Future Bee 徳島いけっち店長のひとりごと。2005年2月

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いけっち店長のひとりごと。

■05/02/27 火を噴く忙しさ。


 かつて、ここまで新製品が同時期に集中した事が、果たしてあっただろーか?

 この2月末に発売されたメジャーカードゲームは、
 ・デュエルマスターズ“双龍誕生”
 ・ガンダムウォー第14弾“果てなき運命”
 ・アクエリアンエイジsagaII 6弾“蛇使いの杖”
 ・リセTCG(lycee)バージョンアリスソフト
 ・遊戯王デュエルモンスターズ“ザ・ロストミレミアム”

 と、なんと5つ!!

 しかもアクエリアンエイジを除いて全部、当ホームページで研究記事を連載しているものじゃないですか!
 全部のカードに目を通し、実際にプレイして強さを確かめ、最初の価格を決定。
 各ゲームのシングルカードを作り、買い取り価格を設定し、自店の売り場を作り、神戸三宮とララポート船橋のカードキングダム用の商品を作成し(近日、遊戯王コーナーがパワーアップするぞ!)、通販用シングルのリストを作成して・・・カードゲーム屋ですので楽しみながら飄々とこなしていますが、実際これはとんでもない作業量ですわ。

 ま、しかし、いくら忙しいとは言え、やはりカードゲームが大好きだから、この商売をやってる訳であって、やっぱり楽しくてしょうがない(笑)
 今、僕はFB徳島に帰ってるわけだけど、こういう新製品ラッシュ時の熱気は凄い!
 すでに6年営業していて、お客さんほぼ全員が顔見知りのような店なので、情報交換の速度、トレード、ヤケになってのパック引き合戦(笑)すべてが熱い!
 つねに笑いが絶えない状態だ。
 大人も子供も同列で、「世代間の断絶」なんてまるで外国の出来事だ。

 活気があるのはいいんだけど、それにしても今回の新作ラッシュはいくらなんでもお客さんにもキツいんじゃないだろうか?
 当店ではアクエリとガンダムとリセは、客層がかなーり被っている。悲鳴を上げつつ(嬉しそうだが)、「金が足りいぃぃぃいん!!!」と喚く人、多数。

 当店の今までの歴史では、こーゆーキャラゲーユーザーの人達は、最初“リーフファイト”“アクエリ”で集まり、“アクエリ”が下火になった時“ガンダムウォー”に走り、ついこの前“ガンダムウォー”から「一時撤退!!」となって“リセ”を始めたので、今回の3大タイトルは・・・・殺人的。

「ようするに、全部買えと?!」

 今のところ当店でワリを食ってるのは“アクエリ”だけど、うーん。“リセ”と“アクエリ”、どっちもやってる人って多いのに、同時発売ってのは痛い。
 これが違うメーカーだったらもう少し層が被っていないのだろうが、どっちもブロッコリーさんの商品。

 やさぐれた大人達が悲鳴を上げ続ける横で、ニコニコと子供たちが“遊戯王”を買っている。このパック、今はまだ研究中なので詳しくは書かないけど、実に良心的だ。
 オレがコナミの社長で、商業主義者だったとしたら、間違いなく、【E・HERO フェザーマン】や【E・HERO バーストレディ】たちを、少なくともスーパーレアにしている!!
 今回のセットの眼目は、テレビアニメ“遊戯王GX”のキャラクターが入っている事だ。セットとして、“強い”事ではない。
 新しく入ってきたファンの子供たちに、絶大な支持を受けているこのキャラクター達を牽引役に、いくらでも売り上げを伸ばせるはずだろうに、なんとコイツ等主人公カードが、ノーマルカード!!
 小学生の子供たちが、お小遣いでちょっと買えば、簡単に引ける。
 実に子供たちに優しい。

 さすがに融合後のカードはウルトラレアだが、こんなモンは1枚手に入ればよい物なので、買ってるうちに、「やったぁ! 引いたぞ!!」というぐらいでちょうどいい。
 正直我々も、他のメーカーさんと違ってコナミさんは「顔が見えない」ので、なんとも評価しにくいのだけれど、商品の売り方、作り方を見る限り、少なくとも“遊戯王”は、ヘンな欲を出さずに、ゲームとして根付くように考えてくれているのではなかろうか?

 今回新しく発表された禁止カード、制限カードも、幾つか「?」マークが付く物もあるが、かなり評価できるものだと思う。なんと言っても問題だった先行1ターン目キルがなくなった。
 遊戯王プレイヤーの中には、「何でアレが入ってないんだ、何でアレが帰ってきたんだ」と不満もあるようだが(オレだって言いたい事はあるが)、いやいや、他のひどいゲーム(何とは言わんが)と比べれば、貴方たちは天国に住んでいらっしゃる(笑)

 さて、各新製品の攻略記事は、しっかりと研究して、間違った情報にならないように絞り込んでから発表しましょう。
 第1次情報として、シングルカードの価格表を見てみてね。別に買わなくていいから。
 なにしろこの値段を見れば、ある程度「強いカード」「人気カード」がわかるはず。
 トレードなどの見本にすれば、損しないはずだ。



■05/02/21 多くの言葉

 この数はヤバい!

