□転生編(ジェネレート・ギア)発売前大攻略!
いきなりデッキも紹介! “ばかナドルバ”
SCB(スプリング・チャレンジバトル)という大イベントも終了し、【無双竜機ボルバルザーク(10弾)】と【炎槍と水剣の裁(13弾)】が強すぎたりもありで、停滞していたDMですが、やっとうっそうとした空気を吹き飛ばす新風が吹いてまいりました。
コロコロ7月号で発表された、7月15日からの新殿堂ルールの発表と、14弾・転生編(ジェネレート・ギア)の情報です!
(できましたら、まずはコロコロ7月号をチェックされてから、以下の情報をお読みください)
まずはメタモーフ(7マナ溜まったら発動する、強化能力のあるカード)ですが、現在のコロコロ情報では特に目立つ強さのカードは見当たりません。
【青銅の鎧(1弾)】→【無頼勇騎ウインドアックス(10弾)】か【無頼聖者スカイソード(10弾)】という、“マナソース・デッキ”のパターンを使えば、5ターン目にメタモーフの発動条件を安定して満たす事ができるので、発動させる事自体はそれほど難しくありません。
ですが、発動が難しくない分、現在発表されているメタモーフはあまり強力ではないようです。
それよりは、新ルールのクリーチャー装備カード、“クロスギア”でどうゲームが変化・転生するのかが、研究のしがいがありそうです。
さて、コロコロの情報から、いくつか気になるカードを見てみましょうか。
巡霊者キャバルト
4コスト コスモ・ウォーカー 2500
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を見て、その中から闇と火の呪文をすべて捨てさせる。
手札破壊が弱体化した今、【炎槍と水剣の裁】を相手の手札から引っこ抜ける、というだけで優秀。
「コスモ・ウォーカー」って新種族に、どれだけ魅力的なカードがあるかどうかで、実戦カードになるかどうか決まると思います。
いつか“ペトウォーカー”デッキを作ってみたいですね。
・・・・いや、“サイバームーン”と“コスモウォーカー”で、“ムーンウォーカー”ってデッキはどうだ?!(最近の子供には絶対わからんだろーが)
グロリアス・ヘブンズアーム
3コスト クロスギア
■クロスギア
■これをクロスしたクリーチャーのパワーは+3000される。
■これをクロスしたクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま自分のシールドに加える。
光のスーパーレア・クロスギア。
絵がかっこよくて、思わず使いたくなりますが、場に出すのに3マナ、クロスさせるのに3マナもかかるのは、ちょっと重過ぎ。
しかも、「ブロックされなかったとき」の効果なので、【英霊王スターマン】と違って確実性がなく、ブロッカーを破壊したり、ブロックされない能力を持つクリーチャーにクロスしたりと、工夫が必要です。
つまり、「普通に使うと弱いから、おまけでパワー+3000が付いている」という感じでしょうか。
蒼黒の知将ディアブロスト
5コスト デーモン・コマンド 6000
■バトルゾーンにある相手のクリーチャーはすべて「ブロッカー」を得る。
■W・ブレイカー
強い! 果てしなく強いっすよコレ。
まず、たったの5マナで出てくる“デーモンコマンド”という点で注目すべきですし、パワー6000と充分なサイズ。
他のデーモン・コマンド、例えば【血土の無僧ザハク(13弾)】はたったの4マナで出てくるとはいえ、いかにも「裁いてください(【炎槍と水剣の裁】)」と言ってるようなクリーチャー。全然頼りになりませんでした。
5マナの【砕骨の刺客ゾルバス(6弾)】はブロッカーなので、【ウインドアックス】などの登場でついでに破壊されるていたらく。
【憤怒の猛将ダイダロス(6弾)】は専用のコンボが必要だったし、【無垢の宝剣(6弾)】も裁かれる・・・
と、いう訳で、優秀なデーモンコマンドがなかなかいないのが【悪魔神バロム(4弾)】を使うデッキの泣き所だったわけですが、これはイケますよお客さん!
