Future Bee 徳島いけっち店長のひとりごと。2004年6月

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いけっち店長のひとりごと。

■04/06/30 読者募集

 読者投稿ページ「カードの穴」第3回の投稿を募集いたします。
 前回が硬いものだったので、今回は柔らかいテーマ。

 手前味噌ですいませんが、今回のテーマは、
「当ホームページの記事で面白かったものは何? その理由は?」
です。

 どの記事がご好評頂けたのかを知る事で、今後の記事に生かしていきたいと思ってますんで。
 これを機に、もう一回当店の記事を読み返してもらったりすると幸い(ホントか)です。よろしくお願いいたします。
(裏日記を読む場合、お子様はご両親の許可を取ってね。下品だから。あと、わからない単語をご両親に質問しないでね。困るから)


「裏日記『店であったアホ話』の『2001年10月26日(金)』分が好き。店長がアホ過ぎます」
「裏日記、2003年の『シスタープリンセスTCG』が好き。店長がアホ過ぎます」
「カードゲーム戦記最新号。続きが気になるから」

 募集締め切りは7月18日(日)まで。
 みんな気軽にメールで送ってきてね。


 話題転換。

 デュエルマスターズの第10弾が発売され、当店では『月間チャンピオンレース』が大盛り上がり!
 さてここで、当店の名物イベント『月刊チャンピオンレース』についてお話しよう。
 何かのゲームの新作エキスパンションが出ると開始される。例えばデュエルマスターズなら8パック+カードボックスが付いたセットを『月間チャンピオンレースセット』として発売。コレを買ってチャンピオンレースに参加した人は、このセットのみでデッキを作る(ちょうど40枚だね)。

 同じくチャンピオンレースに参加している人と、期日内で、好きなときに、好きな回数勝負すして、勝敗を記録する。
 で、負けたときには好きなパックを1パック買ってデッキを強化しても良い。この強化が楽しい。

 普通、『店に来たら別に狙っているカードがあるわけでもないのに、何となくパックを買ってしまう』という人もいると思うが、チャンピオンレースに参加していると、それがすぐ戦力に直結する。
 もう充分持ってるはずの【ストームジャベリン・ワイバーン】が、チャンピオンレースのパックで当たればスーパーエースだ。飛び上がって喜ぶ。

 期日がきたら、その時点で勝率の高い人がチャンピオン。2位3位などを決定して、賞品のスーパーレアをゲットしてイベント終了。

 多分、カードゲームで一番面白い遊び方だ。ガンダムウォーや遊戯王などなど、どんなゲームでも盛り上がる。
(つまり、マジックのアリーナリーグのリミテッド版だ)


 さて、当店ではこの月間チャンピオンレースに参加すると、新人さんの場合、店長にアダ名を付けられる。
 壁に張り出す成績表に、インパクトのある名前で表記するためだ。
 そのままそれが定着してしまうため、当店の子供たちは、アダ名で呼ばれる子が多い。

店長 「おーい、うんこ食い太郎、デッキケース忘れてるぞー」
うんこ食い太郎「あ、ほんとだ。ありがとう店長」

シマむー「う、うんこって・・店長! なんて名前を!」

店長 「い、いや、本人、喜んでるし」

うんこ食い太郎「うん、ぼく『うんこ食い太郎』」

マシュマロン「おーい、うんこ、チャンピオンレースやろーぜ!」

うんこ食い太郎「よーし、負けないぞ!」

店長 「ほら」

シマむー「・・・店長、この店の子供達、どんどん頭悪くなってませんか?」

店長 「うん」

 フューチャービーうんこ店。



■04/06/25 10弾発売どすえ。

 デュエルマスターズ第10弾・聖拳編発売!
 早速シングルカードの買取りを始め、販売価格を決めるのに大忙し。
 詳しい攻略記事は、いつも通りデュエマス研究所で発表しますが、とりあえずファーストインプレッションを書いておきましょう。

 さすがに大型エキスパンション(1弾や6弾と同じ)だけあって、ゲームのイメージを変える面白いカードや、全く新しいデッキタイプを作れそうなカードがいっぱい。6弾の時に“ヘルスラッシュデッキ”ができたように、今回もとんでもない物ができるかも。
 当店注目のカードは、まあ、大体シングルカード販売の価格を見ていただけばおわかりかと。
 全体的には「痛し痒し」といったカードが多いので、そこをどういう風にシナジーとコンボですり寄せてゆくかが頭の使いどころですね。

