トップデュエルマスターズ 研究所第156回(2008.12.18)

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□我々なりに練り込んだ“ロマノフ・サイン”デッキ

 ○たまには大人っぽく、低いテンションで書いてみよう

 TCGにはいろんなデッキがあります。
 「強いデッキ」ひとつとっても、意味合いがまったく違う場合があります。

 例えば、「いろんなデッキと戦えるデッキ」は、ずば抜けたところがなくても、汎用性と言う意味からは「強いデッキ」と言えるでしょう。
 また、友だち同士の対戦で、まわりがドラゴンデッキばかりであった場合、火単速攻デッキは、そのずば抜けた速度でほぼ無敵の存在になるでしょう。
 逆に、ブロッカーデッキばかりの環境では、高い勝率をキープするのは難しくなります。

 そういった環境でデュエルしていると、「ドラゴンデッキは弱い」あるいは「速攻なんて弱い」といった、その環境によってまったく違った認識になる事もありえます。(人間、環境が違えば認識も違います)


 僕たちが紹介するデッキは、ほとんどにおいて、
・「面白いコンボのデッキ」
・「新しいギミックやプレイ感覚が楽しめるデッキ」
を作ろう、と考えて開発したものです。

 また、ただ目新しい、面白い、だけでなく、できるだけ色々なデッキと平均的に戦えるように、我々なりにチューンしてご紹介しています。

 ごくたまに、「コイツは強力デッキだぜ!」といった調子で記事を書く場合は、子供向け記事の「演出」として書いているパターンです。(子供向け雑誌でよくあるように…)

 あたりまえですが、デッキの強さに「絶対」はありません。
 まわりの環境によって、時期によって、使う人によって、まったく信用のおけなくなる可能性のある「生きた情報」です。

 大切なのは、記事を読んだ人、デッキを使ってみた人が、「そこから何を読み取るか」「何を理解し、いきた知識として自分のものにするか」だと言えるでしょう。



 ・・・・さて、今回お伝えするデッキは、当ホームページでは珍しい、時代に左右されやすいタイプのトーナメント・デッキです。

 こういったタイプのトーナメント・デッキをお伝えすることには、リスクが付きまといます。
 ほんの少し時間がたつだけで、トーナメント環境(デッキの流行、動向)が変化し、あっという間に「時代遅れの強さ」になり下がるからです。

 また、たとえどんなに強力なデッキであっても、デッキが広まることで「対抗策」も同じ速度で広まります。
 つまり、大会用トーナメント・デッキの情報というものは、地域のメタゲーム(デッキタイプの分布)や、情報の濃度、プレイヤーのレベルによっては、まったく役に立たない事もあるのです。

 プレイヤーの情報速度が高い場所では、今回のデッキもとっくに知れ渡った「よくある古いデッキ」のひとつにすぎません。
 また逆に、そうでない大会では「このデッキが対策を講じている、倒そうとしているデッキタイプ」がそもそもまだ出現していない可能性もあり、そういった場合は無意味な構成が足を引っ張り、本来の実力を発揮できない場合もあります。

 そういった、読み手によっては古かったり環境にあってなかったりな記事は、読む側からの当研究所の信用性に関わってきます。
 ですから、トーナメント・デッキをご紹介するメリットは、実際のところあまり多くはありません。
 どちらかと言うと、当研究所は「DMをより楽しんでもらうためのデッキ」を紹介しているコーナーなので、ガチの試合とは基本的に無縁なのです。

 しかし、だからと言って、ガチのデッキを試していないわけではありません。
 実際、皆さんから、「大会用のデッキを記事にしてほしい!」というお便りを頂くこともしばしばです。
 今回は、そういったお客さまのニーズにお答えするデッキ記事です。
 ですが、前述した通り、トーナメント・デッキとは、「生きた情報」であり、環境や時期によっては死んでしまう、という事を、ご理解の上読み進んで頂きたいと思います。
(実際、動画&レシピは11月時点でのものですので、12月の大会には12月用の調整が必要でしょう)

