。気にせずアタックしていれば、コイツの能力で相手クリーチャーは毎ターン自爆してくれる。勝利は近い。




天動の化身(カーニバル・トーテム)
 6コスト ミステリー・トーテム 7000
■W・ブレイカー
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにあるカードをすべて自分の手札に戻し、同時に、自分の手札をすべて自分のマナゾーンにタップして置く。


 おそらく序盤戦で使わないが、あとから引ければ強い、または手札破壊で落とされたくないカードをマナゾーンに置いておき、時が来ればコイツを出して手札を入れ替える。そういうテクニカルなデッキに入るカードだ。
 【神秘の宝箱】でセットしたカードを手札に入れたりもできる。コイツを使いこなすには卓絶したデッキ構築力が必要とされる筈。デザインチームから我々プレイヤーへの挑戦状だ。使いこなせ!


大勇者「鎖風車」(だいゆうしゃ「チェーン・ストーム」)
 4コスト ビーストフォーク 6000
■進化
■W・ブレイカー
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンでタップされているカードをすべて自分の手札に戻す。


 つまり、自然文明は単純にドローするのではなく、コンボで手札を増やせ、ということだ。
 場に出たときマナを増やすクリーチャーなどでマナを増やし、コイツで余分なマナを回収。4枚ドローだ。
 試してみるとわかるが、マナアドバンテージをいきなりハンドアドバンテージに交換してしまうコイツの能力は、相手の予想を裏切る強力なものだ。
 しかも、十分なマナがある時4マナ払って召喚すれば、残りマナを使って突然大展開できる。手札に入れる4枚を選べる点も素晴らしい。


エコロバルーン・ビートル
 5コスト ジャイアントインセクト 4000
■自分のクリーチャーが攻撃された時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうした場合、そのターンの終わりまで、そのクリーチャーのパワーは+3000される。


 第10弾の最大の新システムは、もしかしたらこれかも知れない。「相手のターンに使える能力」。
 【グライス・メジキューラ】もそうだが、相手のターンにこちらの意思で発動できる、マジック風に言うなら“インスタント能力”が入ったのだ。もしかすると、今後のエキスバンションで、同じようなシステムのクリーチャーが増えてくるかもしれない。
 今のところ「手札を捨てる」ことがコストになっているが、他の方法でコストを払う能力も出てくるだろう。
 で、【エコロバルーンビートル】だが、まだまだ実戦レベルの強さでないと思う。【パラ・オーレシス】を使うほうが手っ取り早い。が、このシステムには注目しておくべきだろう。


母なる大地
 3コスト 呪文
■S・トリガー
■バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。そうした場合、そのマナゾーンにあるカードの枚数とコストが同じかそれ以下のクリーチャーを1体、そのマナゾーンから選ぶ。そのプレイヤーはそのクリーチャーをバトルゾーンに出す。ただし、進化クリーチャーを選ぶことはできない。


 同じく水の3マナレア呪文カード【転生プログラム】や、光の【緊急再誕】と同じように、「場にいるクリーチャーを何とかして別の所からクリーチャーが出てくる」というシステムの呪文カードだ。
 はっきり言って物凄く強力なカードだが、それは普通に使って強い、という意味ではない。
 相手のクリーチャーに使い、弱小化するのも良いし、自分の小型クリーチャーに使い、マナゾーンに置いておいた大型クリーチャーに変身させるのも良い。スピードアタッカーならなおのことだ。現在のおすすめは【ツインキャノンワイバーン】【無双竜機ボルバルザーク】。

 このカードのシナジーに“聖拳編”の裏テーマが見えてくる。一見解りにくい、見えない所からアドバンテージを稼ぎ出して勝利せよ、ということだ。ちょっと難しいテーマだが、ここではまだ解説しないでおこう。説明を聞いて知ったつもりになるより、自分で発見したほうが理解が深まる。
 デュエルマスターズには、“ガチャックス”で説明した、テンポアドバンテージ理論より難しい、複合的なアドバンテージ理論が紡ぎ出されてきた。我々も、もっともっと深く研究してからでないと説明しづらいのだが、とりあえず「聖拳編はコンボとシナジーのジャングルだ」ということには間違いない。


