Future Bee 徳島いけっち店長のひとりごと。2005年1月

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いけっち店長のひとりごと。

■05/01/31 照れるし、もったいないやん。


 千葉ららぽーとのゲーマーズ船橋店にて、デュエルマスターズ、遊戯王のイベントを司会させて頂きました。
 デュエル・マスターズは募集人数の64人が予約でオーバー、遊戯王は非公認で告知が少なかったにも関わらず、24人の参加者が集まりました。大盛況です。参加してくださった皆様、ありがとうございました。


 僕に会いに来てくださった方も大勢いて、いやその、照れます。
 畏れながら何人かにサインなど書かせていただきましたが、実際には「ナンだろこの人? 全然知らないけど皆がサインもらってるから僕も書いてもらおう」という人が多かったんじゃないかしら(笑)

 サインを書く時に気をつけたのが、できるだけレアカードにはサインするべきでないという事。
 レアカードはそれだけで価値がある物なので、ある意味「落書き」になりかねない“加工”であるサインは、レアカードを貶める事になりかねません。
 大切なレアカードを、僕なんかのサインのために出してくれるのは嬉しいのですが、できるだけ「どーでもいいカード」を出してくれるよう頼んでいます。これはナックさんから教わった礼儀なんですけどね。
 今回も、【陰謀と策略の手】の上位入賞者プロモをサイン用に出してくれた人がいました。「べろろ〜ん」と舌を出してる絵柄が、かな〜りオレの好みに合ってますが、
「いやいや、こ〜んな凄いレアカードにサインはできんよ。もったいない」
と辞退すると、
「いけっち店長にサインしてもらった方が、僕にとっては価値が出ます!」
と、おっしゃいます。
 人間の価値観とは人それぞれですが、彼はどこかで道を間違えたに違いありません。
 しかたなく、「例えばだねぇ・・・オレが明日にでも、『エロ過ぎ犯罪法違反』とか『エロテロリスト』として捕まったら、どうよ。このカードは紙切れになるぞ?」
と説明すると、少し考えた後、【アクア・サーファー(5弾)】に交換されました。良かったけど、あの納得っぷりは何だったのでしょう?


 大会途中、皆さんに、
「2月発売のコロコロコミックで、新殿堂カードが発表されますが、【アクアン(4弾)】が殿堂入りした方がいいと思う人〜!!」
と聞いてみると、半数の方が手を挙げます。
「意外だなぁ。もっと手が上がると思ったけど? じゃあ、【スケルトンバイス(8弾)】は?」
 これは4分の3の人が挙手。しかも恨みがあるかのごとく熱心に。
 どうやら皆さん、「手札を引くのは大好きだし、相手が引くのは許せるが、手札を落とされるのは許せん」という事らしい。そりゃそうか。
「オレは【ロストチャージャー(9弾)】が大嫌いなんだが、皆はどう? あれが強すぎるとはそこまで思わないが、子供が大切にしている『僕の切り札!』が、3ターン目にデッキからなくなるのは、子供向きゲームとしてはマイナスだと思うんだけど?」
「うんうんその通り!」
「なるほどなぁ」
 等、意見交換。

 面白かったのが【無双竜機ボルバルザーク(10弾)】についてのみんなの意見。
 主人公も使っていて、映画のプロモ【ドルザーク】でさらに強化されるのが確定している、現在の主役カードとも言えるスターが、何と3分の2が、
「大嫌い!!」
とのご意見。
 これが3ヶ月前なら、こうはならなかったでしょう。「欲しい!」カードの筆頭だったはずです。
 それが今や、DMをダメにする鬼子カードの筆頭扱い。
 やっとこうなったか。良かった良かった。
 【ボルバルザーク】の殿堂入りを、心から祈りますよ。マジで。



■05/01/29 遊べるカードゲームが出ることが、カードゲーム屋の幸せ。

 明日は楽しい大会日。
 ららぽーと船橋店でデュエルマスターズと、遊戯王の大会運営でございます。
 自分自身でプレイ出来る時間があるかどうか微妙なところですが、1回ぐらいは「謎のデッキ“エックス”」を使って、皆さんをびっくりさせたい所ですな。何しろ相手にすれば、「なんか知らんが、突然死んだ?!」というびっくりコンボですからな。んふんふ。

