トップデュエルマスターズ研究所第111回(2006.06.17)

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□発売前レビューその2 【インフェルノ・ゲート】を使ってみよう!!
 “【インフェルノ・ゲート】&【ボルメテウス・サファィア・ドラゴン】”2つ紹介!

 
 
 衝撃に次ぐ衝撃、コロコロコミック7月号。デュエルマスターズは確実に、新時代に突入した!
 ・・というキャッチフレーズが、大げさじゃないほどの本気の衝撃。見れば誰でもわかる、“スペクタクル・ノヴァ”は最強セットといわれた第10弾に匹敵するセットになりそうです。
 
 
いけっち店長「突然だけど蒲田店常連小学生“ピッコロ君”(注1)が、
『ハリーさん見たーい!! ハリーさんって母星から落ちてきた人でしょ?』
とか言ってたぞ」
 
ハリー「落ちてきた・・いつの間にか話が進化してませんか」
 
いけっち店長「『ハリーは・・・、星の王子さま?』byガンダムW」  
 
ハリー「いや、わけわかりませんから。だいたい、『会いたい』じゃなくて『見たい』なんですか」
 
いけっち店長「ホームページ見てる人にとったら、実在の人物というより、クリーチャーなんじゃねえの」

ハリー「種族は?」
 
いけっち店長「コスモウォーカー・・・かなぁ」
 
ハリー「店長はヘドリアンですな」
 
いけっち店長「ヘドリアン・・・、絶滅種族なんだろうなぁ・・・スペクタクル・ノヴァの世界では。
 で、スペクタクルノヴァのカードなんだけど、【インフェルノ・ゲート】ってあるやん? あれをピッコロ君に、 
『【ダンディ・ナスオ(17弾)】でデッキから持ってきて墓地に落として、【インフェルノ・ゲート】で出すんだお』
って教えたら、
『うわぁ・・なんでそんな悪い事しか考えないの?』
って言われたよ」
 
ハリー「尊敬されない大人ですな」


インフェルノ・ゲート
 5コスト 呪文
■進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。


ダンディ・ナスオ
 2コスト ワイルド・ベジーズ 1000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から1枚選んで自分のマナゾーンに置き、自分のマナゾーンから1枚選んで墓地に置く。その後、山札をシャッフルする。


 
■【インフェルノ・ゲート】&【サファイア】デッキ
  “地獄帰りのサファイア兄貴”
クリーチャー
 4x ダンディ・ナスオ
17弾
 4x 青銅の鎧
18弾
 4x パルピィ・ゴービー
13弾
 1x アクアン(殿堂)
4弾
 1x エクス・リボルバー・ドラゴン
16弾
 3x ボルメテウス・サファイア・ドラゴン
ドリーム
呪文
 4x フェアリー・ライフ(Sトリガー)
10弾
 4x エマージェンシー・タイフーン(Sトリガー)
11弾
 2x エナジー・ライト
ドリーム
 1x ロスト・チャージャー(殿堂)
9弾
 1x サイバー・ブレイン(Sトリガー・殿堂)
1弾
 1x スケルトン・バイス(殿堂)
8弾
 4x インフェルノ・ゲート
19弾
 4x デーモン・ハンド(Sトリガー)
18弾
 2x ナチュラル・トラップ(Sトリガー)
18弾


1・まずは【サファイア】を墓地に送ろう。
 【ナスオ】や【ロスト・チャージャー】を使えば、【サファイア】3枚が手札&シールドにない限り、確実に墓地に落とせるぞ。
 手札にあるときは【エマージェンシー・タイフーン】を使おう。【サファイア】が手札になくとも、コンボパーツを引くために暇があったら使っておこう。
 【アクアン】は【パルピィ・ゴービー】とコンボしない限りは確実ではないが、そもそもドローカードなので積極的に使おう。

2・あとは5マナ貯めて【インフェルノ・ゲート】!
 
 
 ハリー「古くはマジック:ザ・ギャザリングの【動く死体】から、遊戯王の【死者蘇生】といい【リビングデッドの呼び声】といい、『墓地のクリーチャーをコストを無視して場に出すカード』は最強のカードの一つですからね。
  なにしろ、どんなにコストが重かろうが関係なく出せるわけですから・・・『強力な、コストの大きなクリーチャー』がいればいるほど強いカードになるわけです」
 
いけっち店長「そしてDMにはずばり言って強すぎるカード、【ボルメテウス・サファイアドラゴン(ドリーム)】があるわけだからな。これは使うしかないだろう」
 
ハリー「そんな訳で、ついにDMに出現した墓地再生カードですが、DMが発売してからなんと、4年も掛かってから出たわけです。デザイナーも万を辞して出したはず」
 
いけっち店長「そう考えたいところだね。で、このデッキだけど、強いことは強いが、ひどい強さじゃないな」
 
ハリー「このレシピでは、“転生サファィアデッキ”の方が、少し早い上に動きが安定してますね。
 ぶっちゃけ純粋な強さでは、“牙サファイア”の方が汎用性があって強いでしょう。
 このデッキ的には【インフェルノ・ゲート】は普通に強いカードというレベルなのでは?
 まだまだ別の組み方の研究も必要でしょうね。このデッキに【転生プログラム(10弾)】やらを入れてもいいでしょうし、もっと他の重いクリーチャーも試したいところですし。そもそも19弾のまだ公開されていないカードには、もっと相性の良いカードがあるかもしれない」

