TOPディメンションゼロ研究所第26回(2007.08.21.)

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□超高機動! 華麗なる鳥乙女達の狩の宴“クール・ハンティング”
 
 “新世界の呼声”を使った種族テーマデッキ。今回はハーピー。
 実際に使ってみるとイメージがかなり違う、まるで“除去コントロール”のようなこのデッキ。
「相手の出したクリーチャー全てに飛び掛って破壊」
「相手を『ついばんだ』ハーピーは安全に離脱。次の獲物へ」
という、まるで猛禽類の狩りのような、一方的な加虐者の喜びに酔いしれることが出来ます。
 
 
■“クール・ハンティング”
ユニット
24枚
 3x 濃霧の魔氷フォッグ I-1
 3x ライトニング・スナイパー I-1
 3x コールド・スナイパー II-4
 3x ライトニング・スカウト I-2
 3x ステルス・スナイパー I-4
 2x センチネル・センチピード I-4
 3x ブリザード・ダンサー II-4
 2x 乱舞のアウリガ II-4
 2x 破壊竜ジーガンパオ II-3
ストラテジー
16枚
 3x バードマン・ソウル I-2
 3x ノヴァ・コマンド I-2
 3x サイバー・チェイス II-1
 3x シュレジンガーの猫 II-3
 1x リセット・コマンド I-2
 3x 全軍突撃 I-2



○一撃必殺! 天より舞い降り、敵を狩れ! これがハーピーに与えられた機動戦術!
 
 さて、まず主人公、【ブリザード・ダンサー】の能力を再確認。
 
 
ブリザード・ダンサー
 ユニット(ハーピー) タイミング:クイック
 コスト:青1無4 移動:青1無1 パワー5500 スマッシュ:1

バトルスペースのスクエアにあるこのカード以外の種族「ハーピー」のあなたのユニットのパワーを+1000し以下の能力を与える。
『[青1無1] 《ノーマル》 あなたはこのカードを、相手のユニットのある自分のユニットのないバトルスペースの対象のスクエアに、リリース状態で置く。』
 
 
 5コストであること、パワーが4500を越えている事で、【ステルススナイパー】【イビルアイ・ドライバー】で2対1交換はされない、最低限の頑丈さは保っています。
 
 そして特殊能力。
 ご存知、「ハーピーが相手に向かって飛びかかる」というものですが、どこにも「同じラインの」等は書かれていません。ようするに、どこにでも飛びかかれるのです!!
 しかも、対象を取っているのは“スクエア”なので、対象にならないユニットにもようしゃなく攻撃可能!!
 
 僕の知る限り、今まででどこにでも飛びかかれる能力を持っていたのは、【ギガント・ポセイドン(I-2)】とかいう8コストの化け物だけ。
 実戦では2回だけ使われた事がありますが、ユニットを出すたび【ポセイドン】が「ずしーん!」と飛んでくるので、【ポセイドン】を破壊するまで本当に何も出せませんでした。
 そのとんでもない制圧能力が、全てのハーピーに!!
 
 例えば、たった2コストの【ライトニング・スナイパー】でさえ、パワー5000で飛び掛ってくるのです!
 【全軍突撃】と併用すれば(飛び掛れば『攻撃した』事になるので)、倒せないユニットはほぼいないといって良いでしょう。
 
 移動の面から言ってもすごいアドバンテージです。
 対角線上のスクエアに走っていくには、移動1コストのユニットでも4コストかかり、よくある移動2コストのユニットなら8コストかかります。
 それがたったの青1無1で到達。しかも途中で邪魔されず、直接相手ユニットにバトルを仕掛けることができるのです。
 
 同じ種族デッキに対しても圧倒的な有利さ。
 相手の対抗色5コストユニットに直接飛び掛って、能力を無くしてしまえばあとは烏合の衆です!
 


○【ブリザードダンサー】を守れ! 実は中盤までは除去コントロールのようにゆっくり
 
 実はこのデッキ、序盤から中盤は、相手に対応したゆっくりとした動きをとります。
 
 相手が速攻なら、呼声ユニットや【ライトニング・スナイパー】【フォッグ】などを展開し、【全軍突撃】や【ノヴァコマンド】で破壊していきます。
 【サイバー・チェイス】で積み込んだ【ステルス・スナイパー】や【センチネル・センチピード】が出せるようになれば、もう速攻は処理できたと考えて良いでしょう。



 相手がゆっくり動くデッキであれば、ドローサポートをプレイしつつ、パーツを集めていきます。

 ここで気をつけたいのが、できれば【ブリザード・ダンサー】を出す前に【シュレジンガーの猫】を手札に握りこむ事。
 闘気システムの無いこのデッキですが、一部のシステムユニットを守るための【シュレジンガー】が、大活躍します。
 これで一旦、相手の除去をかわした後は、ハーピーを一気に敵軍エリアにねじ込み、隊列召喚・【アウリガ】!!を決め、そのまま次のターンにプレイしたハーピーをリリースインで送り込み、ゲームを終わらせます。
 
 相手は【アウリガ】や自軍エリアのハーピーを処理するので手一杯。次のターンにプレイされて、いきなりリリースインで飛び込んでくるハーピーのスマッシュはほぼ避けられません。


 鳥乙女達の舞う“狩場”を完成させたならば、終わらせるのは、一瞬!!
 


