いけっち店長夢日記
2003

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2003年11月20日(火)君はゾックを描けるか!?

 当店には、開店して5年、積もりに積もった超ムダなレガシーがございます。

ご来店のお客様をふん捕まえて、ムリヤリ描かせたモビルスーツ、ゾックのイラスト集!!

もともと、とある同人作家さんが、友人の作家さんにゾックを描かせ、それをコレクションしていくうちに、何とあの、天野喜孝(初期ファイナルファンタジー等のイラストレイター様)にゾックを描かせたという!実に羨ましい話がございまして。オレも真似してみたワケですよ。
(思えば、バンダイ本社に行った時とか、中村名人にも描いてもらえば良かった。)

 有名人のゾックはございませんが、なかなかの力作が揃いました。本日遂に、その一部(ほんと〜に一部)をご紹介!ヤバイですよ〜♪
 

 そて、その前に正しいゾックをご覧頂きましょう。 これがゾックです!

 水陸両用の、前から見ても後ろから見ても同じデザインの、変なモビルスーツ。

あのシャアに、「コイツが使えるのか?」と言わしめた、一見ダメMSですが、ジャブローの入り口を発見したり、PS版連邦VSジオン≠ナは何気に最強だったりして、侮れません。  知名度は高いんですが、あまり見慣れていない。それがゾック。

では、行ってみましょう!! >>次のページへ


2003年11月11日(火)せと君とカビゴン

 カードゲーム屋のようなお客さんと仲良くなってゆく商売ならではの、困った 事件がたまにあります。
 顔がよく似た常連さん。

 今までもそんなセットが何組もいまして、よく勘違いしていたのですが、今回 ご紹介するのもその一例です。


『カビゴン』
 ポケモンの古参プレイヤーで高校生。
 あまりにもポケモンの“カビゴン”に似てるため、一撃でアダ名が決定した。 3年以上店に来ているが、いまだに本名は知られていない(人権無 視)
 性格は暴虐不尽で、店長であるオレにすら暴力をふるう(もちろんオレが ちょっかいを出すからなのだが)。
 バイト下うぅのお気に入りで、オリジナリティのあるギャグ(というか変な悲 鳴)を飛ばす。
 彼の最近の悲鳴ブームは「やばい! 鈴木宗 男!」謎。


『せと君』
 リーフファイトのこれまた古参プレイヤーで、とても礼儀正しく好感の持てる 青年。
 だが皮膚が非常に柔らかいという特徴を持ち(筋肉が柔らかいのでなく、皮膚 が)、どう考えてもたるんだヌイグルミに何か入っているような手触 りのため、よくオレにいじめられる
 曰く、
「着ぐるみ宇宙人だ! MEN IN BLACKを呼べ!」
「これはニセの肌だろう?! 正体をあらわせ!」

とかむちゃくちゃ。
 それに対してせと君は苦笑いするだけ。なんていい人なんだ。すまん。


 この2人は、ひじょうに似ている。まったく同じ外見 をしていると言っても過言ではない。
 あまりにも似ているため、オレは一年間 この2人を同一人物だと考えていた。

 例えば、リーフファイトプレイヤーのせと君が店にやってきてきた時、カビゴ ンと同一人物だと考えていたオレは「ようカビゴン」と声を掛けて呼び止めていた。

「おいカビゴン、最近ポケモンの面白いコンボはないのか?」

「は? いや、僕はポケモンはちょっとわかりませんが」

「またまた〜! そんなにポケモンっぽい顔をしていて今さら何 言ってんの。まぁ、また何かあったら教えてくれよ」

「はぁ・・・」


 また、カビゴン君がやって来たときには、

「よー、カビゴン。リーフファイトの新作が入ったぞ。買うだろ?」

「買わんわい! ぎゃーす!」

「なにぃ! さては他店で買いやがったな!! オレを愛してないと?!」

「キモいわ! 変態店長! くたばれ!」

「ぐはぁっ!! いつもは礼儀正しいのに、今日は暴力的なのね!?  ステキ〜!」(せと君の方は礼儀正 しい)

「えええぃ、このマゾが!」どがっ! ばぎっ!  ぐしゃ!


 こんな状態が丸一年続いていた。
 いいかげん気付けよ、と思うだろうが、それほど似ていたのだ。
 またリーフファイトの大会が主に夜でポケモンの大会が朝だったため、この2 人が同時に現れることがなかったのも原因のひとつ。


 が、ついにある日曜日。リーフファイトとポケモンが同時 開催された!

ゴゴゴゴゴ(JoJo風)


 リーフファイトの受付が終了し、ポケモンの受け付けが始まる。
 そこへカビゴン君が。

「はい、カビゴン君3番ね。

 ・・・・ん?

 君はリーフファイトにも出ていなかったか?


「出てねぇ」

「ばかな。さっき参加費払ってスコアカード持っていったじゃないか!?」

ゴゴゴゴゴ


「おれはリーフファイトなんか出たこともやったこともねぇ」

「ば、ばかな・・・!」

 ゆっくりとデュエルスペースを振り返るオレ。
 なんとそこにもカビゴン君が!!

「うひょおぉ?! カビゴンが2人いる!!

 慌ててデュエルスペースに飛び込み、もう一人のカビゴン(正体はせと君)に 駆け寄るオレ。


「き、君はカビゴン君・・・だよね ?!

「はぁ、よく店長さんには“カビゴン"と呼ばれますが?」

「いや、君はカビゴンじゃなかったんだ

「はぁ」

「カビゴンじゃなかった君は、いったい誰なんだ?!」

「本名は『瀬戸』ですが」

「本名など、どうでもよい!」

「はぁ?」

 そこへやってくるカビゴン君。見れば見るほど似ている。

オレ「君たちは似すぎだ! オレは一年間ずっと君たちを一 人の人物だと思っていた!

 見つめあう2人。鏡に映ったようだ

カビゴン「似てないぞ」

せと君「似てませんよねぇ」

 同じ顔がまったく納得いかないことを言う。



オレ「・・・よしわかった。みんなに訊いてみよう」

 ちょうどデュエルスペースには30人近く人がいる。ほとんどが常連さん だ。

オレ「みなさ〜ん! よく聞いて下さい! この2人、実は 同一人物ではなく、しかも血の繋がりすらないのです!

 騒然とする店内。みんな 一様に驚愕している。

客A「ばかな! 2人いたのか?!」

客B「オレ、この人たち兄弟だと思っていた」

客C「双子じゃなかったのか?!」

ざわざわ


オレ「見ろ! カビゴン、せと君。オレだけじゃなかっただろ!
 これだけ多くの人が、君たちを同一人物、もしくは兄弟だと思い続けていたの だ!」

カビゴン「似てねぇよ」

せと君「似てませんよねぇ」

オレ「おまえら・・・」

 その後の研究により
「皮膚の柔らかい方を『せと君』、凶暴な方を『カビゴン』、と呼称します」 (池田博士)
ということになり、とりあえず一件落着(何がだ)、現在に至るワケだが・・・


 なんと本日、こんな事件が!!

オレ「おやカビゴン。ちょっと見ない間に髪を伸ばしたのかね?」

謎のカビゴンX「は? 僕この 店初めてですけど?」

本家カビゴン「店長、俺を呼ん だ?」

オレ「・・・・・ギャーーーー!!!  3人目ぇぇぇ!!!」

 こいつら属性かなんかか?!(サバイバーかスリヴァーによく似たものとの 説、有力)