いけっち店長夢日記
2003


2003年12月04日(木)FB徳島はこんな店 パートT

 全国から通販のご注文を大量に頂き、嬉しい悲鳴を 「うぎゃぴ〜!」と上げ続けている当フューチャービー徳島店ですが、 「どのようなお店か知りたい」というお客様も増えているようです。
 てなワケで、今回から何回かに別けて、ご来店頂けない遠くのお客様方のために、当店がどんなところかご説明しましょう。


 えー、まず、外見、内部構成などをご説明。

 徳島のド真ん中を南北に走る国道沿い、徳島大学の隣に当店の建物があります。
 1Fは丸ごと駐輪場。
 レンガ作りの階段を2Fに上がると当店入り口。
 20年程前はこの建物。セラヴィ≠ニいう名前のフランス料理店で、ガス灯が付いたりしている、徳島で最もオシャレなお店だったそうです。くるぶしまで埋まる超高級絨毯が敷き詰められ、店内には本物の暖炉まであり、徳島でお見合いと言えばこのセラヴィ≠ナ行うのが一般的だったそうです。

 ・・・それが今や、やさぐれたカードゲーム屋。

 建物の人生(?)も解らんもんです。
 昔は入ってくるお客様も思わず襟を正してしまうようなハイソサエティな空気が流れていたワケですが、今や入ってくるお客様は、
「俺の名は『ドニー・ドニー・チョッパー』。ちょっばぁ。じょっばぁ。じょばじょば。」
などと漏らしはじめる始末(泣)

 ・・・失礼しました。内部説明に入りましょう。
 ガラス張りの入り口は自動ドアになっております。
 実はこの自動ドア、4年前にこの店が初めて開店した時、1番最初のお客様を思いっきり挟み、大ダメージを与えるという、スルどい事件を起こし、
「うわぁ!! さいさき悪っ!!」
と、俺を不安のどん底へ落としました。
 今でも時々、客をプレスしたり、激しく激突されたりして戦い続けています。


 自動ドアの攻撃をかわし、店内に入ると、タタミ三畳程のおどり場。

 左手には大型テレビが、常に遊戯王のビデオを上映中。ノリノリです。
 その下には遊戯王の、ほとんど全てのカードを取り扱ったシングルカードコーナーが。

 右手には、これまたデュエルマスターズのシングルカードが、コモンも含めたフルコンプリートで壁の全面に貼られています。

 そして、この先が店内ですが、ここで何と、靴を脱ぎます。
 お店としてかなり珍しいのですが、当店は土足では上がれません。そのため、土・日ともなれば入り口は靴だらけで足の踏み場もなく、間違って自分の靴を他人に履いて帰られてしまい、途方に暮れるお客もしばしば。店長に泣きついてもゲラゲラ笑われるばかり(ひでぇな)。まぁ、スリッパぐらい差し上げますが。

 入って右手側、タタミ十畳分程の空間が売り場。カードゲームやトレーディングフィギュア、ガンプラなどが並びます。
 とても片付いているとは言えない状態で、下の方を掘り起こすと、『ミラクル・オブ・ザ・ゾーン』とか『グラップラー刃牙TCG』などが出てきて、まるで化石発掘場です。彼らが売れる日が来るとは思えませんが、一応半額コーナーになっておりおります。

 入り口正面辺りは新製品のコーナー。この時期では『デュエルマスターズ』や『金色のガッシュベル!!』や『ガンダムウォー』、最近出たトレカなどが並んでいます。
 『アクエリアンエイジ』や『妖精伝承』などの“エロい”新製品は棚の上のほうに置かれ、お子様の手の届かないようになっている・・・ハズです。

S少年「店長〜、これエロい?」
オレ「エロいエロい」
S少年「ぐへへぇ。コレおくれ」
オレ「ぐへへぇ。毎度あり」
さっそくパックを剥くS少年「うひょぉお!」
対抗して同じく剥くオレ「うひょぉお!」


 ・・・失礼しました。


 余談その1。
 話が変わりますが、最近のファンレターには“淫獣”という言葉が多すぎます(泣笑)。
 今日のメールなんか、語尾に“淫獣”と付いてました。何なんでしょう?
 しまいにゃ“淫獣”で検索すればうちのHPがトップに来るんじゃないでしょうか?



