デュエルマスターズ研究所(デッキ集) 第180回(2009.12.3) |
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□1年たったからついに公開! 秘密デッキエックス“DEATHユニバース33弾改造版”
こんちわ。いけっち店長です。
さて、これまでにも何度かご説明させて頂いておりますが、今でも時々、
「エックスデッキって何それ?」
「一般には公開できないような、エロいデッキなんですかっ! ハァハァ」
とかおっしゃる方がいらっしゃいますので(エロいデッキって、何だ)、改めまして、“エックスデッキ”についてご説明したいと思います。
いつも動画や記事にて、デュエマのデッキをたくさんご紹介させて頂いている我々ですが、“エックスデッキ”は違います。
当ホームページの通販、またはカードキングダム各店で、どれかの弾を3ボックス以上お買い上げ下さったお客さまだけにお送りする、“完全限定秘密デッキ記事”。それがエックスデッキ記事シリーズです。
これは第12弾の時から始めたもので、次に発売するデュエマ34弾“烈火の刃”では、“エックスデッキ22”の記事になる予定(再録パックの18弾版はエックスデッキを作成していないので)。
ちゃんとお金を出して商品をお買い上げ下さったお客さまへのサービスですから、実のところいつものデッキ記事より力が入っています。
しかし、最新弾が出て、すぐに研究して作るものですから、「最強のデッキの記事」はそうそう作れません。
それに最強デッキなどというものは、どうせ日本中で研究され、いずれ有名になってしまうものですから、「秘密のデッキ記事」にはそぐわないと考えています。
よってエックスデッキの内容は、ほとんどの場合、「最新弾のカードを使った、変な動きをするビックリ箱のようなデッキの記事」という事になっています。(ちょっと違う時もありますが、基本的に最新弾ならではのデッキになります)
“完全限定秘密デッキ記事”としてスタートしたエックスデッキでしたが、その結果、「エックスデッキの面白さ」が、いつまでたっても「知る人ぞ知る」ものになってしまいました。これはちょっと、もったいない!
そういうわけで約1年前からのエックスデッキ記事には、秘匿タイムリミットを設定しました。
「エックスデッキ記事は、配布1年後には、一般公開もあり得る」というルールです。
完全秘密デッキでは無くなったワケですが、「1年も早く知ることができるのではあれば、特典記事としては十分に価値がある!」と皆様に判断していただけたようで、変わらずご注文を頂ける結果となりました。(ありがとうございます!)
と、言うわけで! 今回、1年のタイムリミットをクリアしたデッキ、その二つ目をご紹介します。
(なお、一つ目はこちら→「ついに公開! 一年前のエックスデッキ! “ザ・銀河忍法”!!」)
今回ご紹介するデッキの母体は、1年前に発売した30弾“戦極魂(ウルトラ・デュエル)”発売当初に開発されたもの。
名付けて“DEATHユニバース”!
しかし! 当時とは状況が大きく変わりました。
ぶっちゃけ、《パーフェクト・ギャラクシー》《ミスト・リエス》《母なる紋章》をほぼ4枚ずつで入れていたデッキだったのですが、これらが殿堂入りで全滅!
なので今回ご紹介するバージョンは、当時のものとは構成が大きく変わっています。
しかし、コンボの性質、技そのものは変わっていません。
いやむしろ、新たなカードが加わり、切れ味は一層、鋭くなっております!
さて、ご覧あれ。エックスデッキらしい、一撃必殺のびっくりコンボデッキ!
何しろ1年前に作られたものですから、今では似たコンボをご存じの方も多いでしょうが・・・
これが、30弾発売1週間後に配布されていたという事を差し引いて、エックスデッキの面白さを御存じ頂きたい!
そして近日発売の、34弾“烈火の刃”のエックスデッキにご期待の上、ご予約ご注文頂ければ幸いです。
■《DEATH・ドラゲリオン》必殺コンボデッキ“DEATHユニバース33弾改造版” |
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クリーチャー 20枚 |
2x 光牙忍ハヤブサマル(ニンジャ) |
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3x 魔光王機デ・バウラ伯 | |
4x 腐敗無頼トリプルマウス | |
2x 龍神ヘヴィ |
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4x 蒼狼の始祖アマテラス |
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1x 不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー(殿堂) | |
4x 黒神龍グールジェネレイド |
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進化2枚 |
2x 究極銀河ユニバース |
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マナ進化GV3枚 |
3x 超神星 DEATH・ドラゲリオン |
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呪文15枚 |
4x フェアリー・ライフ(Sトリガー) |
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1x 魂と記憶の盾(殿堂) | |
3x 神秘の宝箱 |
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2x 母なる星域 |
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2x エナジー・ライト |
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1x サイバー・ブレイン(Sトリガー・殿堂) |
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1x 英知と追撃の宝剣(殿堂) | |
1x ロスト・ソウル |
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(このデッキは2009年12月時点のルールと、12月19日からの殿堂、33弾までのカードで作られています)
《神秘の宝箱》を使い、デッキから《グールジェネレイド》をマナゾーンに置きます。
黒神龍グールジェネレイド
7コスト ドラゴン・ゾンビ 6000
■自分の《黒神龍グールジェネレイド》以外のドラゴンが破壊された時、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、このクリーチャーをバトルゾーンに戻してもよい。
■W・ブレイカー
《デ・バウラ伯》で《神秘の宝箱》を回収し、再び使用して《グールジェネレイド》をマナゾーンに増やしていきます。
8マナになったら、マナゾーンの《グールジェネレイド》等、闇クリーチャー3枚を重ね、マナ進化ギャラクシーボルテックスで、《DEATHドラゲリオン》を場に出し、即座にメテオバーンをフル使用します。(おそらく場のカードは全滅するはずです)
うまくいった場合、自分の墓地には《グールジェネレイド》が3枚落ちているでしょう。
パターン1・相手のシールドトリガーなどで、あるいは返しのターンに《DEATHドラゲリオン》が破壊された場合
墓地の《グールジェネレイド》がすべて場に出てきます。《DEATHドラゲリオン》はなんと、“ドラゴン・ゾンビ”でもあるのです!
