□無限軍団の飛翔・カード紹介その4 (ウエーブストライカー編)
11弾の新能力、『ウェーブストライカー(以下WS)』!
なにせ11弾のタイトルは『無限軍団の飛翔(エターナル・ウェーブ)』、パックの絵も火のWS3種揃い踏みと、まさに11弾の主役!
さてそのWS、実際強いのでしょうか?
まずWSのルールを確認してみましょう。
WSは、
3体揃えば能力発動です。
別に、『同じ名前3体』とか『同じ文明3体』とかではありません。WSを持っているクリーチャーが3体揃った瞬間に能力を得ます。
これは『自分のバトルゾーンに3体』とかではなく、『敵、味方関係なく、バトルゾーンに3体』なので、相手のも数えます。
さて、場に【炎舞闘士サピエント・アーク】が2体いたとしましょう。
ここで【斬新兵グランドルメス】を出したらどうなるか?
炎舞闘士サピエント・アーク
3コスト ドラゴノイド 2000+
■ウェーブストライカー
(WB)このクリーチャーのパワーは+4000され、タップされていない
クリーチャーを攻撃できる。
斬神兵グランドルメス
3コスト アーマロイド 2000
■ウェーブストライカー
(WB)このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、パワー2000以下のクリーチャーをすべて破壊する。
答えは、「【グランドルメス】だけ死亡」。
1・【グランドルメス】が場に出てWS能力発動!
2・【サピエント・アーク】は6000に、【グランドルメス】はその能力で2000以下、つまり自分だけを破壊。
3・WSが2体になったので【サピエント・アーク】は2000に。
と、こうなります。
では、場にいるのが【サピエント・アーク】と【予言者ラメール】。
ここで【グランドルメス】を出すと、どうなるか?
予言者ラメール
2コスト ライトブリンガー 1500+
■ウェーブストライカー
(WB)バトルゾーンにある自分のクリーチャーすべてのパワーは+1000される。
答えは「全員生き残り」。
1・【グランドルメス】が場に出てWS能力発動!
2・【ラメール】の能力により、自身は2500、【サピエント・アーク】は7000、【グランドルメス】は3000に。
3・2000以下がいないので、【グランドルメス】の能力はなにも破壊しない。
と、こうなります。
さて、実際にWSでデッキを組んでみましょう。
まずは【サピエント・アーク】を主役にする事にすることにしました。
こいつは3コスト6000(かもしれない)と、手頃なコストで充分なパワーを誇ります。【地獄万力(7弾)】以外の火の火力には焼かれませんので、除去にも耐性があります。
おまけにタップしていないクリーチャーを直接パンチできますので狙ってアドバンテージが取れます。
単体の性能で見ると、最高のWSと言えるのでしょう。
そんな強力クリーチャー【サピエント・アーク】とはいえ、WSが揃わなければただのヘナチョコ2000クリーチャー。さて、どうやってWSを揃ましょうか?
1・ドローカード多め、WS少な目、5〜6ターン目に揃える『ゆっくりWS』。
2・WSをたっぷり入れて、4ターン目に揃える『すばやいWS』。
どちらが良いか?と思いつつリストを眺めると、WSにはあるマイナス特徴があるとこに気付きました。それは
『WSはスピードアタッカー(進化)やシールドトリガー獣がおらず、ブロッカーも少ないので1ターン差の攻防に弱い』
こと。
つまり、「パワー6000を3体だー!」とか叫ぶよりも、「5ターン目に【光器ペトローバ(9弾)】だー!!」とか言いつつイニシエートやガーディアン並べるほうが、ブロッカーがいる進化もいるで、もっと殴り合いに強いのです。
わざわざ他のデッキの方が強い動きをするのに、同じようなターンに動き出していては勝てません。
5ターン目【ペトローバ】や、もっと言えば
マナソースの5ターン目【地獄万力(7弾)】戦略を打ち破るギミックを考えねばならないのです
1の『ゆっくりWS』では間に合いません。後攻になったとたん負けが確定してしまいます。
これは2の、「WSをたっぷり入れて、4ターン目に揃える『すばやいWS』」を目指すしかないでしょう。
1ターン早く始動する事により、【ペトローバ】より早く【クエイクゲート(2弾)】を叩き込んで相手を壊滅させたり、【地獄万力】よりはやく6000クリーチャー軍団を作り出すことでアドバンテージを取らせないことを目指すのです!!