 しかーし。
 実は私、ここ2日ほど、ずっとlycee(リセ)TCGをやっとるわけで、少し頭の切り替えが心配ですよ。「場に女の子が並ばないゲームなんて、やってられねぇ!」とか叫びそうです。

 知ってる店、あちこちに連絡して確かめてみたのですが、lycee(リセ)TCG。最近の新作カードゲームの中では珍しく、かなり良い勢いで売れているそうです。
 何よりも特徴的、かつ好ましい事実は、「買う人みんながみんな、ゲームとして遊ぶために、さっそくデッキを作っている」事。「とりあえず買う」ところから、いきなりデッキを組み始める人が多いという事。
 これは素晴らしいですよ。

 言うまでもなく、トレーディングカードとトレーディングカードゲームの最大の違いは、「ゲームである」事。
 そしてlycee(リセ)TCGは、多くの人が、「ゲームとして楽しもう」と期待してくれている。
 カードゲーム屋として、応援しがいがあるってもんです。

 今のところ、“宙単色デッキ”が鉄板で強いようです。(月雪パーミッションが、ぜんぜん追いつきません)
 とは言え研究は始まったばかり。
 新コーナー、リセTCG研究所にて、どんどん攻略していくつもりです。リセプレイヤーの皆さん、どうぞご利用下さい。

 今回アップさせて頂いた第1回記事は、ゲーム上、トラブルの要因となる良くある質問、疑問点を解決するもの。
 実はこの記事、夜中の4時半にオフィシャルホームページに送ってみたところ、何とその1時間半後の朝6時に返信されてきたという、シルバーブリッツ(リセカードゲームの開発会社“ユーモット”の開発チーム)の熱意と責任感を示す物。
 いや、久しぶりに感動しました。
 発売日に徹夜してますよ、この人達。
 少なくとも、販売しているブロッコリーさんと、作っているシルバーブリッツさんは、本気ですよ。
 それなら、と、当店も負けずに頑張って、徹夜でリセTCG研究所第1回を書き上げました。リセユーザーの皆様、どうぞご覧下さい。
(第2回は、現在の中心デッキであろう、“宙単色デッキ”をご紹介いたします)



 ■05/01/28 リセ、製品版ファーストインプレッション

 本日発売された、lycee(リセ)カードゲーム
 とりあえず、ビジュアルアーツ版、リーフ版、各ブースターを5BOXほど開けてみました。これくらいでほぼコンプリートできるようです。

 で、研究開始!!
 細かいところまでは、実際にデッキを組んで試さなければならないでしょうが、とりあえずは今までの知識と経験を自分たちなりに総動員して、1枚1枚のカードに値段を付けていきます。

「だいたいの、よく使いそうなカードはコモンとアンコモンにあるな。始めやすそう」
「とは言え、どんなゲームでも、よく使うコモンはうっかりしてると売り切れますからね。油断はできませんよ」

「除去カード【逮捕】がアンコモン? これが4枚必須カードだとしたら在庫をキープするのは大変そうだなぁ」
「確実に4枚、となったらですね。ちょっと試してみないと」

「【霊魂放逐】である【毒電波】(キャラクターをカウンター)がレア! これはヤバくない?!」
「他のレアは必須カードが少なくて、わりと“レアゲー要素”が少ないようなんですが・・・これがもし実戦レベルだと高くなりそうですね」

「このキャラは、能力的にあんまり使いそうにないけど?」
「いやいや、元キャラ人気補正がかかりますので、この値段じゃマッハで買い占められますよ! 僕に!」
「難しいなぁ」
とか色々。


 できるだけすぐに、
・全カードフルコンプリートのシングルカード通販コーナー
・ピックアップカード紹介
・デッキ構築理論
などの記事をアップしていくつもりですので、リセを始めてみようかな?という方、ぜひご利用下さい。


 とりあえずファーストインプレッションとしては、あくまでもゲームの中心はキャラクターカードである、という事。
 普通に組めば、アイテム、イベントカードは、デッキの4分の1以下にまとめるほうが、デッキが安定するでしょう。



