□“秘密デッキ・エックスII、完成! その名は・・・”
&【悪魔聖霊アウゼス】の完全制圧デッキ
店長 「得たり! ついに得たり!」
ハリー「なにやってんですか店長。散様のマネなんかして」
店長 「いやいや、ついに13弾の3BOX通販サービス記事、“謎のデッキ・エックスU”のアイディアが浮かんだんじゃよ」
ハリー「あぁ、【悪魔聖霊バルホルス】デッキですね」
店長 「いや、あれは飽きたので止めた」
ハリー「左様で」
店長 「それはともかく、これが“エックス”じゃよ!
ほら、【宣凶師ドロシア(13弾)】と【聖天使グライス・メジキューラ(10弾)】のコンボって、誰でも考えるじゃん?
宣凶師ドロシア
4コスト グラディエイター 3000
■相手のターン中、自分の手札を捨てた時、捨てた枚数と同じ数のカードを引く。
聖天使グライス・メジキューラ
2コスト イニシエート 5500
■進化
■自分のシールドがブレイクされる時、自分の手札を2枚捨ててもよい。そうした場合、そのシールドはブレイクされない。
でも相手がアタックしてくれないと意味ないだろ。
そこで【ファントム・ベール(5弾)】じゃよ!
ファントム・ベール
1コスト 呪文
■相手の次のターンに、相手の攻撃できるクリーチャーはすべて、攻撃しなければならない。
むりやり攻撃させて、【メジキューラ】の能力で【無頼聖者サンフィスト(10弾)】や【緑神龍アークデラセルナ(12弾)】を出したり、殴ってきたやつを【腐敗電脳メルニア(10弾)】で刺し殺したり!」
ハリー「また【ファントム・ベール】ですか。本当に好きですねぇ」
店長 「おう。こんなにテクニカルなカードは無いぞ。“ボルバルデッキ”の前衛も壊滅できるしな」
ハリー「それにしたって4色でしょう? 店長の多色好きはわかりますが、回ります?」
店長 「ふっ。かかってきたまえ!」
1時間後。
店長 「・・・つまり、【グライス・メジキューラ】は単体だけで強い、という事がわかった。【ドロシア】がいらねぇ」
ハリー「【ファントム・ベール】で攻撃させて、Sトリガー【エマージェンシー・タイフーン(11弾)】が発動したら、相手ターンで捨て札になるから【アーク・デラセルナ】とかが出せる・・・というのも、面白くはあるんですが、遠大なコンボという事で」
店長 「さっぱり安定せんな」
ハリー「それにやはり、レインボーカードが多すぎて、動きが遅れすぎます」
店長 「単純に【ドロシア】が、本当にいらんのではないか?」
ハリー「やっと気付きましたか」
店長 「知ってたら最初から言え」
ハリー「ははは。自分で気付いてこそ、価値があるのです」
店長 「4色はいかん。水文明を抜こう」
ハリー「ではドローが足りないでしょう。【メジキューラ】で捨てるコストすらなくなります」
店長 「・・・では闇を抜くのか?」
ハリー「【ファントム・ベール】で開眼したのではなかったので?」
店長 「ぬああ! とにかく、水を抜いて【ミスト・リエス】ドローに頼る!」
ハリー「無難すぎて面白くもなんともないですな。これが“エックス”では、お客様もがっかりでしょう」
店長 「前の“エックス”が面白すぎたんじゃよ! あそこまでする必要はなかった! ハードルが高すぎる!!」
ハリー「いやいや、言い出したのは店長でしょ。
『面白い事考えたぞ。12弾のボックスを予約してくれた人に、ホームページに掲載しない、愉快デッキの記事を送ろう! でもって、“秘密デッキ・エックス”と名付けるのじゃ。こりゃもう、予約してくれたお客さんも、ウヒウヒヤッホーじゃよ!』
とか」
店長 「“ウヒウヒヤッホー”とか言ってたか?」
ハリー「“アヘアヘウヒハー”だったかもしれません」