「相手のクリーチャーがすべてブロッカーになる」も、欠点でなく、むしろ長所と見ましょう。
闇は炎と組むと、ブロッカーを破壊するカードがタップリあるので、実は好都合。
【クリティカル・ブレード(2弾)】がたったの2マナの【デーモン・ハンド(1弾)】と化し、【腐敗勇騎ガレック(10弾)】【火炎流星弾(6弾)】【クリムゾン・ワイバーン(1弾)】【ピーカブのドライバー(6弾)】とやりたい放題。
【炎槍と水剣の裁】や【ボルバルザーク】のような、困った強さではなく、「使ってみたい」と思わせて、ちゃんと使いこなせば強い、という、良いカードだと思います。
悪魔神ドルバロム
10コスト デーモン・コマンド 13000
■進化
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、闇以外のクリーチャーをすべて破壊する。その後、各プレイヤーは闇以外のカードをすべて、自分自身のマナゾーンから持ち主の墓地に置く。
■T・ブレイカー
すげえ。アホみたいなカードですわ。
代理カードでデッキを作り、試してみましたが、相手が闇デッキでなければ、「出せば勝つ」という決定的なカードです。
だってマナも全部吹っ飛ぶんですもの。
10マナは、自然・水と組んで徹底的なマナ加速&ドローすればわりと簡単に出せます。
だからと言って「強いか?」というと、もちろんそんなはずはなくて、なにしろちょっとでも闇の入ってるデッキには、出しても相手にマナが残って逆転されたり、そもそも場のクリーチャーが生き残ったりして、ほとんど効果がありません。
殴っても、【メルニア】に刺し殺されたりしますし(笑)
しかし闇以外には、「出すことさえできれば、勝つ!」というわかりやすいパワーは体験しておきたいもの。
さっそくご紹介しておきましょう。
■「ばかみたいにマナの出るドルバロムデッキ」略して“ばかナドルバ” |
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クリーチャー |
2x ブラッディ・イヤリング |
1弾 |
4x 青銅の鎧 |
1弾 |
4x 蒼黒の知将ディアブロスト |
14弾 |
1x 呪縛の剣豪バロスト |
9弾 |
|
進化 |
3x 悪魔神ドルバロム |
14弾 |
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呪文 |
4x フェアリー・ライフ(S・トリガー) |
10弾 |
2x 神秘の宝箱 |
6弾 |
2x エナジー・ライト |
6弾 |
4x ブレイン・チャージャー |
8弾 |
2x ミスティック・クリエーション(S・トリガー) |
6弾 |
1x サイバー・ブレイン(S・トリガー) |
1弾 |
2x アルティメット・フォース |
6弾 |
3x 火槍と水剣の裁 |
13弾 |
2x 地獄スクラッパー(S・トリガー) |
14弾 |
2x ロスト・ソウル |
2弾 |
2x 生贄の鎖 |
4弾 |
|
生贄にしやすい(&速攻に対応しやすい)小型クリーチャーを入れて、【メビウス・チャージャー(7弾)】を使うパターンや、“聖剣ばかナ”と同じ【クリスタル・フュージョン(9弾)】を使って【ミスティック・クリエーション(6弾)】でコンボパーツを集めるタイプも試してみたのですが、やはり安定して【ドルバロム】を出しやすかったのは、自然のマナ加速を【ブレインチャージャー】で押し上げるこのシステムでした。
むろん、単なる【ドルバロム】のファンデッキに過ぎず、速攻デッキや、闇のデッキには手も足も出ません。
なので、間違っても大会に出せるような強いデッキではありませんが、とりあえず黒城凶死郎になって、
「地獄で寝てろ!!」
と叫びたいのなら、このデッキを組んでみて下さい。
さて、続き。
デモニックプロテクター