リセ大会のお知らせ

・カードキングダム練馬春日店
1月29日(土) 19:00〜 【公認】構築戦
 以降、毎週金曜19時からは【公認】構築戦大会を開催します。

2月 7日(月) 19:00〜 初心者講習会
 実際に遊べるデッキをご用意し、一からルールをご説明します。
 ご質問にも(可能な範囲で)お答えします。


・フューチャービー徳島店
1月29日(土) 19:00〜 【公認】シールド戦

2月1日(火) 19:00〜 【公認】構築戦

2月11日(金・祝) 14:00〜 【公認】構築戦

2月13日(日) 19:00〜 【公認】構築戦

2月27日(日) 19:00〜 【公認】構築戦

 以降、毎週火曜19時からは【公認】構築戦大会を開催します。



 ■05/01/25

 全国のカードゲームショップに、lycee(リセ)カードゲームの、体験会用カード(コミケ先行販売版のカードの中からピックアップされた一部のカード)が届いていることでしょう。
 が。
 やってみた人はお分かりでしょうが、さすがにカードの種類が少なすぎて、どうあがいてもゲームになりません。
 ルールを覚えるには、「とりあえず」役に立ちますが、面白い、面白くない以前の問題。
 どちらかというと、偏見が入ってしまう分、やらんほうがマシなぐらい。


 が、しかーし!!
 だからと言って、lycee(リセ)が、面白くないわけではありまっせーん!!
 何で断言できるかと言うと、すでに我々は、はまり狂っているからであります。そう、lycee(リセ)に!

 コミケで発売された先行パックのカード全種類のカードプールを使って、属性を“花単色”“花・日2色”でデッキを組んで勝負すると、おもしろいのなんの!!

 陣形を組んで戦うゲームなので、どのキャラをどこにキャラを配置するのかからすでに駆け引きスタート。
 攻撃用に配置するのかするのか? 守備に回すのか?
 いざ配置したら配置したで「サポート」合戦がまたアツイ!
 右下のキャラを守れば真ん中の攻撃が防げないし、「サポート」しないとダウンするし、なんて「あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たず」のような状況がひっきりなしに起こります。

 “カードゲーム戦記”でお伝えした通り、始めるのは簡単。入り口のルールはすんなりとイケるでしょう。
 ですが、戦略、駆け引き、計算、そのすべてに真剣になれる、すごい奥深さ!
 また、人によって注目する要素が違う所も面白い。
 サポートに注目するのか? コストバランスに注目するのか? 攻撃を通す方法に注目するのか?
 戦術やプレイングのセオリーもなかなか決まらず、「これだ! 見切った!」と思っても、その上がある。
 今まで数々のカードゲームを研究してきた我々も、lycee(リセ)には振り回されっぱなしです(笑)


 いないとは思いますが・・・もし、体験会用に送られてきたカードだけでゲームしてみて、「なんだよ。つまんないじゃん」と評価を下してしまった人たち!
 いらっしゃいましたら、まだ評価を定めるのは置いといて、28日の発売を待ってみて下さい!
 我々も、そりゃすべてのカードは知らないので、「完璧だ!」とは言えませんが、少なくともゲームとしてのシステムは、すごく面白いと思いますよ。

 いやぁ、カードゲーム屋として、おすすめできる商品が出てくれる事は、最高に幸せなことですよ。本当に。
 ううう・・・本当に、良かった。最近、辛くなってるゲームが多いからなぁ・・・(一時的でしょうが)


 後は、発売されるlycee(リセ)に、狂った強さのカードが混ざっていない事を祈るばかりです。ドキドキハラハラ。


PS・当店通販にオマケでお付けする小冊子、“lycee(リセ)ジェネレーション”が、なんかすごいレアで、価値が上がってるそうな。しまった、売るべきだったか?



