TOPガンダムウォー研究所第78回(08.11.06)

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■広島CS突破デッキ紹介! 「Oガンダム型 赤中速」

 先日行われました「広島チャンピオンシップ予選」大会。
 こちらの大会に参加されており、優秀な戦績を残して見事予選を突破した方からデッキレシピの情報をいただきましたので、今回はそれをご紹介いたしましょう!



■広島CS突破デッキ Oガン赤中
ユニット
 3x レコードブレイカー
クイック&(戦闘配備)&高機動 手札に戻る
 2x 量産型クァバーゼ(ギリ機)
クイック&戦闘配備 3国でプレイ可能&+3/+3/+3
 3x 0ガンダム
プロモ
敵軍捨て山を3枚見て1枚奪う
キャラクター
 2x カロッゾ・ロナ
強襲 バグコインを出す
コマンド
 1x 密約
3ドロー+1枚戻す
 2x 密約
2ドロー
 3x サラサ再臨
本国5枚サーチ
 1x 脅迫
コマンドをカウンター&自軍ハンガーに移す
 1x 逆襲のシャア
プリベント持ちカウンター
 1x 露払い
2国力カウンター
 2x もみ消し
1国力カウンター 2国以下のカードを無効に
 2x 信号弾
ユニットを最大2枚、ハンガーへ移す
 3x 勝利の陶酔
交戦中ユニットをバウンス&本国回復
オペ
 2x 内部調査
本国上を見て、下に移せる
 2x 司令部の移送
本国完全回復&ダメージが除外に
 1x 転向
ユニットを奪う
(ヴァリアブル)
 3x 周辺警護
(1) 青発生 オペ破壊
 2x 作戦の看破
(1) 青発生 カウンター
 2x 裁きを下すもの
(1) フェイズ中国力コピー 交戦ユニットに4点
国力
 12x 赤基本G

 ■サイドボード
ユニット
 2x スピードキング
【陸戦型ジム(第07MS小隊機)】対策
キャラクター 1x ギリ・ガデューカ・アスピス21弾
除去カード対策
オペ 2x 武力制圧EB2
手札破壊&全体リセット対策
 2x 女帝退場
EB2
【ガンダム】対策
 1x 逆襲のシャア
BB3
枚数追加
 1x 武力による戦争の根絶
【ガンダム】対策
オペ 1x 転向EB2
枚数追加
(このデッキは、2008年10月19日時点のカードプールとルールにより作られています)


 「【0ガンダム】が入った環境対応タイプ赤中速」(0ガン赤中)というでもいうべきデッキです。
 以前の赤中ではあまり見かけなかった【レコードブレイカー】がメインアタッカーとしてガン積みされていたりしますが、環境の変化によって非常に強力なユニットへと変貌を遂げたため、こういう形になってるということですね。

 なお、タッチ色は青が選ばれています。
 純粋に青の色が出るカードは5枚のみですが、【裁きを下すもの】が2枚ありますので、相手が赤単でない限り、赤以外の国力が出せるカードは7枚、ということになります。




 ■【0ガンダム】の恐るべき強さ!

 では、序盤の主力として採用されている【0ガンダム】の解説です。

0ガンダム
ユニット 紫1/紫1/2/1
0ガンダム系 MS
プリベント(3)
(自動D):このカードの部隊が戦闘ダメージを与えた場合、敵軍捨て山の上のカード3枚までを見て、その中にある基本G以外のカード1枚を自軍ハンガーに移す事ができる。この効果は重複しない。
宇宙・地球 3/1/3


 2国力3/1/3というかなりのデカさを持ちながら、殴りに行く度に敵軍捨て山からカードを1枚奪えるというとんでもないユニットです。
(なお、条件が「戦闘ダメージを与えた場合」なので、攻撃をブロックされても、また防御に出ても効果は起動します)

 このデッキは基本的にビートダウンデッキであるため、序盤からガンガン殴るカードとは非常に相性が良いものです。
 戦闘力が比較的高く、殴るたびにアドバンテージをゲット! これが弱いわけがありません。
 有効利用するためには相手と自分の色があってないといけませんが、最近は【ガンダムエクシア】を始めとした00ユニットが環境に氾濫していますので、相手のカードを利用するのはそんなに難しいことではありません。

 つまりは、最速2ターン目にこのカードをプレイ可能で、相手の色が自分に合っているのならそのままアドバンテージに変換し、「基本Gは奪えないけど特殊Gやヴァリアブルは奪える」のでそれらをまず奪い、相手のカードを使って暴れまわれるカード!ということですね。
 またハンガーはほぼ相手に触られない超安全領域なので、相手のキーカードを奪ってドローされる確率を下げる、ということも狙えます。

 極端な話、「2ターン目に出せると一気に勝ちに近づく」といっても過言ではないほど、ものすごいパワーをもったカードです。


 なお、一度エラッタが出て弱体化していますが、
「ありえない強さのブッ壊れカード」
 →「ものすごい強さの超パワーカード」

になっただけ、とでもいいましょうか。とにかくものすごい強力なカードです。
(しかし現在は配布されていないため、非常に入手困難なのが困りモノです…)


