TOPヴァイスシュヴァルツ研究所第2回(08.07.26)

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■最後まであきらめるな! ストック大量生産「処刑」デッキ!

 当店研究所も第2回目ですが、前回の「基本に忠実な」「初心者用デッキ」とは一味違う、ちょっと変わったデッキをご紹介いたしましょう。

 まずはデッキレシピをご覧ください!


■処刑デッキ「クロックゼロ」
Lv0キャラ 16枚
 4x μ(ミュー)
レベル0以下と相打ち&リバース時、自キャラのパワー+1000
なし
 4x "赤ずきん"美魚
レベル0以下と相打ち&ストックが7以上ならパワー+2500
なし
 4x 非公式新聞部杉並
パワー3000(能力なし)
なし
 4x 直枝 理樹
パワー3000(能力なし)
なし
Lv1キャラ 12枚
 4x ゆず&慎
レベル1以下と相打ち&音楽の味方が2体以上いれば+1000
なし
 4x 無達
レベル1以下と相打ち
なし
 4x 高坂 まゆき
助太刀+1000&助太刀使用時にクロックの【非公式新聞部杉並】をストックへ
なし
Lv2キャラ 10枚
 4x 晴れ着の小恋
レストするとストックを貯める
なし
 4x 大和撫子 環
ソウル2 場に出たとき相手のデッキの上から3枚を見て入れ替える
&手札のキャラを切るとアンコール
ソウル+1
 2x "着ぐるみ"クド
ストック5以上で+1500&手札のキャラを切るとアンコール
ソウル+1
Lv3イベント 4枚
 4x 処刑
切り札イベント クロックをすべて手札に
なし
クライマックス
 8枚
 4x伝わる温もり
ソウル+1&パワー+1000
ストック増加
 4x そよ風のハミング
ソウル+1&パワー+1000
ストック増加
(このデッキは、2008年7月23日時点のカードとルールにより作られています)


 ■LV3の8コスト? ホントに撃てるの? そう! 撃てるんです!

 まずはこのデッキの切り札カードの解説から行っていきましょう。
 デッキの切り札カードは、ズバリこれ!


処刑 (ペルソナ3)
 イベント Lv3/コスト8/トリガーなし
 ・自分のクロックをすべて手札に戻す。このカードを思い出にする。



 クロックを全てリセット、なかったことにしてくれます。
 「LV3の時にレベルアップ=ゲームの敗北」なので、終盤ギリギリのダメージをなかったことにしてくれるのは非常に心強いものです。
 「あと1回クライマックスがめくれていれば、負けてなかったのに!」といった光景を良く見かけるゲームですので、一度のダメージリセットの強さはよーくお分かりになることでしょう。



 また、よく見かける「クロック回復」効果の多くが「控え室に置く」という、自分の得に繋がらない場所への移動です。
 「クロックから手札にキャラを回収」といった効果のカードもありますが、1点程度の小さな回復の割には、コスト効率がいいというほどの効果はそうそうありません。

 が! このカードはなんとクロックを全て! 「手札」に戻します!
 クロック全部ですよ、全部!
(さすがにLVが下がったりはしませんけどね)

 もし5点のクロックのリセットに成功すれば、それはクロック5枚が手札に来ることとなり、なんと手札が5枚増えた! ということになるのです!
(実際は【処刑】本人分の、カード1枚のロスがあるため、厳密にいうと「増えた枚数」は4枚です)

 そして6点をリセットすれば手札6枚ゲット。逆に、2枚しか戻せなければゲットできる手札は2枚のみ。
 つまりピンチな状況であればあるほど、そのカードパワーがあがる性質を持ったカードということなのですね。



 ですが、撃ったときにクロックが少なくても、実は得のほうが大きかったりします。
 なぜなら、

 ・クロックフェイズに、クロックを置く
 →2ドロー
 →メインフェイズ、【処刑】を撃つ
 →クロックが全部手札に戻る
 →あれ? さっき置いたクロックも手札に戻ったぞ?
 →しかも2ドローもちゃんとしてるから、ものすごい手札が増えてるぞ?!


