■DXタクスタで強化可能!「青赤Oガンスピキン」
もうすぐ発売のDXタクティカルスターター。
収録カードが少しずつ公開されてきていますが、今回はその収録カードが入ると思われるデッキをご紹介いたしましょう!
なお、前回はGTで優秀な成績を収めた「青赤のコンボデッキ」をご紹介いたしました。
そこで、今回ご紹介するのは「青赤の速攻デッキ」になります。
■青赤Oガンスピキン |
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国力発生源 |
3x ガンダムの力 |
| 赤国力発生 ヴァリアブル(1)本国8点回復 |
6x 青基本G |
3x 月面民間企業 |
| ロールでフェイズ終了時まで任意の国力発生 |
3x ロンドベル客員 |
| 自ターン中に青or赤国力発生 |
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ユニット |
3x 陸戦型ジム(第07MS小隊機) |
| 攻撃に出撃→本国ダメージでハンガードロー |
2x プロトタイプガンダム |
| 1枚制限/自軍 1国力3/1/3 |
3x ボール改修型 |
| エンドドロー |
3x スピードキング |
| 戦闘配備&高機動 キャラが乗るとリロール可能 |
3x Oガンダム |
プロモ | 敵軍捨て山を3枚見て1枚奪う |
1x ガンダム(ラストシューティング) |
| 格闘UP&格闘分相手本国を廃棄 |
2x ガンダムキュリオス(デュナメス搭載時) |
| 高機動&5/2/5コインを出す |
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キャラ |
2x アストナージ・メドッソ |
| リロール効果or特殊効果付与 |
1x カツ・コバヤシ |
| クイック&リロール&エンドドロー |
1x コウ・ウラキ |
| 場に出るとリロール |
3x シロー・アマダ |
| −1/±0/±0コインを乗せて格闘UP |
1x マーベット・フィンガーハット |
| 自軍「男性」がいると2国以下カードサーチ |
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コマンド |
3x 急ごしらえ |
| 手札3枚以下なら2ドロー、それ以上なら1ドロー |
3x 怒号 |
| 格闘+7 |
3x 彼方からの来訪者 |
| 戦闘エリアのユニットを本国上に |
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オペ |
1x 脅威の装甲 |
| コインを取り除いて破壊無効 |
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(このデッキは、2009年5月5日時点のカードプールとルールにより作られています)
■DXタクスタが出たなら?
上記レシピにはまだDXタクスタのカードは投入されていません。
投入するのなら、【ガンダムキュリオス(デュナメス搭載時)】2枚の代わりにこのカードを2枚投入してみましょう。
ガンダムアヴァランチエクシア
ユニット 紫2/紫2/4/2
エクシア系 MS 専用「刹那・F・セイエイ」
プリベント(5) クイック 戦闘配備 換装〔ガンダムエクシア〕
(自動D):このカードが出撃する場合、このターン、このカード以外の「高機動」を持たない全てのユニットは、戦闘エリアに移動できない。
宇宙・地球 6/1/5
「クイック」と「戦闘配備」を持った、疑似高機動の6点アタッカーです。
このカードが出撃する場合、相手は「高機動」を持たないユニットを移動エリアに移動させられません。
(追記:【ガンダムエクシア】などに介入されないと思われましたが、現行のルールでは介入されてしまうようです)
しかも戦闘配備&クイックで、格闘6!
【ガンダムキュリオス】と比べて打点まで上がっており、高機動アタックに必要な変形資源も不要!