 この前の独り言で、「ボルバルザークのどこが悪いか、その説明は別項にゆずるとして」と発言いたしましたが、どうやら我々が書くまでもないようです。
 皆さんから頂いた「【ボルバルザーク】大っきらいメール」の方が、ものすっごい説得力とリアリティーを持っていたからです。ユーザーの方々の、真実の言葉が、全てを語ってくれている。
 皆さんの意見を見た後でも、まだ【ボルバルザーク】を野放しにしてよい、と考えるのは、もう、何というか、ただの単なるわからず屋なのではないでしょうか?
 当たり前ですが僕は、全部読ませて頂きました。さすがに挫けそうでしたが(笑)、テーマは一つなのに、1人1人ちゃんと個性的なのが、面白かったですね。

 送られてきたメールは、雑誌、“コロコロコミック”編集部と、“株式会社・タカラ・カードゲーム事業部”様、その他デュエル・マスターズに関係している、あの人やこの人たちにお送りいたします。
 少なくとも、“コロコロコミック”と“タカラ”のDM担当の方は、全て読んでくださる物と、確信しています。
 今までの活動を通して、僕は知っています。そういったユーザーからの意見に耳を傾けてくれる責任感のある方々が、DMに関わるテレビや雑誌、販売会社の各所にいらっしゃり、今までのDMを支えてきて下さった事を。
 だから、きっと皆さんの気持ちは届くと信じています。
 【ボルバルザーク】は禁止、あるいは殿堂入りする事を!
 【ロスト・チャージャー(9弾)】【スケルトン・バイス(8弾)】も追加で殿堂入りすることを!(【ボルバルザーク】が無くなったら、除去デッキだらけになるでしょうからね)

 しかし、【ボルバル】が殿堂入りするまで、我慢できて1ヶ月・・・2ヶ月ぐらいかな? なんとか13弾を楽しめるよう、早く判断を下して頂きたいと思います。
 はっきり言って、13弾のカードがどんなに魅力的でも、【ボルバルザーク】がある限り、まったく使えないでしょうからね(笑)
 (あ、でも、【ボルバルザーク】を強化するカードは別か)


○皆様からのお便り、一部をピックアップ!



 一生懸命作ったデッキが、あんなカードにやられてくやしいです。
 早く禁止カードにしてください。
  11歳
 子供らしいダイレクトな意見です。こういうご意見もすごく多くて・・全国で、想像を絶する数の子供たちが困ってる証拠かと。


 ボルバルザーク(以下ボルバ)を使いよく友達を虐めていました。でも気付きました。自分だけ浮いていると。
 気付けば友達は誰もデュエルしてくれなくなりました。
  13歳
 なにか教訓めいたお話でもありますが、【ボルバルザーク】によってプレイヤーが減ったという意見も多数来ています。


 ぼくは、10弾発売日にパックを買ったらボルバルザークが出て早速デッキに入れ友達とデュエルしたら全勝しました。それの半分はボルバルのおかげでした。
 最初はただ喜んでいたけどそのうちボルバルを使う子供が多くなって「まぁボルメテウスの時もそうだったしな。そのうち別のカードがでてボルバルもそれほででもなくなるだろ」そう思っていたけど大間違いでした。

 次の弾が出ても、みんなはボルバルを使い続けて、何人かはウェーブストライカーなども使っていたけど、すぐにボルバルにやられてやめました。

 ボルバルにはかなわないです。このままでは次の制限カード発表のころにはデュエルマスターズは滅ぶと思います。
 タカラさんお願いですボルバルを緊急殿堂入り、いや絶対禁止にしてください!!
  12歳
 いろいろやったけどだめだった、そして皆があきらめていった、という歴史が伝わってきます。


 今はもうDMはやっていません。
 しかし、これだけははっきりと覚えています。
 あれはオレがDMを初めてまもない頃(8月)でした。
 助「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!! ボルバルザーク召還!」
 オレ「うわぁぁぁぁぁぁぁん」
 助「これ集めるのに4000円かかったんだぞ!」
 こんな風に、助が”名人”となり、誰も勝てなく…

 それ以来、
 ”DM=金で勝負が決まるカード=オレみたいな金のない奴は負ける”
 カードとなり、みんながやめていきました。

 ずっと前、ガッシュが流行っていた頃がありますが、そのときは漏れが
 「ディオガ・グラビドン」→「サイフォジオ(三弾)」の無敵コンボを作り出して俺が”名人&ヲタク”化し、 滅亡…
  12歳
 この方以外からも「【ボルバルザーク】で辞めた」という引退プレイヤーからもご意見が届いています。


 僕が常連として行っているカードショップの大会では
 優勝:ボルバルデッキ
 準優勝:ボルバルデッキ
 3位:ボルバルデッキ
 という事態にまでなってしまいました。ゲームでもなんでもないものになってしまいました。