 それでは・・・。
 

ユーチューブ版



ニコニコ版



■カードキングダム式ロマノフサイン(2008年11月バージョン)
クリーチャー
19枚
 4x ダンディ・ナスオ
 3x 青銅の鎧
 1x アクア・スーパーエメラル
 2x パクリオ
 2x 龍神ヘビィ
 2x アクア・サーファー(Sトリガー)
 1x 呪紋の化身(殿堂)
 2x 邪眼王ロマノフI世
 2x 龍神メタル
呪文21枚
 4x フェアリー・ライフ(Sトリガー)
 3x エマージェンシー・タイフーン(Sトリガー)
 1x 母なる大地(Sトリガー・殿堂)
 1x サイバー・ブレイン(Sトリガー・殿堂)
 4x インフェルノ・サイン(Sトリガー)
 1x 魔弾ロマノフ・ストライク
 2x トリプル・ブレイン
 2x ソウル・アドバンテージ
 1x デーモン・ハンド(Sトリガー)
 1x 憎悪と怒りの獄門
 1x 地獄スクラッパー(Sトリガー)
(このデッキは2008年11月時点のカード・ルール・大会環境用で作られています)



○基本的な動き

 非常によくあるタイプのデッキですので、基本的な動きをご存じの方も多いでしょう。

 2ターン目に使える《エマージェンシータイフーン》や《ダンディ・ナスオ》により、《邪眼皇ロマノフI世》を墓地に送り込みます。

 《ダンディ・ナスオ》を使ったときは、デッキの中をすべて確認し、シールドに何が入っているか、完璧に確認しましょう。
 気楽に遊んでいるときはそこまでしないものですが、これはガチデッキです。
 《ダンディ・ナスオ》が入っているのは「シールドに何が入っているか確認する」ためでもあるのです。必ず確認しましょう。
 相手が殴ってくるデッキなら、いつ頃トリガーで《インフェルノ・サイン》が発動するか、予測しながらプレイする必要があります。
 繰り返しますが、プレイの選択肢が大きく変わるので、必ず確認してください。


 続けて、《青銅の鎧》等でマナ加速し、《インフェルノ・サイン》を使って墓地の《ロマノフI世》を場に出します。

インフェルノ・サイン
 5コスト 呪文
■S・トリガー
■コスト7以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。



邪眼皇ロマノフI世
 7コスト ダークロード/ドラゴン・ゾンビ/ナイト 8000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から闇のカードを1枚選び、自分の墓地に置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地にある闇のコストが6以下の呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。その後、その呪文を自分の山札の一番下に置く。
■W・ブレイカー


 《邪眼皇ロマノフI世》の効果で、デッキから闇のカードを1枚墓地へ送ります。
 このときに選ぶカードは、相手のデッキ、戦術によって大きく変わります。

 アタック時に墓地の6マナ以下の闇呪文がタダで使える、この能力の派手さに見失いがちですが、《邪眼皇ロマノフI世》の本当の強さは、実はこの「好きな闇のカードを墓地に落とせる」という点に尽きます。
 この選択肢の幅の広さ、対応力の高さが、このデッキをトーナメント・デッキたらしめていると言って、過言ではありません。


『対速攻デッキ』

 相手がシールドブレイクして手札を増やしてくれるので、コンボパーツは簡単に揃います。

 《ダンディ・ナスオ》で相撃ちをとったり、トリガーでしのぐうちに、4・5ターン目には《ロマノフI世》が出せるでしょう。
 この場合、墓地に落とすカードはズバリ、《憎悪と怒りの獄門》!

憎悪と怒りの獄門(エターナル・ゲート)
 6コスト 呪文
■マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。
■相手のシールドが自分のシールドより多ければ、この呪文を唱えることができる。
■自分のシールドと同じ枚数のシールドを、相手は自分自身のシールドゾーンから選ぶ。相手は残りのシールドを持ち主の手札に加える。(その「S・トリガー」を使ってもよい)


 こちらのシールドが0枚の時に《ロマノフI世》でアタックし、効果で墓地の《憎悪と怒りの獄門》を使用すれば、まず《獄門》効果で相手のシールドが0枚になるまでブレイクされ、その後《ロマノフI世》のアタックの解決となり、結果、本体にトドメを刺します。

 トーナメントレベルの火単や火自然速攻デッキの場合、この時の《ロマノフI世》を破壊できるトリガーカードは基本的に存在しないはずです。
(前述した通り、あくまで大会メタですので、「【デーモンハンド】の入った闇入り速攻デッキ」などなどの、一般的でないデッキは考えに入れません)