4ターン目WSを目指すためには、「2ターン目WS、3ターン目WS、4ターン目WS」と動かねばなりません。
となると必然的に2コストWSをたっぷり入れねばなりませんし、4コスト以上のWSはあんまり入りません。
【サピエント・アーク】と【クエイクゲート】のために火は決定ですが、火には2コストWSがいません。ここは他の色で補うことにしましょう。
2コストWSがいない闇はココで脱落。
残るは光・水・自然。3色の中で一番強いWSは?
それは光です。
WSで足らないブロッカーが補給できますし、なにより【予言者ラメール】が超重要!
こいつでパワーを+1000してやらないと、WSのほとんどがパワー6000なので、【無双竜機ボルバルザーク(10弾)】で一発壊滅してしまうのです!
ただでさえブロッカーが少ないわスピードアタッカーがいないわで殴り合いに弱いのに、さらに【ボルバルザーク】で壊滅していてはゲームになりません。
というわけでWSは、火&光が確定、ここに水か自然を足すのが良さそうです。
無双竜機ボルバルザーク
7コスト(炎/自然) アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン 6000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、他のパワー6000のクリーチャーをすべて破壊する。その後、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。そのターンの終わりに、自分はゲームに負ける。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
と、いうことで、サンプルデッキを2つ組んでみました。
まずは、3色目に水を採用したWSです。
■水版ウエーブストライカー |
|
クリーチャー |
4x 予言者ラメール |
11弾 |
4x アクア・トリックスター | 11弾
|
4x 炎舞闘士サピエント・アーク |
11弾 |
1x 斬新兵グランドルメス |
11弾 |
4x 堅防の使徒アースラ |
11弾 |
4x 曙の守護者パラ・オーレシス |
10弾 |
4x リバイバル・ソルジャー | 11弾
|
4x 電脳聖者タージマル |
10弾 |
3x フォーチュン・ボール | 11弾
|
|
呪文 |
2x 無限掌 |
9弾 |
1x エナジー・ライト |
6弾 |
4x クエイク・ゲート |
2弾 |
1x サイバー・ブレイン(S・トリガー) |
1弾 |
|
堅防の使徒アースラ
3コスト イニシエート 2000+
■ウェーブストライカー
(WB)このクリーチャーのパワーは+4000され、「ブロッカー」を得る。
アクア・トリックスター
2コスト リキッド・ピープル 1000
■ウェーブストライカー
(WB)このクリーチャーをバトルゾーンに
出した時、バトルゾーンにある相手の
クリーチャーを1体選び、タップする。
リバイバル・ソルジャー
3コスト マーフォーク 2000+
■ウェーブストライカー
(WB)このクリーチャーのパワーは、+4000される。
(WB)このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。
水のドローカードにより、すこし手札破壊への耐性がつきました。
【フォーチュン・ボール】は狙ってプレイするとけっこうドローできますし、サイズが3000もあるので【クエイクゲート】にも活躍、【バースト・ショット(2弾)】でも死にません。対除去コントロールとしてかなり活躍します。
フォーチュン・ボール
4コスト サイバー・ウイルス 2000
■このクリーチャーをバトルゾーンに
出した時、相手のシールドが3枚以下で
あれば、カードを2枚まで引く。
【グランドルメス】は2000以下を全滅させるので、自分にも少々被害が出ることがあります。
が、ナイスなタイミングで使えば相手の進化種を壊滅させたり、闇+【アクアン(4弾)】や【ハイドロ・ハリケーン(4弾)】デッキのようなパワーが低いクリーチャーを大量に並べるデッキを壊滅させたりと、ときどき活躍したりします。
【パラ・オーレシス】はパワーをプラスしてくれるので、さまざまな局面でちょっとづつ役に立ちます。
同デッキ戦で戦闘を有利にしてくれたり、【ボルバルザーク】での壊滅を防いでくれたり、数少ないブロッカーだったり。