 でも希望がありました。次の殿堂入りカードの中には必ずボルバルが入っているだろうと。
 以前の【アストラルリーフ】のときのように、必ずこの状況を解決してくれるだろうと。

 ところが、コロコロコミックを見て絶望しました。
 僕はタカラという会社に怒りを感じました。裏切られたように感じました。本当にタカラは何を考えているのだろうと。デュエルマスターズというゲームを滅ぼそうとしているのかと。

 僕はもうデュエルマスターズをやめようかとも思いました。
 しかしこのフューチャービー徳島を見て池っち店長に心から感動しました。そして僕も力になりたいと思い、このメールを送らせていただきます。池っち店長、あとはよろしくお願い致します。
  16歳
 よろしくお願いされた。どこまでできるかわからんが、やってみる。


 子供受けを狙ってボルバルザークの制限をしていないならそれは間違いだと思います。
 逆にデュエルが単調になりすぎて飽きてやめる子が増えると思います。
 正直、小さい子なんか勝舞に漫画で何か適当にドラゴンを切り札として使わせればボルバルの殿堂ぐらいではやめないと思います。
  15歳
 15歳にして商品戦略への提案。何者。


 クリーチャー2体分の攻撃をするWブレイカーは強いということ、出されたターンに除去しにくいスピードアタッカーは恐ろしいということ、相手のクリーチャーを破壊する能力は凶悪であることです。
 これらを兼ね備えた「ボルバルザーク」が追加ターンも得られるというのは鬼です。鬼畜です。
 この強さを理解できない人がいたら、よっぽどネジがとんでるとしか思えません。
  20歳
 追加ターンとは、すなわち追加ドローであり、追加アンタップであり、追加マナチャージであり、追加プレイチャンスであり、追加バトルフェイズである。無茶苦茶だよね。
 それでも「いやいや、対策できるから問題ないですよ」という人が、いまだにいる。問題は対策できるかどうか、ではなくて。


 私は普段、皆が使うようなものから誰も使わないようなものまで様々なデッキを作り、そのデッキでデュエルをして楽しんでいるのですが、制作途中常にアイツを意識しなくてはいけないのが非常に苦痛です。
  19歳
 僕もそう! とにかく、どんな面白そうなデッキも全部、奴のせいで遊べない物に。DMすべてのカードの9割は、【ボルバルザーク】1枚のせいで死んでるんじゃないか?


 最近友達の一人が赤緑のボルザードドラゴンを中心にマナ破壊デッキを作っているのですが。
 一枚だけボルバルをいれてから勝率が上がったり・・・
  18歳
 うちのハリーも、「ふふふ。【ボルバルザーク】に勝つマナ破壊デッキを組みますよ」とか言っておいて、1時間後に、「不覚! そもそもこのデッキに【ボルバルザーク】が入っちゃいますよ! どういう事なんですか!」と逆ギレ。


 【ボルバルザーク】は強いが面白くないカード。
 私の近くのカードゲーム屋さんでもその傾向が出始めました。去年までは圧倒的にデュエルマスターズが人気でしたが、最近は遊戯王がかなり盛り返してきたとのことです。
 小学生達は遊戯王からデュエルマスターズへ、そして遊戯王へ戻っていったとのことです。
 なぜか?
 私は察しがついたので店にきている子達に聞いたことがあります。どうして遊戯王に戻ったのかと尋ねると、「だってボルバル4枚もないもん」と。
 他に何人か聞いてみましたが、殆どの子が【ボルバルザーク】を基準にデュエルを考えてました。
 それほど今のデュエルマスターズは【ボルバルザーク】が絶対的で、対抗するには同じ【ボルバルザーク】のデッキしか考えられない、そんな子供たちが多数を占めていると思われます。

 ある程度デュエルマスターズを理解している長女とそんなに理解していない長男でデュエルをしてもらいました。
 いつもは【ボルバルザーク】を使わずそれなりのデュエルで楽しんでいたのですが、長女に【ボルバルザーク】を投入しデュエルをさせると、いつもは勝っても負けても楽しんでいたのが、カードを投げつけ”もうやらない!”と長男が泣き出したのです。
 長男に「どうした?」と尋ねると、「だってボルバルザークが僕のにはないもん」といって、「僕のにもボルバルザークをいれて!」と数回やっただけでもう【ボルバルザーク】に支配されていました。
 一方の長女にボルバルザークはどうかと尋ねると、「今までで一番強いと思うけど楽しくない。だってボルバルザークを出したらデュエルが終わってしまうもん」と。
 さらに2人に今日のデュエルは楽しかったと尋ねると、2人とも「楽しくない」と答えました。

 私は、カードゲームでも他のゲームでも楽しくなければゲームじゃないと思っています。喧嘩してまでするゲームをゲームとは思いません。私は、デュエルマスターズが”親子で楽しめる”そんな位置付けに有る、そう思ったからこそ親子でデュエルマスターズを始めました。

