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短期集中コーナー、「毎日ディメンションゼロ その4」
ディメンション・ゼロに関して毎日毎日、書きたいことが山のよーに出てくるのですが、
時間の関係で不定期に更新するコーナーです。
正式発売前の、「毎日ディメンションゼロ その1」・「毎日ディメンションゼロ その2」、
エキスパンションI発売前の「毎日ディメンションゼロ その3」もよろしく。
■06/05/03 ディメンションゼログランプリ2
エキスパンションIIのカード 【モンスター・モスキート】
(イラストはクリックで大きくなります) |
手短にですが、グランプリ2の結果についてお伝えしたいと思います。
優勝は、富田健さんの“赤黒コントロールデッキ”。
詳しいレシピは、オフィシャルページの「グランプリ-2- 決勝大会」をご覧下さい。
簡単に説明しますと【ライトニングスナイパー】【キラー】のような軽い迎撃要員で速攻を防ぎ、【フェザー】【スパイクガール
ズ】【ミュラー】といったユニットを、【幽鬼の谷】ライン上から【トロール流砲撃術】で相手ユニットに投げ付け、再び【トロール流砲撃術】を回収した上、手札破壊や、ユニット回収などを行います。
大型ユニットは【ノヴァコマンド】で焼却。
延々相手のユニットを破壊し尽し、多くの場合はデッキアウト。時間が無い場合は手札破壊の上、小型を一気に進ませてスマッシュ、という、中村さんのコメントによれば、
「相手を破壊して、破壊して、破壊し尽して、心が折れるまで破壊して終わらせる」
という、そんなコントロールの中のコントロールが優勝いたしました。
個人的にうかがったコメントでは、
「いや、運が良かったです。黒緑ゴッドルドルフとばかり当たりましたから」
という、とても控えめで好感の持てるコメントを頂きました。
いやいや、“ゴッドルドルフ”が多いであろうと踏んで、それに勝てるデッキを持っていったチャンピオンの、やはり読み勝ちでしょう。
当店テストプレイヤー、“しまむー”によると、
「赤黒コントロールは、相手のデッキによって使い方を変えなければならない、相当難しいデッキです。ゴッドルドルフとの相性は抜群ですが、相性だけでは勝てませんから、やはり腕が良かったのでしょう」
との事。
もちろん、苦手なデッキやカードは存在し、【幽鬼の谷】を破壊(もしくはエネルギー送り)されるだけでも、非常に厳しい戦いになるのですが、ベスト8のデッキレシピ内に、ベースにさわれるカードは【メルト・ダウン】1枚と【蜃気楼の都市】3枚だけ。
まさにメタゲームの勝利ですね。
個人的には、こうしたコントロールは「カジュアルプレイとしての楽しいゲーム」にならないので、好きではないのですが、大会というのはもちろん「強いデッキが至上の正義」なのですから、「このデッキなら勝てる」と読みきったチャンピオンに対しては、心の底から「お見事」と言いたいと思います。
また、こうした「コントロールが強い」という環境が続くと問題ではありますが、ぶっちゃけ、次の弾では、より攻撃的に強いカードが収録されていますからね。
新弾発売と同時に、環境が変化すると思われるので、逆に安心いたしました。
エキスパンション2のカードも、徐々にこのコーナーで紹介しようと思いますので、皆さんご期待くださいね。
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■06/04/21 目指せ! エンターティメントプロプレイヤー“赤王(レッドキング)”!!
エキスパンションIIのカード 【ガトリング・フェザー】
(イラストはクリックで大きくなります) |
オフィシャルホームページで告知されるやいなや、全国で爆笑の嵐を呼んだ(理由はオフィシャルホームページの告知画像をよく見よ)、D0の変則ルール公認大会。
赤単色デッキ、オンリートーナメント、“赤王”。
このイベント、実は“ディメンション・ゼロ”プロジェクトの、大いなる野望の一端なのです。
我々が、ディメンション・ゼロに何を求めているのか・・何をやろうとしているのか。
ぶっちゃけ、どんな夢を見ているのか。
それがこの、“赤王”の企画から、見て取れます。
ちょいとお話させていただきましょう。
カードゲームが流行り始めてから、日本では10年が経とうとしています。
10年続けば、一つの流通として完成されます。これから廃れるにしても、いきなり突然ダメになる事もないでしょうし、上昇するとすればもっともっととんでもない市場になるかも知れません。
とりあえず言える事は、“カードゲームで育った世代”が確実に育ちつつあり、彼らにとって、カードゲームは特別なホビーではなく、「ごく普通に、みんながやっている物」である事。
今現在、20才前後でカードゲームをプレイしている人の中には、かたくなに、「カードゲームはヲタクの物。世間もそう認知している」と思い込んでいる人もおり、それは大体において間違いではないのですが、ここで言う「世間の認知」なんてものは、あっという間に変わってしまうという事を忘れています。
今現在の子供たちは、物心付いた時から遊戯王やデュエルマスターズで遊び続けており、そこにヲタクイメージはありません。
世間一般のイメージも、ムシキング、ラブ&ベリーで確実に変わりつつあります。
この追い風を受け、大人のカードゲームの中にも、「ごく普通の人たちも、趣味として嗜む」というポジションのカードゲームがあっても良いのではないか?というのがディメンション・ゼロの立脚点。
今までカードゲームを楽しんできた。これからもこの素晴らしいツールで仲間と楽しんでいきたい。
しかし、国産では、中・高校生の趣味として続けられるカードゲームが見当たらない・・・そういった方々に。
カードゲームに興味がある。しかし、どれもこれもキャラクターが付いていて、まずキャラクターありきだ。純粋にゲームとして楽しめる物が欲しい・・・そういった社会人の方にも。
子供と一緒に楽しめる趣味が欲しい。これから始まる新作ゲームのディメンション・ゼロなら、一緒にスタートするのにもってこいではないだろうか。その上、賞金という明確な目標もある。賞金がある以上、それは大人の趣味ともなりうる・・・
こういった、実は膨らみつつあった大きな需要に向けて、ディメンション・ゼロは生み出されました。
蛇足ですが、「カードゲームはヲタクのものだ」と思い込んでいる人ほど、ヲタクな人が多いですね。
思い入れと被害意識がある分、かたくなになってしまうのでしょうか。
一般の、「カードゲームってヲタクっぽいよね」と軽い認識しかもっていない人(=カードゲームなどどうでも良い)は、逆に、
