トップカードゲーム戦記Lycee(リセ)体験会レポート


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 えー、“リセ体験会レポート”をお送りいたします。
 書くのは、当店アルバイト、ヤナー。
 彼にとって、こういった記事を書くのは初めてのことですので、幾分つたない文章ではありますが、その点差し引き加減を頂いて、お目通しを頂ければ幸いであります。(いけっち店長)




Lycee(リセ)体験会レポート


 私ことヤナーは1月8日に池袋はワールドインポートマートにて行われたリセ体験会に行ってきました
(店長注:読点を入れんか)

 今回は体験会ということなので、実際にゲーム自体を楽しめるのかと期待していましたが、ゲームをプレイすることはできずプロモーションカードを使った解説のみで非常に残念でした、
(店長注:ここは点じゃなくて、丸だろ)

 しかし会場は席に座りきれず立ち見をする人も出るほどの盛況ぶりでルールについての詳しい質問が飛び交いリセがカードゲームとして大変期待されていることが伺えました。
(店長注:だから点を入れろって)

 店長、ちょっと黙っててください!
(店長注:・・・失礼しました)

 気を取り直して・・・
 まず出だしに、スタッフの方が、参加者である我々に、カードゲームの経験の有無を尋ね、基本用語の解説(ドロー等のカードゲーム用語)が必要かどうかの確認を取るなど、リセにおけるこういうイベントの趣旨(新規ユーザーの開拓も含まれているということ)を主催者側が意識して開催しているようで、安心しました。
 また、解説をされている方が、他の様々なカードゲームもプレイされているらしく、解説や質問への回答が丁寧でわかりやすくなっていて、そこも好印象でした。

 体験会の中身としては、ゲームの流れが書かれた1枚のシートを見ながら、各フェイズの流れを司会者の方が解説し、参加者が疑問に思った事を質問していくという形式で、体験会というよりは、講習会というべきものでしたが、充分ゲームの魅力の伝わる、充実したものだったと思います。
 僕が参加した回は、会場にいた全員が何らかのカードゲームを知っている人であったらしく、質問も的を射た、重要な内容が多かったように思います。大変参考になりました。

 質疑の内容は、記憶が怪しい部分もありますが、以下のようなものであったと記憶しております。


Q:対戦に必要なものは何ですか?
A:プレイヤー2人と60枚のデッキです



Q:勝敗はどうやって決めますか?
A:デッキからカードがなくなったほうの負けです。

(無くなった時点で負け、という事)


Q:先攻のペナルティーは存在しますか?
A:先攻のプレイヤーのみ最初のカードドローが1枚です。

(以降、お互い2ドロー)


Q:キャラの配置は1ターンに何回行えますか?
A:手札の続く限り自分のメインフェイズ中ならば何回でも行えます



Q:コストはどうすれば発生できますか?
A:手札からカードを切ることで、左上に書いてある数字の分(ルール説明参照)コストが発生します。

 これはキャラカードのみでなく、アイテムカードやイベントカードからも同様に発生します。


Q:コストの発生はいつ行えますか?
A:コストを支払う必要があるときに、予約という形で発生できます。

 このとき手札を切ることで発生するコストについては、手切りしたカードを場でも墓地でもない場所に、一時的に保管することになります。
 場に出ているキャラをタップするコストは、そのキャラがタップするという行動を予約することで発生できます。

Q:コストは保存できますか?
A:できません。

 コストは発生させる必要があるときのみ発生させることが出来ます。そのときにもし余分にコストを発生させた場合そのコストはその場で消えます。


Q:タップコストが必要な能力に対応して、そのキャラをタップするとどうなリますか?
A:その場合、能力は打ち消されます。

 タップコストは能力の使用を試みた時点では支払われていないので、そのキャラがタップすると能力使用のコストが支払えなくなります。
 また、その能力がタップコスト+手切りコストを必要としている場合、支払う予約をした手切りコストは消えてなくなります。
 (他のキャラをタップする能力は、非常に強力なカウンターとなる)


Q:相手の何らかの行動に対して、対応して自分が行動を起こした場合、解決する順番はどのように決まるのでしょうか?
A:後から起こされた行動が優先して解決されます。

 何個もの行動が積み重なった場合でも同様に、一番最後に行われた行動から解決されます。またこの場合、一度対応が打ち切られるとその全てを解決するまで新たに行動を起こすことはできません。
(基本的には、GWの「カットイン」や遊戯王の「チェーン」システムと同じと思われる)