しかし、弱点も少々。
「このカード以外の「高機動」を持たない全てのユニット」を移動抑制するため、もちろん自軍ユニットもコレに引っ掛かります。
つまり、「このカード以外」の「高機動を持たない自軍ユニット」と一緒に出撃できない、ということ。
【アヴァランチエクシア】2枚で地球&宇宙アタック!ということもできません。
そこは注意しましょう。
しかし、このデッキは【スピードキング】という非常に優秀な高機動アタッカーが採用されていますので、このカードと一緒に攻撃できるユニットはちゃんといます。
【スピードキング】だけでは高機動ユニットが不安…と思うなら、【ガンダムキュリオス(20弾)】も一緒に投入するといいでしょう。
高機動ユニット&【アヴァランチエクシア】の合計2枚でアタックし続けることができれば勝利はもう目の前ですね。
■デッキ解説
次弾のカードの紹介はここまで。
ではこのデッキの解説にまいりましょう。
このデッキ自体は、前回のチャンピオンシップにてすでに登場しているため、そんなに真新しいものではありません。(が、今の環境に合わせた微調整を行っています)
とりあえず、基本戦術は以下の通り。
・【陸戦型ジム(第07MS小隊機)】をプレイ
→【アストナージ】や【カツ・コバヤシ】などのリロールカードで起こし、即アタック! ハンガードロー!
→【Oガンダム】をプレイ、同じように即リロールでアタック!
→【陸戦型ジム(第07MS小隊機)】ハンガードロー+【Oガンダム】効果で2枚のハンガードロー!
→【マーベット】をプレイ、前のターンのようにアタック! 2枚ゲット!
→帰還ステップ既定の効果前に【マーベット】のテキストで、2国以下カードをサーチ!
→手札とハンガーがいつまで経ってもなくなりません!
…という、謎のアドバンテージゲット行動を繰り返します。
その合間に、増えた手札&ハンガーを生かし、以下の各種打点アップカードやユニットをプレイし、4〜5ターンで相手本国を0にします。
・【シロー・アマダ】
青速攻御用達の打点アップカード。
出したターンの実質格闘4はハンパではありません。
・【スピードキング】
赤の最優秀速攻用カード。
クイックなので相手ターンに出すなど、ユニット展開を阻害せずに場に出せて、高機動で相手本国を追い詰めます。
・【怒号】
このデッキが青赤である理由の1つ。
2ターン目、【スピードキング】に【シロー】を乗せて【怒号】プレイ!
これで2ターン目に
高機動14点とかいう超常現象を引き起こせます。
このデッキの大きな勝ち筋の1つといえる、とても強力な格闘アップカードです。
なお、この【シロー】【スピードキング】【怒号】はすべて2国力以下なので、【マーベット・フィンガーハット】でサーチ可能です。
できれば【シロー】や【スピードキング】は早いターンに出しておきたいカードですが、【怒号】はトドメ用カードなので、いつ引いても必ず役に立ってくれることでしょう。
過剰なまでのドロー&サーチは、デッキパワーのアップと共に安定性向上にも貢献してくれます。
・【彼方からの来訪者】
防御ステップに、戦闘エリアにいるユニット1枚を本国上へ戻します。
これで打点を通しつつ、相手ユニットを除去!
指定国力も薄く、現環境を代表する強力な除去カードです。
以上のように相手本国を追い詰めたあと、【ガンダムキュリオス】(【アヴァランチエクシア】)や【ガンダム(ラストシューティング)】で一気にトドメを刺します。
…という風に、【陸戦型ジム(第07MS小隊機)】か【Oガンダム】を初手に握ることができれば途端に勝利が近づくデッキです。
うまく回ればあっという間に相手本国を0にできるでしょう。
■また青赤。なぜ青赤?
前回ご紹介したデッキは、青赤のコンボデッキ。
そして今回ご紹介するのは、青赤の速攻デッキ。
また同じ色…と思われるかもしれませんが、ちょっとこれは仕方がない。
なにせ、今の環境は
・【Oガンダム】を使ったデッキ
・【Oガンダム】を早いターンに倒せるデッキ
・【Oガンダム】にカードを奪われても被害が少ないデッキ
この3強状態。
これに、「【Oガンダム】を使わないデッキ」に比較的勝ちやすいこともある、「コンボデッキ」というファクターを加えて一応の4強といった状況と考えられます。
で、「【Oガンダム】を使ったデッキ」の中で、09年5月、現在最も効率が良く、対応力が高い色の組み合わせが
「青赤」なのです。
それはなぜか?