「いや、最近はテレビゲームやガンダムみたいに、“ヲタクの物”って感じではなくなってきた。年間賞金総額2千万円が出て、プロプレイヤーになれる競技もある」
と説明されれば、「へえ、そうなんだ」と簡単に認識を改めてくれます。
復習しましょう。カードゲームはヲタクの物!と決め付ける人ほど、カードゲームにゆがんだ執着がある。
多分、昔遊んでいたからこそ余計に、「俺は卒業した! 成長した!」と考えたいのでしょう。
実際には、「子供のカードゲームの世界」と、「大人のカードゲームの世界」があって、その後者を知らないだけなのですが。
さて、話を戻しましょう。
とにかく、D0は、そうした「子供も大人も真面目に楽しめる趣味」としての権威を作り出すため、「賞金制度」というシステムを選び、五味隆典選手をイメージキャラクターとして起用し、秋葉原に巨大看板(ものすごいインパクト!)を仕掛け、若者の町・渋谷の巨大モニターでコマーシャルを流し、そしてこれからも、広い層を掘り起こすべくプロモーションをかけていくわけです。
(今回オフィシャルにて行われたサークル募集は、仲間を集めようという人にとって大きな意義があるでしょう)
そして、権威を作り出すためには、競技としての大会運営も、厳正なものでなければなりません。
DPAの方々も頑張ってくださっていますが、まだまだ問題も山積みです。
しかし、無理に急いでも上手くいきません。ゆっくりとでも、確実にノウハウを積み上げ、安心して楽しめる、スポーツマンシップに則った大会運営が出来るようになっていって欲しいと思います。
礼に始まり礼に終わる。常識的な社会人の方が見て、「ああ、これはきちんとした趣味の世界だな」と感じられるようになってこそ、完成と言えるでしょう。
カードゲームを一般化する、そのために必要なのは、「窓口が広いこと」「安心して楽しめること」の二つ。
安心して楽しめるようにするのが、公式大会の仕事であるならば、“赤王”などの“変則公認大会”の仕事は、「窓口を広げる事」です。
外から見て、「何だか楽しそうな事やってるな?」と思える事。そうしたイベントやプロモーションが、様々な一般の方々の興味を引きます。
たとえ実際は、“赤王”ならではの、「赤単色のメタゲーム」が果てしなく奥深い、マニア向けのものであっても、「なんだか変わった事やってるよ」という、そうした事実だけで良いのです。
アニメフェアで行われた“レンジャーズバトル”も、5人のチーム戦で、カードゲームを知らない人たちからも、「なんだか楽しそうなお祭り」に見えた事でしょう。
こうした事の積み重ねが、「カードゲームは楽しそうだ」というアピールになります。
そんなわけですから、実はこの“赤王”、D0の“硬”“軟”で言えば明らかに、「“軟”の代表を決める!」という隠された、壮大な目的があるのです!
ある意味、我々的には、
「“硬”の代表はグランプリ優勝者。“軟”の代表はこの“赤王”!」
とまで考えているのです!!
さあ、ここまで言えば、お分かりいただけたでしょうか。“赤王”として選ばれたプレイヤーが、なにゆえ日本全国を“防衛戦”で巡回する事になるかを・・・(赤王となったプレイヤーは、各地を防衛戦で転戦する事になります。ブロッコリーさんのお金で各地を旅行!)
今のところ、給料が出るわけではありません。ありませんが、こう期待されているのです。「エンターティメント・プロプレイヤー」と!
すなわち! プロレスラー的な強さ!
強い事は前提で、しかしなおかつ、“魅せる”プレイができ、キャラクターとして個性的であれば完璧です!
会長もおっしゃっていた、今の若い人には理解され難い事かも知れませんが・・・虚実の織り交ぜがエンターティメントになる、そんなところも目指したいと思います。
例えば、グランプリチャンピオンは、誰が何と言っても最強なわけですよ。
ですが、赤王とグランプリチャンピオンが勝負したら、どうでしょう? これで赤王が勝ってしまったら?
これを運と言わず、面白いと考えられる、いやひょっとして、本当に赤王の方が強いんじゃないのか?
そんなおおらかさが欲しいな、と考えます。
そしてそこまで、カードゲームプレイヤーの層が広がり、メンタル面で成熟した趣味となり、市場が大きくなって初めて・・・
僕達の考える夢、「カードゲームで色んな仕事ができる世界」が見えてくるのではないでしょうか。
“ガチで強い”カードゲームのプロプレイヤー。“魅せるプレイ”のプロプレイヤー。
プロジャッジ、販売店専属のカードゲーム講師、カードゲーム専門攻略記事のライター、ゲームデザインのデバッガー、デザインチューナー、プロデッキデザイナー、そしてカードゲームデザイナーやカードショップ店員。
市場が大きく、成熟してくれば、その世界でそれを仕事に出来る人も数多くなり、そして多様化していく事でしょう。
“赤王”にギャラが出るわけではありません。しかしこれは、第一歩なのです。
大会について、詳しくはオフィシャルページの「キング オブ レッド 開催」をご覧下さい。
赤王大会会場となるカードキングダム練馬春日店。入り口が相当、赤い(俺の半日仕事)。
(画像はクリックで大きくなります)
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■06/04/19 攻略の章 “彼らはいかにして黒単、黒緑ゴッドルドルフに勝ったのか?”
いよいよグランプリ2が近づいてきました。
今回から、より深くメタゲームを読む楽しみを味わっていただくために、オフィシャルホームページにて、予選突破デッキが公開されています。
さて、言うなれば準公式ホームページみたいな物である我々のホームページに、ブロッコリーさんから課せられた使命は、それら優勝デッキの、軽い解説。
これは、ブロッコリーさん、遊宝洞さんを含むD0製作スタッフで、「より多くの方々にD0を楽しんで頂くために、なにかかカードキングダムにやってもらえる事は無いか?」という意見から始まった企画です。
デッキ解説があって初めて、「なるほど、こういう戦術があるのか」「こういう風に動かすのか」と広い層のプレイヤーさんが理解を深め、より大会を身近に、より深く楽しめるようになる、という風に考えています。
テレビゲームを遊ぶ前に攻略本を読む方は多いでしょうし、軽い踏み台になる情報が無ければ、そもそも多くのプレイヤーが参戦しにくいでしょう。
「ある程度の情報はわかった。じゃあ、僕はどういうデッキで出ようか?」という、その辺りまでのお手伝いをさせて頂こう、という事です。ガイドブックやパンフレットですね。
エキスパンションIIのカード
(イラストはクリックで大きくなります) |
○黒単コントロールとゴッドルドルフに勝てるのか?!