店長 「・・・ともかく、前の“エックス”を超える必要はないんじゃないか? 前のは奇跡的な面白カードがあったから作れたデッキであって、毎回、面白いカードがあるとも限らんし」
ハリー「別にいいですけど、そんな考えではお客様を裏切ることになるかと」
店長 「むう。するどいプレッシャーかけるね、君」
ハリー「ええ。だからできるまで寝ないで下さい」
店長 「・・・いつもいつも、寝ぼけてデッキが作れるわけじゃ、ないんだぞ(
女神サイクル参照)」
ハリー「素の店長さんより、店長の中の“デッキ作成精霊”の方が優秀なようですから」
店長 「・・・おざワ君、なんとか言ってやってくれたまえ」
おざワ「あひゃ」
アケノ「うひぃ」
『こいつらは役に立たない。』
そう心に刻んだオレは、デッキという工芸品を生み出す芸術家の孤独を胸に、来る日も来る日もデッキを作り続けました。
(エックスの実験体として、生まれては消えていったデッキ達)
“闇入りウェーブストライカーデッキ”
【骨折人形トロンボ】の出現により、使いやすくなった闇を投入した闇入りストライカー。【略奪秘宝ジャギラ(11弾)】がベリーベリー強い。
しかしながら、
「こんなの誰でも考えるじゃないですか」
というハリーの一言で、エックスとしてはボツに。
【骨折人形トロンボ】
2マナ デスパペット 1000
■ウェーブストライカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、クリーチャーを1体、自分の墓地から自分の手札に戻しても良い。
■““王を呼ぶ【スピリチュアルスター・ドラゴン】デッキ”
一見、【バルキリー・ドラゴン】の劣化版に見えて、実は“フェニックス”を呼ぶのに適したナイスカードである【スピリチュアルスター・ドラゴン】を使う、夢いっぱいの“王”デッキ。
かっこいいけど、コロコロさん辺りで紹介されそうなんで、ボツ。
スピリチュアルスター・ドラゴン
7マナ アーマード・ドラゴン 8000
■W・ブレイカー
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から、種族にドラゴンとあるクリーチャーから進化するクリーチャーを一体選び、相手に見せてから自分の手札に加えても良い。その後、山札をシャッフルする。
■“悪魔聖霊アウゼスの完全制圧デッキ”
わりと強いデッキになったのだが、玄人ごのみのシブすぎる動きで、“エックスU”にはイメージが合わない。
詳しくは、後の記事で。
他にも色々作ってみましたが、
「地味」
「13弾が入ってない」
「前にあったデッキに似てる」
などなど、ハリーのダメ出しの嵐に巻かれ、数多くのデッキがボツになっていきました。
しかしながら、これらの研究は全て、13弾研究の血となり肉となり、13弾発売後の記事や、販売用構築済みデッキとして結実することでしょう。
そして・・・ついに完成した、
“秘密デッキ・エックスU”!
その名を
「エックスU・“ジャック・イン・ザ・ボックス(びっくり箱)”」!
略して
“エックスボックス”!!
なんと、5色のデッキです。でもって、ものすごくプレイングが難しい!!
かつて「複雑すぎ」と言われた
“ザ・スラッシュ”よりも、
「人間力が必要」と言われた
“ばかナ!”よりも、
「野生のカンが必要」と言われた
“サルデター”よりも!
もっともっと難しい!
しかしその分、毎ターンのプレイがとにかく楽しい、まさに“エックス”の名にふさわしいデッキになりました!!
いやあ、苦労した分、自信作です。ご予約頂いたみなさん、ご期待下さい! 僕自身が、早くみなさんにお伝えしたくて、うずうずしているぐらいですから!
