FB徳島ガンダムウォー研究所第53回(06.12.15)

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エクステンションブースター対応デッキ紹介・青単中速編


 ■エクステンションブースター発売

 先月末、待望の大型再録&新録エキスパンション、「エクステンションブースター」が発売されました。 
 優秀な古いカードたちが厳選されて収録されているため、始めたばかりの方や、古いカードを持っていなかった方にとても優しい弾ですね。

 これまでは
「【恫喝】が手に入らない!」
「SEED編が絶版だから、【血のバレンタイン】も【切り開く力】も手に入らないよ!」
といったことが多く起こっていましたが、この弾の発売により、そういうことも発生しにくくはなったことでしょう。


 しかしこの弾、始めたばかりの方だけにしか役に立たない弾なのか?というと、もちろんそんなことはありません。この弾の新録カードは本当に強力です。
 48種という、通常の弾からすると非常に少ない新録カードの枚数ではありますが、枚数の少なさを補って余りあるほどの強力なカードが多く収録されているのです。

 今回はその強力な新録カードにより、「最も強化されたというのが分かりやすい」であろうデッキ、新弾対応型の「拠点型青単中速」デッキをご紹介いたします。




 ■サンプルレシピ

■エクステンションブースター対応『拠点型青単中速』
ユニット
 2x 北極基地
地球エンドドロー拠点
 3x リボーコロニー
宇宙エンドドロー拠点
 3x ガンダム試作3号機ステイメン
換装元&破壊無効効果
 3x リック・ディアス(アムロ・レイ機)
除去効果持ちユニット
 2x Zガンダム
ジャンク除去&永続パワーアップ
 3x Zガンダム3号機
回復&リロール効果
 2x ガンダム試作3号機
大型高機動ユニット
キャラクター
 3x アストナージ・メドッソ
リロール効果or特殊効果付与キャラクター
 1x アムロ・レイ
回避効果持ちキャラクター
 1x セシリー・フェアチャイルド
4国力、敵軍コマンドで移動しない
 1x シーブック・アノー
指定したカードの効果を回避
コマンド
 3x 急ごしらえ
ドローカード
 3x 政治特権
2ドローして1枚捨てる
 1x 三段構え
強力なオペレーション破壊
オペ
 2x 不可視の盾
ダメージ軽減カード
国力
 14x 青基本G
 3x 中立地区防衛部隊
廃棄すると2/1/2ユニットに




 ■新規投入カード解説

 チャンピオンシップ大会などでも結果を残している強力なデッキタイプ、「拠点型青単中速」にエクステンションブースターの新録カードを投入したものです。

 エンドドロー拠点を序盤から展開し、速攻デッキや中速よりの速いデッキの打点を抑えつつ、ドローをして序盤のG安定&デッキ圧縮を図ります。
 ここしばらくの環境は、緑単中速や青単速攻、赤単中速などが流行していたこともあり、拠点による序盤のダメージ軽減は非常に大きな役割となっていました。

 そしてこのデッキには、エクステンションブースター収録のカードを3種投入、強化しています。
 どれもコレも非常に強力なカードです。
 まず、最も青単中速の強化に貢献していると思われるのが【アストナージ・メドッソ】ですね。


アストナージ・メドッソ(EB)
キャラクター 1/1/0 M Ad
【セット/G】
(常時):《R》自軍ユニット1枚をリロールする。
(常時):《R》このカードと同じエリアにいる自軍ユニット1枚は、ターン終了時まで、「解体」「速攻」「強襲」「水」「砂漠」「バルチャー」「大気圏突入」「範囲兵器(2)」「宙間戦闘(1)」のいずれか1つを得る。
0/0/0



 自分のユニットをリロールさせることのできる「セット/G」キャラ、【ミデア輸送機(疾風の砲火)】が強力だという事を考えれば分かるように、これだけも充分に強力です。

 しかしもう1つの効果も本当に強力。
 まず最もお世話になると思われるのが、「解体」を与える効果。
 序盤に出したエンドドロー拠点を「解体」し、Gにすることができるため、青中が抱える最大の悩みであった「序盤のG事故」の発生率を大幅に軽減しています。
 これにより序盤の安定性が格段に高まり、これまでの青中では考えられないほど(失礼)「回りやすい」デッキとなっています。

 他の特殊効果ももちろん強力。
 拠点に「範囲兵器(2)」を与えることで序盤の速攻ユニットを完封してしまう可能性すらある上に、なんとキャラクターのセットされていない【ドラゴンガンダム(16弾・爆炎の決闘場)】になら一方的に勝ってしまうことすらできます。

 単に「砂漠」を与えて地球の攻撃を抑えてしまうのも強力ですし、場に【リボーコロニー】しかいなくて地球の攻撃が止められないといった状況であっても、【リボーコロニー】に「大気圏突入」を与え、宇宙に空ブロック→大気圏突入→地球に到着、捨て駒ブロックといった動きを取れます。
 あまり使いそうにないようにも見えますが、1ターンの攻防が勝負を分けることもありますので、このブロック方法は非常に重要です。
 またこの方法だと、地球の高機動アタックも止めることができる、ということも覚えておいたほうがいいでしょう。