予選第一週の突破デッキを見ると、多いのは“黒単色コントロール”と“黒緑ゴッドルドルフ”。
“黒単色コントロールデッキ”は、【幽鬼の谷】&【シャドーソウル】型が人気のようです。
戦い方は、黒の最大の特徴である手札破壊と墓地回収を駆使して、手札差をつけ、相手が対処できなくなったところで、最後に一気にスマッシュを叩き込んで勝利するデッキです。
こう書くと難しそうですが、実際は、相手が攻め込んできたら、小型ユニットには【キラー】【ミュラー】【スパイク】を投げつけたり、大型ユニットには“ドール”たちや【シャドーソウル】を使って迎撃。
進んでこなければ、各種ベースを置いて戦局を有利にしたり、手札破壊をしたり。徹底的に相手のやることを妨害・・・
という、「慣れれば簡単」な上、勝つときは完全にバトルスペースを支配してから一方的な状況で勝利するため、強いデッキというイメージがつきやすく、使っている人も多いデッキです。
しかし、弱点を付かれると、途端に勝てなくなるのがこのデッキ。
加速に弱い、敵軍エリアにねじ込まれると人形が使えない、各種ベースを割られるとユニット1体1体の能力は物足りないのでジリ貧・・等、「わかっている」戦い方をされると、あっという間に壊滅させられます。
おそらく、現状、グランプリ出場デッキの何割かは黒単になりそうですが、対策、あるいはプレイングで突破される可能性が高いため、「負け組み」になる可能性が高いと思います。
当ホームページをお読みの皆さんには、はっきり「おすすめできない」と明言しておきましょう。
そして、現在、大会の本命と言われているのが“黒緑ゴッドルドルフ”。
(【大巨人ゴッドファーザー】と【幻影王ルドルフ】の入った重ユニットデッキ。ほぼ緑単色で、黒は【幻影王ルドルフ】と【冥界の門】【失恋の痛み】などの黒いカードが少しだけ入った“緑シフト”のタイプと、緑と黒がほぼ半数入ったものがある)
しかしこれも、決して完璧なデッキでは無く、付け入るスキは色々とあるようです。
今回は、予選を突破してきたデッキの中から、「おそらくはこうして“黒単色コントロール”“黒緑ゴッドルドルフ”を倒してきたのであろう」という、オリジナリティのあるデッキをご紹介したいと思います。
(動かし方、戦術についての解説は、予測の入った物ですので、実際には製作者の思惑と異なる場合もあると思いますが、ご了承下さい)
○重ユニットで雄々しく突破!
スポーツカードミント札幌店 山田紘平さんの予選突破デッキ
■“緑重エネルギー加速大型デッキ”
(便宜上、デッキ名はこちらで付けさせて頂きました) |
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ユニット 23枚 |
3x 兎娘キューティ・バニー | I-1 |
3x 象砲手バルカン | I-1 |
3x 蜘蛛の巣をまとうフェアリー | I-2 |
3x 妖魔の予言者 | I-2 |
3x 草笛を吹くフェアリー | I-2 |
3x 戦虎タイガーアイ | I-2 |
2x カオスビースト・ゲンブ | I-1 |
3x 大巨人ゴッドファーザー | I-2 |
ベース3枚 |
3x 妖精の風車 | I-1 |
ストラテジー 14枚 |
3x バードマン・ソウル | I-2 |
3x エメラルド・ソウル | I-1 |
3x 誕生の宴 | I-1 |
2x 暴走する大地 | I-2 |
3x 生命の門 | I-1 |
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□サイドデッキ |
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ユニット3枚 |
3x スクリーミング・マンドラゴラ | I-1 |
ストラテジー 7枚 |
3x ケイオス・トラップ | I-1 |
2x メルトダウン | I-1 |
2x ケイオス・ファング | I-1 |
【タイガーアイ】はもちろん、【ゲンブ】まで突っ込んだ、重ユニットデッキ。
エネルギー加速はもちろん、【バニー】・【バルカン】・【蜘蛛の巣】・【草笛】が全力で投入されています。
面白いのが、3枚投入された、【エメラルド・ソウル】。
これはつまり、ユニットを簡単に消費させず、「サイズ合戦で生き残る」事により、スマッシュを叩き込もうという考え方なのではないでしょうか。(あるいは、踏み潰して前進するための)
普通、手札は毎ターンエネルギーに埋めていくため、青などのドローが無い限り、【〜ソウル】などの、
「手札に握っていると強いカード」
をずっと持っておく事は難しくなります。
しかし、このデッキは十分なエネルギー加速により、おそらく6〜8ターン辺りから、「場合によってはエネルギーをチャージしない」でも、十分に動く事が可能になるのでしょう。
ここらで【エメラルド・ソウル】を握りこんでおき、果敢にスマッシュをキメに行くのではないでしょうか。
ストラクチャーデッキの頃から遊んでいた人にとっては、懐かしくも基本的な戦術なのですが、【〜ソウル】を使った戦術は、
「ユニットをぶつけて破壊するつもりだった敵ユニットが、【ソウル】のおかげで生き残られ、1ターン分のエネルギーと数枚のカードを無駄にされると、それだけで決着が付いてしまう!」
という、ディメンション・ゼロの基本にして、戦術の根幹。このデッキの雄々しいまでの構成は、その基本を思い出させてくれます。
3枚投入された【妖精の風車】により、黒単色デッキの【キラー】&【ミュラー】は、役に立たない紙切れと化すでしょう。(投げ付けてもかすり傷一つ付きませんからね)
問題は【エリザベス】【マリアン】などの各人形ですが、敵軍エリアにまで進んでしまえば、出す事が出来なくなりますので(たまに知らない人がいますが、“人形”を真上に降らせて能力を使う事は出来ません。重なっちゃったら“バトル”になり、そうなると“クイック”の能力は使えませんからね)、思い切って押し込んで行く戦術なのでしょう。
そして、相手が【ゴッドファーザー】【幻影王ルドルフ】を擁する大型ユニットを使うデッキの場合・・・
【風車】持ち【タイガーアイ】はそうそう倒せませんし、【ゲンブ】に【タイガーアイ】をぶつけられても【エメラルド・ソウル】で一度でも助ける事ができたなら、おそらくそのまま決着、という事になるでしょう。
【失恋の痛み】等で【ソウル】を抜かれる事も多いでしょうが、そもそものユニットパワーでごりごり押し込んでいけるはず。
怖いのは【シャドウ・ソウル】を使いまわされる事ですが、【幽鬼の谷】を割るために、ちゃんとサイドに【メルトダウン】が入っています。
【全軍突撃】を投入した、赤や赤入りの速攻系にはきつい戦いになるかもしれませんが、“黒単”“黒緑ゴッドルドルフ”が多いと踏んで、練習やデッキ開発を繰り返した結果なのかも知れませんね。
(06.04.21 解説文に誤りがあったため、一部修正いたしました)
続いては、1弾環境の時にひっそりと開発され、忘れ去られていたデッキタイプの復権。これは面白いですよ。
○エネルギー破壊! パーミッションにはロック!