シャーマンブロッコリー
 2コスト ワイルド・ベジーズ 1000
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。


 いけっち店長、風船君、池田少年そろって大絶賛の超強力カードだ。そこの君、冗談じゃないよ。
 そもそも速攻デッキという物は、「小型クリーチャー」と「その攻撃を邪魔するブロッカーを排除するカード」のみで構築されている。「速攻が失敗したときに何とかするための大型クリーチャー」など入りようがない。速攻という一つのテーマに集中するからこそ、普通のデッキには追いつけないスピードが出せるのだ。(マッハつるりんは、そういった全てのムダを廃したF1マシンのようなデッキだ。)大体、引いた手札を全て攻撃に使用するような速攻デッキで、大型を出せるマナなど溜まりようが無い。
 だが、【青銅の鎧】【シャーマンブロッコリー】が入ったこれからの自然文明に、その常識は当てはまらない。これらが4枚ずつ入っていれば、5マナのマナアドバンテージクリーチャー【ウインドアックス】や【スカイソード】につなぐことができる。「早い」だけでなく、手札をほとんど消費せずに巨大なマナプールを構築できるのだ。
 その大きなアドバンテージを、【大勇者(鎖風車)】で手札に転化しようが、【母なる大地】で巨大クリーチャーにしようが、それは君の自由だ。


 さて、恒例、デッキ紹介のコーナー。
 今回のデッキはかなりお勧めだ。今までにない、まさに10弾ならではの動きが楽しめ、なおかつ、強い。大きな大会で優勝を狙うなら、もう少し研究が必要かもしれないが、このままでもかなりイケる筈だ。
 古臭いアクアンホワイトにはかなり勝てる。考えるよりもまず作って、試してみて欲しい。
■『無双竜機ブロッコリー』
クリーチャー
 4x 怒髪の豪腕
8弾
 4x シャーマンブロッコリー
10弾
 4x 青銅の鎧
1弾
 2x 誕生の祈
9弾
 2x エグゼドライブ
6弾
 3x ストームジャベリンワイバーン
5弾
 4x 無頼勇騎ウインドアックス
10弾
 3x ツインキャノンワイバーン
5弾
 4x 無双竜機ボルバルザーク
10弾
進化
 2x 大勇者「大地の猛攻」
2弾
呪文
 4x 母なる大地
10弾
 4x 幻竜砲(S・トリガー)
6弾


 【シャーマンブロッコリー】の項で説明した、「速攻を掛けておいて、大型でトドメを刺す」というデッキの典型。
 序盤に引いた【ボルバルザーク】や【ツインキャノンワイバーン】、【ウインドアックス】などの大型クリーチャーはマナゾーンへ置いておく。とりあえず小型で普通に速攻を掛けておくのだが、【シャーマンブロッコリー】などむしろ死んでOKだったりで、かなり攻めやすい。
 3マナで【青銅の鎧】、次のターン5マナで【ウインドアックス】とつながると、マナを増やした上、止めにブロッカーを斬り捨ててくれる。
 それでもブロッカーが多いときは、水と光ブロッカー殺しの【ストームジャベリンワイバーン】を場に出そう。

 普通にいけば5〜6ターン目に7マナに達し、【ボルバルザーク】を直接出すか、【母なる大地】でマナゾーンから【ボルバルザーク】を掘り出し、いきなり勝利する事ができる。対戦相手も、「あれっ!? いつの間にこんな事になったんだ!?」と混乱すること間違いなし。
 【ボルバルザーク】の速攻性で、まさに「時を操るデッキ」だ。

 なお、通販コーナーにある『風船流ボルバ速攻』はこのデッキのバージョン違いです。



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