遊戯王研究所 (2010.10.10) |
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□新たなる儀式デッキ! 『コスモM式リチュアロード』
デュエルターミナル10弾の発売により、新しいギミックの儀式シリーズ「リチュア」が登場だ。
この「リチュア」が、今までの儀式とどう違うのか、個別にカードをチェックしながら確認してみよう。
リチュアの儀水鏡
通常魔法
■「リチュア」と名のついた儀式モンスターの降臨に必要。
手札・自分フィールド上から、儀式召喚するモンスターと同じレベルになるようにモンスターをリリースしなければならない。
■また、墓地に存在するこのカードをデッキに戻す事で、自分の墓地に存在する「リチュア」と名のついた儀式モンスター1体を選択して手札に戻す。
「リチュア」専用の儀式魔法。
だが、重要なのは後半のテキストだ。
つまり、たとえ手札が0枚からでも、墓地に《儀水鏡》と儀式《リチュア》があれば、ラクラク儀式《リチュア》を回収できしまう。
儀式デッキは儀式モンスター+儀式呪文+儀式用のリリースモンスターと、手札を大量消費するので、たとえ1枚でも回収できるのは嬉しい。
つまり、《イビリチュア・マインドオーガス》を儀式召喚するために、《儀水鏡》ともう1枚の《マインドオーガス》を使ったとする。
この場合、《儀水鏡》をデッキに戻して《マインドオーガス》を回収したとすると、2枚使って1枚出して1枚回収、つまりカード1枚消費で《マインドオーガス》召喚したことになる。
これはカード消費数だけで言うと制限カードである《高等儀式術》レベルの手軽さだ。(墓地を増やすという仕事はできないので、その意味では《高等儀式術》には劣るけど)
え?「たとえ手札に儀式モンスターが戻っても、《リチュアの儀水鏡》をもう1回引かなければ、その儀式モンスター使い道がないだろ!」だって? よし、じゃあもう1回《リチュアの儀水鏡》を引こう。
シャドウ・リチュア
☆4 水属性 海竜族 効果
ATK/1200 DEF/1000
■水属性の儀式モンスターを特殊召喚する場合、このカード1枚で儀式召喚のためのリリースとして使用する事ができる。
■また、手札からこのカードを捨てる事で、自分のデッキから「リチュア」と名のついた儀式魔法カード1枚を手札に加える。
ほら、後半のテキストで《リチュアの儀水鏡》を手札に戻せるぞ。
だが、このカードの強さは後半のテキストだけではないぞ。
前半のテキストだって強い。これ1枚で☆8や☆6として扱えるんだから便利だよね。
いやいや、だが強いのはテキストだけじゃない、属性と攻撃力も強いのだ!
遊戯王の水属性・低攻撃力といえばコレだ!
サルベージ
通常魔法
■自分の墓地に存在する攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を手札に加える。
想像してみよう。
1・墓地に、儀式《リチュア》、《儀水鏡》、《シャドウ・リチュア》2枚を用意する。
2・墓地の《儀水鏡》をデッキに戻して、墓地の儀式《リチュア》を手札に回収。
3・《サルベージ》で墓地の《シャドウ・リチュア》2枚を回収。
4・回収した《シャドウ・リチュア》1枚を使って、デッキから《儀水鏡》を持ってくる。
5・《儀水鏡》+もう1枚の《シャドウ・リチュア》で、さっき回収しておいた儀式《リチュア》を召喚!
つまり! 《サルベージ》1枚で儀式《リチュア》を召喚できてしまうのだ!!
で、この「《サルベージ》超スゴい!」状況を作り出すには、墓地が肥えていないといけない。
墓地を肥やすといえば?
そう、ライトロードだ!