【Oガンダム】を使う以上、それと並ぶ異常アドバンテージカードである【陸戦型ジム(第07MS小隊機)】を使わないという選択肢はない、といっていいでしょう。
単色でもかなりのものですが、混色で使う【陸戦型ジム(第07MS小隊機)】は(対処されなければ)それだけでゲームを終わらせかねないほど恐るべきパワーがあります。
で、白と茶は混色にあまり向かないため、とりあえず除外。
これらを2色出せるGもほぼ存在しませんし、指定国力も高めですしね。
ということは、残りの可能性は
青+「緑or黒or赤」の組み合わせです。
そして色を混ぜる以上、目的として【Oガンダム】【ガンダムエクシア】【ガンダムヴァーチェ】などの00ユニットの採用を可能にする点を除けば、「青にできないこと」を補色をやってもらうのが最大の理由ですね。
で、青が最も苦手とする行動は
「除去」です。
緑の除去カードは、早いデッキに対しては強いが、遅いデッキに厳しい。
同系対策としてはいいかもしれませんが、緑単で使うのに比べるとあまりにも汎用性に欠けます。
黒は「補助色によって除去を採用する」点において、混ぜる利点があまり見当たりません。
(【報道された戦争】などの手札破壊はとても優秀なのですが、このとても早い環境ではちょっと効果的とはいいにくいものがあります)
となると、残るは【彼方からの来訪者】や【勝利の陶酔】といった優秀な本国バウンスカードを擁する赤。
【彼方からの来訪者】は3ターン目には撃てるので、緑の火力ほどではありませんが、速度面でもミラーマッチに対してもある程度カバー可能です。
さらに【密約】【内部調査】【サラサ再臨】というとても強力なドローサポートを持つため、中速型青赤なら安定性の向上にもとても貢献!
…という風に考えれば、「青赤」という組み合わせになるのは必然とまでいえるのです。
では、「青赤」が最強なのか?
…もちろん最強のデッキなど、基本的に存在しません。
対策として、
「早いターンに【Oガンダム】と【陸戦型ジム(第07MS小隊機)】を軽量火力で倒す!」という動きが推奨されます。
緑の火力は【Oガンダム】や【陸戦型ジム(第07MS小隊機)】等の、超アドバンテージカードを最速1ターン目から対策が可能な、優秀な対策デッキとして機能。
そして自身も【一日の長(16弾)】という超アドバンテージカードを駆使し、カード枚数を稼ぎ、手札の枚数負けを防止。
「【Oガンダム&陸ジムデッキ』対策=緑の軽量優秀火力」という対策デッキの地位を確立し、「青赤」と並んでメタゲーム頂点デッキの1つとして存在し続けています。
…が、もし早いターンに【Oガンダム】たちを処理できなければ、他のデッキと同じように圧倒的アドバンテージ差をつけられて負けてしまうでしょう。
その他の弱点として、防御5ユニットには火力を2枚以上使わないと倒しづらいことが挙げられます。
よって防御5以上を中心とした、高いパワーのユニットがちと対処しづらいわけです。
さらに【一日の長】を使う代償として、速度をやや損なっています。
よって、
自分より遅めのデッキに対してやや不利ということになります。
一応、【グラハム専用ユニオンフラッグカスタム】&【グラハム・エーカー】セットは非常に頼りになり、それがすぐ揃えられればある程度の不利もすぐひっくり返してくれるでしょう。
しかし、逆にいうとそれを揃えられなかったり、相手に対策カードを用意されると意外と簡単に破られてしまうため、基本的に自分より遅いデッキに対しては不利、と言わざるを得ません。
(それが「【Oガンダム】を使われても被害の少ないデッキ」であり、【グラハム】やバウンスなど、移動による除去カードに対して圧倒的耐性を誇る【レイ・ザ・バレル(18弾)】を擁する白だったりします)
今後しばらくのガンダムウォーは【Oガンダム】と【陸戦型ジム(第07MS小隊機)】を中心に行われることはまず間違いありません。
いかにして、これら2種のカードを打ち破るか。
それを考え、「強いトーナメントデッキ」を作っていきたいところですね。
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