FB徳島デュエルマスターズ研究所第64回(2004.09.12)

通信販売
遊戯王
デュエルマスターズ
ガンダムウォー
マジック:ザ・ギャザリング
その他
通信販売のやり方

デッキ集
強くなりたいなら↓
遊戯王
デュエルマスターズ
ガンダムウォー
その他

FB徳島HPトップ
FB徳島・裏日記

□「DMハイパーバトルII」予選結果(番外編)


 さて、最近「10弾対応のハイドロ・デストラクションはどんなカンジですか?」という質問がよく送られてきます。
 そこで、予選で毎回上位に食い込んでいたMさんのハイドロデストラクションを紹介してもらいました。


■M式ハイドロ・デストラクション
クリーチャー
 4x 予言者クルト
10弾
 4x 蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ
1弾
 4x 孤独の影ロンリー・ウォーカー
6弾
 4x ねじれる者ボーン・スライム
2弾
 4x ブラッディ・イヤリング
1弾
 4x 曙の守護者パラ・オーレシス
10弾
 4x アクアン
4弾
 4x 予言者マリエル
8弾
 4x 雷鳴の守護者ミスト・リエス
4弾
呪文
 4x ハイドロ・ハリケーン
4弾


解説
 今までのハイドロデストラクションは、クリーチャーデッキにはよそ見してても勝てるデッキですが、火の大量除去呪文に弱いのが欠点でした。


 そこで10弾で登場の【パラ・オーレシス】。
 これでパワーを上げ、大量除去をかわすのはどうか?
 しかし、これでは2000しか上がらないので、【バースト・ショット(2弾)】相手には対策になりましたが、【サウザント・スピア(9弾)】に手も足もでないのは変わりありません。対抗するには2枚引かねばならないのです。


 では、素のパワーが2000より上のカードを使うことで、【パラ・オーレシス】と合わせて5000で【サウザント・スピア】に耐えるのはどうか?
 しかしその作戦では、1コストのクリーチャーは全部入りません。
 1コストクリーチャーを減らすと、そもそもの【ハイドロ・ハリケーン】パワーが下がってしまい、ロック力が弱まってしまいますし、今までお得意さまだったクリーチャーデッキに足をすくわれる可能性がでてきます。


 では、チャージャーカードでマナを加速し、相手が6マナ出す前にこちらが【ハイドロ】を撃ってしまうのは?
 研究所48回で書きましたように、クリーチャーコンボデッキですので呪文を増やすと安定性が下がってしまいます。
 ですが、「どーしてもハイドロで除去をロックしたい!」というワガママさんには良いかもしれません。

 ここでポイントは、【ロスト・チャージャー】はあまり良くないということ。
 つまり、3ターン目【ロスト】を撃つと、当然マナゾーンに【ロスト】自身が置かれ、1マナ増えます。が、デッキには闇のカードがあまり入ってませんので、その1マナが有効活用できません。
 となると、残るは【ソーラ・チャージャー(8弾)】。
 これなら増えた1マナで光クリーチャーを出しやすく、動きに無駄なくマナとクリーチャーが増やせます。


曙の守護者パラ・オーレシス
 3コスト ガーディアン 2500
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■相手のターン中、自分の他のクリーチャーのパワーは+2000される。



ソーラー・チャージャー (8弾)
 3コスト 呪文
■バトルゾーンにある自分のクリーチャーを2体まで選ぶ。このターンの終わりに、そのクリーチャーをアンタップしてもよい。
■チャージャー

 

 ハイパーバトルとは、全く関係ないのですが、通販、店での貸し出しで人気のデッキをご紹介しておきましょう。

 “逆襲のだべべ村大噴火デッキ・ターボ”です。

■10弾対応『逆襲のだべべ村大噴火デッキ・ターボ』
クリーチャー
 3x スナイプ・モスキート
5弾
 3x 無頼勇騎ゴンタ
10弾
 4x 無頼聖者サンフィスト
10弾
 4x 青銅の鎧
1弾
 2x ブルレイザー・ビートル
6弾
 2x 盗賊の盾
6弾
 1x 霊光の化身
10弾
 1x 魅了妖精チャミリア
6弾
 1x 粛清者アイザク
10弾
 4x 雷鳴の守護者ミスト・リエス
4弾
 3x 無頼勇騎ウインドアックス
10弾
 2x 無頼聖者スカイソード
10弾
進化
 1x 大昆虫ガイアマンティス
6弾
 1x 大勇者「二つ牙」
2弾
呪文
 2x フェアリーライフ(S・トリガー)
10弾
 3x クエイク・ゲート
2弾
 3x 竜脈噴火
5弾