 みたいな状況になるため、LV3のクロック6で自分ターンが回ってこない限り、ほぼ確実にカード2枚以上の得は約束されているわけです。
 あまり欲張らず、低いクロックからでも【処刑】のプレイしてやりましょう。



 ・・・しかし、そんなおいしい話が転がっているわけはありません。
 「8コスト」という「こんなの払えるの!?」と思わず言ってしまいそうなとてつもない重さのコストを、そのプレイに要求されます。
 普通にプレイしているだけでは、こんな大きなコストは支払える余裕があるわけがありませんね。

 たとえ撃てたとしても、他のゲームに必要にコストなどが捻出できなくなり、勝つどころではなくなってしまうでしょう。
(相手が露骨に事故を起こしているような場合は例外)

 ・・・が、その「不可能っぽいこと」を「可能にする」のが、デッキビルダーの腕の見せ所!
 このデッキにはストックを大量に貯めるシステムが存在します!
 そう、このデッキは【処刑】をちゃんと撃てるデッキなのです!!


 そのストックをためるシステムのキーカード、それがこのカードです!


晴れ着の小恋 (D.C.&D.C.II)
 キャラクター Lv2/コスト1/トリガーなし
 パワー3000 ソウル1 特徴:音楽・和服
 【自】 このカードがアタックした時、クライマックス置場に「伝わる温もり」があるなら、あなたは自分の山札の上から1枚を、ストック置場に置き、そのターン中、このカードのパワーを+3000。
 【起】[このカードを【→】する] あなたは自分の山札の上から1枚を、ストック置場に置く。



 重要なのは下段のほうの起動型能力のテキスト。
 要するに、毎ターンストックを1枚ずつ増やしてくれるカードです。
 専用クライマックスとのコンボもありますが、このキャラは前に出てバトルするのに向いてないので、あんまし気にしなくていいです。


 まず出すのに1コストかかりますが、場に出してすぐにストック増加テキストを使えば、いきなり1コスト返ってきます。
 実質0コストみたいなカンジですかね。

 で、次のターンからがいよいよ本領発揮。
 まず【晴れ着の小恋】でストック貯金。これでストック+1です。
 加えて、うまく3枚のキャラでアタックすることができれば、さらにストック+3ですね。
 つまり、うまくいけば「毎ターン4ストック増加」ということになります。

 この「レストするだけでストック+1」という能力は、意外なまでにこちらの動きをラクにしてくれる、けっこうな働きを見せてくれるのですが、このカードの真のチカラは場に2枚揃ったとき発揮します。
 もしも都合よく「3枚のキャラがアタックし続けている+【晴れ着の小恋】2枚がストックを増やす」という状況になれば、なんと最大でストックが毎ターン5ずつ増えていることになるのです!

 普通だと、キャラアタック時のストック増加により、毎ターンストック+3が限界。2ターン立てば+6で、3ターン経過で+9。
 しかし、【晴れ着の小恋】2枚がいる状態で上と同じ動きをとることができれば、2ターン経過で+10! 3ターンでなんと+15!!
 その差、なんと6! これはものすごい差です。

 もちろん、【晴れ着の小恋】自身、LV2という「出せるターンがやや遅い」という欠点はあるのですが、こんなペースでストックを貯めていけば、2ターンもあれば1発目の【処刑】コストは捻出可能になります。
 別に2枚が場に並ばずとも、3ターンくらい【晴れ着の小恋】1枚が生きていれば【処刑】+通常プレイするカードのコストも充分に捻出できることでしょう。



 しかし、「LV2になってから4ターンも5ターンもたてば、運が悪いともう負けてない?」といった疑問も生まれるかもしれません。

 そこは【処刑】自身が解決してくれています。
 さすがにLV2になってから約3ターン後で負ける、というのはよほどのことがない限りはないハズ。
(3ターンほどダメージキャンセルがまったくなかった、とかいうレアな状況ならありうるかもしれませんが、まぁそうそうはないハズです)

 【晴れ着の小恋】が出て3ターン経過しているのであれば、【処刑】は1発くらい撃てるはず。
 【処刑】はドローカードでもありますが、最大の目的は「回復カード」であるため、単純な延命カードでもあるのです。

 よって、ちゃんと【処刑】を1回撃つことができれば、LV2になってから4ターンや5ターンを確実に生き残ることなど造作もないことなのです。
 状況とキャンセル具合によっては、「LV3になってから3〜4ターン以上生き残ること」も不可能ではありません。
 【処刑】のもたらすとてつもないアドバンテージを、ぜひ堪能してみてください。



 ですが、運悪く【晴れ着の小恋】が手札にまったくこない、という事態もありえます。
 一応、入っているクライマックスカードは全て「トリガーがストック増加」能力のモノなので、めくれたカード次第ではけっこうストックが貯められることでしょう。
 ストックの使用を節約しながら戦い、さらにちょっとだけ無理をすれば【処刑】1発分のコストくらいは捻出できますので、あきらめずに粘って頑張ってみましょう。