 さて、入り口正面の壁には当店人気No,1コーナー、“レアカードくじ”がございます。
 これは1回50円のくじで、デュエルマスターズ・ガッシュベル・ガンダムウォー・遊戯王の4種類があります。
 カードスリーブにそれらのゲームのカードが入っており、そこに『1等』とか書いてあれば当たり。3等から1等・特別賞とあり、当たれば各賞ごとの好きなレアカードが選べるようになっております。

 デュエルマスターズにはさらに『ダイスチャンス』『エグゾディア・パチンコ』などの賞があり、『ダイスチャンス』はサイコロを振って出た目のカード(大当たりは【ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン】!)がもらえ、『エグゾディア・パチンコ』は以前の日記で紹介した巨大パチンコを楽しめるという、ふつうとちょっと違うイベント性の高いくじとなっております。
 これは来ていただいたお子様に「ただ買うだけでなく、楽しんでいただきたい」という考えからで、日々楽しいイベントやシステムを付与していくうちにできあがたもの。これからもドンドン新しいのを考えていきます。

 遊戯王のくじは他のと違う、ポイントクジとなっています。
 1回50円なのは同じですが、三角くじを引くようになっていて、1〜50の数字が書かれています。
 で、1点だとカスノーマルくじ(たまにレア入り)を、2点だとカスレアから好きなものを、30点とかになるとウルトラレアから好きなのをと選べるのですが、ここで問題なのはポイントは累積して使えること。このため1点でも50枚貯めればアルティメットレアと交換できます。
 このシステムのせいで中毒患者のようにポイントを溜め込む子供が続出(笑)
 ポイントくじは持ち帰りもできるので、1週間かけて100点貯めて神のカード3枚セットをゲットする子がいたり、めんどうなのかすぐに使いきる子がいたりと、子供のうちから人によって行動は違うものだと感心します。


 さて、入って左手にはレジがあり、この奥が当店のカオスゾーン『デュエルスペース』となるのですが―――!
 この続きはまたいつか。


 余談その2。
 最近「週間100人」という雑誌が大好き。毎週、1人の偉人の人生を紹介してくるもので100冊続くそうな。
 おかげで夢の中にリンカーンやチャップリンが出てきます。
 今日のにはレオナルド・ダ・ヴィンチが出てきました。彼はヲタクで2ちゃんねらーでした。

オレ「よう、ダ・ヴィンチ。なにか君とは話が合うような気がするニャー」
ダ・ヴィンチ「モナリザ、キター!」
オレ「君のヘリコプター飛ぶよなぁ。今のヘリが間違っとるよ」
ダ・ヴィンチ「最近のマイブームセリフが『エウレカ、キター!』なんやけど」
オレ「いや、そのセリフ違う人やし」

 ・・・何の勉強にもなってないんじゃなかろうか。


2003年12月19日(金)FB徳島はこんな店 パートU〜少年常連編〜

 今回は愉快な常連さんの中から、二人の少年をご紹介します。


池田少年
 『デュエマス』や『MTG』、『コロッケ』や『神記』、良質のゲームは何でも手を出すTCGゲーマーのカガミのような存在。エロい話が始まると何気なく逃げ出す純情少年。
池っち店長と同じ苗字なので、池田≠フ名を賭けてバトルを繰り広げた。(日記「ほこりをかけて!池田大戦」は、大反響だった。)

 その内、店長に、「お前は間違いなく、ハゲる。」と酷い事を言われ、ありとあらゆるネタにされるが、屈せずに正しい少年のまま。良いご両親に育てられているのだろう。見てると、日本もまだまだ大丈夫と思えてくる。

 欠点は、説明が下手な事。熱く語り過ぎるあまり、一人で別世界へ旅立ち、日本語ではなく、ほぼ擬音になる。

「ズギャーで、ドガーで、ほんでワヒー!」

とか言う。基本的に頭はいい筈なのに、すぐにオーバーヒートする。

 風船君と仲が良いが、明らかに尻に敷かれている。来る約束をしたはずの風船君を待ち、一人ポツンと本を読む、池田少年の姿をよく見るが、涙を誘う。



風船君
 ぷくぷくした中学生。「何kgだ?」と聞くと、

「78kgですよ。ぷくぷく。」

「嘘だ、潔く80kg以上と認めろ。」

「本当ですよ。ぷくぷく。」

と答えていたが、最近背が伸びて、遂に80kgを超えたらしい。

池田少年と同じく、スレた所の無い良い少年だが、時折、池田少年にいじわるする。ある時など、ごく少数入荷したデュエルマスターズのバインダーを、池田少年と二人で買う事を約束し、

「明日、二人でダッシュで買いに来ようぜ!」

と言っておきながら、その日の夜、お父さんの車で再度来店し、金で買い占めるという、血も涙もない行為に及ぶ(売った俺も俺だが)。さらにその時のセリフが、

「いやぁ、明日の池田君の顔が楽しみですよ」

というもので、彼の池田少年への屈折した愛が感じられる。

 デュエルマスターズの【念仏エルフィン】に激似である事を自覚しており、何枚もコレクションしている。名刺代わりにするつもりかもしれない。

 対戦成績にムラがあり、本気を出すと強いくせに、謎なデッキばかり作るためアテに出来ない。まぁ楽しんでいるという事か。

 最近、マジックを真面目に始めたようで、池田少年を付きあわせてブースタードラフトなどに参加している。池田少年も風船君に頼まれるとイヤと言えないらしい。どうゆう関係だ。

