TOPディメンションゼロ研究所第12回(2006.10.09)

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□“選手権予選優勝デッキ”デッキ採用率ランキング


 ディメンションゼロ初の日本選手権にむけて、予選も全日程を終了。
 あとは前日予選を残すのみ、となりました。

 日本選手権本戦では、2デッキ制という過去例を見ないフォーマットで戦われるため、めでたく権利を獲得された方も、苦心されているのではないでしょうか?
 また、前日予選に最後の望みをかけている方もいらっしゃるでしょう。

 そこで今回は、そういった方々の参考となるデータをご紹介したいと思います。




■予選優勝デッキ デッキ採用率ランキング

 今回は、DPAオフィシャルページで公開されている予選優勝デッキより、デッキ採用されているカードの集計を行い、ランキングを作成してみました。
 その中から上位のカードをご紹介していきましょう。
(※こちらで紹介している数値は、10日02日更新、81デッキを対象とした集計データです。
 デッキ採用率(%)とは、全81デッキ中に、1枚以上そのカードが採用されていたデッキの割合を指しています)


・1位 使用デッキ53個(デッキ採用率65.4%)

 157枚 【バードマン・ソウル(I-2)】 

 当然のようにデッキ採用率1位はこのカード。
 ちょうど3人に2人が採用していることになります。
 2デッキ制では、あわせて3枚までしかカードを投入できないため、「このカードを使わないデッキ」が必須になります。デッキ構築能力を試されるところですね。


・2位 使用デッキ36個(デッキ採用率44.4%)

 106枚 【センチネル・センチピード(I-4)】

  【バードマン・ソウル】を例外とするならば、事実上のデッキ採用率ナンバー1はこのカードと言えるでしょう。
 このカードは【バードマン・ソウル】と【欲望の連鎖】との3点セットにより、タッチ青デッキとして手軽に組み合わせやすいことから、採用率が大幅にUPしたと考えられます。
 とはいえ、やはりプランゾーン効果、墓地効果ともに強力で、無理やりにでもデッキに搭載する価値のあるカードと言えますね。


・3位 使用デッキ34個(デッキ採用率42.0%)

 98枚 【失恋の痛み(I-1)】

 黒と言えば手札破壊。
 中でももっとも軽く、しかも相手の手札も見れてしまう強力ストラテジー【失恋の痛み】が第3位です。
 黒いデッキでこのカードを採用しない理由は薄いので、言い換えると、42%のデッキには黒いカードが採用されている、という見方もできますね。


・4位 使用デッキ33個(デッキ採用率40.7%)

 94枚 【欲望の連鎖(I-4)】

 プランからなら2コストで2枚手札を増やし、しかも墓地効果ユニットを安易に捨てることができる便利カード【欲望の連鎖】が第4位です。
 プランゾーン効果のあるカードを多くデッキに投入するプランコントロールデッキでは、手札の質を確保するためにも、重要な役割を果たします。また青の3点セットとして、各種デッキにも投入されています。


・5位 使用デッキ32個(デッキ採用率39.5%)

 94枚 【小さくて大きな力(I-3)】
(※イラスト違いカードも同カードとして集計しています)
 92枚 【ステルス・スナイパー(I-4)】
 同率5位のこの2枚も納得のカード。
 緑の最大の弱点である奇襲性の薄さを補いつつ、手札でもプランでもいつでも無駄にならないユーティリティカード。
 緑主体デッキではもちろん、【ロスト・ワールド】【バーサーカー・ドラッグ】と組んで、赤単速攻をエネルギー面からサポートする「ロストウィニー」という新しいデッキタイプも誕生し、複数の予選突破者を出しています。
 このカードも緑を扱うデッキでは必須カードと呼べるため、本戦ではデッキ構築に頭を悩ますことになるでしょう。
 そして「激戦をもたらす者」の代名詞とも言える強力カード【ステルス・スナイパー】は、当然その容赦ない6000火力の威力がデッキ採用率に現れていると言えるでしょう。

 このあたりまでのカードは、各色のデッキを作成する際には、まず最初にデッキへの投入を検討する基幹カードであり、3色、4色のプランデッキでもよく採用されています。デッキを選ばずに投入できるカードであることが、このデッキ採用率の高さにつながっているのでしょう。


・7位 使用デッキ29個(デッキ採用率35.8%)

 85枚 【象砲手バルカン(I-1)】
 83枚 【イビルアイ・ドライバー(I-4)】
 69枚 【生命の門(I-1)】

 ベーシック環境から緑を支えてきた強力カードが仲良くランクイン。この2枚の強さは言うまでもないですね。
 墓地効果ユニットの3枚目もベスト10入りです。
 4コスト以下という制限があるものの、問答無用で破壊してしまうプラン効果が、弱いわけがありません。


・10位 使用デッキ27個(デッキ採用率33.3%)

 81枚 【蜘蛛の巣をまとうフェアリー(I-2)】
 76枚 【スパイク・ガールズ(I-1)】

 少々予想外かもしれませんが、緑のデッキには必ずと言っていいほど投入されている【蜘蛛の巣をまとうフェアリー】がランクイン。それだけ、エネルギー加速は重要だということでしょうか?
 また、このカードは数少ない、デッキ採用者全員が3枚投入しているカードです。