カードキングダムフューチャービー名古屋 稲垣雄一さんの予選突破デッキ
■“【大地の塔】ブースト【コスモクエイク】デッキ”
(便宜上、デッキ名はこちらで付けさせて頂きました) |
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ユニット 28枚 |
3x シャボン玉のフェアリー | I-1 |
3x 兎娘キューティ・バニー | I-1 |
3x チェリー・ボーイ | I-1 |
3x カオスビースト・グリフィン | I-2 |
3x カオスビースト・スキュラ | I-1 |
2x 象砲手バルカン | I-1 |
2x 妖魔の予言者 | I-2 |
3x 戦虎タイガーアイ | I-2 |
3x 大巨人ゴッドファーザー | I-2 |
3x 大巨人コスモクエイク | I-1 |
ベース3枚 |
3x 大地の塔 | I-1 |
ストラテジー 9枚 |
3x バードマン・ソウル | I-2 |
3x 誕生の宴 | I-1 |
3x 生命の門 | I-1 |
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□サイドデッキ |
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ユニット 7枚 |
3x スクリーミング・マンドラゴラ | I-1 |
1x 象砲手バルカン | I-1 |
1x 妖魔の予言者 | I-2 |
2x 魔獣王ティラノギア | I-1 |
ストラテジー3枚 |
3x ケイオス・トラップ | I-1 |
さあ皆さん! これは何をするデッキでしょうか?
これは、
「【大地の塔】を張り、そのラインの中央エリアに次々と小型ユニットを投げ込んで行き、すげぇ速度でエネルギー加速して、【ゴッドファーザー】や【コスモクエイク】を最速で出現させる」
という、正体は“エネルギー破壊”のデッキなのでした!
(または、【ゴッドファーザー】+【大地の塔】コンボで、どかすか巨大ユニットを出す)
ですから、ほら、すがすがしいほどに軽いユニット(投身自殺要員)と馬鹿でかいユニット(戦闘要員)しかいないでしょう。
これは、強いですよ。
“黒コントロール”のような攻めてこない相手には、「攻めて来ないなら、エネルギー加速しとくよ〜」とエネルギーを貯め、【コスモクエイク】を出した後は、なつかしの“反復横跳び戦術”(【コスモクエイク】を自軍エリアで左右に動かす事)をやるか、【ファーザー】でユニットを大量展開すればいいのです。
“ゴッドルドルフデッキ”に対しても、おそらくこっちの方がはやくエネルギー加速に成功するでしょう。
そして、【コスモクエイク】を先に出してしまえば、そのまま大変な事に。
このデッキを、今のメタゲームに持ってきたところに、稲垣さんの非凡なセンスを感じます。
しかし、僕も以前同タイプのデッキを使っていたのでわかりますが、【大地の塔】を引かなかった時や手札破壊をされた時など、「戦術を切り替える」タイミングを見切るのが大変! この辺は、熟練のセンスが必要ですね。
おそらく、その辺りのプレイングも身につけて、練習をこなした上での予選突破でしょう。なにしろ激戦区、名古屋で勝ち上がってきたのですから、見事なものです。
エキスパンションIIのカード
(イラストはクリックで大きくなります) |
○ビルダーとプレイヤー・・どっちを目指す?
いかがでしたか?
「こういうデッキが流行っている。動かし方はこう」というのがある程度わかっていれば、「それを完全に使いこなせるよう習熟する」という選択肢と、「それに勝てるデッキを開発する」という選択肢があります。
前者は、同じように考えている多くの人たちと、完全にプレイングによる勝負を挑むという事で、デッキ開発の手間は省けますが完全なガチンコ勝負。
マラソンランナーの群れの中に、自分も同じマラソンランナーとして参入するという、茨の道です。
後者は、デッキ開発というアイディア勝負。上手く戦術がハマれば、その“発明品”の力を持って、勝利を得る事が出来るでしょう。
一般的に前者を“プレイヤー”、後者を“デッキビルダー”と呼びます。
ビルダーが作り出し、結果を出した強力なデッキを、次はプレイヤーが使うようになるでしょう。
そうなったらビルダーは、以前自分が作り出したデッキを(より完璧に使いこなせるようになったプレイヤーが使う)敵に回し、次なるデッキを生み出す事になるのです。
ビルダーが負ければ、それは以前の自分を越えられなかった(あるいは別のビルダーを越えられなかった)事になり、敗北。
勝てば、それは勝負に勝っただけでなく、新しいデッキのシステムにより、ゲームをさらに深めた事になります。
プレイヤーの勝ちは、ビルダーの生み出したものを「突き詰めて完成度を高めた」事にもなるでしょう。
双方には上下の差はありません。どちらもゲームを真剣に楽しむスタンスとして、立派なポリシーを持ち得ます。
ビルダーとプレイヤー・・・・・
「無かった物を、作り出す」
「存在する物の価値を磨く」
どちらも、立派なカードゲームの楽しみ方。
貴方は、どちらを目指しますか?
