■デッキ紹介「黒赤オノゴロ00(ダブルオー)」
ガンダムウォー最大の大会である、GTの開催も近づいてまいりました。
この機会に最新弾対応の、ちょっと変わった新型デッキをご紹介いたします。
オノゴロ島入りの『赤黒00(ダブルオー)』デッキです。
オノゴロ島(13弾スターター)
ユニット 0/2/0
拠点
(自動D):このカードがリロール状態の場合、紫の指定国力を持つカードがプレイされて場に出る毎に、カード1枚を引く。この効果は重複しない。
地球 */1/4
■サンプルレシピ
■黒赤「オノゴロ00」 |
|
ユニット |
3x ガンダムエクシア |
| 敵軍部隊のいる戦闘エリアに出せる
&キャラがセットされていないユニットの格闘を*に |
3x ガンダムキュリオス |
| 条件付き戦闘配備&変形《1毎》で高機動 |
3x ガンダムヴァーチェ |
| 条件付き戦闘配備&範囲兵器4&範囲兵器の対象変更 |
2x プトレマイオス |
| 「名称:ガンダム」をリロール |
3x オノゴロ島 |
| 紫の指定国力を持つカードが出る毎に1枚ドロー |
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キャラクター |
1x 刹那・F・セイエイ |
| クイック&配備以外でもセット&交戦中ユニットのテキストを無効化 |
1x ティエリア・アーデ |
| 範囲兵器+1&範囲兵器の計算方法変更 |
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コマンド |
2x 残忍な野獣 |
| 赤発生のヴァリアブル(1) キャラ破壊 |
3x 密約 |
| 2ドロー |
3x サラサ再臨 |
| 本国5枚サーチ |
3x 完封 |
| 黒+赤 プリベント無視【作戦の看破】 |
2x 千年女王 |
| ヴァリアブル(2)黒&赤発生 |
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オペ |
3x 内部調査 |
| 永続本国サーチ |
1x 内憂外患 |
| 手札が全てコマンドorオペレーション用カウンター化 |
2x 司令部の移送 |
| 本国完全回復+その後ダメージはゲーム除外 |
1x 凌駕 |
| 敵軍カードを3回ロール |
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国力 | 7x 黒基本G |
7x 赤基本G |
|
(このデッキは、2008年3月14日時点のカードプールとルールにより作られています)
見ての通り、このデッキには00のカードも含め、山のように紫カードが入っています。
【オノゴロ島】がリロール状態である時にこれらの紫カードを場に出してやると1ドロー。
【オノゴロ島】は「出る毎に」という記述であるため、自動Dではありますが、1ターンに何度でも効果が起動します。
つまり、うまくいけば
■【ガンダムキュリオス】プレイ、1ドロー
→【キュリオス】はクイックなので、続けて【ガンダムヴァーチェ】プレイ、1ドロー
→おっとまた【キュリオス】引いた、プレイ、1ドロー
→今度は艦船の【プトレマイオス】引いた、1ドロー
→【凌駕】も引いた、1ドロー
みたいなカンジで、
紫カードが連鎖し、1ターン中に2枚も3枚もドローすることができるようになることがあります。
しかも、紫カードが出たというのは、自軍敵軍を問わないため、相手が紫カードを場に出した時もドローします。
つまり、
相手が【凌駕】や【ガンダムエクシア】をプレイした時もドローするという事です。
自分のデッキだけでも十分役に立ちますが、紫を多用する相手にあたった場合にはミラーマッチを有利にするカードとしても機能するのです。
(ただし、このドローは任意ではなく強制なので、引きすぎて本国が薄くなってしまうことがあるので、そういう時には注意が必要です)
そうこうして大量ドローを行ったあとは、【完封(17弾)】や【内憂外患(18弾)】で危険なカードだけはカウンターし、強烈なパワーを誇る00ユニットたちで一気に攻めていきましょう。
