Future Bee 徳島いけっち店長のひとりごと。2004年7月

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いけっち店長のひとりごと。

■04/07/24 使われていなかった【ガトリングワイバーン】が突如使えるカードになる意味

 突然ですが、我々が“構築済みデッキ”を作って売ることができるのは、そのゲームの完成度の高さに依存しています。
 一部の極端に強いカードが無ければ絶対にデッキが組めなかったり、すぐに今までのカードを使い物にならなくするアッパーバージョンが出てしまったりするカードゲームでは、構築済みデッキを作り続けることはできません。

 具体例を挙げてみると、例えば遊戯王。
 もし【強欲な壷】や【バーサークゴリラ】が物凄いレアで、なかなか手に入らなかったりすると、【強欲な壷】が確実にデッキに入るカードである以上、店内の【強欲な壷】の数だけしか構築デッキを組めなくなります。
 通販コーナーに出してもすぐ売り切れとなってしまいますね。
 その間、他のデッキパーツはどんどん余っていきます。ただ【強欲な壷】一枚が無いばかりに、まとめて売れるはずのカードが売れない。非常に効率の悪いことになります。
 実際には、遊戯王では絶対的に必要なカードが比較的手に入りやすいため、そういったことはありません。
 販売する予算の範囲内で、ベストを尽くした強力な構築済みデッキを作って販売することができています。

 さて、デュエルマスターズ。
 殿堂ルール前は、ほとんで全てのデッキに【サイバーブレイン】が4枚必要でした。
 つまり、【サイバーブレイン】の数しか構築済みデッキを作ることができなかったのです。おかげで作っては売り切れ、作っては売り切れの繰り返しでした。
 これはつまり、【サイバーブレイン】の強さに依存したデッキがあまりにも多すぎ、ゲームとしてバランスを欠いた状況だったと言えるでしょう。
 構築済みデッキのラインナップを維持するため、できる限り【サイバーブレイン】を使わないで勝てるデッキを開発しようとしましたが、何とか【ミストリエス】などで対抗しつつも、圧倒的な【サイバーブレイン】の汎用性の前に、いまひとつの効果しか得られませんでした。

 これが一挙に、殿堂ルールの導入により、大きく改善されました。

 この時の私の開放感ときたら、長いトンネルを抜けた時のようでした。
 あまりにもガチガチに、強力デッキの種類が固定されていたデュエルマスターズで、最強ドローカードが制限になっただけで、今まで見向きもされていなかったカードが、いきなり実戦レベルに躍り出たのです。
 簡単に言うと、今まで強かった全てのデッキが、いきなり弱くなったので、二線、三線級のデッキがトーナメントを争えるようになったのですね。
 こうなると、販売用構築済みデッキの種類も、どんどん増やせます。

 現在でも数が足りずに困っているカードは、【アクアン】【ブラッディイヤリング】など、幾つかあります。
 これはつまり、デュエルマスターズのデッキの全体的な傾向が、これらのカードに依存していることを示しますが、昔ほどではありません。

 また「何々が無いなら、別の物で代用し、その代用したカードに対し相性の良いカードを加えて改造する」
 という自由度が、デュエルマスターズにはあるのです。
 つまり、無駄なカードが少ないのです。

 第一弾の水のカードに【アクアビークル】というカードがあります。2マナ1000。他の色なら同じ2マナで2000のところ、明らかに弱い。
 ですが【アクアビークル】は、水文明最軽量のアタッカーであり、リキッドピープルで速攻をかけるデッキになら、場合によっては【アクアハルカス】を押しのけてでも入るカードです。
 このように、一枚一枚の存在意義を考えて作られているカードゲームであれば、デッキはほぼ無限に作ることができます。
 我々がデュエルマスターズの研究を続け、デッキを作って商売できるのは、そういったデュエルマスターズの、「ゲームとしての完成度」を抜きにしては語れません。
 一枚一枚のカードに「このカードにしか無い!」というポジションがある。  そして、今まで使われなかったカードにも、隣に合うパズルのピースが出現すれば、突如として大活躍できるカードになる。