 ■05/01/15 今後の予定とか

 いやー、年末からず〜っとカードキングダム練馬春日店にいまして、色々と店作りを続けていたのですが、この度、何とか一段落付いたので、やっとこさ徳島に帰ることになりました。
 徳島店、ひさしぶりだなぁ・・・風船やアケノは、相変わらずアホだろうか。トクダさんは相変わらず「めっそり」してて、ハリーは相変わらず怖いのかしらん。

 カードキングダムも楽しいんですが、なんせオレは、関西弁丸出しなもんで、店の中でも浮くの何の。
 しかし、大人はともかく子供は対応力が高いため、オレといっしょに遊んでいる子供達に次々と関西弁がうつっていくという、大気汚染が。危険。

 そんなところで、今日は、今後の僕の行動予定をご報告させて頂きます。


1月16日
 ゲーマーズ三宮店のカードキングダムを見に行きます。出来てからまだ一ヶ月経っていない売り場なので、まだまだ改造するかもしれません。遊戯王にも力を入れた売り場にしたいですね。


1月17日以降
 フューチャービー徳島に帰還。
 デュエルマスターズ(以下DM)の構築について風船君やおざワ、ハリーらと相談。新デッキを開発する。
 忘れ去られた“カードの穴第三回”の後半をアップする。すっかり忘れてた。マジごめん。


1月27日
 再びカードキングダム練馬春日に移動。


1月29日
 DMの公認大会を開催。公認大会は3時から。
 他に、サイドイベントでDM大会が、12時からと、4時半から2回開催。

 なんと!! 2月から当店(カードキングダム練馬春日)でDM商品を2000円以上お買い上げの方に先着で、春公開のDM映画のチケット(小中学生用)を差し上げます!! 

 期待のカードゲーム、“lycee(リセ)”を研究し倒す。個人的には、超やる気。


1月30日
 ららぽーと船橋におでかけ。
 ゲーマーズ船橋店で、DM公認大会と、遊戯王大会を開催。
 個人財産のカードをいっぱい賞品に持って行くので、みんな遊びに来てくださいね。


 と、まあ、こんな感じ。
 また、2月からは、“カードキングダム”がまたまた増える予定なので、さらに忙しくなりそう。日本中、飛び回る事になるね。仲間達と離れ離れは辛いけど、行く先々でいろんな人と対戦出来るのは楽しみですな。みなさん、よろしくです。



■05/01/12 新年のご挨拶

 大変、遅くなりましたが、新年のご挨拶をさせて頂きます。

 あけまして、おめでとうございます。
 今年も、有限会社 遊縁 一同を、よろしくお導きのほど、お願いいたします。

 カードゲームを生業とさせて頂いている以上、この遊びを、より多くの人達に楽しんで頂ける楽しい物に。
 人の生活に必要ないものであるが故に、だからこそ選んで下さった方の人生が、より豊かな物になるように。
 日本の、失われた人の輪を幾分かでも取り戻すために。
 小さな会社ではありますが、国づくりに貢献する企業の心意気で生きていくつもりです。


 2005年。
 今年は玩具業界にとって、ますます、トレーディング・カードゲームの健闘が期待される年になると考えております。
 玩具企業各社とも、カードゲームブームが5年を超えて定着の傾向にあるということで、2年ほど前から、本腰を入れて商品開発に乗り出しているようです。
 その成果が発揮されるのが、この、2005年という年になりそうなのです。


 遊戯王ブームによって一気にカード界の中心企業となったコナミは、遊戯王以外のカードゲームの展開を模索しつつも、去年、新アニメ“遊戯王GX”をスタートし、「長く遊べる、財産として持つことができるカードゲーム」として遊戯王を育て続ける事をアピールしました(それ以外のプロジェクトもあるかもしれませんが)。


 ブロッコリーは、原作に頼らない純粋なオリジナルカードゲームとして奇跡的に生き残っている“アクエリアンエイジ”を、ユーザーの声を取り入れることでリニューアルし、続けようという意思表示を示しています。
 また、新作カードゲーム、“lycee(リセ)”を、アクエリ以上の大掛かりなプロジェクトとして、ユーザーの期待以上のプロモーションをかけていくようです。(なにしろ、まだ発売していないゲームだというのに、1年先の全国大会まで告知されているのですから! コミックマーケットでの先行販売パックは、なんとすべて売り切れたそうです)