 もう1枚も、使われてみるとその強さを味わうことになる強力カード、【スパイク・ガールズ】。墓地回収や、パワー3000の価値が大幅に下がった現状であっても、ベスト10に名を連ねるほど強いカードと言えるでしょう。


・12位 使用デッキ26個(デッキ採用率32.1%)

 68枚 【濃霧の魔氷フォッグ(I-1)】

 青の低コストユニット迎撃カード。相手ユニットを破壊し、墓地に置くわけではないので、【スパイク・ガールズ】や【真夜中の狩人ミュラー(I-1)】の効果を発動させなかったり、各種墓地効果ユニットをドローさせたり、スマッシュに送り込んだりと、様々な場面で便利に活躍します。


・13位 使用デッキ24個(デッキ採用率29.6%)

 71枚 【兎娘キューティ・バニー(I-1)】
 24枚 【大巨人クレーター・メーカー(I-1)】

 緑主体デッキでは欠かせない、エネルギー先行戦術の要の2枚です。先攻2ターン目【バニー】からの【メーカー】というのは、エネルギーゾーン効果のカードがある現状でも、強力な勝ちパターンのひとつです。

 なお、2デッキ制の場合、1枚制限カード各種は「2つのデッキあわせて計1枚まで」しか入れられません。
 デッキ2つともに1枚ずつとはできませんので、緑のデッキを2つ組んで、【クレーター・メーカー】を使いたいという人は、「デッキAに【クレーター・メーカー】を1枚、もう一つのデッキにはあきらめる」で組んで下さい。
 「どちらのデッキにも【クレーター・メーカー】を1枚ずつ、計2枚投入」は駄目です。


・15位 使用デッキ23個(デッキ採用率28.4%)

 59枚 【シルバーワイズ・ドラゴン(I-4)】

 現在大暴れしている墓地効果ユニットの再利用を防ぐ、墓地除外効果を持つドラゴンがランクイン。色拘束が薄いため、赤が混ざるデッキに幅広く採用されています。


・16位 使用デッキ21個(デッキ採用率25.9%)

 48枚 【戦虎タイガーアイ(I-2)】
 38枚 【真夜中のダンスパーティ(I-3)】
 21枚 【シャドー・ソウル(I-2)】

 最強のファッティ【タイガー・アイ】とその天敵除去カード2枚がランクイン。
 【シャドー・ソウル】の制限と、各種墓地効果ユニットのプランゾーン効果でも倒せないパラメータということで、再びデッキ採用率が上昇中の【タイガーアイ】。
 それに対し、エネルギー破壊への耐性をつけつつ【タイガーアイ】をも対策してしまう【ダンスパーティ】は、一部の黒単色デッキや、黒中心3〜4色のプランデッキで採用されていますね。


・19位 使用デッキ20個(デッキ採用率24.7%)

 55枚 【ノヴァ・コマンド(I-2)】
 54枚 【殺意の魔煙キラー(I-1)】

 1コストの優秀な対ユニット対策カード。どちらも1コストで4000ダメージを叩き出すコストパフォーマンスのよさがウリですが、パワー4500のユニットが多くなり、少々使いづらくなったため、順位を下げているようです。
 とはいえ、1コストで8000、12000ものダメージを叩き出すことが可能な高火力、移動1コストを生かしてスクエア上を走り回れる便利さなど、まだまだ健在な強力カードと言えるでしょう。



 以上、20位まで簡単なコメントつきでご紹介しました。

 ちなみにこれ以下は、【冥界の門(I-1)】【金砂の魔女(I-4)】【爆砕の魔炎バーン(I-2)】【花束を捧げる乙女(I-4)】【水底の歌劇場(I-1)】【ライトニング・スナイパー(I-1)】【全軍突撃(I-2)】・・・とランキングは続きます。


■青勢力の拡大
 上位ランキングのカードをご紹介いたしましたが、GPX2、GPX3の環境から大きく変わったのが、青の躍進です。「激戦」で【センチネル・センチピード】と【欲望の連鎖】を手に入れた青は、今まで同様2色目としてはもちろん、オープングランプリ札幌での優勝デッキを皮切りにメインカラーとしても活躍するようになりました。
 また、流行の3〜4色プランデッキに対して有効なメタカードとして【水底の歌劇場】を中心に据えたデッキも、ふたたび注目を浴びているようです。



■墓地効果ユニット
 さて、このランキングを見るまでもなく、3種の墓地効果ユニット【ステルス・スナイパー】【イビルアイ・ドライバー】【センチネル・センチピード】を中心に、現在の環境が成り立っているのは間違いありません。
 つまり、この環境で強力なデッキを構築するためには、これら3枚のカードが使われていることを前提とする必要があるということでしょう。

 では、どういったポイントに注目してユニットを選べばいいのか?
 ここでは、ランキング上位のカードから考えられる、スマッシュをもぎ取るための主力ユニットの選択の指針をご紹介していきます。


■生き残ってスマッシュをもぎ取れ!

