FB徳島デュエルマスターズ研究所第59回(2004.07.15)

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□聖拳編・カード紹介その6 (闇編)


 もうそろそろ皆さんも、聖拳編のカードに慣れてきた所だと思うけど、実はまだまだ奥深い強さがありそうだぞ。
 さて、デュエルマスターズ聖拳編色別攻略最終回。今回は闇。あいかわらず難しいカードが多くて大変。



黒神龍ブライゼナーガ
 6コスト ドラゴン・ゾンビ 9000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドをすべて自分の手札に加える。(その「S・トリガー」を使ってもよい)   
■W・ブレイカー


 今まであまり使われていなかった闇の能力として、「自分のシールドを破壊し、何らかのアドバンテージを得る」という物があるが、ついに究極とも言えるカードが出た。しかもトリガーが使える!
 そうなるとトリガーを仕込み、一挙に発動させて決着をつけたいもの。少し考えてみよう。

 仕込むカードといえば、【新緑の魔方陣(3弾)】【ホーリーメール(3弾)】が一般的。
 自然と組むならマナ加速により、すぐに【ブライゼナーガ】が出せるが、早く出す必要性も特にないだろうし、ここは【アクアン(4弾)】でのドロー安定性も生かせる光、つまり【ホーリーメール】での仕込みを考えてみよう。
 つまり、光・闇・水の、トリガー主体デッキだ。【アクアン】でドローし、【ホーリーメール】で【デーモンハンド(1弾)】や【ホーリースパーク(1弾)】を仕込み、場合によっては【ブライゼナーガ】で全発動させて勝負を決めるコンボデッキという事になる。  でかい敵は【デーモンハンド】で破壊。【ホーリースパーク】でタップしている敵に、クリーチャーでアタックして撃破。次のターンには決着が付くだろう。
 光の中〜軽量ブロッカーや、メルニアなどを入れておく事を忘れないように。

(とかなんとか考えていたら、本日、風船君が【ブライゼナーガ】を使った闇・自然・火の謎コンボデッキで当店の40人参加大会で3位に入賞! 【ヘルスラッシュ(6弾)】デッキや速攻を抑えての快挙。う〜ん、奥が深い)



魔天降臨
 6コスト 呪文
■S・トリガー
■各プレイヤーは自分自身のマナゾーンにあるカードをすべてそれぞれの手札に戻し、同時に、自分自身の手札をすべてタップしてそれぞれのマナゾーンに置く。


 つまり、手札とマナを全部入れ替えるカード。
 【ロストソウル(2弾)】を撃って【魔天降臨】、などのコンボを考えがちだが、それだけではあまりに重く、安定しない。
 それに、相手のマナをからっぽに出来ても、それまでに出されているクリーチャーに押し切られては意味がない。

 実際に使おうとするなら、闇クリーチャー+【アクアン(4弾)】デッキの止めカードとして使うのが良いようだ。
 場のコントロール性と、手札破壊能力を併せ持つワームを中心に、ゴーストをからめて種族統一したデッキ(メルニアもゴーストですしね)にダークヒドラを入れ、自分の手札は保持。
 敵主力を【カオスワーム(2弾)】で破壊しておいてから【魔天降臨】だ。



死劇人形ピエール
 2コスト デスパぺット 1000
■ブロッカー 
■このクリーチャーは攻撃することができない。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーは可能であればブロックする。
■スレイヤー


 優秀なカードだが、同じく2マナのブロッカー、【ブラッディ・イヤリング(1弾)】とどっちが良く使われるかというと、もちろん決まっている。【ブラッディ・イヤリング】だ。

 実際にプレイすれば分かる事だが、【ピエール】の「ブロックしなければならない」という能力は、いいように相手に利用される。
 例えば、【青銅の鎧(1弾)】と【誕生の祈(9弾)】がアタックしてくる場合、もちろん【誕生の祈】をブロックしたい所。だが【ピエール】の場合、先に投げ付けられた【青銅の鎧】をブロックして死んでしまい、みすみす【誕生の祈】を通して能力を使われてしまう。
 が、【ブラッディイヤリング】ならそんな事はない。ブロックする、しないを選択できるのだ。
 確かにスレイヤー能力を持つ【ピエール】は、どんな巨大クリーチャーとも相打ちできるのだが、実際にはほとんどどうでもよい“ゴミ”を投げ付けられて死んでしまう。