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■06/04/08 グランプリ2予選、スタート!
いよいよ始まったディメンション・ゼログランプリの予選。
今日開催された札幌店、水戸普玄堂店の大会では、黒のデッキが多かったようです。
「勝てるのは黒単色コントロールデッキだ」
「いや、黒緑の【大巨人ゴッドファーザー】&【幻影王ルドルフ】のデッキが強い」
等々、ある程度、大会デッキの傾向が決まってきたようです。「このデッキが強いらしい。じゃあ、このデッキで出よう」という感じで。
でも、みんながそう考えると、その中で裏をかくのが大会で勝つ秘訣。
第1回グランプリは、「【大巨人クレーター・メーカー】&【真夜中の狩人ミュラー】の黒緑が強いぞ。じゃあ、僕もそれで出よう」という人が滅茶苦茶多かったから、逆に黒緑に勝てる“【水底の歌劇場】デッキ”がそれらを食い続けて頂点に君臨しました。
つまり今回も、黒単や、黒緑【ゴッドファーザー】&【ルドルフ】が流行ると、それらに勝てるように作られたデッキを持ってきた人が、危なげなく優勝できるようになるんじゃないでしょうか。前みたいに。
「何々のデッキが多そうだ。だから、それに勝てるデッキを選ぶ」という戦略的思考そのものを“メタゲーム”と呼び、これもまたゲームの一端。D−0もそろそろ、そうした観点から大会出場デッキを考えるレベルに来ているのかもしれません。
エキスパンションIIのカード
【ゴールドロイヤル・ドラゴン】
(イラストはクリックで大きくなります) |
では、現在大会でよく見かけるデッキを、軽くまとめて見ましょう。
■黒緑ゴッドルドルフ
エネルギー加速と手札破壊、相手を迎撃しながら時間稼ぎして、【ゴッドファーザー】【ルドルフ】で大物を出して決着を付ける。スクエアがユニットでドンドン埋っていくのは壮観!
(弱点)速攻に弱い。また、コンボデッキ故の不安定さがどうしてもあるため、大会などで安定して勝ち進むのが難しい。
■黒単コントロール
【幽鬼の谷】【シャドーソウル】、各種【人形】などで時間稼ぎ。最後は手札破壊後に一斉攻撃、【スカルティラノス】が3スマッシュ!
(弱点)自軍エリアに加速ユニットで攻め込まれると、【ミュラー】&【殺意の魔煙キラー】や、【人形】が役立たずに。ほぼ【シャドウソウル】しか対抗策がなくなるし、【幽鬼の谷】を破壊されると一気にジリ貧に。
■青緑歌劇場
グランプリTの時から、ほぼ戦術そのものは変わっていない。安定して強い。エネルギー加速&手札増量で時間を稼ぎ、【歌劇場】を置いてからは、そのラインに次々ユニットを降らせる。【戦虎タイガーアイ】をいきなり攻め込ませてスマッシュだ!
(弱点)速攻に弱い。特に赤のリリースインユニットに対処し難い。
■黒緑ビートダウン
【象砲手バルカン】や【タイガーアイ】など優秀なユニットを【風車】でサポート。黒で手札破壊し、対処方法を縛る。
一撃必殺は無いが、安定した強さ。
(弱点)スピードがそれほどあるわけでないので、“ゴッドルドルフ”や“歌劇場”が動き出すチャンスをどうしても与えてしまう。
■赤単速攻
新戦力【爆砕の魔炎バーン】【ボボボボーン】【全軍突撃】で、安定した攻撃力。【ルドルフ】【ファーザー】を1コストで焼ける【トロール流砲撃術】も優秀。移動1コスト軍団が動きまくるぞ!
(弱点)一旦凌がれ、守勢に回ってしまうと、状況をひっくり返すほどパワーがない
■白黒ペガサス
なんだかんだいって【ソーサーレッグペガサス】は強い。そこに黒を足して【失恋の痛み】【冥界の門】【死神の鎌】【瘴気の渓谷】などを加え、対応力をあげている。緑の大型獣を翻弄しろ!
(弱点)【聖騎士ホーリー・アロー】【ペガサス】といった主力が【瘴気の渓谷】1枚で沈むこと。
もちろん、これは「一般的な」デッキ構成になっているタイプについて。速攻に対処しやすくなっている“歌劇場デッキ”やめちゃくちゃ早い“黒単”もあるでしょう。
でも、だいたいはこんなところ。敵がわかれば・・・大会も怖くありませんよね。
「状況はだいたい解った。じゃあ、自分ならどうするか? ここにあるデッキの弱点を克服したタイプで出てみるか? こいつ等を倒せる、新しいデッキを自分で生み出すか?」
選択肢が発生しました。ここから、自分なりの勝負ですね。
ディメンション・ゼロ、グランプリ2予選、いよいよ開始。
いままで敬遠してた人も、傍観者ではなく、今度こそ、参加者になってみませんか?
傍で見ていて「わかっているつもり」になっているのと、実際に参加して「自分の経験」になるのとでは、本当に、全然違うものだと思います。“経験”は、自分だけの宝物ですから。
9日(日)
東京・練馬春日、徳島、群馬・伊勢崎、東京・立川、兵庫・三宮
15日(土)
群馬・カタヤマ
16日(日)
宮城・仙台、岡山・倉敷、東京・町田、東京・蒲田、東京・船橋
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■06/04/04 カードキングダム各店にて発売中! 世界初・ディメンションゼロ攻略本!!
全国のD0プレイヤーの皆様へ。
グランプリ2予選に向けて、エキスパンション1環境の様々なデッキに挑戦されているところでしょう。
とはいえ、なかなか難しいのが、ディメンションゼロのデッキ構築。
まだまだ「アーキタイプ」と呼ばれる、基本のデッキタイプが出揃っていませんし、また、2〜3人の友達だけで遊んでいると、さまざまなデッキを試すのも大変です。
そんな方々に朗報!
ディメンションゼロのデッキ紹介本ができました!