・現在の主流は4コスト4500!
・パワー5000ユニットで攻めろ!
 20位までにランクインしているユニットは11枚。このうち、墓地効果ユニット3種を含む実に5枚のユニットが、この4コスト4500というサイズのユニットなのです。
 これは、単純に各ユニットの能力が強力なことに加え、これら4コスト域のユニットが、【キラー】【グレン・リベット(I-1)】【ノヴァ・コマンド】(※コストとして1体だけフリーズした場合)という1コスト域のカードで倒されないということが大きいのでしょう。
 さらにこれらのユニットは、青、赤、黒、緑、そして【花束を捧げる乙女】を加えるなら、白と、全色にまたがっているため、対戦相手のデッキには、ほぼ例外なく4500ユニットが投入されていることになります。もちろん、3〜4色のデッキでは、その採用率は跳ね上がります。

 ということは、これらをほんの少し上回るパワー5000のユニットは、スクエア上での戦闘を優位に行うことができるといえます。

 特に、墓地効果持ちユニット3種は、終盤のことを考えるとエネルギーには置かず、ユニットの迎撃にデッキ投入したいところですが、パワー5000のユニットに攻め込まれると、1枚では倒せませんからやり場に困ることになります。

 単体では、3コスト5000の【カオスビースト・スキュラ(I-1)】や【スクリュー・ドライバー(I−1)】などがオススメです。
 同じ3コストのノーマルユニット【見つめる人形アリッサ(I-4)】なども悪くはないのですが、【センチネル・センチピード】でバウンス(手札に戻すこと)されたとき、役に立たないカードになってしまうため、あまりオススメはできません。
 


・パワー6500ユニット
 次は【ステルス・スナイパー】の射程圏外であるパワー6500が注目のライン。
 もちろん【象砲手バルカン】のパワーを500上回るサイズであることも見逃せません。
 他にも、【トロール流砲撃術(I-1)】や【ドラゴンの洞窟(I-3)】2発分など、よく用いられている火力ダメージの一発では倒されないサイズです。
 また、【密林の孤城(I-1)】や【バーサーカー・ドラッグ(I-4)】などのパワーを増強するカードをデッキに投入する際は、その組み合わせでうまくパワー5000や、6500を越えるようなサイズのユニットがオススメです。
 

 さて、ユニット除去カードは、パワーだけでなく、プレイコストにも影響を受けます。次は、その観点から考察してみましょう。

・4コスト以下ユニット
 4コスト以下のユニットは基本的にパワー6000以下ですので、3種の墓地効果ユニットのどれでも除去されてしまうことでしょう。ですので、除去されても問題ない低コストユニットであるか、そのほかに有効な能力を持っているユニットである必要があります。

・5コストユニット
 5コストユニットの中には、パワー6500を越えるユニットも存在します。そういったユニットは、【センチネル・センチピード】でバウンスされてしまうものの、一撃で破壊されることはまずありません。
 つまり、手札に戻ると不安な【カオスビースト・ブレーメン(I-3)】や【苦悩の魔煙アゴニー(I-3)】、ノーマルタイミングの【ドライ・マティーニ(I-2)】などを除いた5コスト6500〜7500ユニットは、合格ラインのユニットと言えるでしょう。

・6コスト以上ユニット
 6コストユニットは、【センチネル・センチピード】【イビルアイ・ドライバー】の対象にならず、パワーも6500を越えることが多いため、墓地効果ユニットに対しては非常に安全です。
 反面、そもそもプレイコストが重く、破壊された際のデメリットが大きい上、【真夜中のダンス・パーティ】と【絨毯爆撃(I-3)】の対象になってしまいます。この2枚は、プレイされるとエネルギーゾーンに置かれるため、重ユニットの破壊+エネルギー加速をカード1枚4コストで行われてしまい、その損失はゲームの勝敗に影響するほどです。
 それは、最強ユニット【タイガー・アイ】ですら例外ではありませんので、黒や赤デッキ相手のプレイ時には十分に気をつける必要があります。
 
・加速・対象にならない
 このほか、除去に耐性のあるユニットの能力といえば、「加速」「対象にならない」です。
 どちらの能力を持つユニットも、同コストのユニットと比べるとサイズが小さいというデメリットがありますが、「加速」には除去デッキが使っている【キラー】などには、何枚使われても倒されないメリットがあります。
 「対象にならない」効果は文字通り、特殊能力の対象にならなくなります。
 あとは、ユニット同士のバトルで生き残ることが必要になりますので、パワーを上げるなりすることで、簡単には倒されないユニットになることでしょう。

・以上をまとめると…
 現状オススメの主力ユニットは、なんと言っても5コスト6500以上のユニット。そしてバウンスされても比較的困らない、【ヤマブシ・ドリアード】や【カオスビースト・ゲンブ】、【ジャグリング・パペット】などを思いつきます。
 これら以外にも、ベースと組み合わせることで有効に働いてくれるユニットは様々にあると思いますので、デッキ構築の際には、上記ポイントを踏まえてカードを選んでみると良いのではないでしょうか?

 それでは、日本選手権本戦にむけて皆さん頑張ってください!



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