 また、純粋にサイズの問題で、【ピエール】は火力で焼かれやすいのも問題だ。

 【ピエール】の優秀な点は、やはり軽いブロッカーである事と、種族が“デスパペット”である点だ。デスパペットには実戦レベルの強力なカードが多く、種族統一して【ダークヒドラ】や【ゾンビカーニバル(9弾)】で回収を繰り返せば、延々と活躍してくれる。
 また、【ジャックバイパー(3弾)】で回収できるようになれば、無限スレイヤーブロッカーとして活躍してくれる。



道化人形ミケ
 2コスト デスパぺット 2000
■ブロッカー
■このクリーチャーは攻撃することができない。


 上記理論と同じく、デスパペット。【ピエール】と両方入れれば、デスパペットだけでブロッカー8体だ。
 種族統一するなら、実戦レベルのカードに化ける。



砂男
 3コスト ヘドリアン 2000
■バトルゾーンにある自分の水と火のクリーチャーは「スレイヤー」を得る。


 つまり火や水のクリーチャーを超強化するカード。
 となると、実は! サルデターの新戦力!
(発見者は毎度サルデターに協力して頂いている“キング・オブ・猿回し”氏)

 サルデターに入れずとも、【屑男(4弾)】とのシナジーが実に強力。試してみよう。



ベノム・カプセル
 2コスト ブレインジャッカー 1000
■サイレントスキル−このクリーチャーは、相手のシールドを1枚ブレイクする。


 たとえば火闇の超速攻デッキ“マッハつるりん”に入るのではないか、と思われたが、他のカードを押しのけるほどの力はなかった。
 シールドを壊すだけなので、止めをさせる訳でもないしね。

 ただ、軽量、かつ優秀な能力のクリーチャーである事は間違いない上、【ブラッディイヤリング】と同じブレインジャッカーなので、【ダークヒドラ】【ゾンビカーニバル】での回収に向いている。
 タップしている【カプセル】を【イヤリング】で守る、という戦術で、けっこう相手を追い込めると思う。
 止めの一撃は、ブロックされない【メルニア】で。




 さて、毎度おなじみ色別サンプルデッキ。
 今回のは、特に目新しいコンボの無い、地味な動きのデッキですが、とにかく展開が速く、嫌な(笑)攻撃力、防御力を持つ、「意外な強さのデッキ」です。


 ■ガチャックス変化形・デスパペットローパ(デスパペット・ペトローバ)
クリーチャー
 4x 死劇人形ピエール
10弾
 4x 凶犬人形ジュンカツ
6弾
 2x 道化人形ミケ
10弾
 3x 刃滅人形ポール
6弾
 3x 腐敗電脳メルニア
10弾
 4x 機怪人形ガチャック
8弾
 3x 電脳聖者タージマル
10弾
 3x 曙の守護者パラ・オーレシス
10弾
 2x アクア・ハルカス
1弾
 4x アクアン
4弾
 2x 悪戯人形ハロ
9弾
 4x 光器ペトローバ
9弾
 2x 凶星王ダークヒドラ
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 もう、なんつーか、わらわらとクリーチャーが出続けて、ポコスカ殴るだけ、という身もフタも無いデッキではあります。
 おもしろかったのでデッキ全部クリーチャーにしちゃいました。

 一見冗談のように見えますが、種族統一されているわりに低コストで統一されているため、大量展開から、まとめて【ペトローバ】で強化した時の押し込みパワーときたら、光の防御力を持ってしても耐え切れるモンじゃありません。
 反撃してこようともスレイヤーだらけですし、でかさ合戦に持ち込まれてもやっぱりスレイヤーで殺せます。

 速攻デッキに対しては、展開力で引けを取るものでもありませんので、ブロック、反撃で相打ちを取っていれば、アクアンのドロー差でいずれ勝利。

 “スラッシュ”などの呪文系デッキに対しては、ブロッカーをマナにしてアタッカーを全力展開し、【パラ・オーレシス】&【ペトローバ】で火力から防御します。
 何かの間違いで小型が一掃された頃に、【ダークヒドラ】が出てくるのも凶悪です。

 手札破壊をしないデッキですので、どうせなら、相手に使い切れないだけの手札を与えるつもりでガンガン攻撃しましょう。
 シンプルなデッキなので、初心者にもお勧めです。【ペトローバ】を揃えるのが大変だけど。



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