 しかし。
 それより何より、今回は絵とフレーバーテキストが面白すぎ!
 ぜひじっくり見て欲しいカードは、

【妖舞皇女ユリア】   ひでぇ(笑)
【爆神兵ザルメス】   ほんとにテキスト通り。
【ギガンデュラ】     全国のお父さん、“トラの穴”の彫像がカードに?!
【マッスル・ポテト】   テキストもヤバイです。風船君の描く絵みたい。
【デススモーク】     レイジアーム君がピーンチ!
【強制突撃】       この危機感が、もう。
【ハッスル・ベリー】   べりー。
【フェアリー・ライフ】   いかん、どんどん可愛くなってる。

 あいかわらず、絵もテキストも良いセンス。子供の頭に残る物ですから、大切な事だと思います。
 前も書きましたが、シャーマンキングカードゲームなんか、サルのカードに「ウキ、ウッキー」、タコのカードに「むおぉん、デビルフイッシュ!」ですからね。センスもインテリジェンスも感じない。デュエマスには、コロコロがタッチしているだけあって、子供に与えるよいモノを作る、という責任感を感じます。
 それでも、以前コロコロコミック編集長様から伺った話では『十分気を付けているつもりなんですが、それでも『残酷な絵や名前のカードを出さないで』という苦情が、ご父兄から出る事もあります』とのこと。
 “デビルマン”や“はだしのゲン”を見てショックを受けつつ育った自分としては、ある程度“心に刺さる”ものはむしろ必要と考えているのですが、ご父兄の方々の心配もわかります。
 でもそれで、使用禁止カードが出ちゃったりしたら、闇が大幅パワーダウンしたりして。やーん。



 全然関係ないけど、映画「キューティーハニー」、超おすすめ。絶賛。
 もともとファンでもなかったけど、暇つぶしに見たら、実に完成度の高いエンターティメントだった。演技もいい。平成ガメラシリーズが好きな人なら、センスも合致するでしょう。
 DVDの発売を待たず、ぜひ映画館で見て下さい。




■04/06/15 お客さまからのお便り。

 流通業界で近年、注目されているテーマに、“相互理解”があります。
 お客様が何を求めているか?を、正しく理解する事。
 それだけでなく、メーカー側が、「何を考えて商品を作ったか」を、お客様にお伝えする事が重要、という考えです。

 お客様に商品を選んで頂くため、送り手側の思想を伝え、より安心して購入していただく事が、流通の健全な成長を促すだろう、という事です。
 今までは大変難しいことでしたが、インターネットなど情報密度が高く、個人と企業がダイレクトにつながる通信方法の普及と共に、不可能ではなくなってきました。
 また、商業的にも、情報の氾濫する現在社会において、「うちはこういう事を考えて、こんな商品を扱っています」と消費者にアピールするのは、他社との差別化として有効でしょう。

「ただ、売れればいい」「ただ、安ければいい」という商品ばかりではなく、商品、メーカーの思想が見えて、お客様が選ぶ自由度が増えるのは、大変良いことだと思います。


 さて、ここからが本題。
 カードゲームにこの考えを照らし合わせてみますと・・・
 そう、皆さんお気づきでしょう。我々消費者側が、カードゲームに求めていることが、はたしてメーカーに伝わっているでしょうか?
 ご不満をお持ちの方が、多いのでは無いでしょうか。

 てゆうか、多いです。そう。当HP読者投稿コーナー“カードの穴”に、ご応募がどんどん届いていますので。
(現在募集中のテーマは、「カードゲーム業界に、何をもとめるか?」です)
 まだまだ若いホビーであるカードゲーム。メーカー側も、お客様の声をどうやって聞けばよいのか模索中です。
 そういった意味からも、、実は当ホームページ、業界の方々にも結構見て頂いているので、今回の企画は、何気に重要な事に、なってまいりました。
 お客様とメーカー側、どちらにとっても“相互理解”の手助けになるのではないでしょうか? 集まってきているお便りには、現役のカードゲームデザイナーさんからの投稿もあり、ゲーマー、コレクター、小売店、様々な視点からの意見が集まってきています。
 20日までの受付ですので、カードゲームを少しでも盛り上げようという意思のある方、ぜひともメールでご応募下さい。

 そして、カードゲームを愛する方々・・・
 皆さんの意見をまとめました6月下旬掲載予定、“カードの穴”第2回をぜひご覧下さい!!
(なにしろ自分が書いた物でなくて、人様に書いて頂いたものだから、より多くの人に読んで頂きたい! すべてのカードゲームプレイヤーにぜひ・・・!)