■各カードの解説 紫カード
ガンダムエクシア(19弾)
ユニット 紫2/紫2/4/1
プリベント(5) クイック
(自動B):このカードは、防御ステップ中にプレイされて場に出る場合、敵軍部隊のいる戦闘エリアにリロール状態で出す事ができる。
(防御ステップ):《1》このカードと交戦中のキャラクターがセットされていない全ての敵軍ユニットは、ターン終了時まで*/±0/±0を得る。
宇宙・地球 5/2/5
現在、幅広い混色デッキのメインアタッカー兼ブロッカーとして大活躍中の、超強力00ユニットです。
もちろんこのデッキにも入ってしまいます。
もはや説明不要のパワーを持ったユニットですが、一応解説を。
4国力の5/2/5が突然出てきた上に、相手ユニットの格闘を*にしてしまうのでは一気に戦線が崩壊してしまうことでしょう。
また、戦闘エリアに出せるのは敵軍ターン限定ではなく、自軍ターン中にも出せるため、相手がブロックした後の計算ずらしとしても使用可能です。
このデッキだと、相手の【ガンダムエクシア】が出てこちら【オノゴロ島】ドロー、そこで【ガンダムエクシア】を引いたら、すぐ戦闘エリアに出す、という動きを取る可能性があります。
このカードを中心として混色デッキのバランスが組まれているといっても過言ではない、非常によく見かけるユニットですね。
ガンダムヴァーチェ(20弾)
ユニット 紫2/紫2/4/2 ヴァーチェ系 MS 専用「ティエリア・アーデ」
プリベント(5)《1》範囲兵器(4)
(自動B):このカードは、特定の種類の国力が3以上発生している場合、「戦闘配備」を得る。
(自軍ダメージ判定ステップ):《1》このカードが戦闘エリアにいる状態で交戦中ではない場合、ターン終了時まで、このカードの「範囲兵器」の対象を「敵軍ユニット1枚」に変更する。
宇宙・地球 5/0/6
20弾で追加された強力な00ユニットです。
簡単な条件で「戦闘配備」を得て出てくる5/0/6はそれだけで強力だったりします。
実は、この「防御6」というのが本当に頼りになります。
【ガンダムエクシア】に介入されても、(範囲兵器4のせいで)防御5以上のユニットを射撃要員として用意しなければ一方的にやられない上、同じ弾で収録された青の【ガンダムF91(ハリソン機)】を出されても、同じような射撃要員を用意しなければ一方的に倒すことが可能なほど。
↑でも軽く触れましたが、4国力で範囲兵器(4)というのは本当にスゴい。
【ガンダムX】の条件付で撃てる範囲兵器も同じ範囲兵器(4)で、【バスターガンダム】の範囲兵器ですら(3)なのですから、その威力のスゴさが伝わるでしょう。
しかもその範囲兵器(4)の対象を、資源1払うだけで変更できるというオマケ付き。
オマケというか、むしろこれがメインの範囲兵器の使い方なのですが、これがかなり強力です。
対象を「ユニット1枚」に変更するということは、
配備エリアでも反対の戦闘エリアにでも撃てるということ。
【ガンダムアストレイ・アウトフレーム(バックホーム装備)】を資源を合計で2払うだけで倒せますし、ミラーマッチになった場合は【オノゴロ島】を破壊してやることも可能です。
つまり、
配備エリアなどでぼーっとしているシステム用ユニットを倒せるため、非常に重宝する能力なのです。
防御4というのは基本的な5国力ユニットの防御と同じ数値であるため、多くの5国力ユニットを資源2を払うだけで難なく倒せる、ということ。
この能力が弱いわけがありません。
見た目以上に強力な戦闘力、そしてこれまた見た目以上にはるかに強力なテキスト。
今後、【ガンダムエクシア】に続いてよく見かける可能性のある00ユニットとなることでしょう。
ガンダムキュリオス(20弾)
ユニット 紫2/紫2/4/1 キュリオス系 MS 専用「アレルヤ・ハプティズム」
プリベント(5) クイック 《1毎》変形
(自動B):このカードは、特定の種類の国力が3以上発生している場合、「戦闘配備」を得る。