 メーカーの方にお願いがあります。どうかこれからも楽しくデュエルができるように、ボルバルザークの呪縛から子供たちを解放してください。よろしくお願いします。
  35歳
 子供達とカードゲームをずっと見守って下さってきた、お父さまからのご意見。
 【ボルバルザーク】がいかに凶悪で、子供たちから憎まれている存在か、我が子を使ってまで実験されています(笑)
 いや、冗談ではなく、これは・・・子供達の苦しみが、ダイレクトに伝わってきますね。


 自分、PCのゲームの開発なんぞに多少係わっています。
 自分が係わってるゲームでは、発売後にバグが発見された時、動作の異常は修正できても、ゲームバランス自体がイタタな時は、もう諦めるしか無い、というのが実情です。

 ただ、カードゲームではルールで補う事が出来ます。
 それこそ放っておいたらバランスが壊れるような部分も、ルールを改正して補い、ゲーム自体を死なせずに済ませる事ができます。(遊戯の八汰烏とか)
 助ける事の出来るゲームを死なせないで欲しいです。
 ゲーム、好きですから。
  28歳
 実際にゲーム製作に関わる方からすれば、エラッタで修正できるはずのカードゲームがほったらかしにされているのは、歯がゆいでしょうね・・・・。


 この前、大会に近くの子供がワクワクしながら来ていたのですが、一回戦でボルバルとあたり半泣きで帰って行きました。
  13歳
 オレも半泣きです。


 2児の父です。
 私は、小3の息子とその友達数人を連れ、毎月2回地元のデュエルロードに参加しています。私自身も親父デュエリストとして大会に参加し、様々な子どもと交流しています。
 大会の会場は、色々な年齢の子どもが触れ合う良い場だと感じています。
 (中略)
 ボルバルは、子ども達がお互いのデッキ構築力を磨きあい、称えあうという、カードゲームの最良の部分を損なうカードです。
 子ども達が、せっかく思考を巡らせて場を組み立てても、これからというときに一挙に足元をすくいます。
 子ども達がお互いの構築力を競い合うべきクライマックスの段階で、その努力をむなしくするカードだと感じています。
  42歳
 全くです。
 DMは、親子で楽しんでおられる方々が多いのですが、その分、期待と同じようにチェックも厳しいと思います。
 子供たちに与えるに相応しい物かどうか? いわゆる、“子供だまし”が通じません(本当は、子供も騙されませんが)。
 だからこそ、お客さまの声に対する素早い反応が、求められると思います。
 でないと、DMだけでなく、カードゲームという遊びそのものに対する親御様の信用に関わってくるでしょう。


 いけっち店長、がんばってください!
 諸悪の根源を根絶やしにするのです!
 そして、スノーフェアリーに光をおおぉぉぉ!(つД`)

↑壊れているので、あまり気にしないで下さい。
  15歳
 オレはメカ・デル・ソル!!


 僕は苦労してボルバルザークを4枚集めました。
 (そのために大体3000から5000くらい使いました)
 それで良く使ってたんですが、だしたらすぐ勝って面白くないので、使ってません。
  13歳
 男らしすぎる。


 殿堂入りしないなんて、信じられません。私は意地でも使いませんよボルバルザーク。  これからはボルデッキを使ってる子供をみたら、いじめていいですか?
  32歳
 ダメです(笑)。


 ゲームをつまらないものにするカードを子供達も決して望んでいません。このカードはDMの未来を壊します。
 メーカー様におかれましては目先の人気にとらわれず長期展望にたった判断をお願いします。
  36歳
 そこですよ。「今売れればいい」ってのは違いますよね。


 ハリーさん最高です!!
 店長も!!(笑)
  13歳
 きみきみ、オレの事を「ついで」で言ってないかね?



 最後にちょっと、ヘンなのが入ってしまいましたが(笑)。ここで紹介したご意見はごく一部。それでも充分に、ユーザーの多くの人々が憤っている事が、痛いほどわかります。

 何度も言いますが、問題なのは、【ボルバルザーク】が、強いカードだから悪い、というのではなく、ゲームの幅を、とにかく狭めまくる事が問題だ、という事。
 子供たちに好かれるだろう、と発売されたカードが、いまや「大っ嫌い!!」というメールが押し寄せるほどにまでなってしまったという事。

 今のユーザーの多くは、カードゲームで育ってきた世代であるため、商品を見る目が肥えていて、「ゲームとして楽しいもの」を求めています
 常にユーザーの意見を聞きながら商品に反映しつづけてくれるメーカーでない限り、これからのTCG界ではゲームを長く売り続けて行く事はできないでしょう。

 メールは最初に告知したとおり、今月いっぱい募集し続けます。お約束通り、その後でメーカー、その他の方々にお送りいたします。
 このご意見の数々を見れば・・・単なる署名ではなく、皆さんが魂を込めて訴えているお便りを見れば・・・動いてくれると信じています。



■05/02/16 【ボルバルザーク】を殿堂に叩き込めるか? ファンが動かした“リーフファイト”の前例!!


