■CS直前・今、強力なデッキとは? デッキ紹介「茶黒タッチ緑 黒茶輝き」
もうすぐ地方代表を決める、応募者のみが参加可能なチャンピオンシップ予選大会が開始されます!
全国の強豪たちが予選突破、予選大会優勝に向けて自らのデッキ調整に余念がない頃合でしょう。
では、今回は前年度GT優勝デッキであり、今年のチャンピオンシップ予選大会でも多くの方が予想されるアーキタイプ、「黒茶輝き」デッキを解説してみましょう。
簡単にいうと、茶黒のコントロールデッキに若干の緑国力発生Gカードを投入し、現在最高のユニットリセットカードである【魂の輝き】を撃てるようにしたもの、というデッキです。
魂の輝き(17弾)
コマンド 緑1/黒1/4/1
プリベント(5)
(攻撃ステップ):全てのユニットを破壊する。この効果は、リングエリアにいるユニットも対象となる。
■デッキ紹介 「茶黒タッチ緑 黒茶輝き」
基本的には
「相手が何かをしてきたらそれを対処し、【マスターガンダム】でその後の動き抑制、殴り勝つ」という相手の動きに対応して戦う、「万能対応型デッキ」とでも言うべきものです。
相手が動き出す直前の3ターン目、【シロッコの眼】から手札破壊をスタートし、早い段階から動きを縛っていきます。
続いて【魂の輝き】で場を一掃。
【シャイニングガンダム】は配備エリアにいると破壊されないため自分の【魂の輝き】に巻き込まれず、非常に相性が良いカードといえますね。
そして【マスターガンダム】をプレイ。敵軍効果を受けにくく、【魂の輝き】で破壊したユニットも含め、使い終わったコマンドなどのカードをプレイしにくくして相手の動きをさらに抑制。
その後、【ジ・オ】などでさらに相手の場を縛っていき、【ディアナ帰還】で回復しつつ相手の本国を削り、勝利します。
基本的に2色タッチ1色の、半ば3色といってもいい混色デッキであるため、採用できるカードの幅が非常に広く、サイドボードも含めれば対策できるデッキの幅が非常に広いのも特徴です。
それでは、まずはデッキレシピのご紹介しましょう。
■サンプルレシピ
■茶黒タッチ緑「黒茶輝き」 |
|
ユニット |
2x ボルジャーノン | | 1国力資源2、解体 |
3x シャイニングガンダム | | 「MF」 リロールイン、破壊耐性 |
2x マスターガンダム | | 「MF」 ロック効果&効果回避能力 |
2x ジ・オ |
| 相手ユニットを奪う |
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キャラクター |
2x アルゴ・ガルスキー |
| 常時リロール |
1x キョウジ・カッシュ |
| 自軍カードを廃棄してロール効果 |
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コマンド |
3x 宝物没収 |
| 捨て山2ドロー |
2x 月のマウンテンサイクル |
| 捨て山サーチ |
2x 出土品 |
| ヴァリアブル(1) ユニット回収 |
3x シロッコの眼 |
| 手札破壊 |
2x 恫喝 |
| 「リング」とコンボ |
3x 魂の輝き |
| 緑+黒 全体除去 |
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オペ |
1x 発掘道具 | | 手札入れ替え |
1x ニュータイプの排除 |
| 手札&ハンガー入れ替え |
2x ディアナ帰還 |
| 永続回復 |
1x 突貫作業 |
| ジャンクヤードを再利用 |
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国力 | 7x 茶基本G |
5x 黒基本G |
2x 緑基本G |
3x 月面民間企業 |
| ロールで任意の色発生 |
1x 隠遁者 |
| G破壊&リセット対策 |
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基本は【恫喝】を積まないことが多いデッキなのですが、今回は第2のフィニッシュカードとして採用している型をご紹介です。
(積まないのであれば、このあたりのスロットのかわりに【無差別攻撃】や【戒めの処断】がよく採用されます)
そのため、いきなり【マスターガンダム】からの「リング恫喝」をいきなり狙えるよう、【アルゴ・ガルスキー】も2枚投入されています。
しかし、これはあくまで第2の勝ち筋であるため、無理をしてまで狙う必要はないでしょう。
手札破壊→【魂の輝き】→【マスターガンダム】or【ジ・オ】
という必殺の流れだけでも十分とはいえます。
逆に、これだけで対処しきれないようなデッキが相手だった場合、この第2の勝ち筋が有効となります。
■各カードの解説
突貫作業(16弾)
オペレーション 2/4/0
(配備フェイズ):《R》自軍ジャンクヤードにある、ユニットとキャラクター1枚ずつをゲームから取り除く。その場合、自軍ジャンクヤードにあるカード1枚を自軍ハンガーに移す。
(配備フェイズ):《R》自軍ジャンクヤードにある、コマンドとオペレーション1枚ずつをゲームから取り除く。その場合、自軍捨て山の上のカード1枚を自軍ハンガーに移す。
ジャンクヤードにあるカードを除外し、アドバンテージに変換するカードです。
たくさんのカードをジャンクヤードに送るカードといえば、もちろん【ディアナ帰還】ですね。