 このように、数々の効果はエンドドロー拠点ユニットと非常に相性がよく、1国力とは思えないほどのパワーを発揮してくれます。
 もちろん、拠点ではない、普通の戦闘用ユニットに「速攻」や「強襲」、ブロッカーや防御ステップ効果避けに「大気圏突入」を与えるのも普通に強力です。

 なお、【中立地区防衛部隊】などのコインにはテキストが追加できませんので、その点は注意してください。



 続いてこのカード、【Zガンダム3号機】です。

Zガンダム3号機(EB)
ユニット 2/5/2
プリベント(5) 変形
(自動D):このカードは、敵軍ユニットが出撃した場合、リロールする。
(自動D):《[2・5]》このカードの部隊が戦闘ダメージを与えた場合、そのダメージの値と同じだけ、自軍本国を回復する。この効果は重複しない。
地球・宇宙
4/2/4
ウェイブライダー
高機動 大気圏突入
*/2/5



 このカードも非常に強力です。
 ちょっと分かりにくいですが、「このカードの部隊が戦闘ダメージを与えた場合」に回復するとあります。
 つまり、敵軍本国に戦闘ダメージを与えるなくとも、敵軍ユニットに交戦で戦闘ダメージを与えても回復効果が起動するのです。

 これは相手からすると、かなり厄介な効果に映る事でしょう。
 こんな回復内蔵ユニットが、敵軍ターンにもリロールするのですから始末に負えません。
 序盤から拠点によるブロックで本国ダメージを軽減していた挙句、こんなユニットが出てきて毎ターン本国を回復されてしまうのですから、打点の低いデッキや、出遅れた速攻デッキのユニットだとそれだけでゲームエンドといってもいいほどです。

 なお、仮に防御2のユニットに防御されたとして、戦闘応酬を行ったとすると、これはどんなに部隊戦闘力が高くとも「2点しか戦闘ダメージを与えていない」ということになり、残りの部隊戦闘力打点分はなかったことになります。
 この点には注意しましょう。(強襲なんかがある場合、その限りではありませんが)


 そしてこのカードが【不可視の盾】と合わさると、相乗効果でさらに大きな壁となって立ちふさがります。

不可視の盾(EB)
オペレーション 2/4/0
(自動A):敵軍ターン中、自軍ユニット、または自軍本国が受けるダメージを、1ターンにつき、合計3まで減殺する事ができる。この効果は重複しない。
(注:複数の対象に対して、振り分けて減殺できる)



 これがあると【Zガンダム3号機】は攻撃されるとリロールする、実質4/2/7の回復内蔵ユニットとなり、変形すると、回復能力は失いますが実質高機動*/2/8という恐ろしく強固な壁となるのです。

 もちろん、キャラクターが乗るとさらに能力がアップします。
 2/2/2のキャラが乗り込むと、なんと実質戦闘力が6/4/9というとんでもない壁が生まれることになります。

 なお、こちらの場にユニットがいなくとも、本国が受ける戦闘ダメージを毎ターン3軽減するというだけで充分に強力だったりします。
 仮に、相手の攻撃を3回、3点軽減したとすると、その時点で実質9点回復しているのに等しいこととなります。
 また、敵軍ターン限定とは言え、火力カードにも耐性がつきますので、通常の回復カードよりも高性能と言っても過言ではありません。
(まぁ、代わりに「すでに受けているダメージ」を直すことはできませんが)

 【不可視の盾】だけだとやや攻め手に欠けるような印象もありますが、【Zガンダム3号機】とあわせることにより、攻守ともに渡って非常に優秀なシナジーを発揮します。

 この2種カードに加え、【アストナージ】で「速攻」や「砂漠」、挙句の果てには「バルチャー」を得られたりすると、もう本当に手のつけられないほどの威力となるでしょう。
 持っている方はぜひ試してみてください。





 ■既存カードの役割

 ↑では新規カードの解説をしてきましたが、ここでは既存パーツの仕事を解説しましょう。

 キャラクターに【セシリー・フェアチャイルド(17弾)】が投入されていますが、コレにももちろん理由があってのことです。

セシリー・フェアチャイルド(17弾)
キャラクター 1/4/0 F Ch NT
プリベント(3)
(自動A):このカードが属するセットグループは、敵軍コマンドの効果では移動しない。
(自動A):このカードは自軍Gが0枚の場合、青国力4を発生する。
1/2/2


 平たく言うと【恫喝(3弾、EB)】対策です。
(ここでいう「恫喝」とは研究所第51回で解説している、「恫喝MF」のことを指します。詳しい動きに関してはそちらをご覧下さい)

 【カミーユ・ビダン(BB)】でも【恫喝】は避けられますが、このカードのみが残ったとしても、強力な戦闘力を持つキャラクターが乗った「MF」にはなかなか太刀打ちできず、ユニットが1つ残ったところでどうするの?的な状況になることが多々あります。
(乗っているのが【Zガンダム(Z編)】や【ガンダム試作3号機(疾風の砲火)】だと何とかなるでしょうが、常にそういう状況になるとも限らないでしょう)
 また、【カミーユ】が5国力カードであるため、最速の先行5ターン目【恫喝】にはどうあがいても間に合いません。
 そこで後攻でも【恫喝】に対抗できるよう、軽めの【セシリー】を採用しました。