 実際、“マナソース”を子供達に貸してみると、

「すげー!ガトリング・ワイバーン激強いぜ!」

 とか言いはじめて、シングルで買っていったりします。
 そのカードを先日売ったのは、君ではなかったか、と内心突っ込みますが(笑)。




■04/07/17 突然ですが。

 突然だけど、明日広島へ行って、デュエルマスターズの大会「エターナルリーグ」を観戦しようと思う。
 トーナメントには参加できなかったので、フリーデュエルやガンスリンガーに出ようと思う。
 聖拳編の研究が一段落終わったとはいえ、世界にはまだまだ我々が考え付かなかったデッキを作っている人々がいるに違いない。今なら、個性的なデッキを沢山発見できるんじゃなかろうか。
 そんな期待を込めて遊びに行くので、広島エターナルリーグに出る方々、よろしく。
 外見の特徴は、アロハシャツにモヒカンヘッドです。・・・・・・ウソですけど。

 ついでに言うと、当店常連風船君も参加。こちらはトーナメント本戦に当選してるので、そちらで頑張るようです。
 外見の特徴は、例の似顔絵そのまんまです。激似。
 とても礼儀正しいシャイな子供なので、優しく挨拶してあげてね。
 どんなデッキが活躍してて、どんな新しいデッキがあったか、デュエマス研究所で紹介させて頂きますので、請うご期待という事で。

 それにしても、今月号のコロコロの“デュエルジャック”は実に解りやすく、かつ勉強になる内容だったと思う。
現在の代表的なデッキタイプを大きく分けて紹介し、相手のマナゾーンやプレイしたカードを見て、デッキタイプを洞察し、フレキシブルに戦う事を説明していた。
 前々から言ってるが、ストーリーで魅せて、キャラクターの「ごっこ遊び」としてカードゲームの魅力を盛り上げる“デュエルマスターズ”と、ゲームとしての面白さを伝える“デュエルジャック”の二本立てで、コロコロのデュエマスサポートは磐石のように思う。
 こりゃあ、我々の仕事がなくなってきたんじゃないかしら(笑)。
 さすがコロコロ編集部は、子供たちを楽しませる事にかけては日本一のプロフェッショナル集団なんだなと、素直に感心。



■04/07/12 つかれた〜!!

 やっとこさデュエルマスターズ第10弾“聖拳編”の研究がひと段落。
いやあ、今回のセットは、見た目より色々なギミック(仕掛け)があって実に楽しかった。
 とりあえず、各色に分けて少しずつ攻略記事を発表しておりますが、その過程で作られていった新型デッキは、その後でご紹介します。
 そのうち幾つかは販売用構築済みデッキとして既に販売中ですが、大人気でいきなり売り切れ。「売り切れとは何事だ」「もっと作れ」とメールを頂いておりますが、さすがに最新セットのカードはなかなか集まらず、いつ再販できるか見通しが付きません。購入をお考えのお客様には申し訳ございませんが、当店としても努力中なのでなにとぞお許しの程を。
 実際、アンコモンの【メルニア】を、150円で買い取ってる店なんて、日本中でここだけなんじゃないかしら。我ながら。(7月上旬現在)

 先日のデュエマス大会では、さっそく聖拳編デッキが大活躍。一位は【サンフィスト(10弾)】入りの新型アクアンホワイトデッキで、これは十分予測できた結果だったんですが、二位、三位が共に“風船君”の作った新型コンボデッキ。
 【ボルバルザーク】がほぼ確実に決着をつける速攻(構築済みデッキで通販中)と、何と【黒神龍ブライゼナーガ】が飛び出してくる一撃必殺の謎コンボデッキ、その名も“風船流・「カチュアで勝つわ!!」”・・・・・こんなデッキ名ばっかりか、風船。
 ともかく、予想もつかない動きをするこれらの新型デッキが、なみいる“ヘルスラッシュデッキ”や“ガチャックス”などなどを打ち倒して入賞したのだから、聖拳編恐るべし。ひと段落したとはいえ、これからも更なる研究が必要のようです・・・。

 話題変わって、読者投稿コーナー「カードの穴」第三回募集の件ですが、「当ホームページの記事で、一番面白かったのは?」という手前味噌なテーマであったにもかかわらず、けっこうな数の投稿を頂いております。
 しかしどーも“裏”関係が多く(笑)、「君ら、当店に何を求めとんねん」と微妙な感じであります。ははは。(乾いた笑い)
 しかし、古い記事にも(例えば“エイリアン鬼ごっこ”)結構反響があったりして、「皆さん、細かいところまで見て下さってるんだなあ」と、励みになります。カードの穴第三回発表の折には、記事にしていなかった追加エピソードなども書かせて頂くつもりですのでお楽しみに!

 あ、カードの穴第三回の読者投稿はまだ募集中ですよ!
 応募はメールで送ってね。



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