 デュエルマスターズの成功によって、一躍カードゲームメーカーとして認知されたタカラは、しかしながら、新作カードゲームを乱発する事を控えているように見えます。
 ロックマンエグゼカードゲームの失敗で、慎重に商品開発する事になったのであれば、実に賢明な処置だと思います。
 つまり、今は、力を貯めている、といったところなのではないでしょうか。
 ご存知の通り、デュエルマスターズを製作しているのはタカラではなく、世界一のカードゲームメーカー、ウィザーズ・オブ・コースト社。タカラにカードゲーム作成のノウハウがあるわけではありません。
 しかし、DMのイベントを含む“タカラ・ボーイズフェスティバル”の成功を有効に使うならば、次なるカードゲームの開発は、急務でしょう。ボーイズフェスティバルでアピールする、新作カードゲームは、必ずやユーザーに注目される事になります。

 玩具小売店にも、「デュエルマスターズのタカラが、満を持して発売する新作ゲーム!」となれば、期待される事は間違いありません。(それ故に、ロックマンエグゼカードゲームの出来の悪さはいろんな意味で最悪でした)
 つまり、次にタカラが新作カードゲームを出すならば、「失敗する事が許されない、完成度の高いカードゲーム」でなければならないと思います。
 ゲームデザイナーの力量と、メーカーのプロモーション、発売後のQ&Aなどのフォローが問われる、重大な局面となる事は、間違いないでしょう。


 バンダイは、多くのキャラクターの版権を持ち、そのキャラクターのカードゲーム製作を、いくつかの下請け会社に割り振っています。
 問題は、この下請け会社によって、カードゲーム商品開発に対する姿勢が違う点。
 また、バンダイと言う企業が、キャラクターをうまく扱えていないように思われる点です。
 言うまでも無い事ですが、今や日本のキャラクターコンテンツは、冗談ではなく世界中で金を生む、日本、という国を代表する産業となりえています。
 特にここ2・3年は、それが広く一般に認知された年だったのではないでしょうか(『千と千尋の神隠し』ゴールデンベアー賞しかり)。

 10年前なら笑われていた、“オタクのビデオ”の“オタクランド”は、今や実現すれば、ディズニーランドのごとく外貨獲得の起爆剤として期待できる、現実的な企画です。今や国が“キャラクターコンテンツ産業を支援するための法整備”を行っている時勢。(本当です)
 ドラえもん、ドラゴンボール、ポケモン、ウルトラマン。我々のキャラクターは、我々が考えている以上に、世界中で愛されています。
 キャラクターコンテンツの基幹産業化は、外貨獲得だけでなく、“日本”という国の、イメージアップにも貢献し、経済摩擦の緩和にも役立つ事でしょう。
(事実、ハリウッド映画が世界中で上映される事で、アメリカの価値観、という物が世界に浸透しました。世界最高数の売り上げを達成したビデオ、“マイケルジャクソンのスリラー”によって、「カッコいいとは、こういう事」という意識統一が世界中でなされたように、映像表現による文化のパラダイムシフトは、今や全世界で同時になされます)

 その日本の財産である、キャラクターのほとんどの版権を握っているのが、株式会社・バンダイ。
 キャラクターを無駄にすることなく、さらにより大きく育てる事が、21世紀日本の最大の財産を握る企業として、期待される事ではないでしょうか。
 大きく言うなら、今や“国創り”に携わることのできる企業です。
 松戸の“バンダイミュージアム”は、まだ力が入っているとは思えません。自社の歴史を文化にまで昇華してこそ、真のエンターティメント足りえると思います(地下1階の映画の出来は素晴らしい物ですが、クリエイターの力量でしょう)。
 キャラクターを愛するが故、バンダイという企業に期待したい。今年も動向が見放せません(以前から書かせていただいている通り、カードゲームは長く続く事が前提、であるが故に、よけいに、です)。

 またまたバンダイについて、長く書いてしまいました。しかし実際は、バンダイについて、というより日本の財産である“キャラクター”をどう扱うかについての私見ですね。


 玩具業界で10年、カードゲームを6年、オタクを20年続けていると、さすがに思う所がありますね。お恥ずかしい事です。
 こんな僕について来てくれる仲間たちと、期待してくださる方々のためにも、道を違えず、生きていこうと思います。


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