コスモM式リチュアロード |
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儀式(6枚) |
3x イビリチュア・ソウルオーガ |
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3x イビリチュア・マインドオーガス |
最上級(2枚) |
2x 裁きの龍(準制限) | |
下級(12枚) |
1x ライトロード・サモナー ルミナス(制限) |
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3x シャドウ・リチュア |
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2x リチュア・アビス |
1x ライトロード・ハンター ライコウ |
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1x ライトロード・ビースト ウォルフ |
1x ライトロード・ウォリアー ガロス |
1x ライトロード・パラディン ジェイン |
1x ライトロード・マジシャン ライラ |
1x ライトロード・モンク エイリン |
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通常魔法(14枚) |
1x 死者蘇生(制限) |
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1x 光の援軍(制限) |
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1x 手札抹殺(制限) |
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2x 魔法石の採掘(準制限) |
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3x サルベージ |
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3x ソーラー・エクスチェンジ |
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3x トレード・イン |
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速攻魔法(3枚) |
3x 手札断殺 |
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儀式魔法(3枚) |
3x リチュアの儀水鏡 |
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エクストラデッキ
(《死者蘇生》で相手チューナーを蘇生した時のため、最低限は用意しよう) |
シンクロ |
1x A・O・J カタストル(☆5)
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1x ゴヨウ・ガーディアン(制限:☆6)
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1x 氷結界の龍ブリューナク(制限:☆6)
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1x ブラック・ローズ・ドラゴン(☆7) | |
1x ギガンテック・ファイター(☆8)
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その他、適当に必要そうなものを
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| (このデッキは2010年10月時点でのルールとカード、2010年9月1日付け禁止制限ルールで作成されております)
基本的な使い方
理想としては、
1・まずは墓地を肥やす。
2・《裁きの龍》召喚! 相手の場を壊滅!
3・手札からもう1体の《裁きの龍》や、儀式モンスターなどを大量召喚。
4・一斉にパンチ!
となる。
なので、まずは墓地を肥やすことに専念しよう。
だが、無理に《手札断殺》などを使うことはない。ライトロードで戦っているだけでも、自然に墓地が肥えていくはずだ。
墓地さえ肥えていれば、《裁きの龍》や《サルベージ》などの強力カードが活躍してくれるぞ。
各カード解説
イビリチュア・ソウルオーガ
☆8 水属性 水族 儀式・効果
ATK/2800 DEF/2800
■「リチュア」と名のついた儀式魔法カードにより降臨。
■1ターンに1度、手札から「リチュア」と名のついたモンスター1体を捨てる事で、
相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して持ち主のデッキに戻す。
☆8なので、いざという時は《裁きの龍》+《儀水鏡》で出せる。
が、これは本当にいざという時だけにしておこう。あまりにもジリ貧すぎる。
普通に《シャドウ・リチュア》やもう1枚の自分自身で出すのが王道だ。
イビリチュア・マインドオーガス
☆6 水属性 水族 儀式・効果
ATK/2500 DEF/2000
■「リチュア」と名のついた儀式魔法カードにより降臨。
■このカードが儀式召喚に成功した時、お互いの墓地に存在するカードを合計5枚まで選択し、持ち主のデッキに戻す。
上の理想的な動きでは、「最後にいっぱい出して殴れ」と書いたが、こいつに関しては例外がある。
こいつは墓地を邪魔する効果があるので、墓地を活用するデッキを相手にした時には積極的に召喚していこう。
ちなみに、「相手の墓地に戻したいカードが5枚も無いな」みたいな時もあると思うが、そういう場合は自分の墓地のカードを戻そう。
《サルベージ》や《裁きの龍》、《死者蘇生》など、強力カードをデッキに戻して再活用だ。
手札断殺
通常魔法
■お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドローする。
上で説明したように、《儀水鏡》+儀式《リチュア》の組み合わせを墓地に送ると、後で儀式《リチュア》を回収できるので効率が良い。
このデッキに慣れてないうちは、↑この組み合わせを基準にして使っていこう。
慣れてくれば、このカードで墓地の《ライトロード》の枚数を調整して《裁きの龍》、といった具合に、もっと効率の良い使い方が身についていくはずだ。
なお、このデッキには《手札断殺》や《魔法石の採掘》、《手札抹殺》や《ソーラー・エクスチェンジ》といった具合に、手札コストを使うカードが多い。
いざコレらのカードを引いた時にはすぐに使えるよう、常にコストを計算して手札を残そう。
トレード・イン
通常魔法
■手札からレベル8のモンスターカードを1枚捨てる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
墓地を増やしつつ手札を入れ替えれる。
だが、このカードの使い方には注意! ☆8を捨てる必要があるので、慣れるまでは使い方が難しいぞ!
このデッキを始めて使う場合には、《マンジュ・ゴッド(EE2)》など、もっと使いやすいカードで練習して、慣れてきたら《トレード・イン》にしておこう。
改造するなら?
このデッキは墓地コンボに特化しているので使っていないが、《リチュア・エリアル》や《儀水鏡の瞑想術》などのサポートカードを使えば、もっとゆっくりにはなるが安定した戦い方が可能になるぞ。
また、《マンジュゴッド》や各種《儀式魔人》もやっぱり便利。
《儀式魔人》を使うなら、このデッキの場合は偶数☆のを使おう。
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