いけっち店長「そーだな。除去デッキでトドメは【サファイア】・・というデッキに【インフェルノ】を入れる方が、デッキとしては強そうだ。別に【サファィア】を早く出すだけなら【転生】で良いしな。
  問題はやっぱり、【インフェルノ】より【サファイア】だよ。
 どんなデッキもけっきょく、『じゃあトドメは【サファィア】で良いじゃん』って事になってる。昔の【無双竜機ボルバルザーク(10弾)】みたいだ」

 
■除去サファィア・【インフェルノ】入り
クリーチャー
 3x 宣凶師ベリックス
11弾
 2x ストーム・クロウラー
18弾
 2x 新星の精霊アルシア
双龍・勝舞
 3x ボルメテウス・サファイア・ドラゴン
ドリーム
呪文
 4x エマージェンシー・タイフーン(Sトリガー)
11弾
 3x 魂と記憶の盾
11弾
 1x ロスト・チャージャー(殿堂)
9弾
 1x マーシャル・ロー(Sトリガー)
14弾
 3x ブレイン・チャージャー
8弾
 1x サイバー・ブレイン(Sトリガー・殿堂)
1弾
 3x ファンタズム・クラッチ(Sバック)
17弾
 2x インフェルノ・ゲート
19弾
 4x デーモン・ハンド(Sトリガー)
18弾
 1x 炎槍と水剣の裁(殿堂)
13弾
 4x 地獄スクラッパー(Sトリガー)
14弾
クロスギア
 3x ノーブル・エンフォーサー
16弾
(【アルシア】は、【暁の守護者ファル・イーガ(2弾)】でも問題ありません)

  
いけっち店長「強いなぁ・・これ。
 【サファイア】を【インフェルノ】で一本釣りするのはもちろん強いが、【ベリックス】&【ストーム・クロウラー】&【アルシア】の『バトルゾーンに出した時、お得なクリーチャー』を【インフェルノ】で再利用するのも強い」
 
ハリー「単純に【ボルバル】と比べるわけにはいかないと思いますが、【サファイア】がデッキ構築の自由度を狭めているカードである事は間違いありませんね。
 デュエルマスターズとはつまり、いかに【サファイア】を出すか、いかに相手の【サファイア】を封じるか、というゲームになってしまっているので・・・。
 せっかくの進化ギャラクシーヴォルテックスも、『一生懸命進化を出すより、【サファイア】出した方が簡単だし強い』と言われてしまわないか、心配です」 
 
いけっち店長「いやいや、さすがに【サファイア】はプレミアム殿堂になるんじゃないかな? 殿堂なら【ナスオ】で持ってこれるから解決しないし。
 でないと、どんなに新しいカードが出ようともその魅力が半減するからね。
 
 マクロな視点で見て、DMのプレイヤーが大きく増えるかどうかは、このセットにかかってると思う。いつまでもサファイアだらけの環境では、魅力的なゲームとは言いにくい。
 このセットのおかげで、『【サファイア】なんて、そんなに使わないよ』という環境になれば良し、そうでなければさっさとプレミアム殿堂になってほしいと思うね」
 
ハリー「サファイアに勝てるデッキはいくらでも作れますが、環境を支配しているカードが半年以上も孤高の王座に君臨されては困る、という事でしょうか。スペクタクル・ノヴァに期待したいところです」
 
いけっち店長「つー訳で、予約コーナーはこちらだ! いや、いつもは通販を使わないという人にも読んで頂きたい。攻略も書いてるからね」(予約は終了しました)
 



注・ピッコロ君
 蒲田店のディメンションゼロ月間チャンピオンレースで、店員すがやんに勝利し、ピッコロさんフィギュア(ドラゴンボール)をもらった小学5年の彼は、チャンピオンレース用デッキケースにずっとピッコロを入れていた。
 日に日にパーツが外れ、ぼろぼろになっていくピッコロフィギュア。
 それは、ナッパの攻撃から悟飯を守って死んでいった彼の姿を彷彿させるものだった。
 
「ピッコロさーーーん!!」
 
 恩師の死が、少年の怒りに火をつけた。彼はチャンピオンレースにその怒りをぶつけ、その結果、0勝6敗という素晴らしい成績を・・・成績・・を・・・あれ?
 
 彼はいつしかピッコロ君と呼ばれるようになっていた。

 正確には、“ピッコロをコナゴナにした小学生のS君”。略して“ピッコロ君”。



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