○【スケイル・シューター】も良いが・・・【ジーガンパオ】が強い!!
 
 破壊竜ジーガンパオ!
 
 「なんで入ってるの?」と思われるかも知れませんが、ぜひテキストをご覧下さい。
 
破壊竜ジーガンパオ
 ユニット(ドラゴン) タイミング:クイック
 コスト:赤3無5 移動:赤1無2 パワー:8000 スマッシュ:2

バトルスペースのスクエアにあるこのカード以外のあなたのユニットに以下の2つの能力を与える。
『相手はこのカードがあるスクエアにユニットをプレイできない。』
『このカードが攻撃した時、ターン終了時まで、このカードのパワーを+3000する。』

 【ジーガンパオ】によって与えられる2つの能力、ハーピーにピッタリ過ぎると思いませんか?!
 
 自動全軍突撃とも言える「攻撃時パワー+3000」が役立つのはもとより、『相手はこのカードがあるスクエアにユニットをプレイできない。』という能力が、「飛び掛る」→「上から踏み潰される」というハーピーデッキ最大の弱点を、完璧にカバーしてくれます!
 
 確かに重いユニットですが、実はコントロール・デッキである“クール・ハンティング”にとって、出せないユニットではありません。ぜひ大暴れさせてやって下さい。
 
 相手が何とか確定除去を引いて、【ジーガンパオ】を破壊しようとしたところに【シュレジンガー】。
 次のターンの一斉攻撃で、ほぼ決着が付く事でしょう。
 


○各カード解説
 
【濃霧の魔雹フォッグ】
 【ハウス・オブ・ヘル(II-2)】対策。速攻系デッキに対する中央投下要員。
 プランからとりあえず出しておいても、【全軍突撃】時に役立ちます。
 


【センチネルセンチピード】
 本来、このデッキとは特にシナジーがかんでいないのですが、何しろ強力なので2枚は入ってしまいます。
 【サイバー・チェイス】3枚積みなので積み込みも出来るのですが。
 
 より前向きに、【バーニング・バタフライ(II-4)】も入れて3枚積みにするタイプのデッキも美しい構成です。
 なんと言っても【センチネル・センチピード】は“シルフ”なのですから。
 


【ブリザード・ダンサー】
 主役。他の種族デッキでは、「パワー+いくら」という物が多く、累積するほどに強くなるのですが、盤面に置く場所が無くなってくるのがネック。
 【ブリザード・ダンサー】もパワーを+1000してくれますが、大切なのは飛び掛る能力なので、1体出すだけで充分。そこもハーピーデッキの使いやすさの一環となっています。
 

 
【サイバー・チェイス】
 【バードマン・ソウル】&【サイバー・チェイス】が3枚積みのため、大体は手札を握りながら闘えます。
 【シュレジンガー】【ノヴァ・コマンド】【全軍突撃】【リセット・コマンド】等、カウンター的に使いやすいカードを握りこみましょう。
 

 
【シュレジンガーの猫】
 システムユニットを守るカウンター・カード。
 攻撃要員には代わりがいますので、無駄なところで使わずに。
 できるだけ【ブリザード・ダンサー】や【ジーガンパオ】を守るために使いましょう。
 


【乱舞のアウリガ】
 はっきり言ってフィニッシャー。
 先ほども書きましたがこのデッキ、ハーピーによる制圧が可能になると、ネチネチと相手をいたぶったりせず、いきなり終わらせるのが正解です。
 そんな時に、あっという間にゲームを終わらせるのがこれ。
 ハーピーが飛んでいく。後ろにシステムユニット(【コールド・スナイパー】とか)がいる・・・そして隊列召喚ビッグアイ。
 次のターンに破壊されても良いんです。これを破壊するのに手間取った隙に、こちらは連続攻撃。そのまま相手が対応しきれないように追い込めば良いわけですから。
 
 一気に攻め込み、相手を「溺れさせる」のがD0の攻め方です。
 「思い切って」ではなく、相手がどこまで対応出来るか、冷静に計算して攻め込みましょう。
 


【全軍突撃】
 【策士達の競演】も面白いのですが、パワー+3000と+5000の違いは絶大です。
 なにしろ飛び掛るのはだいたいが【ステルス・スナイパー】か【ライトニング・スナイパー】。
 【策士】ならパワー8000程度。【全軍突撃】ならパワー10000以上。
 この差は、“グラシアデッキ”などと闘った時に歴然とします。
 


○最後に
 
 さて、いかがでしたか?
 「種族デッキ、最強の一角」とも言われるハーピーデッキですが、その強さは「対・ユニットデッキ」に特化したところにあります。
 特に種族デッキやユニットコンボ系のデッキに圧倒的。
 対象にならないユニットにも容赦なく、一方的な「狩り」を仕掛けることのできるこのデッキでなら、トーナメントで中速度のビートダウンや、種族デッキが勝ちあがって来たところを、美味しく刈り取ることが出来るでしょう。
 つまり、メタゲーム次第では「刈り取る者」として君臨するスペックを持っています。
 
 もちろん、今回ご紹介したものが完成形ではありません。
 【ジーガンパオ】を抜き、【スケイル・シューター(II-3)】を使ってスマッシュの爆発力を高めるのもありです。
 
 また、前述した通り、“シルフ”を増量して2種族デッキに改造するのも面白いかも知れません。

 

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