■広島CS突破デッキ!「赤白 退艦許可アドバンスド・ヘイズル」
現在開催中のガンダムウォーチャンピオンシップ大会。
当店のスタッフや常連さんからも各地の大会に何人か参加しておりまして、実はその中から予選突破者や上位入賞者が何人か出ていたりします。
というわけで、今回は常連さんが
広島CSで5位したデッキを、使用者様の許可を得ましたので、掲載いたしましょう!
今回のデッキは個性的な動きをするコンボデッキ、
「赤白 退艦許可アドバンスド・ヘイズル」です!
■赤白 退艦アドバンスド・ヘイズル |
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国力発生源 |
3x 残忍な野獣 |
| 赤国力発生 ヴァリアブル(1) キャラ破壊 |
3x ロゴスの私兵 |
| ヴァリアブル(1) ジャンク除去 |
4x 赤基本G |
4x 白基本G |
3x 月面民間企業 |
| ロールで任意の色発生 |
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ユニット |
3x ガンダムTR−1[アドバンスド・ヘイズル] |
| コンボパーツその1 |
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コマンド |
3x サラサ再臨 |
| 5枚サーチ |
1x 露払い |
| 軽量カウンター |
1x 簒奪者 |
| 本国操作 |
3x ヴォワチュール・リュミエール |
| コンボパーツその2 |
3x 密約 |
| 2ドロー |
3x 中東国の支援 |
| 2ドロー |
3x ゼロの示す未来 |
| Gが出るまでサーチ |
3x 退艦許可 |
| コンボパーツその3(2枚必要) |
1x 偽りの歌姫 |
| 本国回復 |
3x 休日の出来事 |
| コマンドを捨てて、本国からコマンドをサーチ |
3x 魂の邂逅 |
| サーチor手札入れ替え |
2x 復讐の銃弾 |
| エンドカード |
1x 中枢部の掌握 |
| エンドカードその2 |
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(このデッキは、2009年6月9日の広島CSで使用したレシピです)
■決めろ!永久本国火力!!
レシピを見ただけでは何をして勝つのか、さっぱり分からないかもしれません。
このデッキ、かなり変わったな動きを行い、
相手の本国が0枚になるまで本国火力を永遠に繰り返して勝つ!というコンボデッキなのです。
ゲームを決めるコンボと、それに必要なカードは以下の通り。
退艦許可(20弾)
コマンド 1/3/0
束縛
(常時):ハンガー1つにある全てのカードを、持ち主の手札に移す。
ガンダムTR−1[アドバンスド・ヘイズル](前線のフォトグラフ)
ユニット 2/5/2
プリベント(5)《[2・4]》換装〔TR−1〕
(戦闘フェイズ):《0》このカードがリロール状態の場合、このターン、手札からプレイされて解決された、4以下の合計国力を持つ全ての自軍コマンドは、ジャンクヤードに移る代わりに、自軍ハンガーに移る。ターン終了時に、(自軍ハンガーにある)そのカードを廃棄する。
宇宙・地球 4/2/4
必要なカードは、場に【アドバンスド・へイズル】1枚と【退艦許可】が2枚となります。
なのでまず、この【アドバンスド・ヘイズル】を場に出す必要があります。
…が、このデッキは赤白。普通にコストを払ってプレイすることはできません。(一応、【月面民間企業】が2枚あれば出せますが…)
なので【ヴォワチュール・リュミエール】で場に出してやりましょう。
ヴォワチュール・リュミエール(18弾)
コマンド 2/2/0
(攻撃ステップ):手札にあるユニット1枚を自軍配備エリアにリロール状態で出す。このユニットはコマンドの対象にならず、ダメージ判定ステップの規定の効果の解決後に、ゲームから取り除かれる。
これで【アドバンスド・ヘイズル】がリロール状態で場に出ます。
その後、【アドバンスド・ヘイズル】のテキストを宣言。
『手札からプレイした4国以下コマンドは、使用後ジャンクではなくハンガーに移る』という状態になります。
その状態で【復讐の銃弾】か【中枢部の掌握】をプレイしましょう。(以後、【復讐の銃弾】で話を進めます)
すると、効果が解決すると結果的に相手の本国が1枚減ることになります。
で、ジャンクへ行く代わりに【復讐の銃弾】は自軍ハンガーに行きます。
続いて、手札から【退艦許可】をプレイ。
【復讐の銃弾】が手札に戻り、【退艦許可】がハンガーにいきます。
また【復讐の銃弾】を手札からプレイ。(相手の本国が1枚減る)
そして、『2枚目の』【退艦許可】を手札からプレイ。
【復讐の銃弾】が手札に戻り、1枚目の【退艦許可】が手札に戻ります。
…もうお分かりですね?
そう、【退艦許可】2枚と【アドバンスド・ヘイズル】があれば、4国以下のコマンドを永遠に使い続けることができるのです!
分かりやすく、チャートでまとめてみましょう。
1.【ヴォワチュール・リュミエール】でリロール状態の【アドバンスド・ヘイズル】出現、テキストを宣言!