 2月14日のひとりごとに対する、ご意見のメールが続々と届いています。
 なんとたった2日で100件以上! 今までの読者参加企画や、新製品予約注文より勢いがあるぐらいで、微妙な気持ちになってしまいます(笑)。それ程皆さん、【ボルバルザーク】に対してご不満だったのですね。
 多少は【ボルバルザーク】擁護派のご意見もあるかと思ったのですが、今の所ほとんど見当たりません。どうやらこのまま行動させて頂く事で、皆様のお役に立てるようだ、と安心しました。
(なお、あのメールホームから頂いたメールには、こちらからはメールが送れない仕様になっていますので、構築済みデッキの改良案を質問していただいたお客様は、お手数ですが通常のメールでもう一度送りなおしください)

 「今回の件は応援するが、【ボルバルザーク】を殿堂入りさせたい、と言っておいて、シングルで売ってるのはどういう事?」
 というご意見があって、
「うむ。じゃあ売るのやめるか?」
 と一瞬思いましたが、
「いや、うちが売るのをやめても、ただの意地にしかならないでしょ。大人気ない」
 とハリーに一喝されました(笑)。
 そりゃそうだ。そんな事で、なにも好転しないし、何も生み出しませんな。


【ボルバルザーク】という困ったカードとの戦いは、半年前から始まっていました。しかしなかなか「【ボルバル】って、酷いよね」と記事に書かなかった事には、理由があります。
 一般のユーザーの方々は、【ボルバル】が強すぎようが、何だろうが、知ったこっちゃないのではないか? あれはあれで楽しんでやっているのはないだろうか?
 と、すれば、“【ボルバルザーク】追放運動”を起こすのは、僕たちの自分勝手になるんじゃなかろーか?
 だと思っとったんですよ。要するに遠慮してました。

 僕としては、こいつ1枚の存在のおかげで、ありとあらゆるデッキタイプのアイディアがボツになり、記事は書けないわ、構築デッキは作りにくいわ(ああっ! 本当にありとあらゆるアイディアが無駄に! 皆様も経験があるのでは?)、子供たちにデュエルマスターズの面白さは伝えにくいわで、大弱り。こんなもん、早い所禁止にでもなってくれた方が、よっぽど商売しやすかったですよ。
 しかしそれは、我々の都合であって、文句を言い出すのは違うよね、と考えていたのです。
 いえ、結果的には、DMがこんな事になる前に・・・「もっと早く言い出しておけば良かった」と後悔しているのですが・・・ごめんなさい。


 今回の募集で、やはり皆さん、最近のカードゲームプレイヤーの方々は、「カードゲームとして、楽しめる環境を大切にしたい」と考えておられる事が、わかってきました。
 プレイヤーの皆さんは、「メーカーや販売店が、どれだけカードゲームに真摯に向き合っているか?」を厳しく見つめるようになってきたと思います。
 まさに我々としても望むところ。カードゲームを生業とさせて頂いている以上、より良い商品をお届けしたい、と考え続けてここまでやってまいりました。
「何だか知らんが、カードゲームがブームで儲かるようだから、うちでも適当にキャラクターを付けて売り出すか」という不誠実な態度の見えるところには、わざわざ襟首を掴むような事をして、作らなくてよい敵を作ったりもしてきました。
 それもこれも全部、お客様を騙すような商品を売りたくなかったからです。

 「カッコ付けるな」と言う方にはこう言っておきましょう。
 良いものを売る事ができることで、自分達の矜持を守る事ができたからです。
 自分達のため、です。(断言)
 そしてそれは、つまりカードゲームのため、だと思います。


 さて少し脱線しました。
 【ボルバルザーク】についてのご意見募集ですが、どこまでできるかわかりませんが、皆さまのお便りの数、そのものが力になりそうです。
 実際にたくさん集まったご意見を、すべて担当の方が見ることは難しいでしょうが、「何百人の方々からご意見が集まりました」という事実は、一つのインパクトです。メーカーを動かす一つのきっかけにはなりうるでしょう。
 「やっても無駄だろう」という考え方は、何一つ生み出しません。確かに無駄かも知れませんが、自分たちが大切にしたいと思っている物のために、行動することにこそ、物事を動かす力があるもの、と確信します。

 実例があります。
 リーフファイトTCGは、第2弾が出てから、第3弾が出るまで、丸1年以上の時間が空きました。
 実はこれ、署名運動によって、発売されたのです。

 FB徳島店が開店してすぐ、リーフファイトの大会は参加者数40人を突破しました。店では、MTGに並ぶ人気ゲームです。
 なのに半年以上たっても、次回作(第3弾)の発表がありません。不審に思って問い合わせてみたところ、メーカー(TI東京)は、「続編を出す予定は無い」との回答。僕はあわてました。プレイヤーはたくさんいるのになぜ?!
 理由は色々あったのですが、メーカーとしては、今更出しても売れるかどうかわからない物を、様々な問題を解決してまで出すメリットがあるかどうかわからない、とのお答えでした。「ファンの方々が楽しみにして下さっているのはわかりますが、採算の取れない物に対して動く事はできないのです・・・」
 では採算がとれるかどうか、実証すれば良いのだな?!と、僕が始めたのは署名運動。あっという間に「リーフファイトの続編希望!」の署名が、100近く集まりました。
 それをFB本部に話してみたところ、「面白そうですね! FB全店でやってみましょう!」という事になり、署名は1000を突破。
 これが直接の原因になったかどうかはわかりませんが、結果的に“リーフファイト第3弾”は発売されたのです。