 インセクト&【竜脈噴火】をテーマに、マンガ『デュエルマスターズ』に登場する「カブト丸」のデッキを再現してみたテーマデッキ、だべべ村大噴火シリーズ。これはその10弾対応型です。


 以前ご紹介した“だべべ村”よりも、「マナ加速しつつ場に残る自然クリーチャー」が増えたことにより、【竜脈噴火】をより早く、効果を大きくしたまま(竜脈噴火は、場に出ている自然クリーチャーの数だけ敵マナを破壊する)超動させることができる様になりました。



 さて、注意深い方は気付かれたでしょうか?
 そう。研究所第60回でご紹介したデッキ、“マナソース”とほとんど一緒。このデッキは親戚のようなモンです。
 どちらも10弾で登場したレインボークリーチャーの強さを生かし、どんどんマナを増やしつつ強力な大コストカードを連発します。

 この夏休みは、数え切れないほどたくさんの子供たちと対戦したのですが、そんな中で僕が一番多く使っていたデッキは“マナソース”“だべべ村”。
 で、この2つのデッキはそりゃもう大活躍。勝率9割は超えました。
 そして、その戦った子供たちが使ってきたデッキの多くがアクアンホワイト!

 アクアンホワイトと言っても様々なタイプがあるので、完全に、とは言えませんが、つまりこのデッキを使いこなせばアクアンホワイトにも突き刺さるのです。
 “マナソース”は5ターン目の【地獄万力(7弾)】【ガトリングワイバーン(1弾)】が場を制圧します。
 “だべべ村”は【クエイクゲート】が敵を減らし、【竜脈噴火】が逆転不可能状態に追い込みます。


 詳しい戦術は以前の記事を読んで頂くとして、“マナソース”は、「3ターン目までの【フェアリーライフ】か【青銅の鎧】のプレイ、次ターン【ウィンドアックス】【スカイソード】に続けて強力な7マナカードに流れるようにつなぐ」という戦術が実に強力。
 弱点は手札破壊ですが、【ミスト・リエス】が出てからは問題ありませんし、引いたカードを立て続けに出していくだけで、場をリードしていく事ができます。

 “だべべ村”は同じようにマナを増やしながらも、進化獣での奇襲性が強力で、守りの薄さに付け込んできた相手に「殴り返す」のが良い戦術です。【ガイアマンティス】は事実上、ブロックされませんしね。
 丁寧に相手クリーチャーを減らしつつ生き残り、【竜脈噴火】を撃てば、自分のペースです。


 もちろん、勝率がより高く、安定して強いのは“マナソース”なのですが、子供達に貸して使ってもらったところ、“だべべ村”が大人気。
 やはり【竜脈噴火】での一撃必殺が楽しくてしょうがないようです。

「まわりがアクアンホワイトばっかりで面白く無いぞー!!」
という方、“マナソース”や“だべべ村”で撫で斬ってみませんか?


補足・あくまでクリーチャー戦に強いデッキであるため、“除去系”のデッキには苦戦。
 速攻デッキに対しては小型優先に出して殴り返しで敵クリーチャーを減らし、【スカイソード】を引けるかどうかがカギ。

 また、【ボルバルザーク】に対しては、【竜脈噴火】を撃てば勝ち。先に出されれば負け。
 なので、相手の【シャーマンブロッコリー】をうかつに倒すのは危険です。



竜脈噴火
 8コスト 呪文
■バトルゾーンにある自分の自然のクリーチャー1体につき、相手のマナゾーンから1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。





 マナソース・シリーズの強さを支えるキーカードが、【ウインドアックス】を始めとするマナ加速クリーチャーです。


 当研究所を読んでいる皆さんには、【インビンシブル・テクノロジー(6弾)】より【エナジー・ライト(6弾)】と言いますか、つまりデュエルマスターズでは「超人」や「リヴァイアサン」とかの『デカくて凄いヤツ』を使うより、「ガーディアン」とか「ビーストフォーク」とかの『手頃なコストの手頃なヤツ』のほうが強いことはご存知だと思います。 