「とりあえず、どんなデッキが強いのか?」という取っ掛かりになる、攻略の足がかりとなる本です。
貴方のオリジナルデッキを完成させるために、きっとお役に立つ事でしょう。
著者は、グランプリ1の優勝者、中村慎太郎氏。
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中村さんがグランプリを制覇するまでに、どれだけのデッキタイプを考案し、テストしたか、その軌跡がまるごと全部紹介されています。
「それって、1弾環境のデッキでしょ? 役に立つの?」という人もいるかもしれません。
ええ、役に立ちます。
何もないところから、新しいデッキを構築するのは、骨の折れる作業ですが、すでにあるデッキに、2弾のカードを少しずつ差し替えていく、これなら簡単にオリジナルデッキが作成できます。
デッキレシピだけでなく、どうしてその構成になったかの解説もついていますから、納得のいかない部分があれば、その部分だけ変更してみるのもアリです。
また、上級者ならば当然の事として使われているテクニックも、実際に目にする事が無ければなかなか気付かないもの。
そういった細かい“知識”も、この本を読めば自然に身につく事でしょう!
では、サンプルとして本の一部・・・“GP1の優勝デッキ”(!)のページを紹介しましょう。優勝者本人・・デッキ製作者による解説ですぞ!!
■青緑歌劇場 |
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緑ユニット 14枚 |
3x カオスビースト・スキュラ | I-1 |
3x 大巨人クレーター・メーカー | I-1 |
3x 象砲手バルカン | I-1 |
2x 魔獣王ティラノギア | I-1 |
3x 大巨人ムーンイーター | I-1 |
緑ストラテジー 5枚 |
3x 誕生の宴 | I-1 |
2x ケイオス・ハンド | I-1 |
緑合計 |
19枚 |
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青ユニット 14枚 |
2x 濃霧の魔氷フォッグ | I-1 |
3x ハイタイド・セイコー | I-1 |
3x シーホース・ルドルフ | I-1 |
2x 氷柱の魔氷アイシクル | I-1 |
3x 宝石商人ファルコン・ケン | I-1 |
1x マーダラー・マンティス | I-1 |
青ベース 3枚 |
3x 水底の歌劇場 | I-1 |
青ストラテジー 4枚 |
3x 益々繁盛 | I-1 |
1x パラドクス・ストーム | I-1 |
合計 |
21枚 |
自分が前日予選・本選で使用していた青緑歌劇場デッキ。
デッキに入れたいものが色々あるために構築が難しく、最初はなかなか安定しませんでしたが、ゼロ部内で研究が進みこの形にたどり着きました。
基本的には相手の隙をついて歌劇場を張り、一気に大型ユニットをスマッシュできるエリアに叩き込んで勝つデッキです。
歌劇場を張れない場合もハイタイド・ルドルフ・アイシクルで場をコントロールしつつサイズの大きい緑で攻められるため、押し切ることが可能です。メインの微調整で候補として上がっているカードは、ポー、オウルカーン、ギガントオクトパス(対コスモ用のサイドでも可)、褥、ディメンションロード、グッバイ、ゲンブ、花冠、カオスビースト・ヒュドラ等。このあたりは好みによって個人差が出るところなので、自分に合ったカードを入れてみるといいと思います。
歌劇場を張ってしまえばあとはユニットをどんどん叩き込めば勝てるというデッキなため、安定して歌劇場を張れてしまう中・低速デッキには強いですが、歌劇場を張れない状態を作られてしまう高速デッキや、ピンポイントで歌劇場を破壊されるデッキ、ペガサスのように除去しにくいユニットを擁するデッキ相手に分が悪いので、サイドはケイオストラップやツインボーテックス、ケイオス・ファングが採用され、コスモクエイク対策にケイオスハンドやグッバイマイエンジェルを入れるような構成も考えました。結果、グランプリ1では以下のようなサイドボードを採用しました。
■サイドボード |
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緑ユニット 3枚 |
3x 虹に乗るフェアリー | I-1 |
緑ストラテジー 3枚 |
2x ケイオス・ファング | I-1 |
1x ケイオス・ハンド | I-1 |
緑合計 |
6枚 |
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青ユニット 3枚 |
1x 濃霧の魔氷フォッグ | I-1 |
1x 氷柱の魔氷アイシクル | I-1 |
2x 真珠貝の褥の魔女 | I-1 |
合計 |
4枚 |
風車の入っていないデッキにはフォッグやアイシクルが刺さるために3枚目を仕込み、歌劇場を破壊できるデッキには褥の魔女を持ってくることで耐性を、1本目に勝ち2本目が後攻になるとクレーターがあまり効かなくなるために虹フェアリーと入れ替え、ペガサス、特にオーロラを倒しやすくするためにケイオス・ファングを採用、3枚目のケイオス・ハンドはコスモクエイク型のデッキに当たったときにメインに追加する、といった考えからこのような構成になりました。
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いかがでしょうか皆様。
これはホンの一部でして、、攻略本にはこういった記事がぎっしり詰まっています。
でもって、たったの500円!!
表紙はこちらの「レッドアイナイト」が目印です。
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この本に記載されたデッキを実際に試し、また、自分なりに改造していく事で、今後のD0のプレイや、次のグランプリUを、より深く、真剣に楽しめるようになって頂きたい、と思います。
D0デッキ紹介本「TAKUYA's report」(1冊500円)は、
・全国のカードキングダム
・または、当ホームページ通販
にて取り扱い中。発行部数が少ないので、ぜひお早めにお求め下さい。
→通信販売のやり方
シングルカードやBOXなどとの同時発送も可能です。
なお、梱包材の関係上、3冊以上でのご注文は、佐川急便Eコレクトでの発送のみとさせていただきます。
また、大阪のPUBLICさん、北九州のG−PROJECTさんでも取り扱っているようですので、お近くの方はそちらでどうぞ。
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■06/03/31 制作秘話の章 大会がない? よし、じゃあ、自分達で開こうぜ!