これで本国を回復しつつジャンクヤードを増やし、狙ったカードを回収しましょう。
ですが、当然ながらジャンク除去カードが苦手。
【Zガンダム(Z編)】や【ロゴスの私兵(18弾)】には十分注意しましょう。
キョウジ・カッシュ(18弾)
キャラクター 2/5/0 M Ad GF
プリベント(9)
(自動B):このカードがハンガーにある場合、場以外のゲーム内における「名称:デビルガンダム」である全てのユニットは、合計国力−1を得る。
(戦闘フェイズ):《0》コインとG以外の自軍カードX枚を廃棄する。その場合、敵軍カードX枚をロールする。
2/2/2
18弾で追加された強力なキャラクターです。
とりあえず上の自動Bテキストはこのデッキと関係ないので忘れましょう。
重要なのは下のロールテキストです。
【マスターガンダム】や【シャイニングガンダム】に乗せ、不要になったユニットやオペレーションを廃棄して相手カードをロール、場をコントロールする、という使い方だけでも十分過ぎるほどに強力なのですが、「自軍カードを廃棄する」ことができるため、もっと悪いことをすることができます。
そう、奪った相手ユニットと【ジ・オ】をいっしょに廃棄し、【出土品】や【突貫作業】で【ジ・オ】を回収することで、【ジ・オ】の効果を使いまわすことができるのです。
また、自分自身を廃棄することも可能なので、最悪でも単なる1枚のカードをロールさせるためのカードとして使うことができる上、キャラクターである自身をジャンクヤードに送ることで【突貫作業】で狙ったカードを回収しやすくする、といった動きもできます。
2/2/2のGFというだけでも十分強力ですが、他のカードとのシナジーも非常にすばらしい、とても強力なカードです。
■このデッキへの対策
対応型デッキという性質上、基本的に「受身のデッキ」である、といえます。
が、簡単な話、「どんな状況であっても対応しきる」というデッキは存在しえません。
どんなデッキにも弱点はあるものです。
そこを突けば、この強力なデッキへの攻略法が見えてくることでしょう。
まず、このデッキが採用しているのコントロールカードに耐性の高いカードをを積むこと、ですね。
このデッキがコントロール(除去)カードとしてメインに据えているのが、
・【魂の輝き】
・【ジ・オ】
・【恫喝】(【無差別攻撃】)
といったところでしょうか。
これら、カード種類がコマンドやユニットとさまざまに散っており、さらに除去方法も「破壊」から「移動」まで多岐に渡るため、『このカードさえ出していれば「何をされても」負けない!』というカードは現状、現実的なカードにはほぼ存在しません。
具体的に言えば、
「敵軍効果で移動しない」のであれば破壊効果である【魂の輝き】に弱く、「コマンドの対象にならない」カードならば【ジ・オ】に弱いというカンジですね。
カード名を指定することで効果を回避する【シーブック・アノー(17弾)】は2枚以上のカードを使われることに弱いですし、【ヒイロ・ユイ(BB3)】もカットインでの追加除去や、相手、自分ターンの2度に分けての除去に弱く、万全ではありません。
【アカツキ(オオワシ装備)】や【アカツキ(シラヌイ装備)】も6国力カードである【ジ・オ】や【無差別攻撃】には弱く、厄介なことに違いはありませんが、対処法がまったくない、どうしようもない、ということはありません。
本当に厄介なのは、手札4枚以上を維持し続けながらの状態で【ガンダム試作3号機(疾風の砲火)】や【ガンダム6号機(完成形態)(EB)】に乗った【シーブック・アノー】などといったところでしょうか。
あとは【アカツキ】に乗った【レイ・ザ・バレル】ですね。
対策方法がまったくないわけではありませんが、これらのセットグループは厄介きわまりありません。
また、【アカツキ】に乗った【レイ・ザ・バレル】を除去することはこのレシピでは不可能といっていいほどですが、【マスターガンダム】に【アルゴ・ガルスキー】が乗れば常時リロールしつつ戦闘力で超えられるため、対策方法がまったくない、というわけではありません
続けて、もっともわかりやすい方法が
「対応されるまえに相手本国を削りきる」というものです。
突然やってくる超ダメージは、1ターンの間に使える【ディアナ帰還】の回復量で誤魔化しきることはできません。
ですので【戦いの駆け引き】や【ケンプファー(18弾)】による突然の大ダメージを与える、というのは十分に有効な対策法であるといえますね。
「サイクロプス隊デッキ」だと【ハイゴッグ(サイクロプス隊機)】で捨て山除外まで可能なため、とても有効です。
そして、【魂の輝き】を撃つために必要な国力源が【月面民間企業】や若干の緑基本Gしかないため、そこを破壊してから本国を削り続ける、という方法です。
いくらなんでも【魂の輝き】なしで大打点の速攻デッキを潜り抜ける、というのは厳しいものがあります。
だったら撃たれなくすればいい!という、これまたわかりやすい回答ですね。
【月面民間企業】を【摂政の演説】でロールさせたり、【強行偵察】【制圧作戦】【貴族主義抵抗派(8弾)】で破壊してやりましょう。
ドローの強い色ではありますが基本的に混色である以上、色事故の発生確率はきわめて低い、とは言い切れません。
G破壊はとても有効な方法です。
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