 では、マナが重いカードは弱いのか?
 いえ、そうではありませんね。「重い」のが悪いのでなく、「重いから終盤まで使えない、使えても手遅れ」だったりするのが問題なのです。

 自然のマナ加速はこの問題を解決してくれる、気がします。
「今まで終盤にしか使えなかったカードが、4〜5ターン目にはもう使える!」
 これは強力です!
 が、しかし、マナ加速カードを入れるということは、「マナは10マナあるのに、ドローは【フェアリー・ライフ】」などといった問題点がありました。

 今まではこの問題を、「水とコンビを組む」ことで解消していました。つまり、ドロー強化して無理やり回すのです。
「ばかナ」「聖剣ばかナ」がそれです)

 しかし、それも昔の話。「聖拳編」からは違います。
 今までは【メビウス・チャージャー(7弾)】だったり【クリスタル・フュージョン(9弾)】だったりと「これだけでは何もできません」カードだったのが、【ウインドアックス】のような強力生物になったのです! これなら何枚引いても無駄にならず、ブロッカーをげしげしイジメたり、シールドを増やして相手の攻撃を耐えてくれます!


無頼勇騎ウインドアックス
 5コスト(火/自然) ヒューマノイド/ビーストフォーク 2000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、「ブロッカー」を持つ相手のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札の上から1枚目を自分のマナゾーンに置く。



 このカードは、
1・マナを増やす
2・クリーチャーなので場に残る
3・ブロッカーを殺す
と、1人3役の強力クリーチャー。

1・マナを増やす
 【ウインドアックス】は5マナ。
 つまり次のターンには7マナになるので、【地獄万力】や【ガドリングワイバーン】といった強力な制圧カードにスムーズに繋がります。
 また、マナがあればあるほど【大勇者「鎖風車」(10弾)】&【スナイプモスキート】での回収アドバンテージや【ミスト・リエス】での展開アドバンテージに繋げる事ができます。


2・クリーチャーなので場に残る
 場に残ってくれるので、もちろん相手を殴れます。
 さらに、このデッキでは【クエイクゲート】や【竜脈噴火】がパワーアップ。
 まだまだあります。【「二つ牙」】に進化してくれたり、【チャミリア】で持ってこれたり、【ミスト・リエス】でドローできたり。
(注・【ミスト・リエス】がいる状態で【ウインドアックス】を出した場合、1・ブロッカー殺す→2・マナを増やす→3・【ミスト・リエス】でドロー、という順番になります)


3・ブロッカーを殺す
 今の流行と言えば光。光といえばブロッカー。それを一撃で殺してくれます。
 特に、10弾で登場した【電脳聖者タージマル】や【曙の守護者パラ・オーレシス】といった、火では倒しづらいクリーチャーを一撃で落としてくれるのは強力!
 ブロッカーを倒してくれることで、【クエイク・ゲート】や【ガドリングワイバーン】のパワーをさらに押し上げてくれます。
(注・ブロッカーがいなければ場に出せない、わけではありません。殺せなくても場に出せますし、マナも増えます)



 まとめると、マナソース・シリーズは、
1・マナ加速クリーチャー
2・重いが強力なカード
3・マナ加速クリーチャーと相性の良いカードたち
で組まれたデッキなのです。
 「マナ加速クリーチャーって全部色が自然だ!」というところに注目すれば【竜脈噴火】の“だべべ村”デッキになりますし、「クリーチャーだから殴れる!」というところに注目すれば、【スカイソード】を【シャーマン・ブロッコリー(10弾)】にして重くて強いスピードアタッカーを連打するボルバルザークになります。


 今まで使えなかったような7マナ以上のカードが大活躍し、多色デッキなのでカードの選択肢が多くて個人個人の性格が出る、楽しくて強いマナソースシリーズ。
 ぜひぜひ試してみて下さい。



研究所TOPに戻る

ホームページTOPに戻る



〒770-0813
徳島県徳島市中常三島1丁目3番地1号2F
Future Bee 徳島
Tel(Fax):088-656-3823
e-mail:fb-toku@stannet.ne.jp