エキスパンションIIのカード
【テキーラ・サンライズ】
(イラストはクリックで大きくなります) |
某月某日、僕と会長の会話。
会長 「ジャッジの方々や、プレイヤーの皆さんも大会を運営できるようにしていきたいんですよ」
僕 「その昔、アクエリアンエイジのジャッジの方々は、ものすごい熱意を持ってプレイヤーを増やしてくれましたからねぇ・・・」
会長 「D0もジャッジ制度があって、すでに多くの方々がジャッジ資格を取って下さっている。これはD0にとって財産じゃないですか。これをぜひ活用したいんですよね」
僕 「熱意を持ってD0に対して下さる皆さんに、その力の使いどころを用意しよう、と言う事ですよね」
ディメンション・ゼロは発売後、いきなりコアなプレイヤー層を獲得した。それは間違いない。
店員や常連が、きちんとルールを理解して、「D0を始められる環境」を作り上げた店は、どこもかしこもD0プレイヤーが多く集い、この新作ゲームがしっかりとした“主力商品”として根付いている。
しかし、まだまだ地方では、熱気に地域差が大きいのも確か。
D0は面白い。「考えて、勝つ」という事にカードゲームの魅力を感じているゲームプレイヤーは、D0のその本当の魅力を感じ取り、日々腕を磨いて楽しんでいる。
が、同時に、確かにD0は難しい。ルールが難しいのでは無い。「勝つためのプレイ」が難しいのだ。
「ただ、なんとなく」カードを出してプレイしているだけの人は、いつまでたっても勝てないし、D0の面白さも理解できない。
真剣にカードゲームを楽しみ、議論して、デッキ構築を研究できる「よき仲間」がいないと、到達できないところにD0の本当の魅力がある。
個人の資質だけでなく、仲間がいないと、やりたくてもやれないのがD0だ。
地方に、こうした仲間の集まる“場”、あるいは“機会”を作っていく事が、これからのD0には必要だと思う。
今は・・最初だから仕方ないとは言え、グランプリやレンジャーズバトルなど、大きなイベントが行われているのが東京ばかりで、「何だか都市部では盛り上がってるみたいだけど、うちの近所じゃぼちぼち・・うらやましいなぁ・・」となってくるのも当然だろう。
メーカーが、各地で“地方予選”などを大々的に行ったりすれば、東京の“熱気”を体感してもらう事は可能なのだろうけれども、現実的に考えて、スタッフの数も、時間も、何もかもがまだ、足りない。
D0が2年目、3年目に突入して、もっともっと日本中にプレイヤーがめっちゃいる!という状況になれば、それも可能になるだろう。が、それまでは、1人1人の熱意あるプレイヤーや、ジャッジ資格を持っている人たちの力を借りるのが、一番、効果があると思う。
何のキャラクターの力も借りず、ただ純粋に、「本当に、面白いゲームだ!」という事のみが誇りであり、「カードゲームが好きだ!」というユーザーのため、だけに、生まれたカードゲームであるディメンション・ゼロ。
これが、地方でも、東京と同じようにブームになるには・・・!
個人で、“公式”大会を開けるようになるのが、“仲間を増やし”“プレイする機会を作る”具体的な方法じゃないだろうか?!
エキスパンションIIのカード
【ドラゴン・スクリーム】
(イラストはクリックで大きくなります) |
これにはもちろん、いくつかクリアしなければいけない点がある。賞金の掛かっている競技である以上、本戦(グランプリ)出場権をかけた“公式大会”は、不正があってはいけない。
現在のところ、お店で行われている公式大会は、お店のスタッフを、その店の誇りにかけて、不正を行わない責任者であると信頼し(同業者として祈るばかりだ)、運営を任せる事にしている。
これを個人に任せるとなると、様々な問題が、「起こりえない」よう、マニュアルを完備し、大会運営がとどこおりなく行われるように、規約をしっかりと固めていかなければならない。
それができるようになれば、D0は、どこででも真剣に、熱く楽しむことが出来る、最高のカードゲームになるだろう。
そうなるために、実は少し前、まず、グランプリの出場権などとは関係の無い“公認大会”が、個人やサークルで行えるようになった。
一歩前進だ!
「仲間を集めてD0を思いっきりプレイしたい!」という人は、ブロッコリーさんに相談すればいい。
会場が無いなら、最寄のお店にブロッコリーさんが連絡して、大会を開いてもらえないか頼んでくれる。(もちろん、個人で市民会館などの一室を借りて、大会を開くのもいいだろう。僕も昔、マジックの大会をそうして開いていた)
こうした、草の根大会が増えてくると、大会のレベルも何段階かに分け、初心者どうしで楽しむ大会や、上級者同士のガチを楽しむ大会、今回アニメフェアで行われた“レンジャーバトル”のような愉快な大会なども、地方で楽しめるようになるかもしれない!
何だか、懐かしい感覚だ。カードゲームが広まりつつあったあの頃、近所の玩具屋や本屋さんに、「マジック大会参加者募集!」「リーフファイト交流会」などの、個人のポスターが貼られていた頃を思い出す。
そこで知り合った仲間たちは、かけがえの無い友人になったものだった。
意外とこういった方法の方が、幅広い仲間を集める事が出来たのかもしれない。今もきっと、そうだろう。
カードゲームにはまった頃、僕は島根県の浜田市(人口たったの5万人ほど)にいた。
近くで大会の無い事を嘆くより、僕がやった事は、近所の市民会館で、マジックの大会を個人で開く事だった。
僕はそこにいた1年間の間大会を続けたが、毎回20人以上、多い時は40人も集まる、大人と子供の素晴らしい交流の場だった。
ディメンション・ゼロの大会が近くでない?
だったら開こう! 自分たちの手で!
D0は恵まれている。連絡すれば、ちゃんとオフィシャルホームページが、告知を手伝ってくれるのだから!
PS・実際、D0だけで集まるかどうか心配なら、「カードゲームなんでも大会」にして、遊戯王、デュエルマスターズ、ガンダムウォーなど、3つ4つ一緒にすれば、間違いなく人は集まるだろう。
そこでD0のプレイヤーもいるだろうし、お互いのゲームを教えあうのも良いよね。
そんな訳で、以下はメールマガジンからの情報だ。
先日、サークル主催の大会などの告知を募集したところ応募がありました。
「九州のD−0プレイヤーをもっと増やすことと九州のD−0のレベルを上げることを目的とし、カジュアルとガチの両立を目指した誰でも楽しく参加できる大会。その記念すべき第一回大会の開催が決定しています。
第一回、ディメンションゼロKKCのお知らせ
開催日時 4月2日 9:30受付開始
開催場所 早良区市民センター第一会議室
参加受付人数 80名まで。予約も受け付けています。
参加会費 500円
※当日は筆記用具持参でお願いします。もちろんデッキは忘れずに!