宇宙・地球 5/2/4
変形形態 飛行形態
高機動
*/2/5
クイックを持ち、簡単な条件を満たせば「戦闘配備」を得る新しい00ユニットです。
資源が1かかりますが何度も変形が可能なため、合計して資源2を支払えば高機動アタックが可能になります。
テキストはそれだけですが、ブロックされにくい4国力5/2/4と考えればなかなか悪くはありません。
ただし、【ガンダムエクシア】に介入されると完全に一方的にやられますし、【ガンダムF91(ハリソン機)】を出されても一方的にやられてしまいます。
しかも変形できなければ防御4なので、ロール状態だったならば【ガンダムヴァーチェ】の範囲兵器(4)で簡単に倒されてしまう上、変形しなければ範囲兵器(4)に耐えられないため、ブロックに行く際は変形してからいくか、おとなしく捨て駒ブロックとしてそのまま行くか、という選択をとらなければなりません。
ちょっと微妙です。
ですが、このデッキの場合は「クイック」というだけでも十分に仕事があります。
【ガンダムエクシア】にも「クイック」がありますので、「クイック」を持たない通常のユニットは【ガンダムヴァーチェ】だけ。
つまりまったくプレイを制限されず、ドロー加速を狙えるようになるのでそれだけで十分に有用なのです。
また、このデッキではあまり関係ありませんが、「《1毎》変形」ということは
何度でも資源を払うことができるということ。
大量の捨て山がほしいと思った時や、例えば青のデッキの場合は【決戦前夜】の回復量をアップさせることができますね。
プトレマイオス(20弾)
ユニット 紫1/紫1/3/0 艦艇
艦船 補給(2)
(常時):《1》「名称:ガンダム」である自軍ユニット1枚をリロールする。その場合、このカードは、ターン終了時まで±0/+X/±0を得る。Xの値は、そのユニットの射撃力の値と同じとする。
宇宙 */0/3
これも20弾で追加された新しい00ユニットです。
艦船なので【ガンダムヴァーチェ】のプレイを阻害せず、【オノゴロ島】によるドローを狙えます。
ただし、同じターンに【オノゴロ島】と一緒には出せない点には注意。
(まぁ仮に出せたとしても、【オノゴロ島】はロール状態なハズなので効果でドローができないので、そこまで問題でもないでしょう)
宇宙のみの適正であり、このデッキでは戦闘力もあまり期待できませんが、常時タイミングで「名称:ガンダム」をリロールできるのは強力です。
補給も2ありますので、自軍ターン&敵軍ターンを合せて、最大で4体までリロール状態をとれることになりますね。
ただし、射撃0であるユニット(このデッキだと【ガンダムヴァーチェ】)はリロールさせることができません。
注意しましょう。
ティエリア・アーデ(20弾)
ユニット 紫1/紫1/4/0 ソレスタルビーイング 男性
プリベント(5) クイック
(自動A):このカードがセットされているユニットが持つ「範囲兵器」は、+1されると共に、通常の防御力の代わりに本来の防御力を用いて計算する。
2/0/3
これまた20弾で追加された、新しい00キャラクターです。
他のキャラクターと同じようにクイックを持ち、非常に珍しい戦闘力といえる2/0/3の戦闘修正を誇ります。
テキストは【ガンダムヴァーチェ】に乗せないとまったく意味はありませんが、専用機セットが成立するとただでさえ強い【ガンダムヴァーチェ】がさらに強化されます。
まず、戦闘力が4国力なのに7/0/9。なんじゃそりゃって数字です。
範囲兵器(5)になり、計算方法が「本来の防御力を用いて計算する」ことになりますので、どんなに強いキャラが乗っていたとしても、どんなに戦闘修正を得ていたとしても、本来の防御力が5以下ならばどんなパワーを誇っていても倒せるようになります。
たとえば、能力で20/20/20くらいに膨らんでいる【グロムリン】がいたとしても、コイツは本来の防御は0なので難なく倒せます。
【ジ・オ】でこちらのユニットを奪われたとしても、(そのターンをしのぎ、範囲兵器の対象変更に成功すれば)その【ジ・オ】を破壊し、奪われたユニットをとりあえすこともできます。