■各LVごとの戦い方

 では、続いて各LVごとの戦い方を説明していきます。


 まず、マリガン判断。
 このデッキも他のデッキと同じように、「LV0以外のカードは全部捨てて、手札を入れ替える」くらいの気持ちで構いません。

 ただし、例外もあります。
 初手札に【処刑】がある場合、これ1枚だけは残しておいたほうがいいでしょう。
 捨てた後、もしも終盤までに改めて【処刑】を引きなおせなかった場合はデッキの真価が発揮されませんからね。
 念のため、【処刑】1枚だけは最後まで握っておきましょう。


・LV0&LV1時の戦い方

 序盤にストックを貯金、終盤で【処刑】で一気に使用、という動きを目的としたデッキなので、序盤のカードはストックを使用しない「0コスト」のカードが多く採用されています。

 LV2になるまでの序盤戦は、とくに変わったシステムが入っているわけでもありません。ですので、「0コストが多めに入った普通のデッキ」と思ってくださってOKです。
 基本的に研究所第1回で説明した動きとほぼ同じで大丈夫でしょう。

 ただし、このデッキは後列に【晴れ着の小恋】を置くことが念頭にあるために、「応援」持ちのキャラクターが入っていません。
 よって、「応援」キャラを採用している相手に対してはパワーで負けてしまうことも多いため、【μ(ミュー)】や【“赤ずきん”美魚】、【無達】や【ゆず&慎】といった「相打ち狙い」カードが多めに採用されています。
 もちろん、自分から進んで相打ちを狙うばかりでは得も取れないので、状況に応じてサイドアタックも使い分けることを忘れないようにしましょう。

 あとは前述のとおり、貯めたストックは極力アンコールなどには使わず、LV2以降に使うため大切に取っておきましょう。



・LV2時の戦い方

 LV2からがこのデッキの本領発揮。
 最優先で【晴れ着の小恋】を後列に出してやりましょう。そしてストックを貯めまくってください。

 あとは、相変わらず「応援」が使えないデッキではありますが、それ以外は普通のデッキに殴り合いをしていればOK。
 また、【処刑】を撃つまでは、ほぼ間違いなく【“着ぐるみ”クド】のパワーも上がっているはず。戦線を支えるのに役立ってくれることでしょう。



・LV3時の戦い方

 【晴れ着の小恋】などを駆使し、うまくストックを貯金し続けていることができれば、ここまでに8コストくらいは貯まっているハズです。
 そうなれば、ついに【処刑】を撃つことができるタイミングとなります!

 とはいうものの、相手のクライマックスカードプレイからの総攻撃、また相手がアタック時にめくったカードのソウル数次第では、LV3でクロック1程度の状態からでも下手をするといきなり死亡しかねません。
 「クロック1枚でも撃っておけばよかった!」と後悔するかもしれませんので、あまり欲張らず、クロック1〜2枚程度の状態からでも【処刑】を使ってしまったほうがいい場合もあります。
 そのあたりは自分や相手の控え室にあるのカードの枚数(クライマックスカードの枚数とか)や相手の残りデッキ枚数などをこまめにチェックし、「撃つべきか待つべきか」の判断を行いましょう。

 もし都合よくクロック4枚以上から【処刑】を撃てた場合、手札が大量に補充されているハズです。
 コスト0のキャラやアンコール持ちのキャラをドンドンだして、反撃を恐れずに相手にズバズバアタックしてやりましょう!

 もし2枚目の【処刑】があり、それも撃てるようなら、2発目の【処刑】をぶっ放してやりましょう。
 こんな強烈なリセットカードを合計2発もクロックが溜まっている状態から撃とうものなら、相手はよほどのクライマックス運がない限り絶望せざるを得ませんね(笑)





■改造するなら

 重要なのは「ストックを貯めるシステム」の存在です。
 今回は【処刑】の使用にこだわった構築のため、他のストックの有効な利用法はあまり考えていません。
(というより、別の使い道を下手に用意してしまえば【処刑】のコストが捻出できなる可能性がありますので、今回はあえてそういったカードを採用していません)

 ですので、逆に【処刑】をあきらめ、別のストックの使い道を探してみるのもおもしろいでしょう。
 非常に強力な効果を持つ【“最強の男児”謙吾】で相手キャラを蹴散らしまくってもいいですし、他の大コストを要求するフィニッシュカードに頼るのもアリです。

 まだまだ始まったばかりでわからないことも多いであろうこのゲーム、自分のデッキをどんどん作ってみましょう!
 作ったデッキの数だけ、ヴァイスシュヴァルツというゲームへの理解も深まり、プレイもうまくなるハズです。



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