 さらに、【セシリー】が場にいて場に自軍Gがない場合には、テキストで青国力4を発生しますので、相手は以降殴るだけ、という状況になるのに対してこちらは4国力までのカードならすぐに使えるようになります。
 【リック・ディアス(アムロ・レイ機)(Z編)】に乗っていると、すぐさまに除去テキストを使えるようになるため、このセットが成立すると非常に安心感が高まることでしょう。
 というか、そもそも【恫喝】を撃たれなくなることでしょう。

 ですが、相手が【ジ・オ(15弾)】を採用している可能性も高いため、油断は禁物です。
 逆転されてしまわないよう、常に意識して戦っていきましょう。

ジ・オ(15弾)
ユニット 2/6/1
【1枚制限/自軍】 プリベント(9) 強襲
【(自動B):このカードがプレイされて場に出た場合、敵軍ユニット1枚を自軍配備エリアに、リロール状態で移す事ができる。このカードが場から離れた場合、そのユニットを本来の持ち主の配備エリアに移す】
【(自動A):このカードの(本来の)効果で移動したユニットを、自軍がコントロールしている場合、このカードは攻撃に出撃できない】
地球・宇宙
5/1/5



 なお、まわりに【恫喝】なんかよりも【魂の輝き(17弾)】の方が多い、というのであれば、【セシリー】よりも【カミーユ・ビダン(BB)】のほうがいいですし、白などの大型ユニットが多いというのであれば、【Zガンダム3号機】と相性の良い【カミーユ・ビダン(14弾)】も強力です。

 また、最近は「セット/G」キャラのような、戦闘に参加しないものの、強力な効果を持ったキャラクターを多く見かけるような環境になってきています。
(【アストナージ・メドッソ】やら【ギレン・ザビ(EB)】やら)

 それを逆手にとって、【コウ・ウラキ(8弾)】を投入してみるのも面白いかもしれません。

 このあたりは、回りの環境に合わせた、好みの選択すると良いでしょう。

カミーユ・ビダン(BB)
キャラクター 2/5/0 M Ch NT
(自動A):このカードと、このカードがセットされているユニットは、敵軍コマンドの対象にならない。この効果は、「プレイされたカード」の状態でも適用される。
2/2/2


カミーユ・ビダン(14弾)
キャラクター 2/5/0 M Ch NT
プリベント(7) クイック
(自動B):このカードがプレイされて場に出た場合、このカードをリロールする。
(ダメージ判定ステップ):《1》このカードが戦闘エリアにいる場合、ユニット1枚をロールする。
2/2/2


リック・ディアス(アムロ・レイ機)(Z編)
ユニット 2/4/1
プリベント(3)
(防御ステップ):《[3・4]1》このカードが戦闘エリアにいる場合、戦闘エリアにいる、セットカードがセットされていない敵軍カード1枚を本来の持ち主の本国の上に移す。
地球・宇宙
3/2/3


コウ・ウラキ(8弾)
キャラクター 2/4/0 M Ch
(敵軍攻撃ステップ):《0》ライバルコインが無い場合、敵軍キャラクター1枚の上に、ライバルコイン1個を乗せる。
(常時):《1》ライバルコインがある場合、このカードがセットされているユニットの破壊を無効にする。
2/1/2





 他にも、

・【Zガンダム(Z編)】 →ジャンクヤード除去+相手の大型ユニットにサイズ負けしないようにするため

・【ガンダム試作3号機】セット →4国力での展開力アップ、コマンド対策、【ステイメン】の使いまわし用、高機動アタッカーとして


 などといった役割があります。

 特に【Zガンダム】は変形して高機動を得て、さらに変形形態の格闘が0であるため、コインを多く乗せると高機動アタッカーとしての役割も果たしてくれます。
 そして、サイズが大きくなれば大きくなるほど、【アストナージ】の効果による恩恵も大きくなりますしね。
 格闘10くらいのユニットが、あんな強力テキストを選んで得ることができるとなると、相手からするとそれはとんでもない脅威となるでしょう。




 この「青単中速」というタイプのデッキは、環境によって投入パーツの違いはでてくるでしょうが、本当に強力なアーキタイプとなりました。

 中速の、打点で押し切るようなデッキや、青単速攻などの序盤からの打点に頼ったデッキに対しては拠点ブロックやEB収録の3種カードのオカゲで非常に耐性がついており、さらに、相手の効果を回避できる能力を持ったカードも多く入っているため、コントロール系のデッキにも高い耐性を持つという、弱点の少ない非常に強力なアーキタイプとなっているのです。
 (さすがに一撃必殺のコンボデッキなんかは苦手ですが)

 今後、使用者が増えてくることも予想されますので、まずはこのデッキタイプにある程度の勝率を出せるようなデッキを作っていく、というのが、今後の1つのデッキ構築指針になるかもしれません。



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