☆試合形式
試合形式は60分3本勝負2本先取制です。
スイスドロー5回戦でトップ4を決め、そののちシングルエリミネーションで優勝者を決めるという形式を取りたいと思っています。
同時に、デッキ賞候補を2〜4人選出し、シングルエリミネーションにてデッキ賞受賞者を決める予定です。
(デッキ賞候補は優勝者決定戦に参加していない方で、最後までドロップしていない方から選出されます。デッキ内容がおもしろければおもしろいほど選出される可能性大です!
自分が作ったデッキで会場の人間を驚かせたいと野望を抱いている方、優勝する自信はないけどコピーデッキではない自分だけのオリジナルデッキは見てもらいたい、と思っている方は狙ってみてはいかがでしょうか?w)
☆賞品
大会の参加人数によって、賞品内容が変わってきます。
参加人数が80人なら、なんと優勝賞品は勝利への計略4BOX! 最低でも優勝者には1BOX贈られる予定となっております。
デッキ賞者にも2〜3位入賞者に近い数の賞品が出ます!
参加人数が多ければ多いほどデッキ賞や2位〜8位、その他の方への賞品も多く出せますので、皆様の参加をお待ちしております。
☆ブースタードラフトなどのサイドイベントもありますよ。
連絡先
PCアドレス haniwamaxx@hotmail.co.jp
携帯アドレス out-of-the-blue-sun@ezweb.ne.jp(携帯からのメールのみ受け付けてます)
(電話では基本的に対応していません)
会場の方に問い合わせるのは絶対にしないでください。
詳しい内容はhttp://diarynote.jp/d/57539/0_0_0 (eternity)
もしくはhttp://www.geocities.jp/jun_i4231/(コロボックル推進委員会)
を、ごらんください。他の地区に住んでいる人間がうらやむような大会、とりわけ関東には負けないくらい精一杯やりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。」 |
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■06/03/25 はたらくおじさんの章 “D0戦隊・レンジャーズバトル!”
(イラストはクリックで大きくなります) |
いや今、アニメフェアにいるんですけどね。
何かというと、D0のイベントで。
○アニメフェアとは何か?!
説明しよう! 「アニメーションの製作をバックアップし、日本の文化として啓蒙しよう!」という“東京都”が(マジかよ)、年に1回行っている、ビッグなイベントだ。
ズバリ、5万人ぐらい来る。
場所は晴海・国際展示場。ようするにビッグサイトだ。
ええと・・想像して欲しい。
学校の体育館、10個分ぐらいの広大な建物の中に、『ケロロ軍曹』やら『ポケモン』やら、『ウルトラマンメビウス』やら『甲殻機動隊』やら『うたわれるもの』、色んなアニメ、特撮のキャラクターのブースが立ち並び、限定アイテムやらの販売、新番組・新キャラクターなどの展示を行っているわけだ。
→オフィシャルサイト
いや、広いは人は多いは、えらいこっちゃですよ。
そのイベント会場のいちば〜ん端っこに、なにげに当・カードキングダム“アニメフェア出張店”が出店している訳ですわ。
D0のシングルカードショップとして。
実は、このアニメフェアで、ブロッコリーさんがD0の大会イベントをやっていて、僕もゲストとして参加する事になっていて、そのついでの出店って事。
参加するイベント、その名も“ディメンション・ゼロ レンジャーズ・バトル”です!
5人でチームを作って参戦し、各自が単色のデッキを持って相手チームと対戦する!という、戦隊モノをフューチャーした、お祭り大会的なイベントっす。
僕が入るチームは、ゲストのオフィシャルチーム!
木谷会長が“白”、平野彩さんが“黒”、某新人君が“赤”を。
そして俺が、“青”のデッキを使用予定。
何? “緑”は誰かだと?
ふふふ・・愚問だな。“緑使い”と言えば、往年のカードゲームファン・・・特に、MTGプレイヤーにとっては、聞くまでもない事!
アジアチャンプ、“中村聡”以外、ありえんではないか!!(と、言うか、中村さんが緑以外使ったら、ファンが許さん!)
緑使い・中村、復活!
これは熱い!!
う〜ん。こんなネタで喜んでるのは、年寄りだけかのぅ・・若い子はついて来れないよな。(わかんない人は近所のデュエルスペースの、長老プレイヤーに聞いてみてね)
僕の使う“青”のデッキですが・・・まあ、僕がD0では青が好きだから、ってだけなんですけどね。
一瞬、ネタに走って、“ブリザード”ばかりをデッキに入れた、“アイスエイジ”ってデッキで出たろうかい、とか考えたんですが、チームメイトのためにも簡単に負けるわけにはいきません。ガチで行きます。
青単色の真の力、見せてやろうじゃないですか!
戦績が良かったら、研究所で発表しますね。
戦績が悪かったら・・・そっとしといて下さい。
ああ、そうそう。レンジャーズ・バトルは当日参加も受付してるみたいです。
5人仲間を揃えて(揃わないならそのへんのおっちゃんでも引っ張ってきて)、ぜひ来てくださいね。
参加賞として配られる『特製オレンジジュース』・・・これ、レアですぜ。見てのお楽しみ。
また、レンジャーズバトル以外に、バトルロイヤル形式の大会も行っています。こちらも参加賞や上位賞が出ますよ。
次のグランプリを制するデッキを開発するなら、実験・研究の場として最適でしょう。
僕もふらふらと参加してますよ。(運が良ければ当社最強のテストプレイヤー、シマムーと対戦できるかも知れません)
イベントの詳細は、オフィシャルページのアニメフェアでもD-0三昧!東京国際アニメフェア2006を確認ください。
では、会場で!
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〒770-0813
徳島県徳島市中常三島1丁目3番地1号2F カードキングダム・Future Bee 徳島
Tel(Fax):088-656-3823
e-mail:fb-toku@stannet.ne.jp
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