 これはおそらく、TI東京さんがファンの声を無視しないで対応してくれたからこそ、叶える事ができた、夢。
 果たしてデュエルマスターズのタカラ、ウィザーズが、この意見を聞き入れてくれるかどうかは、やってみなければわかりません。
 しかし僕は、こういった行動が、無駄でない事を「知って」います。何度も夢を叶えてきたから。
 もう一度言います。あの、楽しかった“デュエルマスターズ”を取り戻すため、【ボルバルザーク】を殿堂に叩き込むには、皆様の力が必要です。皆さんの応援メールが。

 やってみなければわかりません。
 だから、やってみましょう。


■ご意見の募集について

・ご意見は、こちらのメールホームからお送りください。

・募集は、2005年2月28日(日)までです。

・お便りの例。
「【ボルバルザーク】は強すぎると思います。
 近所の大会で、5回連続で【ボルバルザーク】が優勝しました。
 この前、やっと、【フルコマンド(9弾)】を上手く使う“サバイバーデッキ”が優勝して、【ボルバルザーク】の連勝がストップしましたが、優勝した人も、『実はこのデッキに【ボルバルザーク】が入ると、さらに強いんだよね』と言ってました。
 びっくりした事に、“ウェーブストライカーデッキ”でも同じように、結局【ボルバルザーク】が入るのだそうです。
 ほとんど全部のデッキに、【ボルバルザーク】が入るんじゃないでしょうか」
 こんなかんじに、自分の意見と、「どうしてそう思ったのか」をはっきりとお書きください。

・寄せられたご意見は、ホームページ上で公開させていただく場合がございます。
 ですので、お名前は「公開してもよい名前」または「ペンネーム」をお書きください。
 また、「メーカーに意見は届けたいが、公開はされたくない」という方は、その旨明記ください。




■05/02/14 「こんな事は本当は、言いたくない。言っても我々にとって百害あって一利も無い。が、それでも言っておかなければならない。今まで当店をご利用して下さった、お客様に対する、それが義務だと思う。半泣き」

 もうみなさんご存知でしょうが、大変残念なお話があります。
 今月号のコロコロコミックで発表された、デュエルマスターズの新殿堂入りカード。
 【アクアン(4弾)】のみ、殿堂入り! 【無双竜機ボルバルザーク(10弾)】はこのまま野放しです!
 【ボルバルザーク】がなぜ悪いか?
 それは、強すぎるからでも、高いレアだからでもありません。
 子供たちが、毎回【ボルバルザーク】で決着がつく“デュエルマスターズ”を、つまらないゲームだと理解し始めている事実があるからです。
 「【ボルバル】なんて、対策できる。対策しない方が悪い」という、構築力と知識のあるヘビーユーザーの皆さん、とりあえずは「対策できる、できない」の話は横において置いてください。


デュエルマスターズは、子供達のゲームです。

 【ボルバルザーク】がいかに狂った強さの、オーバーパワーカードであるか? それはいくら語っても語り尽くせぬほどなので、別項に譲りましょう。(近日公開します)

 問題なのは、【ボルバルザーク】が、ただ単に、何も考えず入れているだけでも、子供同士のデュエルで、「引けばゲームが終る」ほどのパワーを持ったカードである事なのです。
 毎回毎回、【ボルバルザーク】をどっちかが出せば、ゲームが終わり。
 これが今の、子供同士のデュエルです。

 カード屋を営んでいる僕ですが、デュエルスペースでの対戦や、大会などは、「“本当の、いつもの対戦”などではない」、と思っています。
 子供たちにとってカードゲームの対戦とは、友達の家で対戦したり、兄弟同士で対戦するのがほとんど。大会などは一時のお祭り。「カードゲームって、楽しいな。」と感じてくれているのは、“いつもの対戦”が楽しいからなのです。
 そうです。重視すべきはトーナメントのメタゲームなどではなく、大多数の、友達同士のデュエルが楽しいかどうか。

 その子供たちのデュエルが、「一生懸命考えて、頭を使って勝った時はすごく嬉しい!!」と、喜んでいるデュエルが。
 今はただ単に、“【ボルバルザーク】を出した方が勝ち!!(または自爆して負け)”という試合になっています。(試合とも言えない)
 また、相手が【ボルバルザーク】の自爆負けをしたときなどは、「テーブルに座っていたら勝手に相手が負けた」状態なので、ゲームなのかどうかすらよくわかりません。