難しいことは考えなくとも、防御5というのは通常の6国力ユニット、また【ガンダムエクシア】と同じ数値。
それだけで強力というのが伝わることでしょう。
ただし、所詮はキャラクターな上、「【ガンダムヴァーチェ】とコンボして本領発揮」という性質であることにかわりはありません。
揃うとラッキー、くらいの気持ちでいたほうがいいかもしれません。
凌駕(14弾)
オペレーション 0/4/0
【1枚制限/自軍】
【(自動A):このカードは、このカード以外の自軍効果の対象にならない】
(自動B):このカードがプレイされて場に出た場合、このカードの上にコイン3個を乗せる。
(常時):《1》このカードの上のコイン1個を取り除く。その場合、配備エリアにあるG以外の敵軍カード1枚をロールする。
今でも十分に現役の、強力な紫カードです。
このカードはオペレーションなので、場に出ます。
【オノゴロ島】でドローできるのは忘れないようにしましょう。
■各カード解説 紫以外
千年女王
コマンド 1/2/1 展開 補強
ヴァリアブル(2)
(常時):自軍ジャンクヤードにあるG2枚を持ち主の手札に移す。
第2テキスト
(自動A):このカードは、黒国力1を発生する。この国力は、赤国力としても扱う事ができる。
茶色のカードですが、完全にヴァリアブル目的で投入されています。
故に、普通にプレイすることはこのデッキでは無理なので、普通のテキストは忘れてしまってもいいでしょう。
ヴァリアブル(2)なのが非常にネックではありますが、黒を発生しながら、赤国力としても扱うことが可能な非常に強力なテキストを持ちます。
さすがに00カードの2つの指定をこのカード1枚で(指定を1つずつの)2つを満たすことはできませんが、無事に置くことができれば色事故防止に非常に役立ってくれることでしょう。
なお、赤G2枚、黒G1枚、そしてこの【千年女王】1枚が自分の場にあり、相手の場には黒と赤の国力がない場合でも、「コストの支払いタイミングでは1色しか出せない」だけなので、この状態で【ガンダムキュリオス】や【ガンダムヴァーチェ】の「戦闘配備」を得る条件を満たし、リロール状態で場に出すことが可能です。
わりとよくある場面なので、覚えておきましょう。
残忍な野獣(19弾)
コマンド 1/2/0
ヴァリアブル(1)
(自軍ターン):キャラクター1枚を破壊する。
第2テキスト
(自動A):このカードは、赤国力1を発生する。この国力は、無効にしたり変更する事ができない。
ヴァリアブルすると赤の国力発生源になる、キャラクター破壊カードです。
序盤にGにし、中盤以降は相手のキャラクター破壊として活用できる優秀なカードといえます。
完封(17弾)
コマンド 黒1/赤2/3/0
(自動B):このカードのプレイは、「プリベント」の影響を受けない。
(常時):Gとユニット以外のカード1枚のプレイを無効にし、廃棄する。
プリベント無視の【作戦の看破】です。
指定はきついですが、【魂の輝き】を簡単に消せたり、序盤でも相手のドローやシステム用キャラクターをカウンターしたりなど、非常に役立つカードといえます。
内憂外患(18弾)
オペレーション 2/4/0
(自動A):プレイされている全ての敵軍コマンドと敵軍オペレーションは、以下のテキストを得る。この効果は重複しない。
「(自動B):敵軍プレイヤーは、手札X枚を選んで廃棄する事ができる。その場合、このカードのプレイを無効にし、廃棄する。Xの値は、このカードの指定国力の値と同じとする」
手札が全てコマンドかオペレーション用のカウンターカードになります。
指定国力分の手札を廃棄しなければならないので、指定のきついカードを消すのはなかなか苦労するのですが、このデッキだと【オノゴロ島】による過剰なまでのドローエンジンがあります。
デッキがきれいに回っているときに場に出すことができれば、カウンター用の手札には困らないことでしょう。
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