『対クリーチャーコンボデッキ&ビートダウンデッキ(ナイトデッキやウェーブストライカー、マルコビートなど)』

 対抗手段は2つ。
 《魔弾ロマノフ・ストライク》と《龍神ヘヴィ》&《龍神メタル》です。

 まず、分かりやすい《魔弾ロマノフ・ストライク》から説明しましょう。

魔弾ロマノフ・ストライク
 5コスト 呪文:ナイト
■バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーは−5000される。
■自分の《邪目皇ロマノフI世》の能力によって、墓地にあるこの呪文を唱えた場合、そのターン、バトルゾーンにある相手の他のクリーチャーすべてのパワーは−5000される。


 《ロマノフI世》の効果で使用した場合、相手のクリーチャーのパワーはすべて−5000されます。
 ほとんどのビートダウン系デッキ(中速でアドバンテージを稼ぎながら、テンポよく殴っていくデッキ。マルコビートやジャック・バルディビートやサムライビートなど)は、アタッカーがほぼ壊滅。

 ウェーブストライカーなどは、パワー6000以上にパワーアップしている者は一瞬生き残りますが、《ジャギラ》や《ラメール》等がマイナス修正で破壊され、ウェーブストライク能力が失われたとたん、巻き込まれて連鎖的に破壊される事になり、十中八九、全滅します。

 最近多い、ナイト系デッキもまず壊滅。

 ブロッカーデッキも、2体出ている場合の《光陣の使徒ムルムル(25弾)》がちょうどパワー5000ですから、パワーアップしていても連鎖的に破壊される事になります。


 そして、相手にアタックを強制する《龍神ヘヴィ》&《龍神メタル》のゴッドリンク。

龍神ヘヴィ
 5コスト ダークロード/ドラゴン・ゾンビ 5000+
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャー1体を破壊してもよい。そうした時、カードを1枚引き相手は自分自身のクリーチャー1体を破壊する。
■G・リンク《破壊神デス》または《龍神メタル》の左横
■このクリーチャーがリンクしている時、相手クリーチャーは可能であればこのクリーチャーを攻撃する。


龍神メタル
 7コスト ゴッド/アーマード・ドラゴン 7000+
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクロスギア1枚か、相手のマナゾーンにあるカードを1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。
■G・リンク《龍神ヘヴィ》または《破壊神デス》の右横
■このクリーチャーは、リンクしている時「T・ブレイカー」を得る。
■このクリーチャー、《龍神ヘヴィ》、《破壊神デス》の3体がリンクしていて《破壊神デス》がバトルゾーンを離れた時、このクリーチャーを《龍神ヘヴィ》とリンクしてもよい。


 ゴッドリンクした《ヘヴィ&メタル》でアタックしておけば、相手は強制アタック効果で《ヘヴィ・メタル》に突撃死してきます。
 この制圧力は、実は絶望的に強力なもの。パワー12000に打ち勝てるクリーチャーは、トーナメント・デッキではそうそう見かけません。(せいぜいスレイヤーでの相打ちぐらいなもの)

 《デーモン・ハンド》などで片羽をもがれても、このデッキの場合、《インフェルノ・サイン》で再びゴッドリンクし直すことができます。
 このように相手に破壊された場合、マナ破壊効果を再利用するため、できるだけ《龍神メタル》の方を選んで破壊しておきましょう。



『対動きの少ない防御的なデッキ』

 あまりアタックして来ない対応型のデッキ(コントロールデッキ)などは、序盤は手札補充を繰り返している事でしょう。
 むろん、そういう相手には《ソウル・アドバンテージ》が有効です。

 相手の手札破壊に対しては、こちらの《パクリオ》が早いか、相手の《解体人形ジェニー(CDP3)》が早いかの勝負。
 《フェアリー・ライフ》がある分、こちらはやや有利なはずです。

 手札破壊の後に、安全になってから《ロマノフI世》を出し、たたみかけるのが理想です。



『対マナ破壊』

 マナ加速カードを優先的にプレイし、《パクリオ》等で相手の足を引っ張りましょう。
 こちらは5マナあれば動くのですから、実はそれほど怖い相手ではありません。



『対《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー(28弾)》』

 さらに防御を固める、《パーフェクト・ギャラクシー》を用いたデッキに対しても、《ヘヴィ&メタル》のゴッドリンクが役立ちます。

 タップしている《ヘヴィ&メタル》に《パーフェクト・ギャラクシー》がアタックして勝手にタップてくれるので、次のターン、シールドフォースをブレイクしてやれば、《パーフェクト・ギャラクシー》はただのアタッカーになり下がります。

 そのまま次のターン、《ヘヴィ&メタル》に突撃死してくれるでしょう。




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