1コスト クロスギア
■クロスギア
■これをクロスしたクリーチャーが破壊された時、カードを1枚引いてもよい。
場に出して2回使って、計3マナ。ここでやっと【エナジー・ライト(6弾)】と同じドロー。
しかも、クリーチャーが2回死んでいれば、という条件付。
こう考えると、実は大した強さで無いように思いますが、このカードの真価は何よりも、「闇文明で、ドローを強化できるカード」である事です。
あらゆるデッキを組むときに、中級以上のプレイヤーが必ず考える事が、
「ドローは何で強化するか」
「ドローしないなら、何でアドバンテージを得るか」
という点です。
単純な答えは「水文明を入れる」という事ですが、水文明が入らない場合、光なら【雷鳴の守護者ミスト・リエス(4弾)】、自然なら【魅了妖精チャミリア(6弾)】【誕生の祈(8弾)】、闇なら【凶星王ダークヒドラ(コロコロパック)】で「後から取り戻す」というものでした。
【デモニック・プロテクター】は、闇のドローカードとして考えるなら、たしかにマナやクリーチャーが必要というデメリットもありますが、今までのもの(死にやすい【屑男(4弾)】、下準備が必要な【邪魂転生(6弾)】)に決して勝るとも劣らないドローカードと考えられるでしょう。
口寄せの化身
6マナ ミステリー・トーテム 4000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の、ミステリー・トーテム以外の種族1種類につき1枚、カードを引いてもよい。
いつの世もドローカードは重要。
たとえば、ウェーブストライカーデッキや、マナソースのような、様々な種族のクリーチャーを場に出すデッキに入れると、たくさんドローできてお得ですね。
次に、僕が久しぶりに見た途端、鳥肌が立ったナイスカード、【チッタ・ペロル】をご紹介!
チッタ・ペロル
2マナ ファイアー・バード 1000
■バトルゾーンにある、種族にドラゴンとあるクリーチャーはすべて、相手のタップされていないクリーチャーを攻撃できる。
・・・・・この小さな凶獣のおかげで、もともと弱かった【龍炎鳳エターナル・フェニックス(13弾)】が、もはや使う意味のないカードに。
でもって、ありとあらゆるドラゴンデッキに、とんでもない可能性が。
【紅神竜ガルドス(双竜)】なんか、
「3マナで出てくるスピードアタッカーで、起きてるクリーチャーを攻撃できるパワー5000」
という、意味不明な軽さの【バザガジール・ドラゴン(6弾)】になりますよ。
ですが、数あるドラゴンデッキの中の、どのデッキに【チッタ・ペロル】を入れればいいのか、はたまた全く新しいタイプのデッキを組んだ方が良いのか、現在研究中。
思ったより難しいですよ、この宿題。
しかし、上手く使いこなせば、
「ドラゴンを使って相手のクリーチャーを倒し、場をコントロールしつつ、トドメもドラゴン(【超竜バジュラ(8弾)】とか)」
という、ドラゴン尽くしのデッキができます。研究しがいがありそうですよ!
と、いう訳で、無限の楽しさを僕達に与えてくれそうな、デュエルマスターズ第14弾“転生編(ジェネレート・ギア)”!
さらに言うと、第1弾・6弾・10弾と同じ、
大型エキスパンションセット!!
大型エキスパンションは通常よりカードが2倍近く多い分、こりゃもう、強力カードも2倍入っているであろうことは目に見えています。
まったく新しいタイプの超強力デッキも、一体いくつ作れることやら、わかりません。
期待、大!ですね!
PS.今度の“転生編”を通販してくれた人に送る、
「秘密デッキ・エックスIII」の記事は、いつもにも増して、気合入れて作る予定です! 期待し下さい!
「ほほう。そこまで言うなら注文してやるか。面白くなかったら・・・覚悟してるんだろーな」というお客さん、かかって来いやぁ!!(さあ、これで自分を追い込んだぞ)