僕   「ほら、ここでワザと攻撃を通して手札を増やしておくと、マナチャージして引いたカードを使えるだろう?」
少年  「本当だ! だんだんと有利になっていってるのがわかるよ!」
僕   「最初に攻撃を受ける事を、恐れちゃダメなんだ。大切なのは何か? それは本当にシールドだけなのか? 色々なメリットとデメリットを比べて、次のターン、その次のターンの事を考えるんだよ。これが計画っていうものなんだ」
少年  「すごい! カードゲームって運だけかと思ってたけど、考えたら強くなれるんだね!」
僕   「カードゲームだけじゃないぞ。何でもかんでも、考える事が武器になるんだ。それが人間の力ってもんだぞ」
少年  「うん!」
対戦相手「あ、【ボルバルザーク】引いた。僕の勝ち」
僕   「・・・・・・・」
少年  「・・・結局、運で全部無駄になっちゃうの?」
僕   「・・・デュエルマスターズ、は、ね。【ボルバルザーク】がある限り・・・・」

 実話です。
 10弾が発売してから、半年間、繰り返されてきた事です。
 最初は、「だから【ボルバルザーク】が欲しい!」と言っていた子供達も、「【ボルバルザーク】で勝つ」「【ボルバルザーク】に勝つ 」だけでデッキの幅を狭めてしまい、“デュエルマスターズ”をプレイするというより、“カードゲーム・ボルバルザーク”をプレイするだけに。
 【ボルバルザーク】を出せば、対戦相手関係なしに、勝ちor自爆負け。
 むろん、面白くない事この上ありません。

 自分でオリジナリティのあるデッキを作り、“考える事”の大切さ、楽しさを知っている子供たちも、【ボルバルザーク】の狂った強さに叩きのめされ、努力が実を結ばない悲しさに打ちのめされていきました。
 そんな子供たちにとって、自分も【ボルバルザーク】を使う事は、悪魔に魂を売るような気持ちでしょう。

 理論の帰結として、「今のデュエルマスターズが面白くないのは、常に【ボルバルザーク】の影に怯えなければならないからだ」とはっきり理解している子供は、おそらく少数派でしょう。
 あれだけコロコロコミックで人気カードとして紹介されている“スーパースター”ですし、映画のプロモーションカードも、明らかに「【ボルバルザーク】を使え〜!」というコンボカードです。

 ですが、さすがに半年も使われると、子供たちも気付き始めました。
 【ボルバルザーク】はつまらない、ひどいカードだ、と。
 子供たちの顔を見ればわかります。使われた方はもちろん、使う方の子供の表情も、釈然としていません。
 ふいに行った、デュエルマスターズの大会でも、「【ボルバルザーク】が嫌いな人〜!」と挙手を求めると、3分の2以上が手を挙げます。
 今や、【ボルバルザーク】は愛されていないのです。積極的に、嫌われていると言ってもいいでしょう。
 好かれていないカードはたくさんあっても、嫌われているカードはそうそうありません。
 【ボルバル】が好きな人もいるでしょう。一生懸命努力して、4枚集めた子供もいるでしょう。ですがそれでも、いやだからこそ、「デュエルマスターズというカードゲームそのものが紙切れになる」事態を回避する方が重要なのではないでしょうか?

 殿堂カードを制定している人達は、デュエルマスターズを「子供たちに楽しんでもらうためのゲーム」と位置付けていると思います。
 が、デュエルロードなどの大会で、子供たちが嬉しそうに【ボルバルザーク】を使っているところしか見ていないのではないでしょうか? 祭りの場での反応しか見る事ができていないのではないでしょうか?
 より多くの、友達同士のデュエルがワンパターン化している危機を、認知できていないのではないでしょうか?

 僕達は、デュエルマスターズが、子供たち中心に楽しめるゲームであり続けるために(大人たちのトーナメントでは対策できるレベルかも知れませんが・・・「対策できる」のと「楽しい」のは別ですしね)、【ボルバルザーク】を禁止カードにして欲しい、と考えています。

 そこで、どうか皆様もご意見をお送りください。
 【ボルバルザーク】については、みなさんさまざまに意見があると思います。それを文章にまとめ、当店にお送りください。
 それらすべて、(株)タカラさんを通じ、殿堂制定担当様へとお送りしたいと思います。

 真面目な話、デュエルマスターズの、あるいは日本カードゲーム業界の未来が掛かっていると、我々は強く、考えています。
 今、カードゲームを楽しんでくれている子供たちが、次代のカードゲームを受け継ぎます。彼らの楽しめるゲームが、遊戯王だけになってしまえば、業界そのものが収縮します。未来が無くなってしまうかもしれません。
 皆様からのご意見を、強く望みます。


■ご意見の募集について

・ご意見は、こちらのメールホームからお送りください。

・募集は、2005年2月28日(日)までです。

・お便りの例。
「【ボルバルザーク】は強すぎると思います。
 近所の大会で、5回連続で【ボルバルザーク】が優勝しました。
 この前、やっと、【フルコマンド(9弾)】を上手く使う“サバイバーデッキ”が優勝して、【ボルバルザーク】の連勝がストップしましたが、優勝した人も、『実はこのデッキに【ボルバルザーク】が入ると、さらに強いんだよね』と言ってました。
 びっくりした事に、“ウェーブストライカーデッキ”でも同じように、結局【ボルバルザーク】が入るのだそうです。
 ほとんど全部のデッキに、【ボルバルザーク】が入るんじゃないでしょうか」
 こんなかんじに、自分の意見と、「どうしてそう思ったのか」をはっきりとお書きください。