■04/06/12 お客さまからのお便り。


 どうも。この間ガンダムウォーの構築済みデッキ「黒ティターンズ・ザンスカールデッキ」を購入したSです。

 僕は、友達とのバトルでほとんど勝てませんでした。友達にも、「ヘボイなー」とか、「悔しかったらかかってこいやヘボ」といわれました。悔しかったです。

 そのとき僕はFB徳島の構築済みデッキを見て、買おうと思いました。最初見たとき に(5000円以下デッキシリーズ)が目に入りました。
 そしてこのデッキ(黒ティターンズ・ザンスカール」を買いました。家に届いたと きにさっそく中を見ました。
 正直すべてのカードを見たときに「このデッキ強いんか?」と思いました(すいません)。
 見てみただけでは分かりませんでした。

 そして2日後、ヘボいといわれた友達とバトルしました。「絶対勝ったる!」と思いました。
 見事に3連勝です。見返してやりました。めちゃ×2うれしかったです。このデッ キほんまに強いですね。「最高です^0^」
 それからもほとんどの強い友達にも勝ち続けました。今までとは立場が逆で「このデッキと戦うの嫌や」といわれました。

 この安さで強いという事はほかの6000以上のデッキはもっと強いんでしょうね。
 ほんとにありがとうございました。またデッキ買うかもしれません。よろしくお願いします。
 


「うひゃひゃひゃ」
「どうしたんですか店長。メールを見てウケてるとは。良い読者投稿でも?」
「よう、ハリー。良いというか嬉しいお便りなんだが、この、デッキ買ってくれた人の感想が、あまりにも通信販売のコマーシャルっぽくて、ものすごい完成度の定型文に見えて、つい笑ってしまったのだよ」
「・・・・笑うことじゃないでしょう」
「は?」
「お客さんが一生懸命書いてくれた文章を、僕は笑わない」
「・・・・」

 自分がとってもちっぽけに見えました(全くです)。


 以前も書きましたが、当店の構築済みデッキを使ってみて、何か疑問点がありましたらドシドシ、メールでご質問ください。
 ただ、その際は以下の形式に従ってください。

1・具体的に
 「〜〜なデッキと当たったときに、〜〜されてしまうので、うまく戦えない」といった具合に、困っているポイントを明確に。

2・自分の工夫も書いて
 「〜〜というカードを入れてみたが、もう少し何か欲しい」といった具合に、一応自分で試してから。

3・デッキレシピを添えて
 買ったときのレシピ(覚えていれば)と、自分で改造したレシピ(必ず)を書いてください。



■04/06/06 ゲーマーズ本店に行きました。

   何日か東京行ってました。ただいま。
 久しぶりの自分の店、超和みます。
(和んでいるとハリーが出現。いきなり緊張感あふれる場所に)

 今回の東京は、楽しい事やばい事、色々ありました。
 少しづつ色んな記事に反映していこうと思います。

 で、まず最初に謝らなければならない事っっ!!
 5日のゲーマーズ本店のデュエルマスターズ大会に来てくれた人っ!
 その中で、もし、もしですよ、「池っち店長を大会で倒すぜー!!」と殺る気で来てくれた人には・・・
 本当にすいませんでした!!

 まさか、『殿堂ルールなし』とは夢にも思っていませんでして、対応デッキを組んでいってなく、1回戦で棄権してしまいました。
 間違いないように明記しておきますが、悪いのは200%オレです。ちゃんとお店の人はルールを告知していたのですが、ちゃんと見ていませんでした。

 なお、その1回戦の相手は偶然にも知り合いの人で、オレとの戦いを楽しみに来てくれたとの事。このまま棄権するのも悪いと思い、
「よし、君との勝負が終わったら勝っても負けても棄権しよう。
 というわけで、君がオレのデッキを選んでくれ。どれと戦いたい?」
「やった! それならサルデターと勝負したい!」
「・・・サルは強いときと弱いときの差が激しいんで大会向きじゃないんだが」
「すでに大会じゃないでしょ」
「まぁ、そうだな」
 惨敗。



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