2.手札から「4国以下のコマンド」を満足するまでプレイ。それらは解決後、ハンガーに。
3.手札から【退艦許可(A)】をプレイ。使った4国以下コマンドが手札に移り【退艦許可(A)】がハンガーに。
4.もう一度手札から「4国以下のコマンド」を満足するまでプレイ。それらは解決後、ハンガーに。
5.手札から【退艦許可(B)】をプレイ。【退艦許可(A)】とその他「4国以下のコマンド」が全て手札に。【退艦許可(B)】はハンガーに。
→2〜5を繰り返す
以上のようになります。
この行動でドローと本国火力を撃ち続け、1ターンでゲームを終わらせます!
■デッキ解説
というわけで、ゲームエンドに必要なカードは
・【アドバンスド・ヘイズル】
・1枚目の【退艦許可】
・2枚目の【退艦許可】
・【ヴォワチュール・リュミエール】
・【復讐の銃弾】か【中枢部の掌握】
以上の5枚です。
コンボデッキに5枚も必要、と考えるとかなり難しい気もしますが…。
実は意外と簡単!
なぜなら、デッキから「カードを引く、サーチする」効果のカードが18枚も入っている上、さらにコンボに必要なカードがまだ揃っていない状態でも、【アドバンスド・ヘイズル】+【退艦許可】のコンボでデッキを掘り続けることができるため、強引にコンボを決めにいくことが可能だからです!
つまり、
実質コンボに必要な枚数は【復讐の銃弾】か【中枢部の掌握】を除いた4枚ということになります。
また【退艦許可】が1枚しかなく、永久ドローはできなくとも、例えば
・【サラサ再臨】プレイ、解決後ハンガーに
→【魂の邂逅】プレイ、解決後ハンガーに
→【退艦許可】プレイ、解決後、上記カードは手札に、【退艦許可】がハンガーに
→上記ドローサーチをもう一度プレイ
という状況は作り出せるため、2種類のドローカードを2度使うだけでも、大体デッキの中を15〜20枚くらい簡単に見ることができるわけです。
そんだけカードを引けば、【退艦許可】の2枚目くらい、本国内に残っていれば簡単に探し出せるわけですね。
オマケに、【休日の出来事】というサーチカードまであります。
加えて、コンボには3国以下のカードしかプレイしないため、天和すれば
最速3ターン目でコンボ始動!勝利!という
「速さ」もすばらしい特徴です。
またユニットを使ったコンボデッキではありますが、【ヴォワチュール・リュミエール】で出たユニットは
「コマンドの対象にならない」ため、
【魂の輝き】などの除去コマンドではコンボが妨害されません!
これも大きな利点といえるでしょう。
さらに、こういうコンボデッキはたいてい自軍ターンにしかコンボを発動できないのが普通のような気もしますが、このデッキは
相手ターンでもコンボを決めることができます!
もちろん、自軍ターン終了時に手札はきちんと6枚まで調整されるため、最大でも手札6枚スタートとなる上、【密約】や【中東国の支援】などの一部ドローカードが使用不可になるため、自軍ターン始動のほうがやりやすいのですが…。
撃たれると負けるであろう「コンボ阻止カード」である【滅多打ち】は、使用タイミングが「敵軍ターン」!
つまり、相手ターンにコンボを始動すれば【滅多打ち】によるジャマを回避することも可能なのです!
これは重要なテクニックなので覚えておきましょう。
しかし、↑でも触れたように、【ヴォワチュール・リュミエール】を的確にカウンターされたり、【ブロックワード】や(「ヴァリアブル」の数が十分でない時の)【切り開く力】などのコンボ阻止カードはやっぱり苦手です。
が、現在は赤黒カウンター00のような中速〜低速カウンターデッキより、青赤00のような速攻〜中速ビートダウンデッキが主流なため、相手にジャマされにくい環境となっています。
そのオカゲで苦手な相手にあまり当たることもなく、今回のCSで結果を残すことができたワケです。
「どんなデッキが世界で流行っているか?」というメタゲームを読んだ上で出せた優秀な結果、ということですね。
■細かいカードの解説
ドローの他に採用されている、細かいカードの解説です。
偽りの歌姫(閃光のミネルバ)
コマンド 2/3/0
(常時):自軍本国をX回復する。Xの値は、(解決時の)手札と自軍キャラクターの枚数の合計値とする。
常時で使用できる、「ターン1枚制限」もない回復コマンド。
キャラはデッキに入っていませんので、回復量は「自分の手札の枚数」という微々たるもの。
ぶっちゃけてしまうと、このカード単品で評価するとものすごく弱いカードなのですが…。
このデッキは1点でも本国を回復すれば、それを永遠に使い続けるコンボがあるわけなので、
コンボ始動後は「本国完全回復カード」に大変身!
永遠にドローできると入っても、必要カードが本国になければ意味はありません。
なので、相手のアタックや資源で流れてしまったキーカードをこれで本国へ戻してやりましょう。
簒奪者(21弾)
コマンド 1/2/0
補強
(常時):自軍本国の下のカード5枚を見て、その中にある任意の枚数のカードを抜き出し、元の本国の上に任意の順番で戻す事ができる。
これも常時。
本国下のカードを好きな順で上に置く、本国操作カードです。
コンボに必要なカードがデッキの下に埋まっていたり、【サラサ再臨】で下に送った中に必要カードが混じっていたり、そういうカードを本国上に押し上げることができるわけです。
特に、デッキの一番下にあるカードは【サラサ再臨】で押し上げないとキャッチできませんので、代わりにこれで押し上げるのも重要な点です。
また、Gが不足しているときなどに使えば事故防止にも貢献してくれるナイスカードでもあります。
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