(そうなってくると、1人でも多くの人に伝えたくて、「予約者以外には秘密」というのがもったいなくなってくるんですが・・・約束ですからね)
さて、今回は二部構成。
ここからは、先ほど予告しました、最新13弾の【悪魔聖霊アウゼス】を大活躍させる、クリーチャーコンボデッキをご紹介しましょう。
すごくカッコイイ動きをするデッキで、子供たちも
「すげー! 【アウゼス】最強じゃん!!」
と、大喜びです。やられてるのは君だ、と突っ込みたくなりますが(笑)
悪魔聖霊アウゼス
6マナ(光/闇) エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 6500
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■シンパシー エンジェルコマンドおよびデーモンコマンド
■自分のエンジェル・コマンドまたはデーモンコマンドが攻撃するとき、相手のタップされているクリーチャー1体を破壊する。
■Wブレイカー
■“悪魔聖霊アウゼスの完全制圧デッキ” |
|
クリーチャー | 3x 腐敗電脳メルニア | 10弾 |
2x 予言者ファルシ | 12弾 |
2x 飛行男 | 7弾 |
4x 電脳聖者タージマル | 10弾 |
4x 時空の守護者ジル・ワーカ | 9弾 |
4x アクア・ハルカス | 1弾 |
3x 憤怒の猛将ダイダロス | 6弾 |
1x アクアン | 4弾 |
2x 青嵐の精霊バルキア | 12弾 |
3x 悪魔聖霊アウゼス | 13弾 |
3x 疾風の守護者スール・ミース | 8弾 |
呪文 |
2x ファントム・ベール | 5弾
|
4x スケルトン・バイス | 8弾 |
1x サイバー・ブレイン(S・トリガー) | 1弾 |
2x ホーリー・スパーク(S・トリガー) | 1弾 |
|
(スーパーレア6枚! 大変だ)
【悪魔聖霊アウゼス】と【スール・ミース】のコンボで、なんでもかんでもぶった斬り。
【アウゼス】でアタックする時に、【スール・ミース】の効果で相手の好きなクリーチャーをタップし、次に【アウゼス】の能力を宣言して、タップさせたクリーチャーを破壊! これが基本コンボ。
疾風の守護者スール・ミース
6コスト ガーディアン 3000
■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分のクリーチャーが攻撃するとき、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。(ただし、まず何を攻撃するか選んでから、タップしたいクリーチャーを選ぶ)
他にも、【ダイダロス】の生贄に【ジル・ワーカ】を使い、相手クリーチャーを2体タップ。【ダイダロス】もデーモン・コマンドなので、【アウゼス】がいれば能力が発動!
アウゼスと両方アタックで、シールドを4枚破壊しつつ、クリーチャーを2体破壊という、超爆裂攻撃が可能に!
憤怒の猛将ダイダロス
4コスト デーモン・コマンド 11000
■バトルゾーンにある、自分の他のクリーチャー1体を自分の墓地に置かなければ、このクリーチャーは攻撃することができない。
■W・ブレイカー
以下、理想的な動き。
1ターン目、レインボーカードをタップイン。
2ターン目、【飛行男】や【ファルシ】など、軽量クリーチャーをプレイ。
3ターン目、【アクア・ハルカス】でドローしても良し。相手攻撃が激しいならブロッカー。
4ターン目、【ダイダロス】出現!
5ターン目、【ダイダロス】が出ていれば、シンパシー能力で【悪魔聖霊アウゼス】が5ターン目に出せる!
6ターン目、【スール・ミース】出現! コンボ完成! 相手の場は大爆発!
と、まあ、これが勝ちパターン。
【飛行男】【ファルシ】【ジル・ワーカ】は、【ダイダロス】のお食事用として有効。手札がギリギリのデッキなので、「今出すべきかどうか?」をよく考えて出そう。
“水ボルバルザーク”など、小型を並べて後から一気に来るデッキには、【ファントム・ベール】による強制アタックが結構有効。相手の小型クリーチャーをブロッカーに激突させて、除去してしまおう。
また、【ファントムベール】は、【アウゼス】の能力を使うために、「相手にタップしているクリーチャーがいる状況」を作り上げるためにも使える。
除去デッキに対しては、前向きにドカスカ攻撃して、【ダイダロス】【アウゼス】の大きさを信じよう!
この【アウゼス】以外にも、13弾はヘンなカードがいっぱいだ。誰も使っていないようなカードに、すごい使い道が出てきそうだぞ。