 また、相手と同じ柄(色)のスリーブを使っていた場合、自分のカードと相手のカードが混じってしまうと大変なことになりかねません。その点は十分に注意しましょう。




■デッキを支えるカードの選定

 では続いて、脇を固める優秀なサポートカードたちの選定理由の解説です。


・【周辺警護】
 赤なのにオペが割れる、この強さは計り知れないものがあります。
 また、「多くの混色デッキは赤が絡み、ユニットは間違いなく00ユニットであり、単色は青と緑(と白)が多い」ため、【0ガンダム】で奪ったカードをそのままアドバンテージに直結させやすい、という理由もあります。

 また、青の優秀なカードは指定国力1が多く、自分のデッキに入れても使用しやすい上、「敵から奪って有効利用」もしやすいという利点もあります。(【急ごしらえ】や【周辺警護】など)
 そんなわけで、最初はいろんな色のヴァリアブルを投入していたそうなのですが、結局すべて青に統一したようです。



・【もみ消し】
 軽量カードだけを消せる軽量カウンターです。
 ようするに相手を選び、「刺さるデッキには超ささるけど、そうじゃないデッキにはあんまり役に立たない」という、本来はサイドボード向けカードです。

 しかし、
 ・「青単ガンダム」「青黒報道ガンダム」が多そうなので軽量カウンターがほしい
 ・赤相手でもドローサポートを序盤にカウンターできれば有利に立てる
 ・超絶苦手なカードである【赤い彗星(21弾)】を早いターンに消せる

などなどの理由により、メインボードでの採用に至ったようです。



・【脅迫】
 打って変わって、【もみ消し】とは正反対の性質である、「重くて消せるカードも限られてるけど、強いカウンター」のカードです。
 一見矛盾しているようにも見えますが、そうではありません。
 【エースの奮闘】や【赤い彗星(21弾)】のような、「撃たれると負けかねない回収可能なカード」をこちらのハンガーに移し、回収不能にしてやることが目的なのです。
 もちろん、本来の用途である赤デッキ相手への有効性も見逃せません。





■デッキを支えるカードの選定 サイドボード編

 ・【スピードキング】
 優秀な【陸戦型ジム(第07MS小隊機)】対策カードです。
 青と赤では序盤の除去カードは特になく、↑のカードの対策に困っていたのですが、「クイック&戦闘配備で、戦闘ダメージで倒せばいいんじゃね?」ということになり、採用されました。
 昔の【∀ガンダム(初起動時)】の仕事に似てますね。
 攻撃を止めることにより、相手がこっちに送りつけた主に青いカードをおいしくいただくこともできるため、2重にお得です。

 なにより、赤などの低速デッキでは【ガンダム】をプレイされるのと同じか、特に相手先攻だとそれ以上に【陸戦型ジム】はやっかいな存在です。
 これを序盤から対処可能な赤のカードは他にほぼ存在しないため、思った以上に重要な存在となっていたようです。
 また、キャラクターを乗せてやれば【レコードブレイカー】に続く高機動アタッカーとして活躍してくれるため、思ったより終盤でも活躍してくれます。

 もちろん、【陸戦型ジム】対策になるということは、相手の【0ガンダム】対策にもなります。



 ・【ギリ・ガデューカ・アスピス】
 赤のコマンドと、赤以外のユニット効果を受けない、というカードです。
 ミラーマッチのバウンスコマンドを受け付けず、NTでありながら【パトゥーリア】の効果を受けず、【ジ・オ】やユニットの火力能力などで除去されくなります。
 このような働きを見せる上、クイックの上に戦闘エリアに直接出られる奇襲性まで持ち合わせる非常に優秀なキャラクターといえます。
 欠点は防御が1であること。唯一にして最大の欠点ですが、それを補ってあまりある活躍を見せるでしょう。



 ・【女帝退場】【武力による戦争の根絶】
 【ガンダム】対策です。
 非常に多いと予想されるアーキタイプであるため、【スピードキング】も含めてガチガチに対策カードが用意されています。



 ・【武力制圧】
 【報道された戦争】対策です。
 「青黒ガンダム」用ではありますが、これも【ガンダム】対策ですね。
 カウンターだけでは序盤の手札破壊対策は万全とはいえませんので、追加です。

 また、流行の【破滅の終幕】+【正義の女神】+「00ユニット」によるコンボ、通称「女神破滅」、または「正義破滅」に対しても有効です。
 本来は【破滅の終幕】と【正義の女神】の2枚をカウンターしなければならないところを、【破滅の終幕】を通し、【正義の女神】だけカウンター。
 そしてこのカードを【破滅の終幕】解決時に表にすることでこちらだけリセット後6枚スタート、ということも可能になります。
 カウンター枚数が足りない場合などもあるでしょうから、覚えておくべきプレイングですね。




■対戦結果

 参加約160名(オフィシャルページより)

結果9位(4勝1敗・9−3)

 1戦目 青単ガンダム ○○
 2戦目 青単ガンダム ○○
 3戦目 赤茶スローネ ○×○
 4戦目 青茶女神破滅 ○××
 5戦目 赤黒00 ○○


 勝率0.750



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