□子供が泣き出す! 大人に使おう! “インフェルノマナ破壊デッキ”
いけっち店長「ハリー・・・俺はまた、とんでもなく悪いデッキを作ってしまった!」
ハリー 「じゃあボツで」
いけっち店長「うん。残念。・・・じゃなくて! せっかく作ったからには記事にしたいんだけど・・・」
ハリー 「悪いデッキって事はあれでしょう。店長の分類で言うと、“DMが嫌いになるデッキ”にカテゴライズされるようなデッキなんでしょ」
いけっち店長「うん。子供たちも明らかに嫌な顔する」
ハリー 「当ててみましょう。マナ破壊ですね」
いけっち店長「ぎゃーす! 当たり」
ハリー 「オマケに【インフェルノ・ゲート】がらみだ」
いけっち店長「ぴきー!」
ハリー 「あのですね店長。カードゲームにおいて、子供達が最も嫌がるのがエネルギー破壊なんですよ。わかってるんでしょう?!」
いけっち店長「うん・・どんなにクリーチャー除去されても、苦しそうな顔をしつつもゲームを続ける子供たちも、マナ破壊されると泣き出すもんなぁ・・・。」
ハリー 「理由はお解かりでしょう。要するに、除去デッキ相手で出したクリーチャーが次々と破壊されていっても、とりあえず子供にとっては『引いたカードはプレイできる』。“カードをプレイする”という楽しみは残されています。
たとえ、はたから見て“詰んでる”場合でも、初心者の子供にはわからないですからね」
いけっち店長「でも、そんな子供も、マナ破壊されると泣き出す。“何も出来なくなる”からだ」
ハリー 「そう。エネルギー破壊は、カードゲームの一つの戦術ではありますが、ライトユーザー向けのカードゲームでは、絶対に強すぎてはいけないシステムなんです。カードゲームに単純な“楽しさ”を求めている層が、そんな戦術を喜ぶはず無いですからね」
いけっち店長「じゃあ、あくまで大人同士で使うって事で・・・絶対に子供相手に使わない、って約束できる人にだけお伝えするって事で」
ハリー 「まあ・・出来るものは出来る。誰でも考えるようなデッキですしねぇ・・・」
■インフェルノ・デストラクション |
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クリーチャー |
4x ダンディ・ナスオ |
17弾 |
3x 青銅の鎧 |
1弾・18弾 |
4x パルピィ・ゴービー |
13弾 |
4x シェル・フォートレス |
2弾・18弾 |
2x ボルメテウス・サファイア・ドラゴン |
ドリーム |
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呪文 |
4x 母なる大地(Sトリガー) |
14弾 |
4x 転生プログラム(Sトリガー) |
10弾 |
4x ブレイン・チャージャー |
8弾 |
1x サイバー・ブレイン(Sトリガー・殿堂) |
1弾 |
1x スケルトン・バイス(殿堂) |
8弾 |
4x インフェルノ・ゲート |
19弾 |
4x デーモン・ハンド(Sトリガー) |
1弾・18弾 |
1x 地獄スクラッパー(Sトリガー) |
14弾 |
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(【シェル・フォートレス】は【緑神龍ザールベルグ(双龍勝舞)】でも問題ありません)
毎度お馴染み、3ターン目【パルピィ・ゴーピー】、次の4ターン目に【転生プログラム】で【シェル・フォートレス】を出して2マナ破壊。(このあたりの【転生プログラム】関連は、
107回参照)
シェル・フォートレス
9コスト コロニー・ビートル
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選び、持ち主の墓地に置く。
次のターンには、2ターン目の【ダンディ・ナスオ】で墓地に埋めておいた【シェル・フォートレス】を【インフェルノ・ゲート】で出して2マナ破壊。
6・7ターンにドローしたりマナ加速で、8マナのところで【母なる大地】を使って【シェル・フォートレス】を引っ込めて、その【シェル・フォートレス】を出してまたまた2マナ破壊。
そこまでやっときながら、石橋を叩いて渡るがごとく【ボルメテウス・サファイアドラゴン】を出して攻撃。
ひどい。ひどすぎます。
もちろん、常にこういった最高の回りをするわけではありません。
しかし、【転生プログラム】か【インフェルノ・ゲート】による4〜5ターン以内の【ザールベルグ】召喚は、ほぼ成功します。でもって、徹底的なマナ破壊開始。
デッキから【シェル・フォートレス】。墓地から【シェル・フォートレス】。マナゾーンから【シェル・フォートレス】。
対戦相手は、「またかよ〜!!」と叫びながら半泣き。
そうこうしてるうちに、シールドトリガーという一縷の望みを絶つ【サファイア】で攻撃なんですから、やってられません。
このデッキと同じように、「最終的に【サファイア】で勝つ」というデッキはいろいろあります。
そしてそういったデッキには、【サファィア】はパワーアタッカーなので、先に出した【サファイア】は、相手の【サファィア】に殴り倒されてしまうという問題点があります。
そこで、このデッキのように先に【シェル・フォートレス】でマナ破壊しおけば、相手は【サファイア】を出せなくなるので、こちらが一方的に【サファイア】で攻め込めます。
【サファイア】を出す自力最速コンボは、
1ターン 【シナプス・キューブ(17弾)】を使ってデッキの上から3番目を【サファィア】にする。
2ターン 2マナクリーチャーを出す。
3ターン 【転生プログラム】を使う。【サファイア】爆誕
ですが、安定性とカードアドバンテージの問題から、一般的には4ターン目に出す
【パルピィ・ゴーピー】または【テンペスト・ベビー】から【転生プログラム】
というパターンが使われています。
このデッキは、そのコンボに加え、
【ダンディ・ナスオ】→【インフェルノ・ゲート】→【サファイア】爆誕
という、とても決まりやすいコンボまで入っているので、ほぼありとあらゆるデッキよりも確実に、何度でも、【ザールベルグ】または【サファィア】を出せ、しかもマナ破壊により相手の動きを阻害して、一方的なゲームに持ち込めるわけですね。
実際には、【サファィア】を出さずとも、相手のマナがなくなってしまえば、ほぼ逆転はされませんので、そのまま【シェル・フォートレス】や【ナスオ】で攻撃して、さっさと決着をつけてしまっても良いでしょう。
もちろんさっさと決着をつけず、相手の苦しむ顔をのんびりと見物したい、というサディスティックな気持ちもわからんでもないですが、こちらはしょせんコンボデッキ。チャンスを逃すと、その後の引きによってはガタガタになるかもしれません。いい気になるのはやめときましょうね。
なんだかんだで、【転生プログラム】と同じく、やっぱり使いまくる事になりそうな【インフェルノ・ゲート】。
前も書いたとおり、このカード自体は“壊れた”強さではないと思いますが、【サファイア】などの壊れたクリーチャーがいる限り、延々と使われることになるでしょう。
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