パターン2・《DEATHドラゲリオン》が破壊されなかった場合
《DEATHドラゲリオン》に、《究極銀河ユニバース》を重ねます。
《ユニバース》の下には、たった1枚のフェニックス、つまり《DEATHドラゲリオン》しか存在しません。
メテオバーン。あなたの勝ちです。
ふたつの必殺技が入った、成功させるのがかなり難しそうなコンボデッキですが、意外なほどに回ります。
後半、手札に来てもうれしくない《グールジェネレイド》を《神秘の宝箱》で早めに埋めてデッキを圧縮したり・・・
手札に来た《DEATHドラゲリオン》《ユニバース》をマナゾーンに置いておいて、《アマテラス》→《母なる星域》で出せるようにしたりと、「コンボを決めるとき以外には必要ないカードを手札に持ち続けなくて良い」ことなどが、コンボの成功率を高めています。
本当にもう、《アマテラス》は便利すぎるカードですわ。
さてここからは、各カードの解説とともに、コンボを成功させるテクニックをご説明していきましょう。
魔光王機デ・バウラ伯
4コスト グレートメカオー/ナイト 4000
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、呪文を1枚、自分の墓地から手札に戻してもよい。
2ターン目に《フェアリー・ライフ》を使えれば、3ターン目に場に出し、《フェアリー・ライフ》を手札に戻すという、効率の良い動きがとれます。
そうでなくても、《神秘の宝箱》や《エナジー・ライト》を回収したりと大活躍。早めに殴ってくるデッキに対して、ブロッカーとして時間を稼いでもくれます。
究極銀河ユニバース
5コスト フェニックス 17000
■進化−自分のフェニックス1体の上に置く。
■メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そのカードが最後の1枚でフェニックスならば、自分はゲームに勝利する。
■T・ブレイカー
《デスドラゲリオン》に重ね、一撃で勝負を決める。それ以外の使い方はありません。
そして、それだけで十分なのです。勝つんだもん。
手札から出すか、マナゾーンに置いて《母なる星域》で出すかは状況を見て。
経験上は、手札から出すパターンが6割、マナゾーンから出すパターンが4割、といったところです。
不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー
7コスト エンジェル・コマンド 9000
■シールド・フォース(このクリーチャーをバトルゾーンに出す時、自分のシールドを1枚選んでも良い。そのシールドがシールドゾーンにある間、このクリーチャーは次の能力を得る)
■SF−このクリーチャーは「ブロッカー」を得る。
■SF−このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンから離れずにとどまる。
■W・ブレイカー
殿堂カード(1枚制限)になってしまいました。まあ、当たり前かも知れません。
このデッキでは、特に必須というカードではありませんが・・・(コンボ成功率を高めるためには、本当なら1体でも多くの闇クリーチャーを入れたいところです)しかし何といっても、あるのと無いのとでは、安心感が違います。
マナ加速もあるデッキですし、早めに出せるので、1枚は入れておきたいところ。
また、シールドフォースが発動している時には、「場から離れない」ので、《母なる星域》でマナゾーンに送る(物理的には送れないけど)のを《パーフェクト・ギャラクシー》にする事で、実質いけにえ無しで《DEATHドラゲリオン》を出すことができます。
また、《DEATHドラゲリオン》のメテオバーンを使用した場合、相手だけでなくこちらのクリーチャーもほぼ全滅します(《DEATHドラゲリオン》はパワー2000になって生き残る)が、、シールドフォースの発動している《パーフェクト・ギャラクシー》は、パワーがゼロになっても生き残ります。
神秘の宝箱
3コスト 呪文
■自分の山札を見る。その中から自然以外のカードを1枚選び、自分のマナゾーンに置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。
自分で言うのもなんですが、僕は《神秘の宝箱》を使うデッキを本当にたくさん作ってきました。
「デッキから自然以外の好きなカードをマナゾーンに置く」というこのカードは、比較的早いターンに使えるマナ加速カードであるだけでなく、
・足りない色を持ってくることができる
・マナから手札に入れるカードと組み合わせる
・《母なる星域》《母なる紋章》で出したいカードを埋める
等、様々なコンポで大活躍してくれました。
最近は「マナ進化の種として最適なカードを仕込むために使う」という、新たな使い道も出現。もう、地味に強すぎです。
早く再録してほしいカードの一つですね。
母なる星域
3コスト 呪文