 余談だが、風船君をよく迎えにいらっしゃるお父さんは、にこやかで上品な方だが、池田少年に激似。最初、誰も彼もが池田少年のお父さんだと思っていた。いつか、その辺のコメントをご本人に聞いてみたい(失礼)。

 風船君はどうやらお父さんっ子であるらしく、彼のセリフからは古い世代の俳優の名や映画名・単語が出てくる。彼の家庭には「親子の断絶」などという言葉は無縁であるようだ。いいねぇ。

風船君の他の活躍を見たい人は、ここをクリック。


2003年12月20日(土)FB徳島はこんな店 パートU〜少年常連編その2〜

明野ボーイ
 当店の黒クリーチャー。中学生。生まれて初めてカードゲームをして、使ったデッキが、青単フルパーミッションだった。1時間で使いこなせるようになった彼を「天才か!?」と思った私だったが、その後「悪い性格がパーミッションにベストマッチだった」事が判明。

 マルチゲームなどをプレイしてみて、「他人の気持ちがわからない」という、スルどい欠点が明らかになった。
 初心者の相手を任せると、すぐに請けおってくれる面倒見の良さがあるが、そのほとんどをボコる。テストプレイでも、ルール説明でも、ほぼ例外なくボコる。
 最近ではみんなも、「しょうがないなぁ、明野は黒クリーチャーだから」の一言で済ませてしまう。少し将来が心配な憎めない少年だ。マジックがまともにできる、数少ない中学生。


田嶋ボーイ
 ミニ明野。どう見ても兄弟。少なくとも同じ種族。
 性格もよく似ていたが、最近はかなり丸くなってきたようだ。デュエルマスターズでもよく優勝するし、余裕のある発言をする。何と言うか貫禄まで出てきた少年だが、外見は小学生。
 もしかすると、中身はかなり大人かもしれない。少なくとも比べやすい明野とで比較すると、成長度合いは大きいと思われる。

 が、ギャグが致命的につまらんという欠点がある。明らかにおもしろくないシャレを、ウケる期待を込めて力いっぱい発言する。みんなが無視すると、さらにもう一度言う(致命的トドメ)。
 そのつまらなさは、聞いた者皆が怒りを覚え、『田嶋ボーイ、なぜそんなにギャグがヘタか』と説教をし始めるほど。中学一年生に期待しすぎるのもどうかと思うが、アレはヤバい。

 もしや、すでにオヤジなのでは!?


バンドゥー兄弟
 兄の方はかなりの男前で、ポケモンやデュエルマスターズのプレイヤー。弟は兄貴と同じゲームを家でもプレイしているらしく、同世代の中ではかなりデキる方ではなかろうか。兄弟で遊べるのはうらやましい。

 弟の面倒を見ているからか、他人にルールを説明したり、盛り上げるのが上手。声もよく通る。

 しまった!? ギャグのネタにするところがない!! いかんよバンドゥー! 何か今度、変な事したまえ!!


沢田君
 よく俺に、バンドゥー弟と間違われる。

「あれ? バンドゥー弟が巨大化してる!?」

「またですか? 店長。俺は沢田ですよ」

「あぁ、そうか………キャラ立ちしていないお前が悪い!!」

「えぇ〜!」

「何かやれ! 緑色の液体を吐くとか」

「ムチャ言わんで下さいよ! 店長!!」

 以上は、今まで何度も繰り返されてきた酷い会話。


 ポケモンやデュエルマスターズが発売されるたび、箱で買うため、『金持ち沢田』『御大尽沢田』と子供たちに崇められている。
 広く、浅く遊んでいるためか、対戦成績はなかなか飛ばず。何か面白くて強いデッキを発明し、一挙にキャラ立ちを狙え! 頑張れ、ばんどぅー弟!!(あれ?)


ミスターおもち
 ほっぺたの肉がヤバイほど柔らかい少年。中学生であのツヤツヤ感はヤバい。あまりにもつきたてのおもちに近い柔らかさなので、一発でアダ名が『おもち』と決まった。よく友達にもほっぺをひねられている。
 気のいい少年だが、デュエルマスターズではまだヤラレ役。頑張れ! 応援してるぞ。


少年アキヤマレン
 仮面ライダー龍騎の秋山蓮によく似たクールな風貌の少年だが、よくおもち君のほっぺをひねって遊んでいる。
 変な光景だ。