・寄せられたご意見は、ホームページ上で公開させていただく場合がございます。
 ですので、お名前は「公開してもよい名前」または「ペンネーム」をお書きください。
 また、「メーカーに意見は届けたいが、公開はされたくない」という方は、その旨明記ください。


■追記
 「【スケルトン・バイス(8弾)】【ロスト・チャージャー(9弾)】【母なる大地(10弾)】とかはどうした?」というご意見もあるでしょうが、“強過ぎるカード”と“ゲームの幅を狭めるカード”は違うと考えます。
 上記のカードはその境界線上といったラインで、どちらと判断したものかはさまざま意見があると思いますが、今回は議題が膨らみ過ぎないように、今一番問題として挙げられているであろう【ボルバルザーク】をメインとして意見を募集します。
(もちろんメインとして募集しないだけであって、「【ボルバルザーク】への意見」の一環として必要でしたら、さまざまなカードについての話もドンドンお書きください)

 個人的には【ロストチャージャー】は子供の大切な“切り札”を3ターン目に叩き落してやる気を失わせる、何のために存在するのか訳のわからない最悪なカードだと思いますが、「デュエルマスターズを滅ぼすカード」と言うほどではないと思っています。




■05/02/08 いろんなデッキを使えると、楽しいよね

 当ホームページの記事に対して、お客様から、ちょっとしたご意見を頂きました。
「デュエルマスターズ研究所やリセTCG研究所ですが、お金が自由にならない低年齢層が中心のゲームでスーパーレアが4枚入っていたり、始まったばかりのゲームのデッキがレアばっかりだったりすると、やる気を無くす人がいるんじゃないでしょうか?」
というものです。

 我々としては、とりあえずカード資産は置いておいて、今自分たちの中でもっともお勧めできる形のレシピを紹介しています。
 (リセTCGの宙単デッキ最新レシピは、“カードキングダム大会結果”のコーナーをご覧下さい)

 どんなゲームでもそうですが、レア4枚積みは確かに普通は無理ですよね。
 でもそれは、「本物をそろえるなら」の話。
 カードゲームのデッキなんて、まずはプロキシー(代理カード)で組み立てて、色々試して遊ぶ物だと思っています。
 カード屋の言う事じゃありませんが(笑)。

 現実問題、やりこんでいる人でも全てのカードを必要枚数集める事なんて、無茶な事ですわ。色々なデッキを作って試し、ゲームに強くなるには、プロキシーを使うのが手っ取り早いんじゃないでしょうか?
 そして、特に気に入ったデッキが完成して、「このデッキの本物が欲しい!!」と思った時、初めてトレードやシングル購入で、デッキを完成させる。その方が無駄が無いと思います。
 やっぱりカードゲーム屋のセリフじゃありませんが(笑)。

 もっと言うと、公認大会に出る時ですら、自分で全部カードを揃える必要も無いと思います。友人に借りれば良いのですから(もちろん、友人が同じカードを使わないデッキの場合)。
 仲間同士で助け合う事ができるのも、カードゲームの素晴らしい点です。


 さて、さっきから話題にしているプロキシーカード(代理カード)ですが、「存在自体知らない」という人もいるかもしれませんので、軽く解説しておきましょう。

 例えばデュエルマスターズのデッキを作っているとき、強力ながらも絶版で、おまけにレアな【アクアン】が必要になったとしましょう。
 そういう時は、いらないカードを入れたスリーブの中に、「アクアン」と書いた紙を入れるのです。
 はい、これで【アクアン】のプロキシー完成です。

 ですが、プロキシーカードは大会で使用してはいけませし(主催者の許可がない限り)、また、フリーデュエルなどでも、「本物のカードじゃないとわかりにくいし、いやだ」と言う人もいます。
 使う時には相手に許可を得てからのほうが良いです。
 つまりプロキシーに頼ってばかりで本物をまったく使わない、というのもダメ、ということですね。

 当カードゲーム研究記事で「作ってみては?」と書いたからといっても、それは無理に本物を集めろ、と言う事ではないのです。
 前述の通り、プロキシーに頼り切るのも問題なのですが、発売してすぐに必要レアカードを4枚集めるというのも無理がありますので、「適度に」プロキシーを使う、ということも重要だということです。
 どのカードゲームでもそうですが、まずはプロキシーとか人に借りるかして試してみて、必要と思えば地元のお店でブースターパックを買い、シングルカードを集めたりして、どうしても売っていない、交換でも手に入らない、という時にこそ、当店をご利用下さい。
 いつも遊べる場所を提供してくれる、地元のお店をまず一番に大切にして欲しいと思います。そこが、お客様との信頼関係を大切にしてくれる店である限り。





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