【無限掌】は、【サピエント・アーク】とのコンボで相手を全滅させられます。
ただ、【時空の守護者ジル・ワーカ(9弾)】が相手にいると、
1・戦闘で【ジル・ワーカ】死亡
2・【無限掌】でアンタップ
3・【ジル・ワーカ】の効果でタップさせられる
となるので、全滅コンボが使えません。気をつけましょう。
■自然版ウエーブストライカー |
|
クリーチャー |
4x マッチョ・メロン |
11弾 |
4x 予言者ラメール | 11弾
|
4x 堅防の使徒アースラ |
11弾 |
4x 曙の守護者パラ・オーレシス |
10弾 |
1x 雷光の使徒ミール |
1弾 |
4x 炎舞闘士サピエント・アーク |
11弾 |
1x 斬新兵グランドルメス |
11弾 |
4x ニンジャ・パンプキン | 11弾
|
2x シェル・チャーチ | 11弾
|
2x ストームジャベリン・ワイバーン |
5弾 |
1x 暁の守護者ファル・イーガ |
2弾 |
1x 雷鳴の守護者ミスト・リエス |
4弾 |
1x 無頼勇騎ウインドアックス |
10弾 |
|
呪文 |
4x クエイク・ゲート |
2弾 |
3x 破壊と誕生の神殿 |
11弾 |
|
マッチョ・メロン
2コスト ワイルド・べジーズ 1000+
■ウエーブストライカー
(WS)パワーアタッカー+3000
ニンジャ・パンプキン
3コスト ワイルド・ベジーズ 2000+
■ウエーブストライカー
(WS)このクリーチャーのパワーは+4000され、パワー5000以下のクリーチャーにブロックされない。
シェル・チャーチ
4コスト コロニー・ビートル 2000
■ウエーブストライカー
(WS)このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手はバトルゾーンにある自分自身のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
こちらは自然を使って、除去を多めバージョン。
【破壊と誕生の神殿】は使って楽しいカードですので、最大限に悪用できるような構成としました。しっかり活用できるようなデッキ構成ならば、かなり強力な働きをしてくれます。
例えばこのデッキの場合なら、【サピエントアーク】の天敵【タージマル】(3コスト)を殺して、さらにデッキから【ミール】or【サピエントアーク】を出したり。
【アクアン(4弾)】(4コスト)を殺して、【シェル・チャーチ】や【ストームジャベリン・ワイバーン】を出したり。
【ミスト・リエス】(5コスト)を殺して、こちらが【ミスト・リエス】やら【ウインドアックス】やら【ファル・イーガ】やら。
ようするに、なにを殺しても一気に場が有利にできるデッキ構成にしています。
無理をするなら、闇のWSをちょっと入れて、除去をしたり手札をごそっと破壊したりも楽しいでしょう。
破壊と誕生の神殿(エターナル・サンクチュアリ)
6コスト(炎/自然) 呪文
■マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。
■パワー5000以下の相手のクリーチャーを1体破壊する。相手がそのクリーチャーを墓地に置いた時、自分の山札を見る。その中から、墓地に置かれた相手のクリーチャーとコストが同じクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してよい。その後、山札をシャッフルする。
【サピエント・アーク】型WSデッキを組む時に注意せねばならない点、その1は、「色バランス」です。
WSをたっぷり入れるために3色デッキとなっているので、色を事故らないようにバランスを注意せねばなりません。
具体的に言うと、2マナWSをスムーズに出すためには、その色のカードを12〜14枚は入れておきましょう。
注意点その2は、「自分よりデカイやつ対策」です。
こちらの主力が6000なので、これより大きいのには苦戦します。
例えば、【ストームジャベリン・ワイバーン】。
光入りならば【アースラ】&【パラ・オーレシス】で大丈夫!と言いたいところですが、ドローサポートが薄いデッキでの2枚コンボは大変です。
【タージマル】で守ったり、こちらも【ストームジャベリン】を使ったりと、確実度の高い対策を用意しましょう。
また、相手が使う【タージマル】も、【サピエント・アーク】の敵です。
流行っているようなら、【火炎流星弾(6弾)】などの一発ブロッカー除去を用意しときましょう。