Q:行動を起こす優先権は存在するのでしょうか?
A:存在します。

 進行しているターンのアクティブプレイヤーが何か行動を起こすまで、非アクティブプレイヤーはキャラ能力及びイベント等は使えません。
(何か行動、とは、イベントを使う、アイテムをプレイする、キャラ能力を使う、攻撃宣言を行う、など)


Q:自分が行う行動に対応して、さらに自分で行動は起こせますか?
A:正確には無理です。

 相手に対して何か対応はあるかを聞き、何もない場合にのみさらに追加して行動を行うことができます。
(これも、通常のカードゲームの対応判定。「カットイン」「チェーン」と同じと思われる)


Q:同一のキャラがひとつの対応の最中に、能力を2度使用することはできますか?
A:タップコストが必要でない能力に限りできます。

 タップコストが必要な能力の場合は、タップするという行為を予約しているので、その上からもう一度タップするコストの支払い予約はできません。よってひとつの対応の最中に能力を2度使用することは出来ません。


Q:あるキャラの能力使用に対応して起こした行動の結果、そのキャラが場に存在しなくなった場合、その能力はどうなりますか?
A:キャラがいなくなった時点でその能力は消えます。そのとき支払い予約していたキャラ能力に必要であったコストも返ってきません。



Q:攻撃宣言に対応して行動を起こすことはできますか?
A:できます。

 その行動の結果アタック可能なキャラが場にいなくなると、アタックすることはできません。


Q:攻撃・防御に指定されたキャラは、バトル中の攻撃・防御キャラ指定に対応して行動できますか?
A:できません。

 攻撃宣言受諾後は攻撃・防御キャラ指定に割り込んで行動を行うことは出来ません。


Q:ダウンとは一体どのような状態をさすのでしょうか?
A:キャラ同士のバトルの結果、破壊されたカードの状態を指します。



Q:サポートは一回のバトル中に何回できますか?
A:何回でも出来ます。

 サポートできるキャラは、バトルしているキャラの前後左右にいるキャラで、そのキャラが未行動状態である限り、そのキャラをタップすることによって何回でもサポートできます。


Q:サポートの効果はいつまで続きますか?
A:サポートしたバトル終了時まで有効です。



Q:攻撃宣言に対し防御の宣言がなかった場合、そのダメージの値はどのように決定されますか?
A:攻撃キャラ本来のAPが適用されます。

 いかなるイベントやアイテム及びキャラの効果も関係なく、APが3のキャラの場合デッキの上からカードを3枚破壊します。
(いくらAPを大きくしても、本体へのダメージは元々の数値を使う)


Q:ステップを使用することによって、元々キャラのいる所や、相手フィールドに移動させることはできますか?
A:できません。

 また、もし何らかの効果で対応されて、ステップの移動先にキャラが存在するようになった場合、ステップで移動しようとしたキャラは破壊されます。
(斬新な除去手段)

(05.01.28)
 このページではこのように書いていましたが、オフィシャルのホームページで以下のような公式裁定が出ております。

Q.[ステップ][サイドステップ]によって、キャラの登場している領域に移動することはできますか?
A.できません。万が一、キャラの登場している領域に移動することになった場合もキャラは移動しません。
(2005/01/13)

 このホームページ上の記事は講習会当時の受け答えを元にしておりますので、オフィシャルの更新と食い違う点が他にも存在してくると予想されます。
 食い違う点につきましてはオフィシャルのホームページの方を参考にしていただけますようお願いいたします。



Q:何らかの効果で、同一のキャラが複数のステップを持った場合、そのキャラはそのステップを持っている回数分移動できますか?
A:できます。



 いかがでしたか?
 カードゲームに詳しい方であれば、なかなかに淀みなく進められた質疑応答である、とご理解されることでしょう。かなり“カードゲーム”を理解しているスタッフではないか、と見受けました。
「発売までに、言えない事も多いが、ご質問はホームページで受け付けて、可能な限りお答えしたい」 ともおっしゃっていました。
 結果として、商品にさわれなかったのは非常に残念ですが、“Lycee(リセ)”という商品に対しての信頼度が増した、意義のあるイベントであったと思います。発売がますます楽しみになりました。


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