■バトルゾーンにある自分の、進化ではないクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。そうした場合、自分のマナゾーンにあるカードの枚数と同じかそれ以下のコストを持つ進化クリーチャーを自分のマナゾーンから1体選び、バトルゾーンに出す。
使い道はこれまでに説明したとおりですが、ちょっと気付きにくい点にワンポイントアドバイスを。
場に闇クリーチャー(《トリプルマウス》など)が出ていて、《母なる星域》で《DEATHドラゲリオン》を出したい。
しかし、マナゾーンには《DEATHドラゲリオン》の他に、闇カードが2枚しかない・・・
実は、《星域》で闇カードをマナゾーンに引っ込めた時に、マナゾーンの闇クリーチャーが1枚増えるので、問題なく《DEATHドラゲリオン》が出せます。(子供たちに使ってもらって見たところ、意外と気付かない人が多かったので、念のため)
もっとも、ほとんどの場合は、《アマテラス》の能力で《星域》を使うので、マナゾーンに送るのは《アマテラス》、という事になりますけどね。
龍神ヘヴィ
5コスト ゴッド/ドラゴン・ゾンビ 5000+
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャー1体を破壊してもよい。そうした時、カードを1枚引き相手は自分自身のクリーチャー1体を破壊する。
■G・リンク《破壊神デス》または《龍神メタル》の左横
■このクリーチャーがリンクしている時、相手クリーチャーは可能であればこのクリーチャーを攻撃する。
普通に強いカードですが、進化元の闇クリーチャーの数の確保や、《DEATHドラゲリオン》コンボ後の第2・第3の《グールジェネレイド》復活コンボのために入っています。
超神星DEATH・ドラゲリオン
8コスト ドラゴン・ゾンビ/フェニックス 11000
■マナ進化GV−闇のクリーチャーを3体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
■メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚まで選び、自分の墓地に置いてもよい。そうした場合、そのターン、こうして墓地に置かれたカード1枚につきバトルゾーンにあるクリーチャーすべてのパワーは−3000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される。)
■W・ブレイカー
使ってみると、「なんだかこのカード、普通に強いよなぁ」というのが正直なところ。
このコンボデッキに飽きたとしても、色んなデッキで大活躍できるカードになると思われます。3枚ぐらいは集めておいて、損はないでしょう。
腐敗無頼トリプルマウス
5コスト(闇&自然) ゴースト/ビーストフォーク 2000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
マナ加速してくれるし、相手の足を引っ張る手札破壊もしてくれるし、オマケに闇クリーチャー。
このデッキの、縁の下の力持ちです。
■最後に
まわりで流行っているデッキによっては、多少の修正を加えたくなるでしょうが、「ブロッカーを増やして時間稼ぎできるようにする」のはやめた方が良いでしょう。
基本的に、《DEATHドラゲリオン》を出すと全てのクリーチャーを吹っ飛ばすデッキなので、自分もクリーチャーを並べるのは愚の骨頂。
速攻に攻め立てられるとプレッシャーを感じるでしょうが、そういう時にこそ「守り」を考えず、一刻も早くマナを増やし、《DEATHドラゲリオン》を出せるようにしましょう。
コンボが決まれば突然勝てるのですから!
いかがでしたか?
エックスデッキ記事はだいたいこのように、「決まれば面白いコンボデッキ」をご紹介しています。
もちろん、めったに回らない、『たら、ればのコンボデッキ』にはならないように、何度も実験して動く物をご紹介しています。(動きにくいけど、極端に面白いもの、というのもあります!)
しかし・・・エックスデッキの中にも、出来の悪いもの、良いものの差は、正直なところ、あります。
1年前に作った、この“DEATHユニバース”は、ABCランクで言うと、Bといったところでした。
次の34弾“烈火の刃”のエックスデッキ記事が、本当に面白いデッキ記事になるかどうかは、正直なところ、まだ分かりません。
しかし、「よし、賭けてみようじゃねぇか!」と思って下さるお客さま方のためにも、一生懸命作るつもりです!
どうかぜひ、カードキングダムにてご予約ください。よろしくお願いいたします。
よし、自分を追い込んだぞ(笑)
(もちろんご予約だけでなく、発売後に3BOXお買い上げいただいた場合にも、エックスデッキ記事をお付けしております)
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